NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年04月

NOCEのバイヤーズブログ

2010年4月30日 Another Place 2

ようやく今週末、暖かい春の陽気になってきました。
連休は、各地とも天候には恵まれそうです。
春本番、そしてホリデーです。
お出かけのついでにでも
各地のNOCEにお立ち寄りいただければと思います。

今週の新商品紹介は、
ポーランドから届いたシェルフとサイドボードです。
NOCEの経営会社であるシマダトレーディングが輸入卸をしていた
20年以上前からポーランドとは取引があったのですが、
ユーロの高騰などでストップしていました。
先日、ポーランドのあるメーカーが
「スウェーデンに出荷しているキャビネット類で面白い物がある」と
オファーがきました。
NOCEとしては少し高めですが、
「その価値から考えれば決して高くない」と思い
バイイングとなりました。
北欧ユーズドにはない「現在の北欧」があります。

カフェ系、(もちろん「おうちカフェ」含む)の原点ともいえる
北欧ミッドセンチュリーの典型的なデザインで、
その存在感はかなり強力です。
素材はオークとウォルナットの2タイプがあり、
どちらもオイルフィニッシュになっています。
このつや消しのオイルフィニッシュが雰囲気を一層盛り上げ、
その商品価値を上げています。

0430SIXTENブックシェルフ WN.jpg SIXTENブックシェルフ ウォールナット
¥84,80
0
幅118×奥行45×高さ161cm
※部分組立

◇オークは¥79,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

ブックシェルフと名づけられていますが、
キッチンボードとしてももちろん使えます。
特に下の引き戸がガラスになっているので
グラスやカラフルな食器を入れてもグッドです。
このガラスドアはユーズドにはない部分かもしれません。
うえの棚にはアルミのスパイス容器や、保存ビン、
またレシピ本などが似合いそうです。



0430SIXTENグラスシェルフ OAK.jpg SIXTENグラスシェルフ オーク
¥79,800

幅110×奥行45×高さ143cm

◇ウォールナットは¥84,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

次にグラスシェルフですが、本物のカフェにありそうな形です。
ヨーロッパにはこのようなグラスシェルフがけっこうあります。
引き戸になっているのはいかにも「北欧っぽい」感じがします。
棚板がガラスなのもヨーロッパ製の特徴です。
誤解を受けそうなので補足させていただきます。
このグラスシェルフという名称は「ガラスの棚だから」ではありません。
ワイングラスなどを飾りながら収納するからです。
ワイングラスは、シャンパンからブランデーはもちろん
赤や白その産地によってまで全部形がちがいます。
本当に凝ったらこのグラスシェルフだけでも収納しきれません。
ですが「おうちカフェ」にはこんなにグラスは必要ありません。
必要なだけあればいいとおもいます。
自分の好きな食器やCDまたはオブジェ、50’Sのブリキ缶や
おもちゃなどが似合うかもしれません。
食器でいえば、やはり50’Sのアメリカのパステル系のグラス、
(アンカーホッキング、ファイヤーキングのジェダイやターコイズ等)
昭和初期の日本のライムグリーンのアイスクリームグラスでしょうか。
ひとつひとつ探して買って飾るのも楽しそうです。
そういえば、昭和初期のアイスクリームグラス、
僕もずいぶん集めましたが、恥ずかしながら
お金にに困った時に処分してしまいました。
馴染みのアンティーク店のお姉さんに
「お金ができたら取りかえしてもいい」と言われて
「ひとつでも」と思い、一週間後に行ったのですが
「カフェのオーナーがまとめて買ってしまって」と言われ
悲しくなった事を思い出します。



すみません脱線しました。

0430SIXTENサイドボード OAK.jpg SIXTENサイドボード オーク
¥69,800

幅180×奥行45×高さ71.5cm

◇ウォールナットは¥76,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

次にサイドボードです。
これはよく北欧ユーズドで見るデザインですが
これもドアがガラスであるのが特徴です。
ガラスドアはスライド式で中の棚はガラスです。
高さ低いので空間が活かせます。
引き出しにはカトラリーやランチョンマットなどの
テーブル小物の収納に役立ちそうです。
壁を背に配置してその壁に大きなポスターを貼って
このサイドボードの上にスタンドを乗せてポスターを照らせば、
まさに「おうちカフェ」になります。
絵でいえばミロ、マーク・ロスコ、パウル・クレー、
デニス・デュプロック、カンディンスキー(ちょっとクセあります)
などが似合いそうです。


まだ続きます。

0430SIXTENメディアユニット WN.jpg SIXTENメディアユニット ウォールナット
¥64,800

幅180×奥行45×高さ58.5cm

◇オークは¥59,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

メディアユニットとメーカーの名称をそのまま使用していますが、
日本でいえばテレビボードの事だと思います。
一つ目はガラスのスライド式の引き戸で、
デザインは全くオーソドックスな優等生と言えます。
くせがなくどんな部屋にも合いそうです。


RIFFIFIディアユニット OAK0430.jpg RIFFIFIメディアユニット オーク
¥64,800

幅170×奥行44×高さ58cm

◇ウォールナットは¥69,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

もうひとつは扉がじゃばらのスライド式のものです。
最近時々みかけるようになりましたがまだ珍しいといえます。
扉の素材が同素材の木であるため、
オーディオやTVを置いても堅くなりません。
また脚が外側に向かっているデザインが北欧を表現しています。



RIFFIFIサイドボード WN20430.jpg RIFFIFIサイドボード ウォールナット
¥98,000

幅170×奥行41×高さ75cm

◇オークは¥89,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

最後に重厚感溢れるサイドボードですが、
これだけで存在感ありありです。
扉にはガラスを使用せずにじゃばらを使用しています。
木の雰囲気がとてもよく出ています。
脚のデザインは前出のものと同様に北欧です。
なんでもかんでも、隠したい時には重宝するかもしれません。


以上の商品ですが、ひとつだけでも充分存在感があり、
「おうちカフェ」にはぴったりです。
NOCEでこの商品を買う時は全然「肩に力を入れる必要なし」です。
もちろんダインイングは、今年のカタログの表紙のセットに、
ソファは前にご紹介したベルンなどがお勧めですが
計算すると直ぐに30万超えます。
予算に応じてソファは19,800円、
ダイニングはセットで3万以内で収めれば10万は超えてしまいますが、
かなり充足感のある「おうちカフェ」ができます。
「このあたりがNOCEならでは」といえるのかもしれません。
連休中、一度ご覧いただければと思います。


先週の続き。

浅草橋というのは、浅草のところにある橋だとばかり思っていたのですが、
それは吾妻橋でした。
浅草から江戸通り、国際通りを抜け浅草橋駅にむかいます。

駅のガードまでレトロな色です。
0430-1.jpg









駅のガードの下に家が建っていました。
0430-2.jpg この辺りは僕にとってワンダーランドです。
0430-3.jpg











こんなフレンチや
0430-4.jpg













バー
0430-5.jpg そして昭和から取り残された建物たち。
0430-6.jpg 0430-7.jpg 0430-8.jpg













そこらじゅうが「JAZZマサコ」なのです。

この中学校です。
0430-9.jpg








残念ながら取り壊すそうです。
浅草橋駅近くなので商業コンプレックスにして
再生できないのでしょうか。
そういえば、今週歌舞伎座の千秋楽があったり、
赤坂プリンスが取り壊されるというニュースがあったりしました。

浅草橋駅を背にして浅草まで戻る事にしました。
0430-10.jpg ブルーの郵便ポスト。
0430-11.jpg











速達専門だそうです。
初めて見ました。

途中の蔵前界隈にもこんなかわいい建物があったり、
0430-12.jpg まるで下北沢にありそうなビストロや
0430-13.jpg








雑貨屋さんがありました。
0430-14.jpg 0430-15.jpg









ちなみにこれは本物のファイヤーキング。
マグで6,800円します。
0430-16.jpg 路地を抜け国際通りに出ると「これはすごい」と
息を呑むような建物がありました。
0430-17.jpg








昭和がすっぽりと抜けたようなビルです。
タイガービルと書いてありました。
0430-18.jpg








近くに行って見るとレトロそのものです。
0430-19.jpg 青い空に向かってもう何十年も時間が経過しているのでしょうか。
0430-20.jpg













見入っていると初老のご夫婦が話し掛けてきました。
「立派なビルですね」と僕。
「このビルはね、昭和元年に出来た建物で、
当時としては高級マンションだったんだよ。なんていったって、
エレベーターがあって、子供の頃よく上にいったり下にいったりと
珍しくてあそんだもんだ。確かその後、銀行になったり、
市場になったりしてたな」と。

この辺りの人にとってこの街の建物や雰囲気は当たり前で
僕がなんで感動しているのかわからないとおもいます。

その晩、友人と渋谷の立ち飲み系ワインバーで飲むことにしました。
その友人も僕が熱く語る浅草、蔵前については理解でなきない様子でした。
最近、ワインバーやスペインバルもつまみの安さに釣られて
つい入ってしまうのですが、なにか納得できません。
つまみ500円はいいのですが、3cm×1.5cmのハムが3切れ、
20度に近いキッシュ、サイコロ状のパテドカンパーニュが4つ、
パルミジャーノ薄切り4枚、グラスワイン2杯で3,000円です。
「お腹には貯まらないし、中途半端に酔うし」で
友人と違う店に行くことにしました。
新しく出来たやはりワインバーなのですが、外のメニューを見てビックリ。
こんどは高杉晋作。(竜馬流行のため失礼)
インテリアも凝っていて場所もいいので
「しょうがない」と入ろうとしたのですが、「ノーゲス」です。
スルーしてしまいました。
その後、次の場所を求めて代々木八幡まで歩いてしまいました。
最近、安くていいワインバーがあると聞いていたからです。

気取らない店でとても気にいりました。
0430-21.jpg












もうひとつ、最近気に入っている店は代々木上原にあります。
0430-22.jpg 古い八百屋を改造してカフェのようにしているビストロです。

渋谷でも新宿でも家賃が高くなれば
つまみの値段に反映されてしまいます。
マイナーな場所でも最近面白い店が増えているような気がします。
それはきっと出店コストが低く押さえる事ができるからなのかもしれません。

そこで、僕はタイガービルの事を思い出しました。
0430-23.jpg












「テナント募集」になっていたからです。
31坪と決して大きくありません。
家具ショップの限界は超えていますが、上司に交渉して
「どうしてもタイガービルでやりたいんです」と。
NOCE最小ですが、家賃も出店コストもいつもの半分以下、
しかも施工会社も使わず工務店でやればかなり押さえられると力説しました。

上司を連れて現場に行ったのですがあまりピンときていませんでした。
浅草橋を少し歩いて「僕のワンダーランド」だと言っても
「どこが?」でした。

更に説得工作をするために浅草橋にある
テラス付きのワインバーに行きました。
0430-24-1.jpg 0430-24-2.jpg









「実はタイガービル、平成20年3月7日に
国の登録有形文化財に指定されているんです。文化遺産なんですよ。」
と隠し玉をなげました。
0430-25.jpg これには僕のワンダーランドや
青い郵便ポストよりも効果があったみたいです。
「JAZZマサコへのレクイエムではない」ということが理解されたようです。
(理解されるのは少しさびしい)
その後どこがキーになったのかは解りませんがOKになりました。
NOCE蔵前店(仮称)の誕生です。
浅草橋のワインバーのテラスから下北沢の方向を見ると
暮れなずんでいく空がみえました。
0430-26.jpg








その空の下、「下北沢南口商店街」には今も人で溢れています。
Another Placeから見た下北沢の夕日は
ほんの僅か早いような気がしました。

NOCE浅草蔵前店(仮称)は6月11日に開店する予定です。

スポンサーサイト
  1. 2010/04/30(金) 03:52:47|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年4月23日 Another Place 1

今週も4月とは思えないような寒さが続いていました。
今日も下北沢は冷たい雨が降っていて
息が真っ白になるほど寒くまるで真冬のようです。
週末は久々にNOCEのある全国各地では晴れて
少し暖かくなるそうです。
ただ朝晩はまだ寒いようで農作物は心配です。
最近すっかり「家飲み」が多くなったせいか、野菜の高騰が気になります。
キャベツ1玉500円でした。
「春キャベツ」も今年は季節同様、遠い気がしました。

今週の新商品のご紹介は、NOCEですでに人気のある
ウォールナット素材の商品をオークナチュラルに変えた商品です。
このシリーズは「おうちカフェ」の定番ともいえる商品で
オークのバージョンでもその王道を行っています。
写真では少し判りにくいのですが、オイルフィニッシュに似たステインが
素材感を一層引き立てています。
つや消しなのでナチュラルオークそのものです。
アイテムには今回80×80のスクエアタイプのダイニングテーブル、
チェアの座面にグリーンとオレンジ、
ローテーブルのニュータイプが加わりました。

T0902 80 OAK2.jpg T0902ダイニングテーブル 80 オーク
¥15,800

幅80×奥行80×高さ72cm
※組立式

スクエアのテーブルですが、デザインのコンセプトは
レクタングラー(125×78、品番T0902)と変わりありませんが、
コンパクトなサイズをお探しの方にはおすすめです。

C0918 OAKGR2.jpg C0918 OAKOR 2.jpg
C0918チェア
(左から、オーク×グリーンオーク×オレンジ
幅45×奥行52.5×高さ78.5(44)cm

チェアは従来、座面がウッドのものしかありませんでしたが、
グリーンとオレンジを追加する事により一層カフェっぽくなっています。

CT0903 OAK2.jpg CT0903コーヒーテーブル オーク
¥12,000

幅110×奥行50×高さ40.5cm
※組立式

CT0915 OAK.jpg CT0915コーヒーテーブル オーク
¥12,800

幅95×奥行40×高さ40.5cm
※組立式

ローテーブルには引き出しが付いたものと、
さらに棚が付いたものの2タイプがあります。
デザインはシンプルですが、ナチュラルオークの質感が
全体をあたたかい雰囲気にしています。
引き出しには両者とも取っ手が無く、
スッキリとしたデザインを強調しています。

このオークバージョンは、ウォールナットバージョンと
コーディネートしても使えます。
例えば、スクエアテーブルのオークとウォールナットのチェアとか、
又その反対のケースでもいけます。
どの商品も部屋を選ばず溶け込みそうです。

さて、値段ですが衝撃のプライスです。
オークを使ってこの価格は正にNOCEプライスです。
テーブル15,800円、チェア7,980円、
ローテーブル12,000円と12,800円。(全て税込み)
テーブルにチェア2つ付けて31,760円です。
勢いで8047Bソファを買っても50,000円でおつりがきます。
このセットでも充分「おうちカフェ」が楽しめます。
実際のカフェでも8047Bは使われています。

せっかくここまでお勧めして「落とす」ようで申し訳ないのですが、
このメーカーすごく「グッジョブ」なのに、とにかく納期が「ノーグッド」。
注文してから5ヶ月です。
こんな安く売ったら直ぐになくなりそうですが、
プライスにウソはつけられません。
実は、ウォールナットもリピートオーダーを去年の12月にしていますが、
出荷の報告はまだ来ていません。
御興味のある方は早めのご購入をお勧めいたします。
なぜならば、この商品はカフェ需要も高く
カフェのオーナーが数十脚まとめてご購入されるケースが多いからです。
一日で売り切れるケースも考えられます。
そうなると次回入荷が半年後になってしまうのです。
バイヤー泣かせの商品ですが、価格と商品のパフォーマンスからすれば
止めるわけにはいきません。

今週は、僕は胸をなでおろしています。
なぜならばミラノの展示会に行く予定だったからです。
ケルン同様、「ウーン、今ミラノかぁ」と悩み
また高額な出張費をかけて行く必要があるかと悩み、
上司に「熱は無いんですけど、あたまが痛い」と言って
急遽中止してもらいました。
そしてアイスランドの火山が噴火して飛行機が飛ばなくなったわけです。
知り合いにミラノに行った人が複数いますが
空港に6日間閉じ込められています。
僕も2日が最高なので辛さがよくわかります。
出展者の人たちはタクシーで帰ったそうです。
ミラノからブラッセルとか、アムステルダムとか気が遠くなりそうです。
「チェア035」でおなじみのTONからも招待されていたのですが、
「来なくて(ミラノ)君はラッキーだった」とメールが昨日きていました。

先日といっても結構前になるのですが、
偶然「スカイツリー」新東京タワーの近くに行きました。
0423-1.jpg













だんだん迫ってきます。
0423-2.jpg 「当たり前の生活感のある街に突如現れる」と言った感じで、
僕は不気味に感じられました。
0423-3.jpg












とても無機的でこの先どうなるのか実際わかりませんが、
この界隈のレトロなイメージとは釣り合わないと感じてしまいました。
0423-8.jpg










この鉄塔は青空を目指していました。
0423-4.jpg これでも充分高いのですがまだ半分以下です。
ちなみに完成時の高さは634メートルで
この時は300メートルくらいでした。
今現在は349メートルだそうです。

駒形橋を渡り振り替えると、
0423-5.jpg












スカイツリーのとなりに
「フィリップ・スタルク」の作ったオブジェがありました。
(別名ウ○チビルで有名。こちらのほうがメジャーで
誰が作ったかを知らない人のほうが多いのですが、
家具バイヤーとしては「スタルクのヤツね」と
サラっと言わなければなりません。)
なにか切なさを感じていました。

それは御成門の近くにある
0423-6.jpg 東京タワーが心配になってしまったからです。
0423-7.jpg













新しく出来るものの陰には消え逝くものもあるのです。
東京の象徴です。
僕はどんなに時代が変わっても
「東京タワー」であって欲しいと思っています。
時代が代わりどことなく昭和を懐かしく思うこのごろ
東京タワーはレトロの象徴なのです。
いわゆる今のカフェの原点なのです。
「高い建物が邪魔をして電波が飛ばなくなってしまい、
東京タワーが用無しになるのだったら、
高い建物なんか作らなければいいじゃない」と叫びたくなります。
「絶対壊すなよ」と祈るばかりです。
パリのエッフェル塔を壊そうとする人いますか?
なんかみんな壊してしまうのですか。
歌舞伎座も蔵前国技館も東京駅もパレスホテルも
僕の「JAZZマサコ」(ちょっと違うか)も全部
無くなってしまったじゃないですか。
どうしてくれるんですか「マサコ」。
でもスカイツリーもいつか世界から伝達手段が発展して
電波が無い時代になれば、平成の象徴として
時代の中に埋没していくのかもしれません。
形あるものはいつか必ず「さよなら」しなければならないのです。
では諸行無常ということで頭を冷やして。

地名が店名になっている有名な「どじょう屋さん」があるこの界隈は
いわゆる下町であり、江戸情緒が残っています。
僕は同じ東京でも西側の育ちなので東側の地理が全くわかりません。
駒形、浅草、向島、蔵前などわくわくしそうな有名な地名ですが
どこにあるのかさっぱりわかりません。
江戸川区、江東区、墨田区、葛飾区となると全滅です。
ちなみに浅草は台東区でした。
これが、東側の人も同じで世田谷区、杉並区、大田区、目黒区となると
全くわからないそうです。
ちなみに高級住宅街のある田園調布は
世田谷区と大田区にまたがっています。
また田園調布という住所でも下町のようなところもあります。
と、全国的に有名なところはまだいいのですが、
調布市、府中市、狛江市、三鷹市、小金井市国分寺市となると
全滅だそうです。
これらの市名には必ず駅があります。
それではNOCEのあるコアな街である吉祥寺は
「吉祥寺市」ではありません。
武蔵野市です。
そして吉祥寺から歩いてすぐの有名な井の頭公園は、
実は三鷹市と武蔵野市にまたがっています。
人間失格、斜陽などで有名な文豪、太宰治が自殺した場所は
定かではありませんが、この井の頭公園を分けている玉川上水で
入水したと言われているのでおそらく、
武蔵野市でも三鷹市でもありません。
市の境上だからです。
武蔵境という駅が三鷹駅の先にありますが
これは武蔵野市境という住所にあります。
三鷹駅の半分は武蔵野市で三鷹市役所南側は調布市にまたがっています。
三鷹台の駅は三鷹市にありますがその直ぐそばの立教女学院は
武蔵野市でも三鷹市でもなく杉並区です。

どうですか!
完璧に東側の人間の脳が「臨海」に達しました。

もひとつ。
我が街下北沢に下北沢という地名はありません。
正確には代沢と北沢から成り立っています。
どこからが下北沢なのかがわかりません。
三軒茶屋の近くでも下北沢と呼んでいる人もいます。
正確に言えば下北沢界隈です。
ここがサンジェルマンみたいで好きなところです。

ところで蔵前国技館ってなんで蔵前にないのでしょうか。
川を渡った両国にあります。
東側の人は当たり前ですが、今は両国国技館といって
住所は墨田区横綱1丁目にあります。
ここで僕の脳は50度超えてしまいました。

(つづく)

  1. 2010/04/23(金) 01:04:22|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年4月16日 2010年春 中国出張 最終回

今週は、またジェットコースターのように寒暖の差が激しく、
初夏の日もあれば真冬の日もありました。
今(金曜日午後2時)下北沢には雪が少し舞っています。
週末、土曜日は回復しないものの、日曜日は晴れて暖かくなるそうです。

今週の商品は、リバイバルのBERN(ベルン)です。
BERN 2P GR0416-1.jpg ソファBERN 2人掛け グリーン
¥59,800

幅142×奥行89.5×高さ77(42)cm
※部分組立

◇色違いのブラウンです。
BERN 2P BR0416.jpg






以前から僕のお気に入りの商品だったのですが、
価格が若干高めのためあまり売れませんでした。
それでもこのデザインと雰囲気で止めるのはもったいないという事で
NOCEの努力と円高で価格を下げることができ続ける事になりました。
また、リニューアルに関してファブリックも変更となり、
一層カフェっぽくなりました。

デザインに関してですが、もともとこの商品は北欧で実際売られている
商品で、デザインも確かデンマークだと聞いています。
前回は3シーターもあったのですが個人的に
「大きすぎてこのデザインにはあまりマッチしない」ような気がして
今回は2シーターだけのオーダーとなりました。
フレームを外側に見せる手法はミッドセンチュリーの影響で
BERN0416-5.jpg











アームの切り方はスワン、エッグチェアで有名なデザイナーの手法に
似ています。
BERN0416-3.jpg







BERN 2P GR2 0416-2.jpg






又、本体のボトム部分にアールをつけることにより
柔らかなイメージになっています。
とにかく全体的なフォルムのバランスが絶妙で
置いておくだけでも存在感があります。

一方、グリーンのファブリックがよくマッチしていて
まるで「ユーズド」のようです。
ウォールナット系のローテーブルでもナチュラル系オークやアッシュでも
合いそうです。
部屋はどちらかといえばナチュラル系が合いそうです。
オレンジのカーペットやフローリングでも
カフェインテリアにするにはピッタリです。
ただ絶対的な値段から考えると
気軽に「おうちカフェ」とはいきませんが、
値段以上の価値は絶対あると思います。
ソファは基本的に全て手作りなわけですが、
トータルでここまで完成度が高い商品はあまり見たことがありません。
多分、もとの絵がいいのだと思いますが
それを忠実に表現する技術もすごいと思います。

さて値段ですが、59,800円です。
これだけ凝っていれば決して高くありません。
色と全体のデザインのバランス、
一度NOCEのお店でご覧いただければと思います。


前週のつづき。

今晩のホテルは広州国際空港に隣接する
いわゆる「エアポートホテル」です。
明日の飛行機が割りと朝早いのでこの方が街に泊るより楽だからです。
チェックインカウンターまで歩いていけます。
疲れていてもタクシーで行くのはやめて
あえてパブリックトランスポートで行くことにします。
僕はどこの街に行っても必ずこうしています。
この方が「街の感覚」を感じる事ができるからです。

会場を後にして地下鉄の駅に向かいます。
0416-1.jpg







混んだエスカレーターを降りて
0416-2.jpg 乗車券の自販機に向かいます。
0416-3.jpg






列はここにもありません。
ようやく自分の番になったのですが、あいにく僕の紙幣が使えません。
窓口に行き硬貨に換えてもらい再チャレンジ。

無事購入し自動改札機を抜け
0416-4.jpg







地下鉄に乗り(2号線)
0416-5.jpg 空港行き高速バスの駅である
海珠広場(ハイジュウグァンシャン)に向かいます。
0416-6.jpg











会場の駅であるパジョウ(漢字が書けません)から
11個目で海珠広場に着きます。
0416-7-1.jpg 0416-7-2.jpg
自動改札を抜け
0416-8.jpg







外に続く長いエスカレーターの終点には
0416-9.jpg なにか久々に見る街がありました。
0416-10-1.jpg 0416-10-2.jpg 0416-10-3.jpg とはいえ、この中からバス停を探すのは結構大変です。
そこは長年の「勘」で見つけることができました。
0416-11.jpg







(必ずネットなどでバス停は調べてからいきましょう。
探すだけで相当体力を消耗します。)
バスのチケット売り場で空港行きのバスの写真を指差して
チケットを購入。
これがチケット。
0416-12-1.jpg












飲み屋のレシートみたいですが、
キッチリとバスのシートの数だけ発行させます。
おじさんの指示に従いこの隣りの待合所に。
0416-12-2.jpg 誰が見ても間違いなく待合所です。
異変に気付いたのはしばらくしてからでした。
この待合所に空港行きの客らしきキャリアバックを持った人が
ひとりもいません。
しかも全員「バスを待っている感じなし」の人ばかりです。
正直、「みんなタクシー使うのでバスはガラガラかぁ」と思っていると、
さっきのおじさんが血相を変えて僕に怒りに来ました。
中国語でまくしられて全くわかりません。
ただ怒っているのがわかるだけです。
指をさして怒鳴っています。
そしてその指の先には大きく「空港快線」と書かれたバスが
道の向こう側にいました。
チケットは着席券ではあるものの指定席ではないので
乗客を乗せればすぐに発車してしまいます。
道路を必死に渡り
0416-13.jpg







全速力で走ります。
0416-14.jpg (実際の映像ではありません。そんな余裕なしです)
こういう緊急事態の場合キャリアバックはかかえて走ります。
ただカタログが「ずしりと重く」いつもより早く走れません。
不思議なもので
「こんな事ならあのメーカーの分厚いカタログ後で送らせるべきだった」と
後悔していました。
なんでこんな時そんな事考えるのでしょうか。
カタログをもらった時も同じ事を考えていたからです。
そろそろ心臓も限界と言っています。
なんとかバスの近くまで来て
0416-15.jpg







無事乗ることができました。
0416-16.jpg 中国では満席でバスを運行させます。
1回乗り遅らせると次のバスはだいたい満席なので
2本くらい乗れないのは覚悟しなければなりません。
自己責任なわけです。

バスは広州を後にして走り出しました。
0416-17-1.jpg 0416-17-2.jpg













レトロな街にトロリーバスが似合っていました。
0416-18.jpg







空港に着いて
0416-19.jpg







ホテルまで大きな空港のロビーを歩いて
0416-20.jpg ホテルのエントランスに着きました。
0416-21.jpg







振り返ると大きな空港のターミナルと
0416-22.jpg









沈みかけた日が見えました。
0418-23.jpg

その晩、中国に来て初めて中華料理を食べました。
0416-24.jpg







それが空港の隣接ホテルのレストランとは少し寂しい気もしますが。
サワーポーク(酢豚)のここのレストランのオリジナルヴァージョン。
0416-25.jpg







豚の代わりに海老でした。
良かったのですが、広東なので正統派が食べたかった。
でも東京でこれが出てきたら「ヌーベルシノワーゼ」とか言いながら
楽にメルロー(赤ワインのぶどう品種)が空きそうです。

これが絶品。
0416-26.jpg ジャガイモとなす(皮をむいてサイコロ状)を軽く揚げて
赤パプリカの乱切りをいわゆる少し甘めのしょう油ベースのあんで
炒めたもの。
シャンパンに合いそうです。

これは普通に水餃子。
0416-27.jpg







と言ってもこれが普通に出てくれば東京では行列ができます。
夢中になって食べてしまい、これにご飯を付けてなんと完食でした。
少しだけ気分が悪くなりました。

部屋に帰りカーテンを開けると管制塔と
0416-28.jpg








夜の空港が見えました。
0416-29.jpg
今回の展示会は人数も活気も大変なものでした。
まだイタリアが家具生産世界1位のころのミラノを
しのいでいたかもしれません。
家具は生活の中で使うものです。
今、中国ではハウジングブームで家具に対する関心があります。
そして一方、生産世界1位となった中国は日々、世界を相手にして
国内の多くの工場と競いあっているのです。
彼らの熱心さにはおどかされます。
技術も今では当時のイタリアを越していると思います。
ただ、問題がないわけではありません。
家具はいくら技術が優れていて耐久性もあり品質がよく安くても
それだけでは売れないからです。
それは同時に僕の課題でもあるわけです。

朝、目覚めると昨晩の管制塔が見えました。
0416-30.jpg











朝食のレストランで念願の「麺」を食べました。
0416-31.jpg トッピングは断ったのですが「どうしても」と勧められて
「ちんげんさい」を乗せました。

チェックアウトを終え歩いて空港に向かいます。
0416-32.jpg







何故か、太陽が黄色く見えます。
0416-33.jpg 後ろには管制塔とホテルが見えます。
0416-34.jpg







朝早いからか、人もまばらです。
0416-35.jpg











太陽は相変わらず黄色でした。
チェックインを済ませゲートに向かいます。
0416-36.jpg 空港の中まで黄色です。
黄色い太陽の中に飛行機がいました。
0416-37.jpg









ゲートから
0416-38.jpg 飛行機に乗り席に着いてとなりの飛行機を見ると、
まるで霧の中のように見えます。
0416-39.jpg








これは黄砂です。
今まで見たこともありません。
「広州では黄砂はない」と言っていましたが間違いありません。
飛行機は黄砂の中、滑走路に出ると
0416-40.jpg 定刻通り成田に向かいテークオフしました。
0416-41.jpg






  1. 2010/04/16(金) 11:56:18|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年4月9日 2010年春 中国出張3

今週、桜満開だというのに全く春を感じることができない程、
寒い日が続きました。
週末は暖かくなるようですが、天気にはあまり恵まれそうにありません。
ただ気温が高いので雨さえ降らなければ春を感じることができそうです。
散歩のついでにNOCEにお立ちよりいただければと思います。

今週の新商品はチェアになります。
110310-1.jpgのサムネール画像 130110チェア レッド
¥14,800
幅54×奥行60×高さ85.5(52)cm
Made in China

◇色違い、左からブラウングレイです。
130110 BR0409.jpg 130110 GY0409.jpg






このチェアを見つけたのはもう1年以上前になるのですが、
脚の形と色、またシートの布を決めるのに時間を費やしてしまい、
リリースが遅れてしまいました。
ここのメーカー、いい意味素朴なのですが、
こちらの言っている意味がなかなか通じません。
例えば、「ウォールナット色」といってもこちらが要求する色を
相手が理解するまでサンプルのやりとりを3回もしました。
これに脚の形状の変更などが加わって
1年かかってしまったというわけです。
ただこういうメーカーの方が
「いいもの」を作る可能性は高いと思います。
所謂、「へんくつ」というところでしょうか。

まず、デザインからですがラウンジ系チェアとカフェ系の
ちょうどその中間といった感じです。
全体的に丸くも四角くもないデザインはなんともいえません。
110310-3.jpg また円筒のテーパードレッグ(先が細くなっている)が
全体のイメージを丸くしています。
110310-2.jpg










カフェ系ダイニングでもシンプルでもどちらでも対応できます。
色はレッド、ブラウン、グレィの3色になっています。
ウォールナットのテーブルにレッドを合わせると
結構斬新な雰囲気になると思います。
座り心地は大きめサイズなのでゆったりとしています。
110310-4.jpg







さて、値段ですが14,800円と
チェアとしては高く感じられるかもしれませんが、
この大きさとデザインから考えれば決して高くありません。
是非NOCE各店で実際の商品をご覧いただければと思います。


前週のつづき。

前日、疲労のため9時頃に寝てしまったせいか
朝4時くらいから目が覚めてしまいました。
0409-1.jpg







5時に起床し、いつものように1時間かけて体をほぐして
6時にレストランへ。

今日もまた、「昼食抜き」メニュー。
0409-2.jpg 大量のサラダやおかず、パンに目玉焼きターンノーバー。
残念だったのは昨日あった、
様々な麺をこちらのリクエストに応じて茹でてくれるコーナーが
変わっていて「お粥」になってしまっていた事です。
連泊者たちのための配慮からか同じものを続けないのかもしれません。
残念でした。

今晩は同じ広州でも空港の前にあるホテル泊なので
チェックアウトを済ませ「いざ会場」へ。
0409-3-1.jpg 0409-3-2.jpg

エントランスが遠くに見え、
0409-4.jpg







レセプションに着くと、ここもすごく混んでいました。
0409-5.jpg







ダフ屋の数から予想していたとはいえ大変です。
イベントの大きさとダフ屋の数は世界共通です。
これがドイツでもイタリアでもフランスでもです。
そしてだいたいダフ屋同士で小競り合いをしています。
これも世界共通です。
ダフ屋の数とイベントの人気は比例するというわけです。

オーヴァーシーズバイヤー(外人バイヤー)のレセプションも 混んでいて
0409-6.jpg 受け付けが遠くに見えます。
0409-7.jpg







やはりここでも列はありません。
世界を見ればもともと列を作る国の方が少数のような気がします。
僕はある程度なれているのでコツを知っています。
「横入り」をするのではありません。
後ろから「横入り」する人を力ずくでも阻止するのです。
そうすると自然に後ろから押される形で前進するわけです。
(慣れないとケンカになる事もあるので最初から真似しないで下さい。
僕も最初はなかなか前に進めませんでした)


レセプションで受け付けを済ませて
大きな会場のエントランスに来ました。
0409-8.jpg







やはりここも人でいっぱいです。
朝早い段階でもかなり混んでいます。
0409-9-1.jpg 0409-9-2.jpg















カフェ系のかわいらしいチェストは、
エルム材(にれの木)無垢(合板ベニヤではない)で
まるでユーズドのような感じです。
0409-10.jpg









30,000円前後で入荷します。
ウォールナットヴァージョンも入荷します。

このチェアみんな感じいいのですが、
値段が高くなってしまうので難しそうです。
0409-11-1.jpg 0409-11-2.jpg











0409-11-3.jpg 0409-11-4.jpg








その後、数社と商談し見直すところもないので
0409-12-1.jpg












0409-12-3.jpg
会場を後にすることにしました。








相変わらずまだ混んでいます。
UNI_2912.jpg 外に出ると少し日が翳って
0409-15.jpg







屋根の隙間からこぼれていました。
0409-16.jpg







誰もいないカフェテリアに座りました。
0409-17.jpg 商談以外に座ったのはこれがはじめてでした。
結構疲れている自分に気がつきました。
混んでいるエントランスを抜け地下鉄の駅に向かいます。
0409-18.jpg







外に出ると大勢のダフ屋がいました。
0409-19.jpg











僕の仕事はこれで終わりですが、彼らはこれからです。
「お疲れ様です」

  1. 2010/04/09(金) 01:11:17|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年4月2日 2010年春 中国出張2

今週の新商品は、シンプルな正統派系ソファです。
8810-0402.jpg ソファTD9810 3人掛けセット グレイ
¥78,000

ソファ:W198×D88×H86(43)cm
オットマン:W62×D62×H43cm
Made in China
※部分組立
2人掛けセット(ソファW152cm)は¥69,800

今まで「おうちカフェ」系ソファが多かったのですが、
今回はシンプルとそのちょうど中間といったところでしょうか。
デザインの基本は数年前の北欧系シンプルです。
このため、他のウォールナットのダイニング(カフェ系)や、
ガラスのシンプル系のダイニングにも合わせやすく
インテリア的には優等生といえます。
今回は「グレィ一色展開」です。
色々選べるのもいいのですがデザインに合う色は基本的に1色、
多くて2色だと思います。

例えば車でも同じで、巨匠ピニンファリナがデザインする
アルファロメオには赤が似合います。
(もちろんフェラーリでも同じですが)
シルバーメタリックやホワイトはあまり似合いません。
一方お堅いベンツに赤はNGです。
話、はずれます。
イタ車つながりで色と車なのですが
まるで「走るカフェ」ともいえる「FIAT500」。
少しレトロなデザインに独得なカラーヴァリエーションが特徴で
「ボサノヴァホワイト」とか「チャチャチャアズール」とか
ネーミングだけでラテン系のギターが聞こえてきそうです。
この間、表参道でこの「ヴィンテージグリーン」という
スモーキートーンにライムグリーンを混ぜたような色のこの車を見ました。
あまりにも合っていて思わず微笑んでしまいました。

話をもとに戻してグレィなのですが、これをブラウンにすると
シンプル系ガラスダイニングには合わなくなってしまうのです。
さて、デザインだけでなく中身も当時のデンマーク北欧系のように
シート、背もたれ、アームになんと!フェザー(羽毛)が入っているのです。
フェザーの感覚はなんともいえず、座った時にシートの空気が
少しずつ抜けていき、包まれるような感じになります。
反発の早いウレタンフォームとは明らかに違います。
これで価格なのですが、オットマンを付けて2シーター69,800円、
幅198cmの3シーターで78,000円と
このパフォーマンスとしては安いと思います。
NOCEならではの価格になっています。
是非お店でフェザーの感覚を確かめていただければと思います。

ここで重要なお知らせをさせていただきます。
こちらのソファですがカタログの表記に「ポケットコイル使用」と
書かれていますが、フェザーが入っているため使用されていません。
大変申しわけありませんでした。

(前週のつづき)
翌日の朝、5時に起き6時までストレッチをして
朝食を取るためにレストランに向かいました。
6時くらいだと空いています。
これだとフライドエッグを焼いてもらう時も
あまりストレスを感じません。

さて席に着いてコーヒーを。
0402-1.jpg







それから、昼を抜く事が予想されるため昼の分まで取ってきました。
0402-2.jpg 多すぎて書き切れません。
トースト、ハム、ヨーグルトから中国だけに焼そば、炒飯、
チャーシュー饅まで。
フライドエッグ2個ターンノーバーもわすれません。
(ターンノーバーとは目玉焼きをフライパンでひっくり返して焼くこと。
僕も自分で作る時はいつもこれ。ただテフロンじゃないと
「白身」がくっ付いてひっくり返す時に失敗しやすいので注意が必要です。
ちなみにひっくり返さない目玉焼きはサニーサイドアップ)
まわりを見ても僕以上食べている人はいません。
前にイタリアで相席したマッチョ君が僕の目の前で
目玉焼き8個に大量のハム、チーズというのが最高でした。
筋肉に炭水化物は不要なのでしょうか。

部屋に戻り、計算機、名刺、招待状を手提げに入れて
0402-3.jpg 歩いて会場に向かいました。








今日はこの会場から出ているはずのバスで
東莞(ドングァン)に向かいます。
いつも東莞から広州に向かう時に使う臨時バスです。
当然バス停はありません。
場所を事前にネットで調べておいたのですが、
バスの気配も待っている人もいません。

なんか広州の会場がやたら静かです。
0402-4.jpg







景気の影響でしょうか。
時間だけがただ経過していきます。
0402-5.jpg 「今日、広州にして明日、東莞に計画を変更しよう」としたのですが、
なんと僕とした事が1日間違えていたようで広州の展示会は明日からでした。
人がいるわけありません。

さてどうするか?
ここで東莞に行けないとなると出張経費が無駄になります。
上司から「大量の朝食を食べさせるために行かせたわけではない。
自腹を切って半分返せ」と聞こえてきそうです。
それにしても車もひともいない。
地下鉄ひと駅分歩いてしまいました。
「こうなったら自腹でタクシーで行くしかありません」
っと言ってもタクシーもいません。
しかもここから約70キロもあるので
「鴨られる」の覚悟で行かなければなりません。
空車の流しのタクシーが来ました。
手を上げ停め、東莞と書いた招待状を見せ
「価格」と書いた紙を見せると解らないという表情をされました。
東莞が解らないのか、価格が解らないのか。
せっかく停めたタクシーです。
あせってきました。
価格ではなく次に値段と書きなおしたのですがこれもダメ。
しょうがない。
「このひと東莞に行きたくなくてとぼけている」と思いました。
それなら「このタクシーを使ってホテルに帰り
コンシェルジュに相談した方が早い」ととっさに判断して
無理やりドアを開け乗りこみ、ホテルの名前を言おうとしたのですが、
気が動転してしまい「思い出せない」のです。
なぜか上海で泊ったホテルの名を連呼してしまいました。
ですが、ドライバーにわかるはずありません。
広州にはそんなホテル無いからです。
ドライバーがそろそろ「やっかいな外人(僕)降りろ」モードに
突入してきました。
ここで降りるわけには行きません。
その時、振り返ると遠くにホテルが見えました。
ドライバーの肩をたたいて「ジェガ、ジュウテン!」
(中国語でジュウテンは酒店と書きホテル、
ジェガは僕には解らないのですがよく中国の人が指差す時によく言っていて
多分「これ」の意味ではないかと思います)とその建物を指差しました。
火事場のバカヂカラで中国語で連呼していました。
もちろん僕は中国語、話せません。
とドライバー「XXホテルね」とあっさり。です。
なぜかこの時、忘れていたホテルの名前が思い出せた方が
うれしく思いました。
メーターが倒され、タクシーはホテルに向かいました。

ホテルに着きコンシェルジュに聞くとホテルの前に来ている
タクシーに交渉してもらいOKということになりました。
日本円で5,000円くらいです。
日本の感覚から言えば30,000円くらいでしょうか。

タクシーは東莞に向けて走りだしました。
0402-6.jpg 気がつくと全身汗ビッショリでした。







東莞まで1時間以上かかります。
0402-7.jpg








車窓を見ているとイタリアの郊外となぜかかぶってフリウリ
(ベネチアの北に位置する)の事を思い出していました。
あの時よくイタリア人に車でベネチアから
アウトストラーダ(高速道路)で送ってもらったなぁ。
0402-8.jpg 0402-9.jpg
0402-10.jpg








いつも時差で眠たくなってしまい
「日本はどうなんだとか、イタリアではこうなんだ」と気を使って
話し掛けてくれているのに話の途中で寝てしまったなぁ。
とか思い出しているうちに眠ってしまいました。

目が覚めると
0402-11.jpgのサムネール画像 もう東莞の見慣れた風景に変わっていて
0402-12.jpg












大変な渋滞に巻き込まれていました。
0402-13.jpg











ちなみに中国では車も人と同じで列を作りません。
先に入った方が勝ちです。
そのためどの車も絶対譲りません。
僕に「ここで運転しろ」といわれても絶対できません。

会場に着きレセプションで登録をして
0402-14.jpg 戦闘開始です。
0402-15.jpgのサムネール画像







前回と違い物凄い人の数です。
ケルンやミラノの最盛期をしのぐほどで、
ここ近年こんな活気のある展示会は見たことがありません。


アームがウォールナットのこの1人がけは、2万後半で入荷します。
0402-16.jpg









デザインに斬新さがあります。
香港デザイナーだと言っていました。


ボリュームがあってポケットコイル内蔵のこのシンプルなソファ、
0402-17.jpg 0402-18.jpg

0402-19.jpgのサムネール画像 29,800円です。
結構しっかり作っています。





カフェ系ソファです。0402-20.jpg










色もこのままで2シーター19,800円、
3シーター24,800円と入荷が楽しみです。


これは、現行のSLZ300廃盤のための次期モデルです。
0402-21.jpg









SLZ同様左右に長いシートを変える事ができ
また、オットマンを独立して使う事が出来ます。
価格は49,800円とSLZより高くなりますが、
ポケットコイル内蔵やクォリティ考えればSLZよりコスパがあります。
色はダークブラウンです。


これはウォールナットにPUを貼ったチェアですが
デザインが堅すぎてNG。
0402-22.jpg スタートが遅かったので3時間くらいしか費やせませんでしたが、
ほぼ完璧に全てを見ました。
広州に帰ります。

バス乗り場に行くと前回と違って物凄く多くの人たちが待っていました。
0402-23.jpg








案内係りがいるので一応列のようなものが出来ているのですが、
0402-24.jpg 横入りは当たり前。
バスが着いてドアが開くと一斉に突進します。
0402-25.jpg







マゴマゴしていると永遠に乗れません。
僕も争奪戦に参加しています。
するとなんとこの後、うしろのバスの運転手が
一指し指を一本上に上げたのです。
見逃しません。
走りました。
足には自信があります。
先に乗った者勝ちのルールです。

飛び乗ると一番後ろの席がひとつだけ空いていました。
0402-26.jpg







僕を乗せるとバスは、続行中のバスの争奪戦と
大量のバスを待つ人々を後にすぐ発車しました。
0402-27.jpg







広州のホテルに帰り、食事をしましたが今日は疲れていて
料理を注文しないバイキングスタイルでてきとうに済ませました。
0402-28.jpg 味は覚えていません。







  1. 2010/04/02(金) 03:09:26|
  2. バイヤー&スタッフのブログ