NOCEの家具バイヤーズブログ 2008年11月

NOCEのバイヤーズブログ

2008年11月28日 Thanks Giving Day(感謝祭)

もう来週は12月です。
アメリカでは感謝祭による連休で、
家族や友人と祝福するために帰郷する人で
交通機関がもっとも混雑する期間だそうですが、
今年は景気のせいか未だかつて無いほど空いているそうです。
東京の週末は、おだやかに晴れそうでそれほど寒くならないようです。

アメリカの件ですが、
主要な空港にこの時期にもかかわらず「列」があまり見られないそうです。
イケイケで去年飛行機を使っていた人たちが
今年は使わなくなってしまったからです。
それでもあまり悲観的ではなく
「こんな時こそ家族や友人の大切さがわかるものさ」とさすがアメリカ人。
楽観的です。
ところが、これは一見関係なさそうな僕たちにとっても影響があるのです。
それは、輸出をしていたアジアの家具工場です。
毎日のように悲鳴に近いメールがきます。
中には
「もう廃業するので最後にオーダーはないか」
というものまで含まれます。
また、生産計画がメチャクチャになってしまって、
今までオーダーすると2ヶ月かかったところが
2週間で出荷してきたり、
また別の工場では1ヶ月のところが4ヶ月となったり、
こちらの販売計画もメチャクチャになってしまうのです。
これが結果として在庫過剰や長期欠品となり、
バイヤーである僕のところに攻撃が集中するのです。
アメリカの空港が空いていることが
上司の怒りをかうことになるとは思いもよりませんでした。

今週入荷したチェアですが、
結構いけてます。色は2色でフレームにはカプチーノという色、
(濃い目のブラウンでまさにカプチーノ色)を使っています。
落ち着いた感じでカフェチェアといったところでしょうか。
モダンではないので割りとゆるいインテリアにはピッタリです。
価格もNOCEならではのものです。

TORHUIチェア.jpgのサムネール画像 TORHUIチェア
¥6,800
W44.5×D55×H95(46.5)cm
Made in Malaysia
組立式

※小石川店、下北沢店、梅田店を除く
 全店に展示あり。













今週から、上海で買い付けてきたソファのコンテナが
続々と到着し始めています。
いままでのNOCEとは少し変わっていてゴージャスな感じです。
ユーロ系のホテルにあるようなスタイルで
クラシックとモダンを調和させた感じです。
ベルベットのパープルやグリーンを張り地にしています。
脚は直線ではなく曲線ですが、
ロココとも違い今のヨーロッパのモダンを表しています。
第一弾を来週にもアップできればと楽しみです。

感謝祭には七面鳥を食べるのが習慣ですが、
冷凍のやつをローストすると独特の臭みがあって苦手でした。
買付けで北イタリアに行った時、
郷土料理だといって食べたターキーのボッコンチーノが忘れられません。
ターキーの胸肉をロール状にして
白ワインと野菜のブイヨンで煮込んで
「一口大の大きさ」(これがイタリア語の意味)にカットするのです。

ターキーと知らずにおかわりをしてしまいました。
味はとんでもなくおいしい豚肉でしょうか。
その時はフレッシュターキーでしたが、
冷凍でもワインに漬け込んで煮込んでしまえば臭みはとれます。
ターキーがご馳走?は昔のはなしではありません。
週末は感謝祭を言い訳にまた飲めそうです。

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  1. 2008/11/28(金) 10:12:50|
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2008年11月21日 2008円高差益還元セール

めっきり朝晩、寒くなってきました。
昨晩も流星群を見ようと外にでたのですが、
寒くてひとつも見る事もなく帰ってしまいました。
3連休ですが、最終日の月曜日に少しくずれそうですが、
前半は好天に恵まれ絶好の行楽日和になりそうです。

今週は、めずらしくイタリアからの入荷です。
スポット買いなので売り切り御免の商品です。
(リピートはなく売り切れた段階で販売終了)
以前から付き合いのある会社でやはり売れ残りの処分品です。
ユーロ安も手伝ってアジアのチェアより安くなっているので、
お買い得だと思います。
色は2色で薄いグレーと若干異なる薄いグレーになります。
メーカーのストック処分品のため安さが売りですが、
高級感を求める方にはお買い得といえます。

9020チェア.jpg 9020チェア ナチュラル×グレー(写真左)、 ライトグレー(写真右)
¥6,980
W46×D53×H93.5(46)cm
Made in Italy
※下北沢店、梅田店を除く各店に展示があり。

最近、外国為替がすごい勢いで動いています。
特にユーロには激しいものがあります。
上司からも「円高差益還元セールとかできない?」と聞かれるのですが、
実は結構難しいものがあります。
まず、既に輸入してお金を払って(円高前)しまっているものは当然無理です。
これからも円高が続くと読んでもし値段を下げるなら、
これはセールではなく単なる値下げにしかならず、
また今度円安に振れた時に価格を再度あげることは難しくなってしまいます。
少し難しい話になりますが、
このリスクを防ぐために、
また価格を安定させるためにあらかじめドルなどの外貨を先に買っています。
普通これを予約というのですが、
昨今この手法が複雑になっていて
デリヴァティブと呼ばれる金融派生商品を利用して
5年先、10年先のドルまで買えることができます。(外貨オプション)
これが、だいたい円安のころに外貨銀行と契約しているので
いくら為替が円高に振れても
その契約時の価格でドルを買わなければならないので、
商品の決済(支払い)はもとの円安水準でしなければなりません。
ちなみにこれについて契約したのは、
僕じゃないので僕の責任ではありません。
「円高差益還元セールとは、
クリスマスセールとか、
ヴァレンタインセールとあまり変わりなく、
ただの名目に過ぎないのでセールをしないNOCEの方針とちがうのでは。」
と言っているのですが上司はわからないようです。
しかもオプションのせいにすると
直接取締役の責任を追及することになり
「バイヤーごときに何がわかるか」と言われ、
年末に職を失うかもしれません。

一方ドルが安くなるという事は、
先方のメーカーにとっては収入が減る事になるので必ず値上げを要求してきます。
死活問題だからです。
これを拒絶すれば取引は中止になりますが、
もし相手がこの拒絶を飲んで継続をしたならば
結果は手抜きや質の低下という形でしっぺ返しを食らいます。
すごく難しい問題です。

それでも、今回のイタリアのチェアは決済がユーロだったので、
オプションの影響は受けなかったらしいです。
そのため、当初予定していた7980円よりも1000円も安く出せる事になりました。
本当なら7980円に×印をして差益還元といきたいのですが、
見え透いていて真実がわからなくなってしまうので「イヤだな」と思い
ストレートに表示しました。
と言っても、
「ながながともったいつけてブログで説明して
ちゃんと還元セールやってるじゃん」
と言われそうですけど。

そういえば、先週このブログで書いた池尻周辺のビストロに行ってきました。
友達を誘って4人で行きました。
パリの裏通りにあるような雰囲気で
料理もビストロって言う感じでとてもよかったです。
かなり食べて騒いで
ワインボトル白2本(ランクドックのシャルドネ)と
赤2本(南アフリカのメルロー)の計4本と
生ビール2杯、
クローネンブルグ一本で
なんと
一人7000円で少しおつりがきました。
もちろんお腹いっぱいで、
意識はかなり遠方にいって大満足でした。
みんなが大?酒飲みだったので
もしここまでやらなければもっと安くやれます。
ワイン2本減らせば5000円に近づきます。
このレベルだとナショナル居酒屋チェーンよりも安いかもしれません。
「ビストロ恐るべし」でした。

  1. 2008/11/21(金) 12:22:17|
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2008年11月14日 潮流

先週まで暖かった陽気は、
今週からめっきり寒くなってきました。
それでも週末はなんとか雨にはならず暖かくなりそうなので
絶好の散歩日和になりそうです。

今週の商品紹介は、
先日行ったカタログ掲載用に撮影したショットをご紹介したいと思います。
以前もこのブログでとりあげたのですが、
工場で撮ったものであまりよくなかったので
あえて再度のせることにしました。
70’S, 80’S, 90’S とシリーズになっていて、 順に
北欧ヴィンテージ、イタリア、デンマークと言う感じでイメージしてみました。

70’ 3P BCIV.jpg 70’Sソファ 3人掛け バイキャストアイボリー
¥55,800
W182×D85×H88(45)cm
※小石川店、札幌店に展示あり。
サイズ、色違いをNew Arrivalsでご紹介しました!

80’ 3P BCDK.jpg 80’Sソファ 3人掛け バイキャストダークブラウン
¥49,800
W169×D80×H87(42)cm
※日野橋店に展示あり。
色違いをNew Arrivalsでご紹介しました!

90’ 3P WH.jpg 90’Sソファ 3人掛け ホワイト
¥46,800
W176×D90×H80(42)cm
※横浜店、相模原店に展示あり。
色違いをNew Arrivalsでご紹介しました!

個人的には「よくここまで出来た」と言う感じです。
在庫切れで入荷待ちになってしまっているものも中にはありますが、
週末NOCE各店でご覧になってみてはいかがでしょうか。

最近の傾向としてやはり全てにおいて価格に敏感になってきました。
ついこの夏までは考えつかないほどです。
フランスのタイヤメーカーが発売した
レストランを格付けする本が飛ぶように売れ、
そこに掲載された
ディナーコース2万のレストランの予約が一ヶ月先と驚く光景でした。
みんな都内の一等地にあり内装もものすごく凝っていました。
僕の馴染みのビストロ(フランスの気軽な食堂、安価なワインも多数ある)の
シェフやそこに集うシェフ仲間もみんな
「やってらんねーよ」って感じで、
今日も2組とか昨日はお得意さんだけだったとか
その本やうわさを聞いてうんざりしていました。
そんな時僕は、いつも
「そんなことない。シェフがフライパンを離さなければ大丈夫」
と励ましていました。
それがこのごろ、お客さんが増えはじめているのです。
最近、僕が行く時に席があいていることがありません。
予約なしの人を断っているのです。

これがただの流行だといやなのですが、
最近僕の家の近所にもビストロが増え始めました。
特に三宿や池尻は、ビストロをはじめ
ピッツェリアやワインバーといった店が密かにオープンし始めています。
駅から近いわけでもないし、
「内装にお金をかけました」ってわけでもありませんが雰囲気がいいのです。
場所は住宅街の中にあったりと話題のないところにあったりするのですが、
味は間違いありません。
だいたいシェフの気合が違います。
ご夫婦でやっているところが多いのも特徴かもしれません。

ヨーロッパでタイヤメーカーの星付きに行った事があるのですが、
ひとつ星でもかなり感動しました。
日本では食べたことがない味でした。
値段は日本の時価の半分です。
仕方ありません。
おいしい日本料理が海外にないのと同じです。
こういった店こそがタイヤを使ってまでも行きたくなる店なのでしょう。

北沢緑道を散歩しながら
今週末は気に入ったビストロをさがしに出かけようとおもいます。
中にはもう既に予約の取れない店も数件あります。
暗い話題の多い世の中ですが、
新しい流れはもうはじまっているのでしょうか。

  1. 2008/11/14(金) 04:04:31|
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2008年11月7日 立冬

今日、11月7日は、立冬です。
暦の上では冬ですが、今年は本当に暖かい日が続いています。
今日も晴れて暑いくらいですが、週末は曇って寒くなりそうなので
体調管理に心がけたいとおもいます。
昨日の朝ストーブ出してしまいました。

今週の商品は、丸みを強調したシステムソファです。
システムソファといえば角張ったデザインが多く
かたいイメージになりがちですが、
このソファは、とてもやわらかい感じになっています。
もともとオファーが来た時は、ヨーロッパ向けらしくサイズが大きく
「日本には向かないな」と思ったのですが、このデザインも捨てがたいので、
一度サイズダウンをして作り直してもらったところ、
それほどデザインが影響を受けなかったのでバイイングを決定しました。
色はダークブラウンとグレーで
デザインとマッチしていてとても落ち着いています。
価格は少し高めですが、ポケットコイルを使用している事や
このデザインから考えれば高いとはいえないかもしれません。
システムソファというと少し男っぽい感じがありますが、
これはカフェ系でもいけます。

TD8306 DKBR.jpg ソファTD8306 ダークブラウン
¥79,800                          こちらは色違いのグレーです。
TD8306 GY.jpgのサムネール画像のサムネール画像 W196×D153(94)×H68(38)cm

<ダークブラウン>
小石川店、港北ニュータウン店、神戸店
<グレー>
横浜店、日野橋店、相模原店、 堀江店、新潟店


寒い季節になるとコンビニにおでんが並び、
そのにおいに食欲をそそられるそうですが、
しょうゆに慣れていない西洋系外国人は気持ち悪くなる人が多いようです。
もともと日本はそこらじゅう「しょうゆ臭い」といわれています。
僕もナンプラーというタイの調味料がダメでタイに行ったときに
これが気になってしまい、
ホテルから一歩も出られなくなってしまった経験があります。
これと同じなのかもしれません。
普段しょうゆになれているため、気が付きませんが
ラーメン店からそば屋まで考えてみたら結構あります。
たしかにしょうゆ臭いのかもしれません。
知り合いのイタリア人もこの季節のコンビニは地獄だといっていました。
違う意味で僕もあまり好きではありません。

伝説のおでん屋があって時々僕も通っていました。
隠れ家的存在で有名人にも人気がありました。
カウンターのみでおじいちゃんがやっていて
秘伝のスープはこくがあって一杯やるにはピッタリでした。
あまりおいしいので母親を誘って行った時
「親孝行だね。サービスしとくよ。」と言って倍の請求をしてくるのです。
それでもぼられるのが粋みたいなところまではゆるせます。
ところが僕ら親子に気をゆるしたのか、
閉店間際に客が「僕らだけ」になったときのことです。
おじいちゃん客の皿を片付けはじめました。
けっこう食べ残し多かったです。
それをなべのなかにみんな勢いよくどんどん入れていってしまいました。
「えっ!マジですか」と聞くと
「これが秘伝のスープの素」だと笑っていました。
究極のリサイクルです。
「いろんな人の人生の味がまざって煮詰まっていい味がでるんだよ」と、
それもありかぁと思ってしまうほど見事な論理でした。
文章だと「そんなんあり」ですが、
不思議とそのおじいちゃんがその場で言うと妙に納得させられてしまうのです。
その後、また行きました。(それ以来行ってません)
僕のとなりには、いかにもという「キメのカップル」がすわりました。
最近バブリーなレストランよりこういった隠れ家で
「僕だけが知っている店」のほうがカッコいいのかもしれません。
席に着くと彼女がおしぼりで手を拭きながらまわりをぐるっと見回して
「ふーーーん」とうなずいて満足そうに彼の顔をみあげました。
おそらく次に続くことばは
「こんな店しってるんだぁ。連れてきくれてありがとう」ですか。
おじいちゃんは「お似合いだね。美男に美女。サービスしとくよ。」です。
盛り上がってまいりました。
彼女「この店最高。こんな店知ってるなんてXX君ってすごーい。
特にこのスープのこく。いままでのおでんで食べた事なーい。」
うわー、人生煮詰まりまくり。
僕のとなりの席でオヤジが自分の器のスープをチュルチュルとすすって、
イカ下足の竹串を「シーハー」いいながら
そのスープの中に何本もほうりこんでいました。 
  1. 2008/11/07(金) 02:37:45|
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