NOCEの家具バイヤーズブログ 2011年05月

NOCEのバイヤーズブログ

2011年5月27日 下北沢駅前食品市場

今週、週の前半は、晴れて湿度も少なく気持ちのいい陽気でしたが
木曜から少しジメジメとした感じで曇り始めてきました。
そろそろ梅雨の季節でしょうか。
週末は、台風の影響でほぼ全国的に天気は崩れてしまうそうです。
少し残念な週末になりそうですが、
御出掛けの際にはお足元にお気をつけいただき
是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、
インテリアのアクセントとしても使えそうな小物家具3点です。
カフェ系、シンプル、モダンと幅広く対応できそうなアイテムです。

まずは、コートハンガーから。

IMGP2816.jpg ハンガーBF6717 ホワイト
¥6,980

幅40×奥行40×高さ165cm
Made in Taiwan
※組立式

まるでオブジェのような形をしていて、
玄関先でも部屋に置いても絵になりそうです。
物を引っ掛ける部分がなんとも不思議な形をしていて
このハンガーの全体のイメージを形成しています。
この部分はランダムにそれぞれ異方向に向いていて
上下に引っ掛けた物がかぶらないようになっています。

上を向いた所にはコートは勿論、
帽子など「なんでも」掛けられますが下方向は?
と悩んでしまいそうです。
普通に考えれば、上方向がコートなので
マフラーなどが当てはまりそうです。
又、ハンガーやフックを使えばジャケットから手袋まで幅が広がり、
更に洗濯バサミを活用すれば何でもOKです。
お気に入りのポストカードをぶら下げたり、
「出かける時は忘れずに」の
PASMO、SUICA(関西ではIKOKA)を挟んで置いたりと
幅広く活用できます。

価格は6,980円です。
レインコートに傘でも掛けて置けば
雨の多い今の季節を感じることができそうです。

次は梅雨の季節にピッタリのレインラックです。

0527レンラック.jpg レインラックBF6715 ホワイト
¥1,380

Ф22×高さ56cm
Made in Taiwan
※組立式

これもまた不思議な形をしています。
上から見ると、まるでドームのようで
横から見るとこのレインラック事態が傘のように見えます。
デザインとしても単なる「傘立て」ではなく
インテリアのアクセントにもなりそうです。

このレインラックはデザインだけではなく機能にも優れています。
「何本傘が置けますか?」と聞かれれば
普通「5本プラスα」と答えますが実は秘密があります。
なんと根元の所にフックが5個付いているのです。
折りたたみ傘が5本掛けることができるというわけで、
正解は10本プラスαになるわけです。
勿論、引っ掛ける所には折りたたみの傘だけではありません。
外履き用のサンダルやドアストッパー、工具も掛けておくと便利です。

価格はなんと1,380円です。
ファミレスでメインにサラダとドリンクバーを付けたくらいです。
足りなければ2つ置いても楽しいかもしれません。

最後は、実際のカフェでも良く見るマガジンラックです。

0527マガジン1-2.jpg マガジンラックBF6716 ホワイト
¥5,380

幅26×奥行43.5×高さ137cm
Made in Taiwan

色がホワイトなので他の木製家具とあまりぶつかりません。
カフェインテリアとしては必須アイテムといえます。
インテリア系、ロハス系、レシピ、英字新聞などがあれば
インテリアとして楽しめそうです。
僕が真っ先に思いついたのは、
部屋に散乱する楽譜の整理に使えそうだと思いました。
よく使う譜面はいちいち出し入れするのが面倒なので
重ねて置いておきます。
下のものを取るとだんだん崩れて拡がってしまい
「また使うから」とそのままの状態が維持されています。
このラックなら部門別や練習別に分類できそうですが、
インテリアとしてはNGです。
ラックを置いても「おうちがカフェ」になりません。
「おうちがスタジオ」になってしまうだけです。
やはり「マリークレール」や英字新聞が似合いそうです。

価格は5,380円です。
サイズはA4しか収納できません。



この間、いつものプールの帰りに
見慣れた路地を通りぬけて帰りました。
あまりにも見慣れてしまって気付きもしませんでした。
今年取り壊される、下北沢の戦後闇市のなごりです。
これはと思いカメラを取っていくつか撮ってみました。

戦後闇市とは、昭和20年の終戦まもなく、
日本にまだ物資が足りなかったころ自然発生的にできた市場です。
闇市の名の通り許可を得ずに出店し
食料や物品を売買しながら形成されていきました。
当時、必需品は手に入らず
庶民は仕方なく高価なものでも買わざるを得ませんでした。
闇市では物品が飛ぶように売れ
露天商買から空襲で壊れた家などの廃材を利用してバラックを作り
その数の増加に伴い商店街化していきました。

今でもアメ横を代表して各地にその名残があります。
新宿のゴールデン街、渋谷の恋文横丁、吉祥寺のハーモニカ横丁、
自由が丘の自由が丘デパートなどが有名です。
下北沢もそのひとつですがなぜかひたすら伝統を守って
「下北沢駅前食品市場」が正式名称です。

プールの帰りに
0527-1.jpg

















いつもの
0527-2.jpg 小田急線の踏切を渡ると
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忘れかけた時代の入り口がありました。
0527-4.jpg

















中に入ると取り壊しを待つ店に命はありませんでした。
0527-5.jpg


















去年までワインバーだった店も
0527-6.jpg おいしいカレー店も
0527-7.jpg

















静かにその最後を待っていました。
0527-8-1.jpg 0527-8-2.jpg














少し歩くと
0527-9.jpg

















シャッターの壁画があります。
0527-10.jpg 時間が
0527-11.jpg

















あの活気のあった時代に戻っていきます。
0527-12.jpg

















蛍光灯の
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灯りが
0527-14.jpg 人のいなくなってしまった今を尚照らし続けていました。
0527-15.jpg

















取り壊しの計画外の場所ではまだ数件営業しています。
0527-16.jpg 出口の向こうには午後の高い日がありました。
0527-17.jpg

















強い光が階段の格子をすり抜けていきました。
0527-18.jpg

















当時、人波で歩けなかった路地に
0527-19.jpg 今では風が流れています。
0527-20.jpg

















時間の中に消えていった時代は、
その形さえ失ってしまうでしょうか。
0527-21.jpg

















軒に下がった江戸風鈴の音色が
0527-22.jpg 過ぎていく時空の中に響いていました。
0527-23.jpg

















今年、駅前再開発事業により取り壊しが予定されています。
確かに駅横の一等地には不釣合いのエリアです。
権利関係など内部事情が判らないので勝手なことは言えませんが、
感傷的に「他に上手く残す方法はなかったのかなァ」と思ってしまいます。

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  1. 2011/05/27(金) 10:30:14|
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2011年5月20日 勉強

今週は、初夏を感じるような暑い日がありました。
ただ湿度が低くとてもさわやかでした。
週末、NOCEのある地域では土曜日に札幌、新潟で雨や曇りで
他の地域は晴れそうです。
日曜日は札幌を除いて雨になるそうです。
初夏の香りが漂う今が一番気持ち良いお出かけ日和です。
お出かけの際には、是非NOCEをご覧いただければと
全国NOCEスタッフ一同お客様のご来店をお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、高級感漂うデスクです。

0520BF6648-1 3.jpg 0520BF6648-1.jpg デスクBF6648-1 オーク
¥17,800

幅110×奥行45×高さ73cm
Made in Taiwan
※組立式

デザインはシンプルの一言につきます。
ただこの無駄のないデザイン、
「つや消しブラックで塗装されたアイアンの脚に
オークナチュラルの天板」と絶妙なコンビネーションが
このデスクの格を数段上げています。
使い勝手は悪いかもしれませんが天板と一体化した引き出しも
全体のデザインに寄与しています。
インテリアとしては、ナチュラル、シンプル、モダン系が妥当ですが、
木を活かしたデザインなのでカフェ系でもいけそうです。

素材は脚がアイアンで天板がオーク材を使った突板になっています。
脚には、ブラックつや消し紛体塗装、
天板にもつや消しのラッカー仕上げとなっていて高級感があります。
特に天板はオークの特徴である木目がよく出ていて
アイアンとのハイブリッドの特性が最大限活かされています。

機能は2杯の引き出しのみですが、
薄くあまり量を収容する事はできません。
これは、天板と一体化させるデザインが優先なので仕方ありません。
厚い天板にすれば引き出しが深くなり収容能力もアップしますが、
「ボテ」っとしてしまい「カッコ悪く」なってしまうというわけです。

さて価格ですが、この高級感と雰囲気でなんと17,800円です。
お値打ち価格です。
実物の質感はとても画像では表現できません。
是非実物をお確かめいただければと思います。

このデスクは、ダイニングのサブテーブルとしても使えそうです。
その時は薄い引き出しがカトラリーや
ランチョンマットの収納に役立つでしょう。

このデスクを見ていると何か勉強したり、
工作や絵を描いてみたりしたくなります。
難しい英語の本を辞書(電子ではないやつ)片手に訳す。
ギター片手に譜面に落としてみる。
難易度の高い模型を作ってみる。
模写やデザインをするなど、想像が膨らんでしまいそうです。


  以前このブログでも書かせていただきました腰の痛み、
あれから3週間が過ぎました。
まだ痛みが残っています。
それでもなんとか普通に歩けるようになりました。
ただ未だにかがんだり、走ったりする事は出来ません。
その都度激痛が走ります。
この間も電車の中で物を拾おうとかがんだ瞬間、
あまりの激痛に「イテッ!」と大声を出してしまい
近くの方に「大丈夫ですか?」と言われてしまいました。

きっかけになった恐怖のストレッチの「腰回し」も
ゆっくりなら出きるようになりました。
筋トレもある程度普通にできます。

ところであの日に入会したスポーツクラブの「プール通い」は
唯一体が動かせる場所として今も通っています。

基本はクロールです。
小学生の時にスイミングスクールにも通っていたので
普通に泳げるつもりでした。
学生時代、教養課程のおまけについてくる体育の講義で
タイムトライアルで泳いだ時も25Mノーブレスで
けっこう速く泳げました。
フォームが綺麗といわれたこともありました。

スポーツクラブのプールは年配の方が多くいらしゃっていて
僕は若い方に分類されます。
バリバリのプール自慢に追い立てられる事もなく、この方が気楽に
のんびりとリハビリを兼ねた運動ができると思っていましたが、
それが甘かったと判るのに時間はかかりませんでした。

当然、御高齢でスイミングを続けることができる方々なわけです。
最初、僕は「ゆっくり泳ぐコース」で普通に泳いでいました。
となりには「泳ぐコース」を御高齢の御婦人が綺麗なフォームで
ゆったりと泳いでいらっしゃいました。

往復で違うコースを泳いでいると並ぶことがあります。

余裕で抜かれてしまうのです。
「追いつこうとするのもみっともない」と思いつつ
ストロークがだんだん速くなっていきます。
それでも追いつけません。
どんどん離されていきます。
僕のフォームは崩れプールの水も飲んでしまいました。
プール2日目の事でした。
「地震に原発、世の中いい事なにもない。腰は痛いし。」と
ぶつける所のない八つ当たりと負け惜しみです。
何か悲しくなって更衣室で腰をおさえながら海パンを着替えていました。

気を取り直してまずどうすればいいのかと考えました。
「これは何回も通わなければダメ」だと思いました。
前回も今回もプールから上がると目が痛くてどうしようもありません。
鏡に映すと目が真赤に充血していました。
このまま何度も通ったら結膜炎まっしぐらです。
「皆さんはどうしてるのでしょうか?」と
プールで泳ぐ方々を見てみると
全員ゴーグルをしていると言う事が判明しました。

速攻でゴーグルを買って帰りました。

ゴーグルをつけて泳ぐと水中がよく見えてプールが別世界のように感じ、
まるで速く泳げるかのように思いました。
これなら目も痛くならず何度もプールに通えるというわけです。
それでもゴーグルをつけただけで速くなるわけありません。
実際スピードはぜんぜん変わりません。

「何か根本的に間違っている」と思い
ネットと本で「泳ぎ方」を勉強してみました。
寝る前も「iPad」片手にイメトレ。
本屋ではいつも料理やインテリアのコーナーに行くのに
目も触れずスポーツコーナーの水泳のところに。

翌日プールに。
まずビート版でバタ脚のチェック2往復。
次にプルブイ(脚にはさむ浮きのようなもの)で
腕とフォームのチェック2往復。
「蹴伸び」でのフォームチェックと。
試した結果、自分ではぜんぜん納得いきません。
プールからの帰り道くやしくてまた本屋に寄って復習。
「ここが違うのか」と。
今度は「ここをチェックだぞ」とたたき込んで帰り、
家で次のプールのためにネットの動画をチェックして予習。

今度は「体を軸にしたローリングを意識してフォームを崩さず」と。
考えながら泳ぐと今度はバランスを崩して息継ぎに失敗し
大量にプールの水飲んでしまいました。
ヘタレすぎです。
情けないのとおなかの中でチャプチャプするプールの水で
気持ち悪くなってしまいました。
今日はここまで。
そしてだんだん泳げなくなっていく自分がいました。

帰りにはまた「こんなはずじゃなかった」とうなだれながら
本屋へ寄ってしまいました。
ページをめくるとスイマーが綺麗なフォームで泳いでいました。(当たり前か)

気を取り直し今日の課題を予習してプールに。
プールサイドに座り上手い人の泳ぎを見ていました。
勉強させていただきました。
プールから上がっていく彼のスイムウエアに
「SPEEDO」と書いてありました。
「昔流行った沖縄の女子グループSPEED」でもないし、
「放射線マップはSpeediだし」と。

そうです!あのオリンピックの時のスイムウエアです。
そして僕の格好を見てみると、
スイミングプールに遅れてきた夏休みの人が
むぎわら帽子と虫かごを持って海水浴ユースの海パンで立っていました。
スイミングプールにセミの声が響きました。
(この海パン実際「海の家」で買った想い出の海パンです。)
なぜならばプールには全員スイムウエアで
海パンは僕ひとりだけだからです。

速攻でスイムウエアを買って帰りました。

買ったのは「SPEEDO社」のものではありませんが
初めてのスイムウエアです。
プールの更衣室で大きな鏡に写して見ると
自分の姿がなんか本にでてくるスイマーです。

おもわず顔から自然に笑みがこぼれてしまって
周囲を確認して思わず鏡に「イエィ!」です。

これでターンをする時に「海パン」にたまる空気を逃がす必要が
なくなりました。
そしてそれ以上に水の抵抗が大幅に無くなるというわけです。
僕の大切な「想い出の海パン」も
プールの塩素でダメにならなくてすみました。

ただこれで上手く泳げるようになるわけではありません。

ゴーグルにスイムウエアとスタートラインにようやく立っただけです。
課題が多すぎて時間が足りません。
それでもこの先レッスンやスクールに通う気は全くありません。
答えの沢山ある勉強は目的ではなく過程が楽しいと思っているからです。

  1. 2011/05/19(木) 04:38:44|
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2011年5月13日 カラップの想い出

今週は、季節の変わり目なのか梅雨の走りなのか
少し肌寒い雨の日が続きました。
相変わらずあまりいいニュースがない今週でしたが
ゴールデンウイークも明けまた引き締めていきたいところです。
今週末、NOCEのある地域では土曜日の新潟をのぞいて
ほぼ全地域で天気に恵まれ暑くなるところもあり、
お出かけには良さそうです。
その際は、是非NOCEにお立ち寄りいただければと
お客様のご来店を全国NOCEスタッフ一同お待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、
先々週に続いてオリジナルデザインのカップボードです。

0513KARUP1.jpg KARUP1
¥74,800

幅121×奥行44.5×高さ165cm
Made in Japan
※部分組立

「カラップ2」と平行して製作したものでこちらは、
よりカップボードを意識してあります。
デザインに関しては、「2」同様に北欧系と現代を融合させたものですが、
カップボードを意識した分だけ
より一層どことなく懐かしいレトロなものとなりました。
脚は「2」と同じテーパードレッグを使い
北欧感を強調させてあります。
0513-1.jpg








そして特徴は、なんといってもワイド(幅)と高さのバランスです。
普通の食器棚は、幅120cmに対し高さは180cmのものが多くあります。
収納率がUPし実用的ですが、
圧迫感があり見た目のバランスもあまり良くありません。
ここで121cmに対して165cmにして
見た目と実用性を兼ねさせたと言うわけです。

インテリアとしては、カフェ系が基本ですが
ナチュラル、シンプルでも充分あいます。
レトロ感が強調されているので、
割とどんな部屋にも溶け込んでくれそうです。

構造は「2」に較べ極シンプルなものです。
上の棚はレトロに菱目でデザインされた
2枚のガラスによる引き戸になっています。
0513KARUP1-2.jpg










通常ヴィンテージは、このスタイルだと
ブックケースの場合が多くガラス扉はありません。
ガラス扉にしたのはカップボードに近づけるためです。
真中のスペースは、デザイン上本来縮めたかったところですが、
電子レンジや炊飯ジャーが置けるクリアランスを取るために
ここは実用性を優先させました。
コンセントとコードの穴も付けてあります。
0513KARUP1-3.jpg










下部の構造はヴィンテージでよく見るチェストの手法を使いました。
大きな引き戸の横に小さな引き出しが3段あります。
0513KARUP1-4.jpg










最初は4段の正方形の引き出しになっていましたが、
デザイン的にモダンになるのと「実用性の無さ」から
この形になりレトロ感が引き立ちました。

素材は、「2」と同じプリント紙とは思えない
プリント紙を使用しています。
質感は、本物の木製ベニヤと変わらず
「仕上げの質の悪いベニヤ」ならばこの方が断然勝っています。
勿論コストも安くあがり熱や湿気にも強いと言うわけです。

価格は74,800と「2」と同じです。
この質感から考えれば決して高いとは思いません。

少し小ぶりなダイニングテーブルとチェア、
オレンジかグリーンのソファにこのカップボード。
そして照明はオレンジの白熱灯。
スウェディッシュポップスが似合いそうです。
カーディガンズなどいかがでしょうか。
おなじみの「カーニバル」もいいのですが、
僕はデビュー作の「エマーデイル」が好きです。
メランコリックで結構泣けます。

カールズバーグやツボルグ(デンマーク製ビール)でもあれば、
激動の現代の時間がゆっくりとまき戻されていくようです。

画像ではなかなかその質感をお伝えすることが難しいので、
是非実物をお確かめいただければと思っております。

さて「カラップ」という命名はデンマークにある地名からです。
場所は首都コペンハーゲンから西に200kmくらいのところにあります。
空港はありますがとても小さな街です。

何故「カラップ」なのかというと
僕がまだ駆け出しのバイヤーだった頃、
展示会のために一度だけ訪れた街で
とても印象深く感じているからです。

当時、「スカンディナビアンファニチュアショー」という展示会が
デンマークのコペンハーゲンで年に1回開催されていました。
まさに北欧家具前盛期のころです。
コペンハーゲンの街はまるでデザインウィークのように
盛り上がっていました。
回を重ね展示会は、規模が大きくなり
コペンハーゲンの会場だけでは足りなくなり、
家具メーカーの多くあるヘアニングの近郊にあるカラップとの
2つの会場で行われる事になりました。

コペンハーゲン空港から小さな飛行機で40分くらい乗ると
カラップの空港に着きます。
森を切り開いたとても小さな空港で
そこから今晩の宿にタクシーで向かいました。
初めて見るカラップの街並みはとても小さく綺麗で
まるでおとぎ話の絵本にでも出てきそうな光景でした。
平原に点在するカラフルな家々を通り過ぎると宿に着きます。
そのホテルは平原の林の中にあり、
ホテルといっても簡素な宿で15位の客室とレストランがあり、
まるで北海道の美瑛(富良野の近く)にあるオーベルジュのようで
「仕事か旅行か」を忘れてしまいました。
窓の外のラヴェンダー色の空は夜11時を過ぎても続いていました。
階下の耳障りのいいレストランの喧騒が眠りへと誘ってくれました。

翌朝、「もや」に包まれた宿のレストランに、
自転車でたくさんのパンがとどけられました。
次にミルク缶を荷台いっぱいに積んだ小さなトラックが来て
毎朝配達するようにその中から一缶をおろしていきました。
近所の農家のおばさんでしょうか、
最後に大きな布袋に入った「たまご」を笑顔の挨拶とともに
置いていきました。

朝食のテーブルには、山盛りのパンとゆでたまご、
ハム、チーズ、大きなピッチャーに入ったミルク、ヨーグルト、
フルーツが並んでいました。

今でも最高の朝食ベスト5に入っています。

その日の仕事を終え、タクシーでまたカラップの街を通り
空港から飛行機にのりました。
飛行機の窓から小さなおとぎ話の街がさらに小さくなっていきました。

コペンハーゲンに帰りその晩、
ジャズのライブハウスに午前1時くらいまでいました。
クラブの開店はまだ日の暮れない夜10時なので
それ程長居したという感じはありません。
入店すると手首にスタンプが押されます。
日本人は僕ひとりなので
めずらしがって色々な人たちが何度も乾杯を求めてきます。
もちろん「カールズバーク」で。
みんな笑顔でなにかとても豊かで幸せそうでした。
そして彼らの自慢はカールズバーク(ビール)でも
ケルドセン(バタークッキー)でも
マースク(世界最大の船会社)でもありません。
それは「世界で一番小さい国」だそうです。
小ささでは絶対譲りません。
彼らからすれば日本はとても豊かで大きな国と言う事でした。

そんな当時、東京に帰ると
「こんなに明るかったっけ」と言うほど明るく感じましたが、
何か無機的で暖かさに欠けているように思いました。

話は現在に戻り、今週消えていた東京タワーに「灯」が点きました。
節電モードで電力は半分だそうです。
以前に較べると地味に見えますが僕はいいと思います。
以前、このブログでも節電モードの下北沢は、
「街灯の数ではなく質だ」と書きましたが、
まさに東京タワーがそうだと思います。
今は哀悼の意を表して白ですが、
14日からはオレンジになるそうです。
本当は、日替わりで
「東京タワーが色で感情を表現してくれればいい」と思っています。
まるで感情がある生き物のように。
うれしい日はオレンジだったり、応援モードは黄色だったり、
悲しい日はブルーとか。

「照明数が過去最高」とか
「一流デザイナーによる光のモニュメント」いうのは
スカイツリーに任せておいて
東京タワーは別の生き方をすればいいと思います。
最近スカイツリーに押されてすっかり影がうすくなり、
そこに今回の地震で曲がってしまった不運の東京タワーに
チャンス到来というわけです。
まさにピンチをチャンスにです。

最近来日しなくなってしまった外人サプライヤーを
東京タワーの見えるところに連れて行き
「今晩の東京タワーは、
地震で曲がってしまった自分の姿に悲しくなってブルーなんだ」
そして「そういっていても始まらないから明日はオレンジになる」と、
まるで生き物のように。
「ふーん。東京タワーって生きてるんだね」と
デンマーク人にはカールズバーグ、チェコ人とはウルケル、
中国人にはチンタオで「乾杯!」とできる日を夢見ています。

  1. 2011/05/13(金) 10:36:35|
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2011年5月6日 ゴールデンウイーク2011

ゴールデンウイークも後半になりました。
今日と今週の月曜日にお休みが取れる人は10連休です。
僕はカレンダー通りなので今日は出勤です。
この3連休観光地や街は
「日頃の暗いニュースを吹き飛ばせ!」モードで
どこも大変な混雑でした。
高速道路では「1000円均一料金」が今月限りで
打ち切りになるそうで最近あまり見なくなった大渋滞が
いたる所で見られました。

連休最後の週末ですが、残念ながらNOCEのある地域では
あまりスキッと晴れそうにありません。
土日、札幌、関東は土曜日に雨が降るそうで
その他の地域では曇り又は「晴れたり曇ったり」となるそうです。

今年のゴールデンウイークも最後の休みとなりました。
締めくくりには、街に出て乾杯などいかがでしょうか。
その際は、是非NOCEにお立ち寄りいただければと
お客様のご来店を全国スタッフ一同お待ち申し上げております。

今年の連休は、気晴らしに「遠くに行こう」と
なんとなく思っていたのですが、見事に打ち砕かれました。

先週金曜日、ゴールデンウイーク初日に用事で
近県に車を使って高速道で出かけました。
ところが強烈な渋滞で普段なら往復3時間かかるところを
8時間かかってしまいました。
それは8時間座りっ放しだったということです。

翌朝、いつものように5時半に目覚め、
朝のストレッチを全くいつもと同じように始めました。
昨日の長時間ドライブが体を堅くしていたので
じっくりとしていたつもりでしたが、
腰を回すプログラムで悲劇が起きました。
右回転ゆっくり20回。そして左回転3回目。
突然の変調が腰に起きました。
それは、まるでワインボトルのコルク栓を抜く時のように
「プシュー」という感じで、突然無重力状態に落ちていきました。
「なにコレ?」と。
そして4回転目に激痛が走り床に座り込み立ち上がれなくなりました。

僕のゴールデンウイークが
0506-1.jpg











潮の香りと
0506-2.jpg 波の泡の中に
0506-3.jpg











ゆっくりと
0506-4.jpg 消えて行きました。(カラスの鳴き声)
0506-5.jpg











(写真はイメージです)


それから数年前、肋骨を折った時に使った簡易ギブスを腰に巻き
痛みをこらえました。
自分が動けなくなるなんて考えた事ありませんでした。
しばらくすると少し歩けたので
何か「ウツ」になりそうなのでゆっくり歩いて
速攻でスポーツクラブに入会し、その日プールで泳ぎました。
「全然平気」とプールを上がった瞬間、
再度激痛が走り今も痛いままです。

それでも、懲りずにプールには通っています。
体を動かす事がこんなに幸せな事だったのかと考えさせられました。

でも「ウーン。チョッと待った」このプールって水道?と。
学校の開放プールは放射能の影響で閉鎖されたままです。
(現在はわかりませんが)

体を動かさないでウツになるのと放射能との選択です。
「多少の放射能ならガマンするか。飲むわけじゃないし」と
本当はミネラルウォーターしか飲まないクセに。

と言うわけで僕のゴールデンウイークは、
家から数分のプール通いになってしまいました。

注意!
1、腰をやってしまった時は、絶対安静にして、
  プールに行かずにすぐ病院に行ってください。
  初期の処置が治癒期間を決定します。
2、プールはご心配な方は控える事をおすすめいたします。
  あくまでも自己判断です。

  1. 2011/05/06(金) 03:58:13|
  2. バイヤー&スタッフのブログ