NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年05月

NOCEのバイヤーズブログ

2010年5月28日 「おうちカフェ」ってなんだ? 3

今日は朝から、抜けるような青空が広がっていました。
今週は、天気がかわりやすく昨日は突然の雨にやられてしまいました。
週末は、東京、仙台以外のNOCEのある地域では晴れるそうです。
東京、仙台も曇りで雨がふっても通り雨くらいだそうです。
気温も調度いいので散歩のついでに
NOCEをのぞいて見てはいかがでしょうか。

今週の商品の御紹介は、以前このブログ(2010年中国出張2)で
取り上げた左右交換可能なカウチ型ソファです。

HY0061 BR-1 0528.jpg HY0061ソファ ブラウン
¥48,000

幅196×奥行144(85)×高さ87(40)cm
Made in China
※部分組立

◇こちらは色違いのグレイです。 HY0061 GY1 0528.jpg








これは、そのブログと重複してしまいますが、
現行モデルSLZ300廃盤に伴う後継モデルになります。
SLZに多少不満(納期が長い)があったので、
こちらの方の値段が上がったとしても
コストパフォーマンスがあると思い決定しました。

デザインですが、シンプルそのものです。
アームの部分がSLZのそれより厚いので
「ズッシリ」とした重厚感があります。
幅が2メートル位あるため、ラウンジ系が合いそうですが、
シンプルが基本のため部屋を選びません。
「おうちカフェ」でもいけそうです。

張り地には2トーンの平織りを使用していて、
レトロな雰囲気を出しています。

HY0061BRアーム0528.jpg







これもSLZにはなかったもので高級感さえあります。
色はオーソドックスにブラウンとライトグレィを使用しています。
どちらの色も生地の質感から、とてもエレガントに見えます。

脚部に関しても「木」になっているのでその質感を上げています。

HY0061アシ0528.jpg







レトロのような感じさえします。
このため「おうちカフェ」でもいけるわけです。

機能ですが、この手のソファ同様
シートを置き換えることにより左右にカウチを簡単にかえられます。

HY0061 BR 3 0528 .jpg また、ソファのクッションを利用して
オットマンを独立して使用することもできます。

HY0061 BR 2 0528.jpg








急に来客数が増えた時など、オットマンをスツール代わりに
使用することも出来るというわけです。

そして、また、なんとクッションの中に
ポケットコイルが内蔵されているのです。
この辺りがコスパが高いという事になるわけですが。
シンプルでありながら重厚なフォルム、高級感のある張り生地、
使い勝手の良い機能、そしてシートのインサイドにポケットコイルと
正に優等生なソファといえるでしょう。

価格は48,000円とこのパフォーマンスから考えれば安いと思います。
シンプルなデザインに少しカフェ系のエッセンスを加えたソファ、
ポケットコイル内蔵のシート、
是非NOCE各店で実物をご覧いただいて、
ポケットコイルの座り心地を是非お試しいただければと思います。


先週からのつづき。

時代は、小さな純喫茶を飲み込み70年代から、
激動の80年代に入ります。
実際世相も80年代は、現代(2010)を成熟期と考えれば成長期であり、
人生で例えれば青春期だったのかもしれません。
それは「カフェ」でも同じでした。
純喫茶に代わってコーヒーチェーンや
様々なファミリーレストランが次々と開店していきました。
1981年この年は、インテリアとカフェを結びつける重要な年でした。
渋谷にアフタヌーンティー、広尾のFOB COOP、
吉祥寺にペンギンカフェと、いずれも1981年の開店です。
雑貨店の中のカフェだったのですが
雰囲気が今までのカフェと違っていました。
現代のカフェに通じているのもこのあたりだとおもいます。
カフェオレを大きなカフェオレボールに入れて飲むのが流行りでした。
(カフェオレボールとは、中くらいのどんぶりのようなもの)
オールドパインのテーブル、
アンティークのダークブラウンのトーネットチェア(曲木チェア)
オフホワイトの食器とこの先のヨーロッパブームの
先読みだったのかも知れません。

時代は、バブル景気の前夜です。
ここで初めて「カフェ」という言葉が一般化されました。
作家で現国会議員の書いた「なんとなくxxxxx」は
1985年にリリースされ、
その中に登場するカフェバー「キーウエスト」と、深夜まで営業する
西麻布の「レッドシューズ」です。
「レッドシューズ」は内装を担当した方がその後のバーなどのデザインに
大きな影響を与えました。
またTVCMにも出演され「職業アーキテクト」と言うキャッチが
カッコよく所謂「カタカナ職業」の元祖だったかもしれません。

表参道にあったキーウエストは、
まさにウエストコースト流行の原点でした。
レッドシューズはバーの色が濃いので、
現在のカフェよりもダイニングバーに近い存在でした。
キーウエストオープン当時、いつも行列でした。
しかも「お茶」する人にもドレスコードがありました。
雑誌「JJ」の最盛期で女子大生というだけでもてはやされる時代でした。
ウエストコーストミュージック、JDサウザー、ジャクソン・ブラウン、
ジェームス・テイラー、イーグルスなどが流行った時代でした。
原宿のボートハウスにはトレーナーを買うために徹夜で並びました。
SHIPSと胸に大きく書いたトレーナーはステータスでした。
フクゾーの巻きスカートに濃紺のハイソックス、
ミハマの靴にキタムラのバック、レイヤードのヘア、
所謂「ハマトラ」ファッションが「JJ」とともに時代をリードしていきます。
男子はまだそこまでファッションに気を使う時代ではありませんでしたが、
メンズクラブ、ポパイ、HOTDOGなどがバイブルでした。
大別するとVANの流れを継いだ「トップサイダー」の
デッキシューズ命の「アイビー」派と、
ビーサンにベルボトムのジーンズ、
細かい花柄、コーラで脱色させた「潮焼け」風のレイヤード系でしたが、
両者にあまりボーダーはありません。
ちなみにシャツはパンツの中にしっかり入っていて、
革のベルトにバックルが渋くきまっていました。
お嬢様に対して、男子はややワイルドな感じでした。
雑誌HOTDOGをかかえ、ゴルフ(車名)でハマトラの
お嬢様女子大生をナンパするために、
「髪をコーラで脱色すると本物の潮焼けに見える」と信じ、
タンニングマシーンで小麦色、ルーフキャリアには
「ゴッデス」のボードをネジで貼り付け、カーステレオからは
ジャクソン・ブラウンで夜の渋谷にくりだします。
当時、ファッションだけのサーファーを
「陸[オカ]サーファー、通称(陸[オカ]サー)」と呼びました。
雑誌にはお嬢様女子大生の読者モデル(ドクモ)が載っていて、
お嬢様もそうでない人もみんな模倣しました。
お嬢様と思いナンパし、サーファーだと思ってナンパされ
向かったキーウエストでは2人の「トロピカルドリンクの氷」にささった
花火がはかなく散っていました。

カフェバーは、そんな浮かれた時代に大ブームを起こしました。
その流れは日本全国に広がって行きます。
カフェバーとは、おそらく昼はカフェの機能を持ち、
夜はバーになるといった解釈だと思いますが明確な定義はありません。
イタリアのバール、フランスのカフェ、
アメリカのラウンジなどが似ていますが、
当時のカフェバーにこれらはあてはまりません。
日本独自のものだと思います。
喫茶店の看板を下ろして内外装を少しリニューアルし、
カフェバーと書いただけでも喫茶店は生まれ変わりました。

時代はいよいよバブルへと突入していきます。
同じ1980年代も前半と後半では全く異なるのです。
カフェバーもハマトラも陸サーも浮かれた時代とともに
次のジェネレーションの中に消えていくのです。
ただ、アフタヌーンティーなど
カフェバーブームに関係しなかった所は着実に基礎を固めていました。

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  1. 2010/05/28(金) 11:26:18|
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2010年5月21日 「おうちカフェ」ってなんだ? 2

今週の商品紹介はまさに題名の「おうちカフェ」に
ピッタリのアイテムです。

0521ローテーブルBF5885 BL.jpg ローテーブルBF5885 ブルー
¥5,980

幅80×奥行48×高さ32cm
Made in Taiwan
※組立式

◇色違い左上からライトブルーホワイトライトパープルライトグリーンです。
0521ローテーブルBF5885 LTBL.jpg 0521ローテーブルBF5885 WH.jpg
0521ローテーブルBF5885 LTPU.jpg 0521ローテーブルBF5885 LTGR.jpgのサムネール画像


デザイン的には、楕円の天板に丸脚テーパーと
北欧系のものになっています。
オファーされた時、全体の色がナチュラルだったので
商品化は難しいと思いましたが、
「待てよ。色を変えれば生き返るかも」と
脚と天板の側面をウォールナット色にし、
天板を「PANTONE」で色指定しました。
その後サンプルがあがって実物を見てみると
これがなかなか良かったので商品化したわけです。
特にブルー系2色はPANTONEならではの色です。(291番と318番)
北欧系カラーとウォールナットとの相性はなんとも言えず繊細です。
少しソファの色選びが難しくなるかもしれませんが、
このテーブルの脚がウォールナット色であるのを考えれば
なんでもコーディネートできそうな感じです。
また大きさも小ぶりなのでそれほど主張が強くありません。
例えばおもとめ易い 8045B(15,800円)とあわせても
かなり感じよくなります。
「おうちカフェ」がミッドセンチュリーのテイストで味わえます。

さて、価格ですがなんと5,980円(税込み)です。
NOCEプライスの王道です。
先程の8045Bとプラスしても21,780円となり、
チェアやダイニング選びに余裕がでます。
また価格が安いので2本買って色のコントラストで遊んでも
楽しいかとおもいます。
どの色に人気が集まるか予想できませんが、
初回仕入れのため集中してしまうと欠品が早そうです。
価格も手頃なので、一度実物をご覧いただければと思います。


先週からのつづき。

時代は70年代になり、激動の60年代と違い
行き場を失った人たちが多くなり、世の中は少し退廃的になり、
若者は「無気力」と非難されました。
喫茶店も思想的なものは姿を消し、脱サラブームによって開業する
「純喫茶」(酒類など出さずに喫茶店メニューのみの店)が多く見られました。
こういった店にテーブル式の「スペースインベーダー」「ブロック崩し」などの
ゲーム機があり、(当時1ゲーム100円)退廃的で無気力な時代を
象徴していました。
一方、この喫茶店安定期に大型喫茶店の礎が作られました。
まず、1971年に世界最大のハンバーガーショップが銀座に出来ました。
つづいて1972年にデイリークイーン(今は完全撤退。全盛期は200店舗)
が出来ました。
もちろんどちらもコーヒーがあるわけで、
喫茶店のシェアは食われるわけです。
当時、「ネコの肉が使われている」とうわさになったほど
競争をしていました。
(ありえないうわさです。なぜならばネコは筋肉質で
食用にするにはコストがかかりすぎます。また、野生的で
ネコ牧場などできるわけがないからです。)
ただコーヒーは出ますが立ち飲みのコーヒーはまだ馴染みませんでした。
日本の大手チェーン喫茶店もこの頃が、スタートでした。
ポエム、コロラド、珈琲館などが代表です。
また、名画に恥じない喫茶店、フランス語で「黒猫」の意味を持つ
大型大衆喫茶店もこの時代に飛躍しました。
椅子に座って「ホットひとつ」と言って
カップのコーヒーに砂糖とミルク(ステンレスの小さな容器)を
クルクルとティースプーンで音を立てながらかきまぜるわけです。
喫茶店をサボリに使っている背広にネクタイのセールスマン、
ウエイトレスがこのミルクを忘れたりすると
「フレッシュないよ!」と八つ当たりぎみに怒鳴りつけていました。
フレッシュの意味がわからないウエイトレスが聞き返すと
火に油を注ぐ事になり「店長出せ!」となり、
黒のスラックスに白いワイシャツ、蝶ネクタイの店長が
「ねんきの入った丸いステンレスのお盆」を胸に飛んできます。
「新人なので勉強が足らずすみません。コーヒーの料金、いただきません」と。
すると「僕はねぇ、別にそういう事言ってるんじゃぁないんだよねぇぇ。
あの娘にがんばってねと伝えといてね」
もちろんフリーオブチャージのネゴシエーションは成立し、
時間もつぶれました。
「はい!ありがとうございます」と店長。
セルフが多くなった昨今考えられない光景でした。

それでもコーヒーの歴史を塗り替えるような店舗が
1973年に進出してきました。
1973年のアンナミラーズと1974年のデニーズです。
なにがすごかったのかといえば、アメリカ式の
「コーヒーおかわり自由」というものです。
デニーズは郊外だったのですが、アンナミラーズは、
下北沢や自由が丘といったコアな街にありました。
「パイ」で有名だったのですが、
違う意味で男性客を引きつけていたようです。

1970年代、個人オーナーの純喫茶、大手コーヒー豆メーカーチェーン店、
大手大衆喫茶店、ハンバーガー店、アメリカ系コーヒーレストランと
この時代は大きな流れの変わるマグマが蓄積された時代とも言えます。
ただ70年代後半になると大手の躍進に伴い、
コーヒーだけをサービスする「サテン」と呼ばれた
個人オーナーの純喫茶は時代とともに姿を消していきます。
個人が脱サラなどで独立開業し易いという理由で多く出店されましたが、
また多く廃業していったのも事実です。
「星の数ほど出来ても、星の数だけ消える」ともいわれていました。
いつのまにか、街から「サテン」が消え大手コーヒー店が増えました。
激動の80年代を迎えるカオスとも言えました。

1976年に三木聖子が歌った、「まちぶせ」の
(荒井由実のオリジナル曲で石川ひとみが後にカバーしてヒットした。
最近は徳永英明で有名)「夕暮れの街角で覘いた喫茶店」も、
1977年に讃岐裕子が歌った「ハローグッバイ」の
(これは、オリジナルが1975年アグネスチャンのシングル
「冬の帰り道」のB面。ただ讃岐裕子バージョンと歌詞が一部異なる。
後に柏原芳恵がカバーしてヒット。音楽的評価は讃岐裕子のほうが高い。)
「紅茶のおいしい喫茶店、白いお皿に グッバイ、バイ、バイ」も
所謂70年代の「サテン」でした。
「サテン」自体も時代の彼方に皮肉にも「グッバイ」となっていきました。

余談として。
このブログを書いていて思い出したのですが、
紅茶のおいしい喫茶店と聞いて吉祥寺にあった
「ティークリッパー」を思い出しました。
随分前に閉めたそうですが、最近復活したそうです。
元の場所はプチロードと言って喫茶店(カフェの原型かもしれません)
の集積でした。
ティークリッパーもそのひとつで、その他に
「しもん」「サムタイム」「スクラッチ」「コンツェルト」(クラシック)
「西洋乞食」などの名店があり
JAZZの香りがいまでも漂っているような気がします。

次週につづく。

  1. 2010/05/20(木) 05:30:25|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年5月14日 「おうちカフェ」ってなんだ? 1

今週は、ようやく春らしい陽気になりました。
ただなぜか、朝晩だけいつもより異様に寒いような気がします。
昨日の朝は、思わずストーブが少し恋しくなったほどです。
週末は、ほぼ全国的に天気に恵まれそうなので
お散歩がてらにNOCEのお店にお立ち寄りいただければと思います。

今週の商品のご紹介は、
ダイニングテーブルとダイニングチェアです。
まずはテーブルからです。
T0919EXtable_WN020514.jpg T0919エクステンションテーブル ウォールナット
¥32,800

幅130(160.5)×奥行80.5×高さ72cm
Made in China
※組立式

◇画像は開いたシルエットです。
 (色違いのオークはこちらからご覧下さい。)

デザインは飽きのこないシンプルでスッキリとしています。
特に脚はテーパード(先が細くなっているもの。最近ジーンズでも
良く使われる) になっていて、更に少しだけ外側に広がっています。
このあたりは、北欧のセンスとイタリアをミックスさせた感じと 言えるでしょう。
そして機能ですが伸長式になっていて
130cmから160cmまで伸ばす事ができます。
人数が増えた時の対応としてとても便利です。
又、この手の伸長式テーブルは、伸ばした時のシルエットが
悪くなる場合が多いのですが、あまり悪くなりません。
素材は以前にもご紹介させていただいたオークとウォールナットで
木の質感も大変良く「おうちカフェ」スタイルから
シンプルまで幅広く対応できます。



0514B0901ベンチ OAK2.jpg B0901ベンチ オーク
¥9,800

幅100×奥行37×高さ43cm
Made in China
※組立式

次にベンチですが、今回オークのみの入荷です。
ただ大変申し訳ありません。
ご予約数が予定入荷数を早々に越してしまい
このブログがアップされるころには
欠品している事になっているかも知れません。
ウォールナットの方は、コンテナが東京港に入っているので
月末ころの入荷予定となっています。
(ただし税関の関係上遅れる事も予想されます。)
もしも御興味のあるお客様は、
お早めのご予約をおすすめいたします。
ベンチの需要は実際のカフェでも人気が高く
「おうち」でも当然、雰囲気が出し易く、
またチェアよりも場所を取らないため(壁につけて使うなど)
空間を有効活用できます。



0514C0905 OAK.jpg C0905チェア オーク
¥7,480

幅44×奥行51×高さ80.5(43)cm
Made in China

最後にチェアですが、現行のウォールナットの
オークバージョンです。
木の素材を替えただけでもかなり雰囲気がちがいます。
好みにもよりますが、この素材の方がより北欧を意識させます。
特に座面がプライウッド(積層合板)を使用していて、
先端が曲がっています。
座った時の心地良さが違います。
この辺のクオリティの高さは特筆するところです。
しかもオーク素材でです。

さて価格ですが、テーブル32,800円、ベンチ9,800円、
チェア7,480円と素材とデザインから考えれば、安いとしか
いいようがありません。
テーブルにベンチ(売り切れているかもしれませんが)チェア2本で
57,560円です。
チェア4本とテーブルでも62,720円です。
どちらの素材をお選びいただいてもデザインに攻撃性がないため
どんなお部屋にも合うと思います。
お友達とわいわいカフェ感覚で
ワインでも飲みながら楽しい時間が過ごせそうです。


僕の商品紹介でもここのところ「おうちカフェ」という言葉を
多用させていただいているのですが、
本来この「おうちカフェ」とは一体何でしょう。
おうちのようなカフェなのか、カフェのようなおうちなのか。
それは当然、カフェのようなおうちです。
それもNOCEが提案するものはカフェのようなおうちを
お手軽価格でです。
ダイニングテーブルにチェア2本、ソファ、ローテーブルまで
入れて50,000円以内で収まります。
またそこまで価格にこだわらなくても
そこそこで雰囲気のある部屋作りができてしまうのです。

そこで「おうちカフェ」なのですが、
以前FMを車で聞いていた時、偶然パフュームが出ていて
「ワンルームディスコ」(去年の3月リリース)について
話していた時のことです。
「ディスコもお金かかるし、
おうちにミラーボール吊るしてみんなで踊ったら楽しそー、
おうちディスコみたいな」と。
このフレーズ耳に残りました。
そこに最近流行の「巣ごもり消費」から派生した造語の
「おうちXX」です。
「おうちレストラン」とか「おうち麺」(冷やし中華のCMから)など
巣ごもり消費に「おうち」を付けることにより
この造語が生まれるわけです。
ただ次にこの「おうちカフェ」であるカフェの定義が
大変難しくなります。
多分、漠然としたイメージはあるのでしょうが
「これ」といったものがありません。
目黒川や下北沢、吉祥寺にあるようなものなのか、
セルフ式のものからメイド(それは絶対無い)や
ネットをつけたものまで多種あります。
多分、インテリアを伴ったものは前者だと思います。
カフェ系の音楽に北欧ユーズド、ミッドセンチュリーなどの家具、
スローフードにウッディな雰囲気、モスグリーンのランチョンマット、
お箸とアルミのスプーンとフォークの入った
編み込みの木製のカトラリーボックス、デュラレックスのグラス、
手書きのメニュー、そして居心地のいい空間の中でゆっくりと
時間がながれていくと、こんな感じでしょうか。
このようなカフェは所謂世界で言われているカフェとは少しちがいます。
これは日本独自のものである意味、世界に誇れるものだと思っています。

世界のカフェの中で現存する最古のものは、
イタリアのベネチアのサンマルコ広場にある
「フローリアン」だと言われています。
このカフェは仕事のついでに何度か立ち寄ったことがあります。
店の前にオーニング(テント)が張り出していて
前のスペースにパラソルとテーブル、チェアが並べられている
といったヨーロッパの街によくある当たり前のようなカフェでした。
ただ店内はさすがに1720年創業だけあって
ベネチア全盛期を彷彿とさせるようなすばらしいインテリアです。
ちなみにここは「アイスラテ」発祥の店です。
オーダーしてみたのですが、細いグラスに熱いエスプレッソ、
次に熱いミルクを注ぎます。
この時点で横から見ると2層になっています。
そこに、氷を上から加えてかきまぜるわけです。
最初から冷たいものがでてくるわけではありません。
さすがに最古というわけです。

ヨーロッパの各都市には当たり前のようにある
日本でいえば「オープンエア」のカフェですが、
決定づけたのはやはりパリのカフェだと思います。
ここに20世紀初頭に当時の思想家、作家、画家、音楽家といった
人たちが集い議論をし、ひとつの文化を形成していきました。
例えばルソー、サティ、ストラヴィンスキー、シャガール、ピカソ、
ヘミングウエイなど書ききれないほどで、
単にコーヒーを飲むところではないというところなのでしょうか。
もっともパリではこういったカフェも夜ともなるとバーになるので
きっと議論も白熱化するのでしょう。
ちなみに下北沢では未だ、しょっちゅうバンドのメンバー同士、
劇団の役者同士で熱い議論をしています。
(一緒にするには失礼なのですが、熱い気持ちには変わりません)

ここで日本に戻します。
日本最初のカフェは、1911年銀座に「プランタン」という名前で
出来たといわれています。
やはり、パリのように当時の文化人の
「意見交流のために作られた」という事でした。
こんなに古くからカフェが存在していたならばもっと根付くはずでした。
社交場でもあったオープンなカフェに対して、
日本で根付いたのはクローズドな喫茶店でした。
喫茶店は1920年頃から各地に出来始め、
喫茶店は完全に一般化しました。
1950年頃から (JAZZマサコは創業1953年です。)歌声喫茶、
名曲喫茶、JAZZ喫茶と目的によってカテゴリー化され、
単なる飲食、待ち合わせ、喫煙やサボリだけを目的とする喫茶店は
大衆喫茶となりました。
歌声喫茶とは、来店客全員に歌詞カードが配られ全員で歌うもので
カラオケの原点と言えるかもしれません。
ここで結ばれるカップルも数多くいました。
JAZZ喫茶は、JAZZです。
名曲喫茶はクラシックです。
渋谷にある「ライオン」は創業昭和元年です。
名曲喫茶の特徴は「私語厳禁」です。
メニューに雑音もダメと書いてあるところもありましたが、
「私語など他のお客様のご静聴の邪魔になる行為をされた場合
倍の料金をいただいたうえ退店ねがいます」と
メニューに書いてあるのが普通です。
この流れは文化といえば文化なのですが、パリのそれとは違います。
「まんが喫茶」「ゲーム喫茶」「ノー・・・」(書けません)と
目的別のセギュメント喫茶としては同じカテゴリーになるからです。

日本の喫茶店がパリのような文化的な側面を持ったのは
なんといっても60年代の喫茶店です。
72年に流行した「ガロ」の「学生街の喫茶店」に象徴されます。
60年代に喫茶店で「片隅で聞いていたボブディラン」を
「人の姿も変わった」70年代に歌ったわけです。
60年代といえば、60年後半から70年前半学生運動花盛りで
アメリカ映画の学生抗議運動を描いた「いちご白書」や
自由を取り上げた「イージーライダー」が盛り上げました。
所謂、学生街の「喫茶店」のレジ付近には、このような映画の案内、
芝居、また学生集会のパンフレットが沢山ぶら下がっていました。
その喫茶店で、お茶を飲みながら熱く議論するわけです。
やがてその時代も終焉を迎えます。
「いちご白書をもういちど」が流行したのは1975年でした。
リクルートスーツに身をかためて大学3年から就活する今では
とても考えられませんが
「無精ひげと髪を伸ばして学生集会にでかけた」人が
「就職が決まって髪を切って、もう若くないさ」と
(今はもう別れてしまった)彼女に言い訳をする時代でした。
喫茶店が文化的であった時代の終焉でもありました。

下北沢に唯一残るその手の喫茶店があります。
「マサコ」無きあと現存する喫茶店では最古かもしれません。
ただ、思想的ではなく、場所がら音楽、芝居の要素が高く
その種のポスター、パンフレットが置いてあります。
僕が始めて行ったのは高校生のころで
ジンジャーエールを本当の生姜とライムとソーダで作るのを
知ったのもこの店でした。
大貫妙子のアルバムの「プリッシマ」が流れていて
「Rain Dance」と言う曲の時に思わず泣いてしまいました。
下北カフェ激戦区の中で喫茶店として健闘しています。
もう何年も行っていないのですがこの機に行ってみようと思います。
宮沢賢治にちなんだ「いーはとーぼ」に。

 
  1. 2010/05/14(金) 05:02:47|
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2010年5月7日 カレンダー通りのお休み

5連休も「あっ」という間に終わってしまいました。
天候にも恵まれ満喫された方も多かったかと思います。
なかには木金と休みを取っている人もいるのか、
街はまだ休日モードです。
木金を休みにするとなんと9連休になります。
僕はカレンダー通りなので昨日から仕事をしています。
連休のフィナーレを飾る今週末ですが、
天気には全国的に恵まれそうです。

今週の新商品ですが、手頃なラックのご紹介です。
0507BF6322.jpg フリーラックBF6322 ウォールナット
¥8,480

幅60×奥行30×高さ44.6cm
Made in Taiwan
※組立式

0507BF6321.jpg フリーラックBF6321 ウォールナット
¥9,800

幅80×奥行30×高さ80.4cm
Made in Taiwan
※組立式

まず扉のついた2タイプですが、その扉は一枚で左右にスライドします。
そのためどちらかの棚がが常に開いている状態になります。
開いているほうにオーディオなどの機器をセットしておいて
閉まっている方に本やソフトを収納すると便利かもしれません。

雰囲気はこれも「おうちカフェ」志向で
部屋のアクセントとして充分使えます。
ソファやローテーブルは決まったけれど、
部屋に小物がゴチャゴチャしている時の整理用には最適です。


0507BF6316.jpg フリーラックBF6316 ウォールナット
¥9,800

幅60×奥行30×高さ123cm
Made in Taiwan
※組立式

次は高さのあるラックです。
高さがある分、部屋のアクセントという使い方は難しいかもしれません。
キッチンラックとして使用したり、
バスまわりのラックとしてタオルなどを収納してもいいと思います。
タオルの色も凝ってみれば充分インテリア性が高くなります。
これもカフェ系なので他のNOCEのカフェ系アイテムと合わせても
違和感はありません。

さて価格ですが、1段のラックが8,480円、2段が9,800円、
高さのあるラックが9,800円とお手頃価格です。
組立て式ですが構造が単純なので難易度はそれほど高くありません。
NOCE各店でご覧いただければと思います。


ゴールデンウイークですが、結局なにもしなかったような気がしました。
地方に行く交通は大変な混み方でしたが、都内は比較的に空いていました。
昨日、今日と仕事なのですが、
また明日から休みだと思うとどうも調子がくるってしまいます。
一方、日々動いている商品を2日だけで見なければならないので
結構プレッシャーを感じています。
来週からが本番といったところでしょうか。
ついでに木金もナショナルホリデーにならないのでしょうか。

 
  1. 2010/05/07(金) 03:56:34|
  2. バイヤー&スタッフのブログ