ケルンと比べるとやはり東京は寒いといわれても暖かく感じられます。
週末は土曜日が雨で暖かく、日曜日が晴れで寒くなるそうです。
もう冬も終焉をむかえているのでしょうか。
この表題に2009年としたのは、
去年もこのブログでケルン見本市をとりあげたので
スペックの詳細やケルンの簡単な説明は省略してしまおうと思ったからです。
それでもなんと今回は、上司からカメラでの撮影を命じられ
初の画像付きブログとなりました。
今回も例に漏れず超ハードスケジュールでした。
20日朝、下北沢から成田へと成田エクスプレスで向かい、
いつものように飛行機に乗ろうとした時カメラの存在に気が付き飛行機を。
よく自分の乗る飛行機を撮っている人をみかけるのですが、
気持ちが初めてわかりました。
ドイツ、フランクフルト・アム・マイン空港に向けて
全日空NH209便ボーイング747-400は定刻通り飛び立ちました。
まだ駆け出しの慣れない頃、このゲートでボーディングパスが半券に変わり
「いってらっしゃい」と渡されると、
「本当に行くことになってしまうんだ。」といきなりプレッシャーを感じて
シートまでの距離がやたら長く感じたのを覚えています。
今も一番エキサイティングな瞬間であることに変わりありません。
ところで「よく旅慣れた」ひとは通路側に座るというのですが、
僕は数百回乗っても窓際にします。
特にこの時期は帰りの飛行機でA側の窓から飛行ルートによっては
オーロラが見える事があるのです。
またシベリアのツンドラの上に油田の炎がみえたり、
そのまわりに小さな集落が見えたりと
機内オーディオでピアノソロ曲でもあれば気分も盛りあがります。
国内線でももちろん窓際派です。
富士山は本当にふじつぼそのものでしたし、渦潮は本当に渦巻きでした。
何回乗っても窓際には新しい発見があります。
「なんでみんな窓際にしないんだろう」と不思議に思っていますが、
みんなが窓際をリクエストするようになると競争率があがり
今のように座れなくなるのでいい事にしておくかぁ。
ちなみに勿論、新幹線もロマンスカーも高速バスも絶対窓際です。
僕の仕事も好み通り窓際になってしまわないことを祈っているのですが、
ケルンで成果を見せなければ
上司から社内でA側のボーディングパスを渡されるかもしれません。
12時間のフライトの後、フランクフルト空港に着陸しました。
ここから、ドイツの新幹線ICEでケルンに向かいます。
フランクフルト国際空港
<注釈>Flugh:飛ぶ、
afen:港
その駅は空港の地下にあります。
飛行機の到着が少し早かったので
予約してあった列車を一時間早く変更してもらい一路ケルンへ。
一時間ほどでケルンに到着したのは現地時間の午後6時50分でした。
過去最高記録を短縮しました。
成田ケルン中央駅14時間20分。
駅からホテルに直行し、飲み食いせずにベッドにもぐりこんだのは
午後9時ごろだったとおもいます。
体力温存が第一。
ドイツ新幹線ICE
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- 2009/01/30(金) 09:56:27|
- バイヤー&スタッフのブログ
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ここのところ寒い日が続いています。
晴れているのに寒いとよけいに冷たさを感じてしまいます。
週末はこの寒さも少し和らぐようです。
天気も崩れることはなさそうです。
今週の商品は先週入荷したソファです。
まさにレトロとモダンを融合させたようなデザインです。
布地にはヴェルヴェットを使用しているので質感もかなり良しです。
シートとバックにボタンを施すことによってレトロが強調され、
角ばったデザインと丸いクッションがモダンを強調しています。
色はパープルとレッドがあり今のトレンドにも合っていて、
またそれほどくどくない雰囲気はどんな部屋にもマッチしそうです。
ダーク系の部屋でも白黒グレィ基調であるモダン系の部屋でもいけそうです。
価格ははっきり言ってかなり安いと思います。
NOCE全体では割りと高い部類に入ってしまうのが残念ですが
一度実物を確かめていただければと思います。
FK0725ソファ 2人掛け グリーン
¥59,800
W175×D97×H91(49)cm
Made in China
※部分組立
☆サイズ違いで3人掛け(W214cm、¥79,800)、
色違いでレッド、パープルがあります。
☆展示店舗
グリーン ・・・ 堀江店(2人掛け)
レッド ・・・ 横浜駅前店(2人掛け)、名古屋店(3人掛け)
パープル ・・・ 吉祥寺店(2人掛け)、港北ニュータウン店(3人掛け)
今年もまた年間イベントであるケルン国際家具見本市の季節がきました。
家具バイヤーである以上、
これをはずすわけにはいきません。
去年は、原材料や原油高騰に伴って消費者心理が落ち込み
史上最悪と感じたのに
今年は消費環境のいっそうの悪化により
さらに最悪感を更新してしまうのでしょうか。
世界中のあらゆるビジネスショー、
家電から自動車に至るまで会場は閑散としているので、
家具も影響を受けないわけがありません。
たった一年でここまで変化するとは想像をはるかに超えています。
去年、ヨーロッパのメーカーは
ユーロ高と原材料高に泣いていました。
今年はもっと深刻です。
単純に世界レベルで物が突然売れなくなってしまったからです。
最近、日本でも(去年ヨーロッパの都市では当たり前)
全品50%引き、70%引きのセールが目立つようになりました。
これからももっと激しい値引き競争が展開されると思います。
それ程値引きしなければ売れないからです。
全ての店がアウトレットモールのようになってしまうかもしれません。
上司からもアウトレット対応商品を探してくるように
執拗にいわれているのですが、
現場である僕の立場からいえば事態は
かなり深刻だと言わなければなりません。
なぜならば、ちょっと難しくなって申し訳ないのですが、
現在、
いたるところで、
あらゆる商品で「値引き合戦」をしているその商品は
「在庫である」ということなのです。
在庫については、すでに出来上がっているものなので
支払いに関係なく処分することはできますが、
処分後に仕入れをする時
メーカーは7割引で出すことなど到底でないということになります。
それは、まだ原材料価格がそれほど落ちていないという事と
工場の設備に投資してしまっているための借金返済、
また労賃もそれほど安くなっていないからです。
僕のところには毎日のように「買ってほしい」というオファーが
世界各地から来るのですが、
こちらが期待するほど安くなっていません。
「値段を言ってくれ」と言われて答えると
「その値段は採算の半分」だそうで
とても対応できるものではないといわれます。
現実に世界の工場と呼ばれていた中国でも
数え切れないほどの工場が閉鎖や倒産に追い込まれているのです。
市場価格は消費不況で安くなっています。
それに合わせるための値下げ合戦が拍車をかけます。
そして一旦安くなった商品を値上げすることなどできません。
一方、メーカーの原価は簡単に下げることができません。
努力とか大量発注のレベルではなく物理的に無理なのです。
この差が縮まらない限り、
現在の問題を解決することは困難だとおもいます。
来週からのドイツ出張では、
バイヤーとしてどうしたらいいのかを考えさせられることになるでしょう。
ユーロ安で少し買いやすくなっているかもしれませんが、
それ以上にメーカーの数が減っていることが気がかりです。
来週のブログはお休みにさせていただきます。
- 2009/01/16(金) 02:32:59|
- バイヤー&スタッフのブログ
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ブログのタイミングが悪く、遅ればせながら
「あけましておめでとうございます」とご挨拶申し上げます。
年も変わり、
また新しいトレンドを求めてあちこち飛び回ることになるでしょうが、
とにかく世相が悪いので、
すこしでも明るくなるようなものを見つけてきたいとおもいます。
今朝、東京でも初雪が観測されたそうです。
僕も朝5時半に目が醒めて外を見てみたのですが、雪は見えませんでした。
今、外は雨なのですがとても寒く、すこしよどんだ空が拡がっています。
この天気も今夜までで週末3連休の天気はよくなりそうです。
今年初めての商品紹介は、コンパクトなシステムソファです。
TDL8810ソファ パープル×ピンク
¥59,800
ソファ:W147×D96×H94.5(46)cm
オットマン:W65×D65×H46cm
Made in China
※部分組立
※展示店舗
パープル×ピンク(クッションはレッド) ・・・青山店
グリーン×ブルー(クッションはパープル) ・・・自由が丘店
レッド×ピンク (クッションはパープル) ・・・港北ニュータウン店
小ぶりでシンプルなデザインのうえに
ピンクとパープルのコントラストを強調させてパンチを利かせています。
デザインがシンプルなので、
色がアヴァンギャルドでもあまり抵抗感がありません。
クッションにはポケットコイルを使用しているので座り心地も抜群です。
価格もかなりおさえています。
色は他に2パターンあります。
ピンクベースにラヴェンダーと、エメラルドグリーンベースにブルーと
かなり斬新な感じです。
さてどんなインテリアになるのでしょうか。
確かにシンプルではない色なのですが、部屋の中のソファだけなら
「今っぽくて」部屋の雰囲気が明るくなりそうです。
ダイニングはべつにこだわらなくても、ダークでもナチュラルでもいけそうです。
例えば、「NARDO」ダイニングセットとあわせても違和感がありません。
ちなみに、「NARDO」が39、800円でこのソファが59,800円なので
約100、000円ということになりますが
部屋の雰囲気が完全に変わります。
かえって茶系で統一しないほうがいいかもしれません。
「今年はこうしようとかああしようという」こともなく
あっという間に正月も過ぎていきました。
今週月曜が仕事初めなので
すっかり今日は正月が遠い昔のようです。
海外からのメールには最近「困難を乗り切ろう」とか
「不況に打ち勝とう」というフレーズが目だっています。
この正月もテレビのニュースはなにか世相を反映するものばかりでした。
さて今年はどなっていくのでしょうか。
少し視点を変えて考えてみると、
確かに世の中は変化してきていますが
ただ悪化しているだけなのでしょうか。
僕はただ大きな変化の過程の中にいるだけなんだと思っています。
環境の良し悪しは、その判断基準によって違うからです。
もし、それが生死に関するような環境で悪化しているならばそれは
確実に悪化していることに違いありません。
例えば大災害であるとか、
戦争中であるとか。
それ以外に普遍的な事などないような気がします。
公衆電話が街から消えることなど考えられませんでした。
カセットテープで音楽が聞けなくなるなど想像もつきませんでした。
これらは、物事の進歩に伴って消滅してきただけなのです。
だから別に驚くようなことではないような気さえします。
それでも問題はそのスピードにあるのかも知れません。
音楽はレコードで聴くものが、
カセットになり、
CDになり、
デジタル信号になりと
人間の作る生の音楽の変化をはるかに通り越しています。
アイポッドの時代にも路上でライブをしたり、
ライブハウスでライブ活動をやり続けたりしている人は沢山います。
今その進歩の過程にブレーキがかかっているだけなのかもしれません。
260キロの新幹線が突然100キロになればビックリするはずです。
でもこれが必然ならばそれにあわせなければならないのです。
大阪まで2時間半のほうがおかしいのかもしれません。
大阪まで6時間かかったほうが時間の大切さがわかるかもしれないのです。
今日は、どんよりと曇った冬空の日。
今年初めて行き着けの飲み屋に行きます。
正月なので乾杯にシャンパンかぁ。
「贅沢だぞ、ビールにしておけ」と僕の神様がささやいていますが、
正月くらいは一杯だけ。
なぜならば、正月のこの一杯のシャンパンが僕に酒の大切さをわからせると、
また言い訳から今年も始まりそうです。
- 2009/01/09(金) 03:57:38|
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