NOCEの家具バイヤーズブログ 2009年03月

NOCEのバイヤーズブログ

2009年3月27日 中国出張 1

先週は、中国出張のためお休みさせていただきました。
東京はサクラの開花宣言も先週末に発表され
今週末は絶好の花見日和になるかもしれません。
日曜日は少し曇りそうですが雨にはならないとの予報なので、
土曜日がおすすめでしょう。

今回の中国出張は、展示会視察です。
初日は東莞(ドンガン)に香港から陸路で入り
翌日展示会を見たあと、その日のうちにバスで広州に行き、
翌日展示会を見てその夜の列車で香港に戻り
翌朝帰国という毎度の超過密ハードスケジュールです。
ホテルは3夜とも別の場所で、
夜チェックインして翌朝8時にチェックアウトというものです。
移動手段は全て未定です。
なぜならば、商談が長引くなど急な予定変更があるかもしれないからです。

初日は、ひたすら東莞に向かいます。
朝6時に起き、8時16分渋谷発の成田エクスプレスで空港に向かいます。
やはり香港なので航空会社はキャセイです。
個人的にはシンガポール航空と同じくらい気に入っています。
今回の機材はエアバスA340で、
定刻通りに離陸しました。
0327-1.jpg 0327-2.jpg 僕は、どんな乗り物であっても基本的に窓際に座ります。
西に向かう場合は進行方向の右側の席を、
帰りは左側を事前予約しておきます。
日本を見ながら行けるからです。
逆サイドの窓からは海しか見えません。
飛び立つとすぐに羽田空港の後ろに広がる東京が見えます。
0327-3.jpg しばらくすると絶景の富士山が現れます。
天候や飛行コースによっては見えないこともよくあるのですが、
今日は恵まれました。
ほぼ真上からキャッチできました。
まさにフジツボです。
0327-4.jpg
中部国際空港(写真右斜め下の島のようなもの)を過ぎた後から曇ってしまい
鹿児島の桜島も台北(台湾)も見えませんでした。
0327-5.jpg
飛行機が降下を始めてしばらくすると
香港郊外の島と南シナ海の青い海が見え始めました。
0327-6.jpg

香港から東莞までは、
行き方は自動車かバスの陸路か列車、船のどれかになります。
一番早いのが船です。
香港空港は珠江(中国の4大大河のひとつ流域面積は2番目の広さ、長さは、2200キロ)の河口に位置しているため、
川といっても海にしか見えません。
この川は、大型コンテナ船も楽々で川沿いに多数のコンテナの港があり、
これがこの地域の驚異的な発展に寄与しました。
この地域でありとあらゆる物を作っています。
珠江(パールリバー)デルタ地帯とよばれています。

さて、船を使うと一番早く中国に行けます。
船を使ったことは、過去数回あるのですが、
あまり地元の人以外は利用しないらしく
到着の港からの交通手段があまりありません。
その港からだいたいタクシーで30分位なのですが、
タクシーは待っていません。
よって怪しげな白タクのおっちゃんに交渉するしかありません。
またタクシーが来たと喜んでも外見はタクシーでもメーターは動きません。
これもネゴシエーションベースです。
新宿や渋谷の白タクや会社のタクシーを使った
違法アルバイトと変わらないのですが、
言葉が通じないのと初めからこちらが旅行者という条件が不利なわけです。
(こっちが酔っ払いの場合同じ)

初めて行った時に100元(1600円)と言われ、
高いのか安いのかわからずに乗ってしまいましたが、
船とあわせてもバスと変わらないので「ま、いいっか」と使っていたのですが、
去年、石油価格が上昇した時に地獄を見てからこのルートは使っていません。

港に着いても全然車がいないのです。
やっと見つけた車に交渉を開始すると500元だというのです。
「ここは、ぼったくりでも100元だ」と言う事を
30分以上も筆談で交渉していると、
別の白タクが現れ200元にチップでいいと言われ乗り移ろうとしたら、
今度は500元の方が150にするから早く乗れと怒りはじめました。
すると片方が100元でOKと言ってきたので
100元札を見せてリコンファームをしました。
交渉はすでに2時間を楽に越してました。
最終的にこちらに乗ったのですが、
ホテルに着く前に車をひとけのない別の場所に停め、
100元の他にチップが必要だといい「有り金を見せろ」と始まりました。

ここは、本当に100元しかないので「これで支払わせてくれないか」と
ニコっとアメリカンエキスプレスカードを見せました。
昔、「出かける時は忘れずに」とCMでやっていたし。
ここで少し険悪になったのですが、
相手は僕が少し「いかれてるんじゃないか」と思ったのか
(これも作戦のひとつですが、事実100元とカードしかないからです)
ホテルでカードキャッシングして支払うということで納得してもらい
ホテルまでいきました。
ホテルのエントランスに着きボーイが車のドアを開けようとすると
運転手が慌ててボーイに大声で、たぶん、
「こいつ(僕)まだ支払いが終わってないので降ろすな」
と怒鳴っていたのだと思いますが、始まりました。
僕はすきを見て強引にドアを開け外に出ると
ボーイから料金を支払うように言われ、100元を支払うとボーイが運転手に
「おまえこれで充分だろ」とでも言ったのでしょうか、
僕に「ここは片付けるから早くチェックインを」と言われ、その場を去りました。

100元自体が法外なのですが、なぜかスッキリしません。
実際、石油価格高騰と万年石油不足の頃で
ガソリンスタンドには2キロ位の渋滞が出来ています。
朝から並んでいてもその日のうちに入れられない事も当たり前の頃です。
たとえ100元は、法外でも(実際は、60元らしい)、
不便な所を考えてネゴシエートしたので問題ありません。
問題は、チップです。
多分、半額の50元、また30元でも良かったのかもしれません。
500円位です。
500円は、日本ではせいぜい「おつかれ!の中ジョッキー」で消えてしまいますが、
ここでは日々の生活にかかってしまうのです。

これは、ボッタクリのようでボッタクリではありません。
ゴールデンウイークに値段が高くなるのと原理は同じだからです。
しかも、乗る前に合意しているのです。
もしその価格に同意できなければ、乗らなければいいのです。
ただ、乗らなければ永遠に待つことになるか、
徒歩で目的地に行くしかなくなります。

世界では、メーター付きのタクシー、
チップのない世界の方が圧倒的に少ないと思います。
基本的には、タクシーは交渉ベースです。
チップは10%目途で後は気持ち次第です。
ネバっても払わなかったのは、
後からもし別の日本人に「おどせば払う」という印象を持たせたくなかっただけです。

話、もとに戻します。

かの理由で今回は、船のルートを止めバスにしたのですが、
この不況で間引きされていました。
2時間待ちと言われバスチケットカウンターで迷っていると
「プライベートカーはどうか」と言ってきました。
「また、怪しい客引きか」とおもったのですが、
内容を詳しく聞くと乗合のワゴン車で現地まで行くシステムだそうで
210香港ドル(2940円)でした。
バスとたいして変わらないし「今ならすぐ出発できる」とのことで
台湾の人たちと定員いっぱいで出発しましたが、これならバスのほうが楽でした。
車で香港国境を越えるのは初めてです。
これは、車でのパスポートコントロールです。
ここを過ぎると中国側(深蝨ウ)にも同じゲートがあり入国となります。
香港と中国では、通行区分がかわるので(香港は元英国領のため左、中国は右) 車を乗り換えることになります。
<香港側の車> 0327-7.jpgのサムネール画像









<入国>
0327-8.jpg
<中国側の車>
0327-9.jpgのサムネール画像












このシステムも無駄がありません。
香港より質は劣りますが同じようなワゴン車がズラッと路上に並んでいて、
行く先を告げると案内されます。
そして定員になるまで待って出発するのです。
(慣れない人にはお勧めできませんので、
 違う方法を旅行会社に相談された方がいいと思います)

東莞の街が暮れかかってきました。
0327-10.jpg









朝、8時に下北沢を出て現地のホテルに着いたのは、
日本時間8時頃でした。 0327-11.jpgのサムネール画像









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  1. 2009/03/27(金) 04:32:20|
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2009年3月13日 梅にうぐいす 春告鳥 2

今朝はまだ風も冷たく春という感じはしません。
天気は、今晩から崩れはじめ明日まで少し荒れ模様になるそうです。
日曜日は回復しそうなので、久しぶりに散歩にでも出かけようかと思います。
来週は、いよいよ春らしく暖かくなりそうです。

今週の商品は、S6062ー60ソファです。

S6062-60.jpg S6062ー60ソファ ダークブラウン
¥69,800

W155×D90×H106(51)cm
張地:マイクロファイバー、中身:ウレタンフォーム、脚:木製
Made in China
※部分組立

※色違いでグレー、ブラックがあります。
<展示店舗>
ダークブラウン ・・・ 港北ニュータウン店、名古屋店
グレー ・・・ 相模原店

こちらも引き続きクラシックスタイルになりますが、
なんといってもハイバック(背の高い背もたれ)が特長です。
5年前にもっと高い背もたれでこれを少しモダンにした感じのソファを
ミラノで見たことがありました。
とにかく斬新で注目されていて、
フランスのインテリア雑誌の表紙に飾られていたこともあります。
その時は確か赤だったような気がします。
これだけ個性的だと、「赤はちょっと」となってしまうため、
落ち着いた色にしました。
ソファが個性的なので部屋が引き締まります。
ある種の緊張感があります。
灯りを落として例えばフロアライトだけにして腰掛け、
頭を背もたれ両サイドにあるランバーサポートにゆだねれば、
すっかりホテル気分です。
好きな雑誌や、興味のある新聞記事に目を通しながら、
JAZZをBGMにバーボンはいかがでしょうか。

話変わって先週の写真なのですが、
あれはメジロが梅の花の蜜を吸っているのですが
最初のアップの段階で間違えて上下が逆さまになっていました。
月曜日に戻したのですが、理由はこのメジロが枝に止まって
下に向かって咲いている花を逆さになって吸っている様子だからです。
夢中になっているメジロを僕も夢中になって撮ったのですが偶然です。
撮ろうと思っても撮れないかもしれません。

メジロとウグイスの関係については先週書きましたが、
今週も引っ張らせて下さい。
ウグイスは、その鳴き声が有名で野球のバッターをアナウンスする女性を
ウグイス嬢と呼んだりしています。
また、ウグイスを籠に入れて飼育し、
その鳴き声を楽しんだり競わせたりという風習は中国古来からあり、
それが遣唐使の時代に日本に伝わったとも言われています。
そこで思い出すのが
「鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、ほととぎす」と
3大武将の気質を表した句です。
(ここからは、僕の勝手な推論に突入します)
「鳴かせてみせよう」と詠ったのは秀吉で、
「鳴くまで待とう」は、家康で「殺してしまえ」が信長になるわけですが
3者とも時代背景が微妙に違うので、同時にこの句を詠んだのではなく、
後世になってそのキャラクターを例えて誰かが詠んだものか、
3人のうち誰かひとりがこの句を詠んで残る2人のキャラクターに
誰があてはめたかですが、
ここで「なぜ、ほととぎす」かという疑問がのこります。
ホトトギスは、「てっぺん、かけたか」とたまに山間で
カッコウとならんで聞くことができますがまれです。
しかも、カゴにいれて飼うことは、
飼育環境の整っていなかった家康以前の時代では不可能だとおもいます。
それと決定的なのは、
ホトトギスが秋に越冬のため南下するという渡り鳥だからです。
いくら「鳴かせてみせよう」の家康といえども
渡り鳥をカゴにいれて飼うのは困難なことです。
鳴かせる前に「飼ってみせよう」とならないと辻褄があいません。

そして登場するのがウグイスとなるわけです。
古代のウグイスの飼育方法をひも解くとウグイスを飼育するには、
大人の鳥を捕まえて飼うのは難しいようで
「野山に分け入り」巣ごと卵を持ってきてヒナから育てるようです。
ここにミステリーがあるのです。
これはウグイスとホトトギスの険悪な関係のもとである
「托卵」(たくらん)という行為です。
聞きなれない言葉ですが、字の如く託児所の「托」に「卵」なので
卵を預けて育ててもらうということなのです。
ホトトギスは、自分で卵を温めてヒナを育てるという事をしません。
元祖、育児放棄です。
かなり調子がいいのですが、
習性なので「やめたら」と助言することもできません。
ホトトギスは、ウグイスの卵のある巣を見つけると
いくつかの卵を落として自分の卵を産み付けてしまうのです。
まさに託児所に預けてしまうわけです。
そこにウグイスが帰ってくると落とされた卵と
ホトトギスの卵が入れ替わっているにも関わらず
気付かずに暖めてしまうというわけです。
そして、ホトトギスのヒナはウグイスのヒナよりも早く卵からかえるので、
残った本物のウグイスの卵は死んだものとして
なんとウグイスは自分の子供達を巣から落としてしまうのです。
そしてウグイスは我が子としてホトトギスにえさをやり育てていくわけです。
ホトトギスは渡り鳥なので長距離飛行に耐える体を持っているので
ホトトギスは、ウグイスの2倍ぐらいあります。
ジャンボジェットのようなものです。
ウグイスは自分の体より大きい子供に
自分の子と信じてえさを与えつづけます。
それでも、所詮、渡り鳥。ホトトギスは、ウグイスになんの未練もありません。
冬になれば、南へと飛び立っていくのです。

ここで先ほどの「鳴かぬなら」に戻るわけです。
これは謎です。
こんな仮説を考えてみました。
それは、ウグイスを飼育する家来がウグイスの巣を持ち帰ったとします。
その中に托卵されたホトトギスの卵が入っていて、
知らずにウグイスだと信じてカゴの中で育ててしまったらどうなるでしょうか。
「ホーホケキョ」とは、絶対鳴きません。
それは、ウグイスではないからです。
こうなると句の解釈もニュアンスが変わってくるわけです。
そして句を詠んだ3人にこれがウグイスでないということを知っていたかです。
家来は、これがウグイスでないとなれば、失敗を認め失脚となるので
「殿、正真正銘のウグイスでございます」と言いはるのですが、
殿が知っていたらと考えると面白い結果となります。
「殺してしまえ」は、投資の失敗をすぐに認め、
またどうせ飼っていてもホトトギスは渡り鳥で越冬できず死んでしまうので
安楽死をさせてやろうという情けかもしれません。
「鳴かせてみせよう」は、ウグイスではないと知りつつも
「ホトトギスといえど、自分ならホーホケキョと鳴かせてみせる自信がある」
となり、
「鳴くまで待とう」は、ウグイスではないホトトギスをウグイスだと宣言し
「いつかは、鳴くはずだ」といって延命措置をしたのかも知れません。

大事にウグイスだと信じて卵から育てた鳥は、
実はホトトギスで、引っ込みがつかなくなった専門の家来が
「これは新種のウグイスで御座います」と宣言したものの、
戦国時代の武将は、ホトトギスと知りつつ、
どのようにこの難問に取り組むかを詠んだのかもしれません。
かなり、シュールです。

先日、飲み会があったのですが、
そのメンバーの一人が友達を連れてきました。
必ずいるノリの悪い人で場になじみません。

ここで一句。
「鳴かぬなら、連れてくるなよ、ほととぎす」

そしてこの人、飲み会って知ってて来てるのに飲まない。
「飲めないんで食っていいすか」
「そこまで食うか、ほととぎす」
それから、カラオケに行こうという事になったのですが、帰らないんです。
これが。
当然、「歌へたなんで」「歌ってくっさいよ」
僕は密かにこの間色々な言葉をあてはめて句を頭のなかで詠んでいました。
「はやくかえれよ」とか、「じっとしとけよ」とか、
「かねははらえよ」、「にどとくるなよ」と。
こんな事考えていたら、笑ってしまって彼と目があいました。
最後にこれで一句。
「鳴かぬなら、なぜかえらない、ホトトギス」五七五。

来週は、中国出張でお休みさせてもらいます。

  1. 2009/03/13(金) 04:22:14|
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2009年3月6日 梅にウグイス 春告鳥

今週は、3月だというのに雪が東京にも降りました。
「今晩は雪見で一杯か」と期待したのですがそれほど降らなかったで、
おとなしく寝てしまいました。
今日もぐずついた天気ですっきりしません。
週末は土曜日が貴重な晴れとなるそうで、
日曜日はまたぐずついた天気に戻ってしまいそうなので、
明日の晴れを有効活用したいと思います。

久しぶりに商品紹介をさせていただきます。
今回はFK0844というソファで値段は高くなりますが
相対値としては安いと思います。
まずはその持っている存在感が特徴でしょう。
ヴォリューム感もゴージャス感もあります。
クラシックとモダンの融合なのでそれほど部屋を選びません。
直線志向に少し飽きたひとや、
「本物のクラッシクはちょっと重すぎる」というひとにはおすすめです。
3人掛けは幅が2メートル12センチもあるので、
1メートル50センチにダウンサイズさせた2人掛けも用意しました。
張り生地にはマイクロヴェルヴェットという素材を使用していて光沢があり、
それが一層存在感をアピールしています。

FK0844バイヤー.jpg FK0844ソファ 3人掛け グリーン
¥88,000

W212×D91×H96(49)cm
張地:マイクロヴェルベット(ポリエステル) 中身:ウレタンフォーム 脚:木製
Made in China
※部分組立
※サイズ違いで2人掛け(W150cm、¥69,800)、 色違いでレッド、パープルがあり。

展示店舗
<3人掛け> グリーン・・・日野橋店、 レッド・・・札幌店
<2人掛け> レッド・・・小石川店、 パープル・・・福岡店

カタログ撮影には無機質なコンクリート打ちっ放しのスタジオを使いました。
これは相反した雰囲気がコントラストとしてとてもよく融和するからです。
クラッシックなスタジオを使う手もあるのですが、
コントラストではなくモノラルになりしつこすぎて重たくなってしまいます。
感じとしては、カフェというより
モダンなバーかホテルのラウンジといったイメージでしょうか。

先日、会社(下北沢)の前にある梅の木の花が咲きました。
春を感じるのですが
この日はとても寒く雪混じりの雨が降っていました。
と、そこに2羽のウグイスが飛んできて
おいしそうに花の蜜を吸っていました。
「梅にうぐいす」の絶好のシャッターチャンスと思い
すぐに会社に戻ってカメラを手にしました。

バイヤー20090309.jpg
カメラを向けても夢中になっているので逃げませんでした。
でもこの鳥本当は、メジロです。
だからこれは「梅にメジロ」が正解なのです。
メジロはこの時期に繁殖期を迎えつがいで行動し、
花の蜜を好んで吸うのです。
そしてくちばしについた梅の花粉が他の花に受粉するという
大切な生態系の一部も担っているのです。
残念ながら、ウグイスは虫が大好物で
しかも用心深くおもに竹やぶなどに生息しているため
街中の梅の木に来ることは単なる偶然でしかありません。
「梅にうぐいす」を辞書で引くと「よい取り合わせの例え」とありますが、
本当のうぐいすは、オリーブ色で藪の中でも目立たないような色です。
つまり戦闘服のような保護色の役割もしているのです。
そのため、もしもうぐいすが梅の木にとまっていたとしても
あまり綺麗な図にはなりません。
ただこの説には色々あるようで、
うぐいすが別名「春告鳥」と呼ばれていることから、
梅の開花とかけて春を告げる例えとするものと、
梅の木が中国からの外来種であり
「梅にうぐいす」という言葉も中国のもので、
その時のうぐいすの色は現在のうぐいすとは違っていたなどなどです。
だから「梅とうぐいす」でメジロを混同させたという説は
ナンセンスだともいわれています。
それでも疑問は残ります。
あの綺麗なうぐいす色は
メジロの色で一般的にいう「うぐいす色」とはあの色だからです。
実は答えは山手線にあるかもしれません。
(ここから先は全くの仮説)
江戸時代うぐいすの名所であったことにちなんで命名された
鶯谷駅(うぐいすだに)を新宿方面に進むと目白駅(メジロ)に着きます。
答えを電車にのったまま50分考えると確実にまた鶯谷に帰ってきます。
またそのまま新宿方面に進むと目白につきます。
メジロとウグイスの唯物史観的発想です。
(つまり同じ考え方をしていて同じ場所に戻ったとしても
時間がうごいている以上おなじものではない。)
飽きてしまったので電車を降りてみると電車の色がウグイス色でした。

メジロのグリーンと梅の木のブラウン、
花のホワイトと都会の自然のコントラストはとても綺麗です。
僕のバイイングもヒット「目白押し」にならないものでしょうか。
注) 「目白押し」
  メジロが秋に群れをなして木に止まり押し合いへし合いをすることから、
  混みあう様子の例えに使われる。
  「新作ラッシュ目白押し」は、間違った用法であるが、
  2乗に比例すると考えればある意味正しいかもしれない。

  1. 2009/03/06(金) 10:51:38|
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