NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年09月

NOCEのバイヤーズブログ

2010年9月24日 上海国際家具見本市3

今週の月、火曜日と9月だと言うのに「死ぬかと思う」ほど
暑くなりましたが、翌日の雨から一気に涼しくなり
秋を迎えたような気がします。
週末は、全国的に晴れそうです。
僕は久々に散歩でもしようかと思っています。
ようやく「外出し易い陽気」になりましたので
是非NOCEをのぞいていただければと思っています。

今週の新商品のご紹介は、
オーソドックッスな正統派ソファです。

0924TD9811A.jpg ソファTD9811A 2人掛けセット(オットマン付き) ブラウン
¥59,800

ソファ:幅162×奥行92×高さ80(42)cm
オットマン:幅60.5×奥行60.5×高さ42cm
Made in China
※部分組立

スクエアなデザインはシンプルそのものでクセがなく飽きが来ません。
そしてどんな部屋にも合いそうです。
またデザインの特徴としてアーム部分に厚みを持たせてあるので、
全体的にドッシリとしていて安心感があります。
シンプル系、モダン系はシャープですが華奢なイメージがあり、
カントリー系は、しっかりしていてもゆるいといった
イメージがあります。
言ってみれば両者のいい所を取ったという感じでしょうか。
デザインが角張っていても丸く感じるわけです。

座り心地は、このボリュームなのでゆったりとしていて抜群です。
シートにはポケットコイルを使用しているので
しっかりと腰を支えてくれます。
付属のオットマンにもポケットコイルが内蔵されているので
単体でスツールとしても使用でき、また足を乗せても快適です。
アームの部分とシートと段差が比較的少ないので
「少し横になる」事もできます。

カラーはファブリックのダークブラウンのみですが、
このデザインにはこの色が一番似合います。
またこの生地には高級感もあります。

さて価格ですが、このデザインとボリューム感に
ポケットコイル内蔵のシート、
またさらにポケットコイル付きオットマンまで付けて
なんと59,800円です。
絶妙なコストパフォーマンスです。
円高の追い風もあり、なんとか60,000円を切りました。

「デザイン、ファブリック、座り心地」と
全体的にバランスよく出来ているこのソファ
写真では説明し切れません。
是非、NOCE各店にて実物をお確かめいただければと思います。


とりあえずバンドを目指すことにしました。
100924-1.jpg







バンドとは、英語で上海に17世紀後半に出来た租界
(外国人居留地)を意味します。
1842年(ぺリーの日本来航が1853年)アヘン戦争に負けた清国が
イギリスにその代償として上海の土地を売り、
その後イギリスが自国の法律を制定し統治していきます。
その後、第2次アヘン戦争の後、
列強(フランス、アメリカ等)が加わり総合統治が始まりました。
当時、治外法権が認められていて急速に欧米の街となっていきました。
バンド地区はその当時の商業、経済、行政の中心で
多くの銀行や官公庁の建物が当時の西洋建築そのままの姿で残っています。
この辺がヨーロッパ的なものを感じさせてくれるのかもしれません。

有名な香港上海銀行(HSBC)
(総資産では世界最大。株価時価総額ではシティ、バンカメに次ぐ
第3位。香港ドル発行銀行。ちなみに日本円の発行銀行は
日本銀行、通称「日銀」)が上海バンドにできたのは1865年、
香港創設の1ヶ月後でした。

バンドは夜ともなると建物がライトアップされ幻想的です。
河を挟んで対岸に今の上海、
テレビ塔や様々な高層ビルを見ることが出来ます。
この間をナイトクルーズの船が「ボーッ」と汽笛を鳴らしながら滑ると
時空の河がゆっくりと流れていきます。

バンドまでの路地は、
100924-2.jpg まるで時間がゆっくりと停まっていくようです。
100924-3.jpg









路地の向こうにテレビ塔が見えると
100924-4.jpg そこはもうバンドでした。
0924-5.jpg






この建物も
0924-6.jpg この建物も
0924-7.jpg










100年間、歴史の中で刻み続ける時計も
0924-8.jpg そしてHSBCさえも(手前の建物)
0924-9.jpg










対岸の上海の
0924-9-2.jpg 繁栄を
0924-10.jpg









ずっと見続けていくのでしょうか。
0924-11.jpg 「夜上海」(イエシャンハイ)が更けてゆきます。
0924-12.jpg








バンドから
0924-13.jpg







ゆっくり
0924-14.jpg ゆっくりと
0924-15.jpg










来た道を帰って行くと
0924-16.jpg 電信柱が誰もいないオレンジ色の路地に影を作っていました。
0924-17.jpg










翌朝、「見本市に未練はない」と1本早い飛行機に乗るため
朝5時に起きました。
下北沢を出てちょうど24時間が経過していました。

1時間かけて「明けていく上海の街」を見ながらストレッチをして
身体を起こし朝食を取りにレストランに行きました。
0924-18.jpg どうもクセなのか見本市がなくてもたっぷり食べてしまいました。
トースト4枚、ロールパン2個、クロワッサン2個、
ベーコン、チャーハン(中国だけに)ソーセージ、ハム、
エメンタール(チーズでこれとロースハムをパンに挟むと止まらなくなる)
目玉焼2個(ターンオーバー)スモークサーモン、
サラダ、オレンジジュース、ストロベリージャムと
ヨーグルトと食べる前に全部並べてみました。
(このあと実は、シューマイ、エメンタールとハムリピートしてます)

余談ですが「中国のパン」はすごくおいしくなっています。
前は考えられない事ですが地下街が少しバターの香りがしていました。

全てを済ませてコーヒーを
0924-19.jpg








飲みながら少し「僕のもやもや」を考えてみました。
0924-20.jpg まず、「何故今回の見本市が違って見えたのでしょうか」と。
「僕の見る目が変わった」のか、「見本市が変わったのか」ですが、
問題は、「見本市が変わらない」事にあるような気がします。

中国は、その安い労働力を武器に
「あっ」という間にイタリアを抜き世界1の家具生産国になりました。
10年前、欧米や日本は住宅着工件数の伸びとともに家具の需要が伸び、
生産コストの安い中国から競って輸入しました。
安く輸入すれば売れた時代です。
そしてその伸びとともに中国には毎年新しい家具工場が
新しい技術を持って次々と出来ました。
家具工作機械はドイツやイタリアの最新鋭のものでした。
中国の家具工場同士の熾烈なバトルが始まるわけです。
売れるデザインがあればすぐにコピーしさらに安く市場に出します。
この場合、品質が悪くなるケースと良くなるケースがありましたが
良くなるケースの方が多かったような気がします。
この事が技術革新と効率性(安くするため)を
物凄いスピードで高めていくわけです。
欧米や日本の有名家具チェーン、またはウォルマートやコストコ、
大手通販から「こだわり系インテリアショップ」に至るまで
様々な家具のデザインを持ち込みオリジナルを作らせました。
(OEMといいます)
そのデザインをまたコピーしたり
モディファイ(仕様を少し変えること)したりして
オリジナル完成後早ければ3日で以内に他工場、ひどい時は
同工場から規格品として売り出されるのです。
ある意味この熾烈なバトルがいいものを作ったといえるわけです。
あまり例えはよくないのですが、
戦争がなければ飛行機も自動車もGPSもインターネットも
「ありとあらゆる工業製品」の発展はなかったことと
同じなのかも知れません。

そして、サブプライムローン問題から発展した金融危機は、
リーマンブラザースの破綻でその引き金が引かれ、
世界は同時不況に突入して行くわけです。
これは中国家具産業を直撃しました。
欧米、日本からの注文が激減したのです。
一方、中国国内やアフリカ、南米では好調な輸出に支えられ、
人々は住宅を買い、家具を探し始めたのです。
このため、家具生産者はそちらに目を向かざるを得なくなったわけです。
ただこの市場にはインテリアという言葉は存在しません。
やたら豪華できらびやかな物か、
無駄に木をふんだんに使っている物と「恐ろしくちゃちで安い」物に
2極化しています。
当然、僕が買うものはありません。
そしてデザインは、欧米の撤退とともに2年前から止まっています。
その止まったままのデザインが中国国内に流通され
フィードバックされ新たなデザインが生まれていくのかも知れませんが
どのくらい時間がかかるかわかりません。
彼らが新しいデザインとして展示しているものは
例えばイームズのチェアの脚に
ファーに覆われたなぞのシートが乗っていたり、
ウエグナーチェアのシート部分が乗っていたりと
とても面白いといえるものではありません。
一方、日本の「今のトレンド」は2年前とは違っています。
このギャップが僕の「もやもや」だったのかもしれません。
家具バイヤーにとってまさに受難の時代に突入したわけですが、
「ここが腕の見せ所」と弱音を少しだけ強がってみました。

チェックアウトを済ませ
0924-21.jpg









外にでると
0924-22.jpg 変わらない路地は、変わらない朝を迎えていました。
0924-23.jpg










都会の朝のあわただしさに何故かなつかしさを感じました。
0924-24.jpg 地下鉄の案内板に従い
0924-25.jpg 入り口を
0924-26.jpg









下りて
0924-27.jpg







ラッシュの地下鉄に乗り
0924-28.jpg






マグレブの接続駅で降りて
0924-29.jpg マグレブに
0924-30.jpg






乗り
0924-31.jpg








終点で
0924-32.jpg






降りると
0924-33.jpg







そこは空港でした。
0924-34.jpg








チケットを「朝いちの成田行き」に変更してもらい
0924-35.jpg 昨日来た道を
0924-36.jpg









飛行機に
0924-37.jpg 向かって
0924-38.jpg








歩き
0924-39.jpg









席に着くと
0924-40.jpg







飛行機は
0924-41.jpg 飛び立ちました。
0924-42.jpg








空港には「コーヒー」とオーダーして間違えて出てきた
僕の「ダブルエスプレッソ」のカップが残りました。

僕ののどには飲みきれなかったエスプレッソの「ほろ苦さ」が残りました。
0924-43.jpg








― 追記 ―
今回の見本市で企業秘密で言えませんがバイイングはしています。
後は 「どう料理するか」です。
バイヤーは魚を釣るだけでは生活できなくなりました。
魚を釣って、さばいて料理して、盛り付けて、
サービスまでしなければならない時代だからです。

スポンサーサイト
  1. 2010/09/24(金) 11:09:45|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年9月17日 上海国際家具見本市2

今週は月曜日も先週にひき続き猛烈な暑さとなり、
まだ暑い日が続くのかと思ったのですが
火曜日の大雨とともに突然涼しくなりました。
昨日の東京の最高気温は22度でした。

週末は、札幌、仙台、新潟はくもりや少し雨もちらつくらしいのですが、
関東、東海、西日本は、晴れるとのことです。
気温は高めですが猛暑にはならないようです。
お出かけの際にはNOCEに立ち寄られてはいかがでしょうか。

今週の新商品のご紹介は、先週に引き続き
既存のPVC張りソファを布に張り替えたものです。

90 3P カプチーノ 0917.jpg 90’Sソファ 3人掛け カプチーノ
¥46,800

幅176×奥行90×高さ80(42)cm
Made in Thailand
※部分組立

これも90’sとしてPVCバイキャストバージョンで販売しています。
デザインは、名前の通り90年代、
シンプルな北欧家具が流行っていたころのものに基づいています。
特徴としては、全体的に少し角張っているデザインを
アームの付け根を丸くして和らげているところです。
重すぎず、軽すぎずといった絶妙なバランスを持っています。
このデザインは「シンプル」と名づけられ
90年代インテリアブームの中心で
その後2000年位から始まり2007年位まで続いた
マンションブームでも大活躍をしました。

今回は、張り生地をカプチーノブラウンに変え、
カフェ系インテリアでも使えるようにしました。
もちろんベースがシンプルであるため部屋を選びません。
うすいブルーやラヴェンダー色などのクッションと合わせれば
雰囲気は盛り上がりモダンテイストなインテリアでもいけそうです。

座り心地は、既にPVCの時に実証済みで
やわらかくも堅くもない適度なウレタンフォームが体を受けとめます。

さて、値段ですが46,800円とPVCと変わりません。
ボリュームからすればお買い得感があります。

少し涼しくなり、夜も長くなって部屋にいる時間も増え
お部屋の模様変えを検討されていらっしゃるお客様には是非
オンリストにしていただければと思います。
NOCE各店にてお確かめいただければと
スタッフ一同お待ち申し上げております。


先週も書いたように僕はVIPカードのホルダーなので
レセプション無しで直接入れます。
0917-1.jpg








このカードは数年間有効なので会場外に複数いる
「ダフ屋に売ればけっこうな金額になるかも」と
つい考えてしまいました。
なぜならば、毎年数年間有効のカードが送られてくるからです。
くだらない考えは捨て「どんな家具にめぐり合えるのか」という
ワクワクする意識に気持ちを集中させ自分を盛り上げていきます。

入り口には会場のマップがありました。
0917-2.jpg これだけではその大きさがわかりませんが
226,500平方メートル、東京ドーム約5個分というと
いかに大きいかがわかるかと思います。
W1から攻めていきます。

会場は去年より人が少ないような気がします。
0917-3.jpg










W2を見終え
0917-4.jpg W3に向かいます。
0917-5.jpg








ブースを見ても何か
0917-6.jpg パッと
0917-7.jpg







しません。
0917-8.jpg

このダイニングセット、
コンパクトで少しカフェ系のデザイン。
0917-9.jpg








29,800円で売れますが、「いまさら、やります、これ?」と
寺門「ジモン自答」しています。
(かなり古い。それとも落胆で頭がやられたのか。)

それでも旅費のためのスベリ止めとして押さえておくために
映像だけは残しておきましたが、たぶん買いません。
0917-10.jpg ブースは綺麗でも
0917-11.jpg







凝っていても
0917-12.jpg 商品のインパクトがないんです。
0917-13.jpg








「1点だけでも取らなければ」とあせってきました。
このままノーサイドをむかえれば上司から怒られるばかりか、
旅費の一部返還が待っています。

見上げた空にあえなくノーサイドの笛が空しく響きました。
0917-14.jpg 「僕の上海の夏」が終わりました。
あの広い会場をたった4時間で全部見てしまいました。
気がつくと足にマメが出来ていました。

出口のゲートをくぐると
0917-15.jpg






僕はもう地下鉄の駅に向かうバスの中でした。
バスを降り、地下鉄の入り口を目指し、
0917-16.jpg 自動券売機で切符を買うため
0917-17.jpg







タッチパネルの前に来ました。
0917-18.jpg ビックリです。
1年間にこんなに路線が延びたり、増えたりしているのです。
自分の降りる南京東路駅が見つけられません。
しかもタッチパネルの文字は全部漢字。(当たり前かァ)
あせればあせるほど駅が見つかりません。
すると背後から「舌打ち」のシャワーと
中国語で僕に多分「早くどけ」コールが飛んできました。
これはマズイと思い、もう一度別のところにある路線図を確認し
再度並びなおしました。
順番がきました。
場所は確認済みなので僕も上海人のようにパッパと
「場所、人数、切符の種類」とタッチしていきます。
全て順調です。
最後に「4元」と表示され、
お札を入れようとお札をポケットから出すと
(僕は基本的に海外では過去の経験上、財布は持たずに
お金と必要なカードをポケットに入れている)入れるところがありません。
すると券売機のところに小さく英語で「Coin Only」ですと。
「4元くらいはあるはず」とポケットに手を突っ込むと
3元玉と0.5元玉2枚が見つかりました。
入れると0.5元玉がスルーして出てきてしまうのです。
なんと「1元玉だけ」ですって。
当然、また背後から「舌打ち」攻撃が始まります。
あせればあせるほど1元玉が見つかりません。
最悪な事にあせる気持ちのせいかせっかく見つけた1元玉、
ポケットからこぼれ落ち、
床の上を滑るように転がっていく僕の1元玉。
スローモーションのように「人ごみ」のなかにに消えて行く。
「もうあきらめるしかない」と思いキャンセルしたいのですが、
漢字がわかりません。
すると券売機から空しく3元玉が「チャリン×3」、
諸行無常の響きとともに帰ってきました。
ノーサイドって言うわけです。
この券売機、ある程度の時間オペレーションしないと
自動的にキャンセルになってしまうのです。
「今度は間違えないぞ」と券売機を確認するため、
券売機に並ぶ列を追い越し券売機を確かめようとすると
また「舌打ち」攻撃です。
僕は明らかに「割り込み」と間違えられているのです。
中国で「割り込み」で注意されますか?!
東京はもちろん、ロンドンやパリでもこんな事ありません。
情けなくて泣きたくなってきました。
因果応報なのでしょうか。
列が出来た渋谷の井の頭線の券売機の前で「番」が来た時に
ゆっくり目的の駅を確認して、
カバン、「ゴソゴソ」させて財布を取り出して、
財布、「ジャラジャラ」させて、
10円玉、ひとつひとつ取り出して、
100円を無理して10円玉を10枚券売機に入れて、
切符買うのにやたら時間がかかる人、
僕はもっと温かい目で見るようにしました。

情けない気持ちとともに階段を下りると
0917-19.jpg







ホームに地下鉄が来て
0917-20.jpg 席に座ると
0917-21.jpg







目的地の南京東路駅まで直ぐに着きました。
0917-22.jpg 地下鉄を降り
0917-22-2.jpg








新しく出来た地下街を抜けると
0917-23.jpg







いつもの上海がありました。
0917-24.jpg 僕は上海が大好きです。
0917-25.jpg










庶民的で、都会的で、活気があって、どこか懐かしい匂いがして。
路地の向こうにテレビ塔が見えました。
0917-26.jpg 値段交渉中の自転車が引っ張る人力タクシーはまだ現役です。
0917-27.jpg







いつもと変わらない上海の路地は、いつもと変わらない夕暮れに。
0917-28.jpg ホテルに着いても、
0917-29.jpg









何か僕の大好きな食堂の「焼小龍包」を食べにいく元気もなく
ホテルのレストランで
スープと
0917-29-2.jpg 牛肉と大根を醤油ベースで甘辛く煮たものと
0917-30.jpg






ライスで簡単に済ませてしまい部屋に帰りました。
部屋に帰り「このままでいいのか」「これからどうするのか」と
ぼんやり考えていました。
外に出て歩いて少し考えて見る事にしました。
低いおおきな雲に上海の夜が映っていました。
0917-31.jpg









  1. 2010/09/17(金) 11:39:01|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年9月10日 上海国際家具見本市1

今週は、昨日あたりから少し暑さが少し和らぎ、
朝晩は涼しい風が吹くようになりました。
週末は、あまり天気に恵まれないそうですが猛暑はないようです。
街に出たついでには是非NOCEを覗いて頂ければと
スタッフ一同お待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、70’s、80’sとして
以前PVCバイキャストレザーで販売していたものを
布に張り替えたものです。
ここのメーカーはもともと本革かPVCしか取り扱いがなく
ファブリックのソファを作ることを嫌がっていましたが、
昨今そんな事も言っていられないので製作するという事になりました。

702PBL 0910.jpg 70’Sソファ 2人掛け ブルー
¥39,800

幅135×奥行85×高さ88(45)cm
※部分組立

◇こちらはサイズ違いのグリーンです。
70 3P GR 0910.jpg 70’Sソファ 3人掛け グリーン
¥49,800

幅182×奥行85×高さ88(45)cm
※部分組立


802PGR 0910.jpg 80’Sソファ 2人掛け グリーン
¥34,800

幅128×奥行80×高さ87(42)cm
※部分組立

3人掛け(¥43,800)もあります。


デザインは、どちらも少しレトロなもので
張り地をバイキャストからファブリックにするだけで
全く別物のような気がします。
少し「重さ」が取れてシンプルな感じが強調され、
前より部屋を選ばなくなりました。
色は、薄いブルーとグリーンの2色で(80’sは、グリーンのみ)
どちらも攻撃的ではなく、上品な感じさえします。
もともとデザインのベースが北欧系に基づいているため
NOCEのウォールナット色のローテーブルやダイニングなど、
またアッシュやオークのナチュラル色ともよく合います。
とくにカフェ系インテリアにはピッタリです。
合わせて揃えればお部屋は、カフェに早変わりです。

70’sで使われているブルーは最近の流行色です。
少し扱いづらく感じられるかもしれませんが、
ウォールナットとあわせれば中和されて
「少しクセのあるデザイン」がよりカフェっぽく演出されます。

さて価格ですが、80’s の2Sが34,800円、3Sが43,800円、
70’s の2Sが39,800円、3Sが49,800円と
バイキャストの時よりも5,000円くらい安くなりました。
もともとソファ作りにたけているタイランドのメーカーなので
ソファ本体はしっかり出来ています。
写真では色の微妙なニュアンスがわかり難いとおもいますので
是非、実物をNOCE各店でお確かめいただければと思います。



今年も上海の見本市の季節がきました。
あまり期待は出来ないもののチェックだけでも必要と思い
1泊2日の超強行スケジュールで今週の火、水曜日で行ってきました。
基本的に日本の場合、札幌でも福岡でも日帰りなので、
上海は2日です。
ソウルは、仕事がないのでわかりませんが
飛行機の便がよければ日帰りです。
香港が3日で、ヨーロッパは4日です。

昇り調子の中国ですが、家具の業界は少し違ってきています。
いままで輸出を基本に作っていたメーカーが
アメリカやヨーロッパの景気後退で注文が減少し、
中国国内向けにシフトせざるを得ない状況になっていからです。
外需に頼ってきたメーカーにとっては死活問題です。
また、国内向けとアメリカやヨーロッパ向けでは
嗜好も価格も開きが大きく、メーカーの商品も変わってきてしまい、
買付けも難しくなってきました。

そんな不安を胸に上海へと。
午前5時50分下北沢の朝、とても静かです。
0910-1-1.jpg0910-1-2.jpg









下北沢の改札に向かう階段を登り、
0910-2.jpg






6時になる時計を見て
0910-3.jpg 誰もいないホームに降りると
0910-4.jpg






新宿行きの各駅停車がきました。
0910-5-1.jpg0910-5-2.jpg








終点の新宿で降りると
0910-6.jpg







まだ朝早いためここにも人はいません。
0910-7.jpg JR山手線のホームで
0910-8.jpg







6時16分発の
0910-9.jpg 外回りに乗りました。
0910-10.jpg







今回は、なぜ「成田エクスプレス」ではないのかというと
新しくなった「京成スカイライナー」の方が早いからです。
最高速度160キロだそうです。
僕にとっては「初スカイライナー」になるわけです。

日暮里駅で降り
0910-11.jpg 京成線の乗り換え口で
0910-12.jpg








ネットで予約した6時55分発
「スカイライナー3号」の乗車券を買って
0910-13.jpg ホームに上がり
0910-14.jpg









列車を待つと
0910-15.jpg スカイライナーが来ました。
0910-16.jpg









ドアが開き
0910-17.jpg








席に着くと、真新しい匂いがしました。
0910-18.jpg 日暮里の朝が明けていきます。
0910-19.jpg







成田空港駅で降り
0910-20.jpg 出発ロビーでチェックインを済ませ、ゲートに向かいます。
0910-21.jpg






今日の機材はこんなデザインの飛行機です。
0910-22.jpg 35番ゲートから機内に入りました。
0910-23.jpg








飛行機は間もなく滑走路から
0910-24.jpg 速度を上げて
0910-25.jpg






飛び立ちました。
0910-26.jpg






九十九里浜の先に犬吠崎を見て
0910-27.jpg 羽田空港の新しい滑走路を過ぎ
0910-28.jpg







代々木公園と新宿御苑の間にある新宿のビル街を越すと
0910-29-1.jpg0910-29-2.jpg







代々木公園と羽根木公園(梅が丘)の間に
NOCE下北沢店のある下北沢が見えます。
実際、カメラでキャッチするのは難しいのですが、
井の頭線と小田急線がクロスする所に本多劇場のある
「下北沢ハイタウン」が肉眼で見えました。

アクアラインの「風の塔」を眼下にすると
0910-30.jpg 横浜のベイブリッジと大桟橋が見えてきました。
0910-31-1.jpg0910-31-2.jpg








大桟橋の右斜め上にNOCE横浜店があります。

江ノ島上空から
0910-32.jpg








大磯ロングビーチまで海岸線を飛行します。
0910-33.jpg








山中湖と
0910-34.jpg 夏の富士山を通り越すと
0910-35.jpg








直ぐに名古屋です。
0910-36.jpg 名古屋駅の右斜め上に名古屋城があり
その真中辺りにNOCE名古屋店があります。
実際、確認する事はできませんが写っているはずです。

この後、大阪、広島、福岡とNOCEを空から撮りたかったのですが
台風の影響で雲が覆ってしまい撮れませんでした。

上海近海から徐々に高度を下げていきます。
0910-37.jpg











少し濁った海に小さな白い雲たちがそれぞれの形の影を作っていました。
0910-38.jpg 地上が近づき
0910-38-2.jpg









スレスレになると
0910-39.jpg 軽いショックとともに上海にランディングしました。
0910-40.jpg








飛行機は到着ゲートを目指します。
0910-41.jpg ドアが開くとここからは、戦闘モードです。
短期決戦なので一分も無駄にできません。

「動く歩道」を早足で通り
0910-42.jpg






時計を見上げると10時45分でした。
0910-43.jpg ここでイミグレに捕まってしまい30分以上のロス。
0910-44.jpg






その後、税関を越え出口に行きました。
0910-45.jpg ここで「上海国際家具見本市VIPバイヤー無料バス」
(ちなみに何度も来ているので自動的に僕はVIPバイヤー扱い。
別にえらいわけではありません。
黒いカードにVIPと書かれたクレジットカードのようなものが
事前に日本に送られてくるのです。
これを提示するとバスに乗れるわけです。
ほんの少し偉くなったような感じがします。
また、会場ではこれをぶら下げて歩くわけです。
僕はカッコ悪いのでぶらさげません。)
と書いたプラカードの人がいます。
開催者のサービスですがうっかり乗ると
会場まで1時間以上かかってしまうのでパスします。

また、歩く歩道を小走りで
0910-46.jpg








マグレブ(ドイツシーメンス社の磁石式リニアモーターカー、
日本のは超伝導式)の改札を目指します。
0910-47.jpg








ここから30キロある会場の近くの駅までなんと7分で行けます。
絶対これしかありません。

チケットを購入し
0910-48.jpg ホームに降り
0910-49.jpg








マグレブに乗ると
0910-50.jpg 世界1高い摩天楼が上海の街に蜃気楼のようにあらわれてきました。
0910-51.jpg












(世界1と言われているが、ビルにタワーが乗った台湾の
台北101の方がタワーまで入れると建造物としては高い。
ただビル本体で言えば、上海の方が高いのでビルの高さでいえば、
まぎれもない世界1。
高さは、492Mで、台北101は、タワーを入れて509M。
ちなみに日本1高いビルは、横浜ランドマークで296M、40位。
ちなみにスカイツリーは634Mの予定。
ただ来年ドバイにできるブルジュ、ドバイは818Mなので
抜かれるのも時間の問題。
その後1400Mのビル、アル、ブルジェも計画中。
この建築競争、僕には興味なし。
地震国に住む者の負け惜しみではなく、
バベルの塔のはかなさを感じるだけ。
いつか香港のオイスターバーのカウンターで偶然隣りに座った
イギリス金融マンと夜景を見ながら、
いつか「Shanghai、Mumbai、Dubai」と韻をふんで
バブルが崩壊すると笑いながら話していたのを思い出す。)

会場近くの駅に着いたのは11時40分です。
0910-52.jpg 飛行機を降りて55分と予定をオーバーして
会場までのシャトルバス
0910-53-1.jpg0910-53-2.jpg







に乗り
0910-54.jpg







会場を目指します。
0910-55.jpg ここは、去年までいつも渋滞で
会場まで20分くらいかかるところでした。
0910-56.jpg






今年は、上に高速が出来たので5分でした。
これも伸び行く上海なのでしょうか。

会場のゲートが見えてきました。
0910-57.jpg さて、戦闘開始です。
0910-58-1.jpg0910-58-2.jpg







時間は12時00分です。
  1. 2010/09/10(金) 11:29:50|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2010年9月3日 先日渋谷にて

9月だというのに、未だ35度を超える酷暑がつづいています。
ただ朝晩、少し涼しい風が吹いている感じがするのは気のせいでしょうか。
週末、天気は崩れないものの強烈に暑くなるそうです。
特に大阪は、日曜日の最高気温が37度になるそうです。
それより驚く事は札幌の月曜日の予想で
最高気温29度、湿度70%となっていて関東の梅雨どきのようです。
暑さは来週も続くようです。

今週の新商品紹介は、
いかにも北欧系やカフェ系といったチェア2脚です。
どちらもポーランドからの輸入です。
ポーランドにもトーネットの下請けだった工場がありました。
戦後、国営化されましたが
ポーランドの自由経済化とともに民営化され
現在は大きな2つの工場が稼働しています。
両方ともチェコとの国境に近い場所に位置し、
近くにはポーランドの古都クラコフがあります。
前々回にご紹介させていただいたA4100チェアを製作している
もう一方の工場で作られたのが今回のチェアという事になります。

まずはじめに、A9349チェアから。

A9349 0903.jpg A9349チェア
左からウォールナット3/4ウォールナット2/3
¥9,800
幅41×奥行47.5×高さ73.5(45)cm
Made in Poland

実はこのチェア、12年前にNOCEで
曲木チェアNo16として売っていましたが、
当時はあまり大きなヒットはしませんでした。
今回、昨今のカフェインテリアブームで再デビューとなったわけです。

デザインはいわゆるスクールチェアと呼ばれるもので、
北欧系ユーズドでもよく見かけるスタイルです。
スクールチェアだけに機能性を重視して
無駄のないシンプルなデザインになっています。
また、スタッキング(積み重ねる)出来るところも特徴です。

構造は、ブナ材のプライウッドのフレームを合わせたシンプルなボディに
プライウッドのシートと背もたれを付けたものです。
古くからある基本的なデザインは、
見れば見るほど美しく飽きがきません。

12年前にNOCEで販売した時は、
パステル系のグリーンとブルー、ナチュラルの3タイプで
1000本位売れていましたが、
当時まだポーランドは社会主義経済の名残があり、
1回のロット(1回の生産数)が大きくリピートを断念したという事でした。

色は、やや濃い目のウォールナットと薄めの2色で
カフェ系インテリアでもシンプル系でも両方使えそうです。
さてプライスですが9,800円とユーロ安のおかげで
なんとか10,000円を切って販売できました。
ウォールナットに色を変えて
12年ぶりの再デビューとなったこのチェアですが、
雰囲気も全く違って同じチェアとは思えない仕上がりになっています。


次のチェアも、同じ工場で作られた
コードナンバーA0336チェアです。

A0336 WN3 0903.jpg A0336チェア ウォールナット3
¥10,800

幅41×奥行50.5×高さ82(46)cm
Made in Poland

ここまでいくと完全に北欧の匂いがプンプンとしてきます。
どこが特徴かというと後ろ脚と背もたれの形状にあります。
脚を地面からつぼめる形で上にもっていき
上部に背もたれを付けるというデザインです。
やや個性的ですがチェア自体に強い主張があるので
テーブルの形状はシンプルなものでも合うと思います。

構造は、曲木の工場とはいえ、曲木部分はなく
シンプルな構造になっています。
背もたれとシートにプライウッドを使用しています。
マテリアルはブナ材で色はウォールナット1色ですが、
他にナチュラルもダーク系も合わないと思ったので
この色だけの入荷となりました。

さて価格ですが、これも10,000円を切りたかったのですが、
冗談抜きのギリギリ価格で10,800円です。
これだけのパフォーマンスがあり、
ポーランドにある北欧各国の下請け経験の長い工場という
バックグラウンドを考えればお買い得といえます。

ご紹介した2つのチェアですが、
雰囲気も座り心地もいいので実物を是非ご覧いただければと思います。



先日、ある店舗物件を探すため渋谷に行ってきました。
0903-1.jpg









夏の暑い空にタワーが刺さっていました。
0903-2.jpg 路地の「氷」の旗があたりを冷やしていました。
0903-3.jpg








立ち並ぶビルを左に見ると
0903-4.jpg








物件がありました。こちらが表で
0903-5.jpg こちらが裏です。
0903-6.jpg








逆ならよかったのですが。


気を取り直して
0903-7.jpg








公園通りを上がっていきます。
0903-8.jpg 途中、けたたましいサイレンとともに10数台の消防車と
0903-9.jpg








救急車が僕の横をすり抜けて行きました。
0903-10.jpg








ダメなんです。
走って追っかけてしまうんですね。
これが。
現場は、ファイヤー通りの消防署の脇でした。
0903-11.jpg 何事も無かったようです。
公園通りに戻り、
上がりきった突き当たりを右に曲がると物件がありました。
0903-12.jpg








1964年築のレトロなマンションの下です。
当時はきっとすごい高級マンションだったのだと思います。
0903-13.jpg








気に入りました。
0903-14.jpg 早速、近くの公衆電話で
(ケータイに支配されたくないので通常持っていません)
上司にOKの電話をしました。
内外装のイメージも簡単に出来そうです。
公園通りを下る途中、振り向くとかげろうのようなNHKと
赤いシグナルが夏の夕映えに浮かんでいました。
0903-15.jpg









  1. 2010/09/03(金) 11:37:06|
  2. バイヤー&スタッフのブログ