NOCEの家具バイヤーズブログ 2011年07月

NOCEのバイヤーズブログ

2011年7月29日 焼き小龍包@下北沢(プロローグ)

今週は、まるで梅雨に戻ったような湿った日が続きました。
猛暑はたまりませんがもう少し夏らしい青空と白い雲が欲しいところです。
梅雨が早く終わってその後の連続猛暑日と台風でまだお盆前でも
「もう夏が終わってしまったか」のような季節感さえします。
週末、NOCEのある地域では仙台、関東、新潟を除けば
まずまずの天気になるそうです。
来週も猛暑日は無いそうです。
生まれたばかりの正統派台風9号は
(前回の台風が変わっていたため)勢力が強まって
来週には影響が出てきそうです。

ジメジメとはしていますが、猛暑にはならないので
お出かけには適しているかもしれません。
そしてその際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国各店スタッフ一同お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、チークの古材を使った
木質感溢れるダイニングテーブルです。

110729-1.jpg HTD148ダイニングテーブル チーク
¥56,800

幅140×奥行80×高さ79cm
Made in Indonesia

HTD169ダイニングテーブル チーク
¥66,800

幅160×奥行90×高さ79cm
Made in Indonesia

HTD189ダイニングテーブル チーク
¥71,800

幅180×奥行90×高さ79cm
Made in Indonesia

※全て展示現品の販売となります。
       尚、展示状況は変動致しますのでご了承下さい。
先週同様、オランダのメーカーによるインドネシアのテーブルです。
今年のケルンで一目惚れしてしまいバイイングしました。
ヨーロッパのインテリアでは、
最近この木質を強調するテーブルが良く見られます。
このテーブルにNOCEで販売しているアルミチェアや
DC231(ジェネリック)を合わせているインテリア雑誌の画像を
よく目にしました。
実際その画像から推測すると
テーブルはアンテーィクか特注かとは思います。
床、壁、天井「オールホワイトのペインティング」の大きめな部屋に
モダン系のペンダントひとつにテーブルの上に白い食器がありました。
雑誌は「マリークレール・メゾン」だったかとは思いますが
電気が走るほど感動しました。

デザインはガッシリとしていますが全くシンプルそのものです。
そのデザインが素材にあるクセの強さを薄めています。
110729-1.jpg 110729-1-2.jpg 110729-1-3.jpg















さて素材ですが、オールドチークと呼ばれる
古材のチーク無垢材を使用しワックスで仕上げています。
110729-2-1.jpg 110729-2-2.jpg 110729-2-3.jpg 110729-2-4.jpg








チーク材といえば高級木材のひとつで
北欧ビンテージでもよく使われているものです。
昨今、森林保護の観点から建造物に使われていた木材の再利用ということで
古材自体が着目されています。
木材のリサイクルというわけですが、
このオールドチークもそのひとつです。
特に原木のチークは枯渇してしまっているため
値段も高くなかなか手に入りません。
エコロジーに敏感なヨーロッパで評価が高いのは
これもあるのかもしれません。

このオールドチークを使用する事により
ユーズドのような味わいになっています。
画像ではお伝えできませんが
使い込んだような絶妙な雰囲気があります。
部屋に置いたその日から「まるで何年もそこにある」ような
感じにさせてくれます。
ユーズドに抵抗があるお客様でも
ユーズドライクなので御納得いただけるものと思います。

インテリアとしては、カフェ系からモダンまで
これだけインパクトがあるので
逆転的発想で「どこでもいけそう」です。

さて価格ですが、140×80が54,800円、
160×90が64,800円、18×90が71,800円と
オールドチークとしては正に破格値としか言いようがありません。
NOCEならではの価格です。

ひとつひとつ文字通り手作りで「1点もの」のようなものです。
このためクラックがあったり、節があったり
またワックスの「のり具合」も違います。
使用中に反る事や新たにクラックが入る事もあります。
これも「味」と割り切ってご使用いただければと思っております。
このため、この商品は店頭でお客様に充分御理解、
また御納得をいただいての現品販売のみになる事を
ご容赦いただければと思います。

ただ商品は大変味わい深く
また今のインテリアを象徴するような一品なので
店頭で是非実物をお確かめいただければと思います。



ここのところブログの話題が
書きっぱなしだったので少しフォローアップします。

まず彗星の如く現れたガールズバンド「ねごと」 ですが、
あの後7月13日のCD発売日に下北沢でゲットしました。
「カロン」や「メルシールー」だけではなく
「全曲はずれなし」という感じでした。
「高校生バンドがカバーしてたら上手くなっちゃった」
というバンドではありません。
とんでもない音楽センスと知識を持っている人たちです。
クラシックの和声を知らないと
あの分数コードとメロディは結びつかないからです。

ちょうど、その週の日曜日に用事で
早朝第三京浜(世田谷と横浜を結ぶ自動車専用道路)を
車で横浜に向かっている時、CDをかけてみました。
1曲目の「サイダーの海」があまりにも風景に溶け込んでいくようで
思わず涙が出てしまいました。

「セミの声」 ですがようやく昨日1匹だけ聞こえました。
それもアブラゼミではありません。
ミンミンゼミです。
「セミが鳴かない」
これ本当にオカルトなのでしょうか。

まず絶対とは言えませんがやはり放射能は「なし」です。
前回も触れましたが、食べ物がタンパク質な以上
カリウムと間違えてセシウムを摂取する可能性がないので
影響はないと考えるのが自然です。

それとも地デジに変わってアナログの周波数が消滅したからでしょうか。
絶対ありえません。

やはり梅雨明けが早く異常に高温の日が続いたからでしょうか。
それにしても最近の雨と湿気に反応して本来なら羽化するはずです。
地中の温度が上がり過ぎてすでに絶命してしまったのでしょうか。

最後にこれは天変地異の前兆現象と関係があるという説です。
大地震の前にセミが鳴かないと言われます。
そう言えば昆虫自体をあまり見かけません。
いつも近所のみかんの木に来るアゲハが今年は皆無です。
ハチもあまり見ません。
最近カラスも鳴かなくなりました。
節電でエアコンなどの電気機器類や電車の本数が減少して
空気中の周波数が変わったからでしょうか。

生物学的に考えれば速い梅雨明けと高温に有りそうですが、
天変地異の前兆現象説に明確な根拠はありません。
ただ「いつ起こってもおかしくない」状態なので
用心に越したことはなさそうです。

アメリカのデフォルト危機回避への期限は8月2日です。
共和党とオバマ大統領の間に期限までに妥協案が成立しなければ
未だ人類が見たことのない超大国の巨額債務不履行が現実化します。
(国家で借りたお金が返せないと宣言すること)
今日(7月28日金曜日)現在
まだ解決したというニュースはありません。
(たった今ブレーキングニュースで
アメリカ時間の今晩の採決が延期されたと報じられています。)


先日、プールの帰りに下北沢を歩いていると、
0729-1.jpg















なっなんと
0729-2.jpg 開店準備中の
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生煎(シェンジェン、焼き小龍包)の
0729-4.jpg お店がありました。
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ついに下北沢にも生煎の店デビューです。
7月30日オープンだそうです。
自称「生煎フリーク」が地元で見逃しては失格です。
下北沢は町田自由が丘渋谷吉祥寺に続き5店舗目です。
関係ない話ですがなぜか偶然NOCEのあるところに存在します。
(町田にも昔NOCEがありました。)

「下北沢に生煎」とは号外が出るほどの大ニュースです。
駅前で「衝撃、生煎、下北沢に!」と
号外を自主的に配りたいくらいです。
思えば上海から「いつか日本にも」と切望して
都内のキーになる生煎店には全て行きました。

何がスゴイかと言えば「アツアツの出来立て生煎」を
ダッシュで家に持って帰りワインとやれるからです。
1回位なら「行きつけの店」で持ち込ませてもらえるかもしれません。
夢のようです。
(場所は一番街商店街を小田急線の踏切を背に
100メートルくらいのところ)

生煎店の角を曲がると
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僅かに暮れた空が路地の上にありました。
0729-7.jpg
















カフェのテーブルの上には夏の匂い。
0729-8.jpg
















街の色は
0729-9.jpg 空の色に
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変わり
0729-11.jpg 夏の日が
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少しずつ
0729-13.jpg 短くなっていきました。
0729-14.jpg

















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  1. 2011/07/29(金) 10:31:43|
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2011年7月22日 ミラクル

昨日は台風の影響で秋かと思うほど涼しい一日でした。
そしてその冷たさは今日も残っていて
夏とは思えないとてもさわやかな日になっています。

今週末、NOCEのある地域では新潟のくもりを除いて
全地域で晴れるそうです。
暑いとは思いますが絶好なお出かけ日和になりそうです。
その際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介はフェミニンでマニッシュなドレッサーです。

0723-1.jpg MT239シングルドレッサー
¥25,800

幅61×奥行45×高さ85cm
Made in Indonesia


0723-12.jpg MT158ダブルドレッサー
¥39,800

幅110×奥行45×高さ85cm
Made in Indonesia

ヨーロッパのインテリア雑誌によく出てきそうなこのドレッサーは、
今年のはじめドイツのケルンで行われた家具ショーで見つけたものです。
ヨーロッパで開催される見本市だけあって
ユーロインテリアの匂いがします。

原産国はインドネシアですが、デザインや監修はオランダの会社です。
デザインやディレクションがヨーロッパだと原産国に関係なく
「ヨーロッパのもの」が出来るわけです。

デザインは、最近日本でも注目され始めた
「フレンチシック」と呼ばれるものです。
もともとアパレルの用語に由来しているものですが、
インテリアでは若干とらえ方が異なっているように見えます。
今年の始めにケルンに行った時に見たマリークレールなどの
インテリア雑誌は、このフレンチシックが主流でした。
その影響もあってつい手が出てしまったというわけです。

フレンチシックは、1960年代フランス映画のファッションに
代表されますが、時代と共に変化し現在ではデニムを多用した
フェミニンなカジュアルといった感じになっています。
イメージとしてはやはり60年、70年代の
ジェーン・バーキン(女優、歌手)といったところでしょうか。
ジェーン・バーキンといえば結婚し離婚したフランスを代表する?
偉大な作曲家セルジュ・ゲンスブールです。
「さよならを教えて」やブラームスの曲をアレンジした
「バビロンの妖精」など涙ものの曲があります。
特にニ胡奏者のウェイウェイ・ウーがアレンジした「バビロン」は
聴く価値ありです。
(個人的には同じアルバムに収録されている
スティングのフラジャイルの方が好みではありますが)
話がそれてしまったのでフレンチシックに戻すと、
フランス1の色男とされたゲンスブールと
女優であり歌手であるバーキンの間に生まれた
これもまた女優で歌手であるシャルロット・ゲンスブールです。
(去年のカンヌ映画祭で過激な性描写で話題騒然となり、
日本公開は無理とされたが今年2月に公開)

そうです。
彼女のファッションこそが現在のフレンチシックの代表といえるのでは
ないでしょうか。(長かった)

インテリアでフレンチシックを語るのは少し難しく
これといったものがありませんが、雑誌のイメージから推測すると、
チークの古材を使ったテーブルにイームズのチェアを合わせた
イメージでしょうか。
90年代初めに日本で流行したフレンチ雑貨のブームとも違い
もう少しマニッシュです。
(フェミニンな中の男性っぽさ)
当時のインテリアはフレンチカントリーと言われるカテゴリーで
あくまでもフェミニンでした。

1杯の引き出しの下に
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2段のラタンのボックスが2段あります。
0723-2.jpg

















背面にも同じ塗装が施されています。
0723-3.jpg

















素朴な作りの引き出しの中も塗装されています。
0723-4.jpg

















ボトムの処理はフレンチカントリーの手法です。(はかまのような底)
直線で囲んでいるためカントリー色が消されています。
0723-5.jpg ラタンの仕上げはウォッシュで
アンティークな雰囲気になっています。
0723-6.jpg














取っ手はレトロなスタイルで派手過ぎず、地味過ぎずといった感じで
これもカントリー色を消しています。
0723-7.jpg














ダブルドレッサーは文字通り
先ほどご紹介させていただいたシングルドレッサーを倍にしたものです。
0723-8.jpg














取っ手も
0723-9.jpg












ラタンボックスの仕上げもシングルと同じです。
0723-10.jpg ダブルにするとキッチンの間仕切りやリビングのサイドボードとしても
活躍してくれそうです。
0723-11-1.jpg 0723-11-2.jpg さて価格ですが、シングルが25,800円、ダブルが39,800円となります。
この雰囲気でこの価格なら高いとは言えません。

インテリアとしては、カフェ系、ナチュラル系や
シンプル系といったところが合いそうです。
フレンチシックですがこだわらずにお部屋の上質なアクセントとしても
充分活躍してくれそうです。

是非NOCE各店で実物をお確かめいただければと思います。



最近テレビを見ていると画面の端に大きく
「地デジまであと何日」というテロップが出ます。
と言ってもおそらくこの画面を見ている人は少数派です。
デジタル放送を見ている人の画面には出ないので
これを知っている人は「やむを得ず」アナログ放送を見ている人か
デジタル切替の「ファイナルカウントダウンでシャンパンをあけよう」という
堅い決意を持っている人だけです。
アナログ放送では「地上デジタル放送に切り替えて下さい」という案内が
平和なピアノソロと一緒に出てきますが
いつもこの番組の裏で「何やってるんだろう」と思っていました。

飲みながらテレビを見ることはないので夜は殆どテレビを見ません。
朝は時計代わりにせいぜい40分位です。
全く見ない日もけっこうあります。
そして情報はネットで取れるので不自由がありません。
特に「テレビ嫌い」ではありませんがただ見る時間がないだけです。
この結果、テレビの寿命が平均より恐ろしく長くなってしまいました。

ブラウン管テレビです。
地デジに変わるといっても使えるテレビを捨てる事は
「物を愛する人」としてはできません。
僕の使えるテレビが粗大ゴミのシールとともに
トラックの荷台に投げられる姿は想像するだけで涙がでます。
「これならテレビなしの生活もあり」かと考えたのですが
3.11直後、頼ったのはネットではなくテレビでした。
そういえば「なでしこJAPAN」もテレビでした。

そこで先週はじめて地デジについて勉強し
「地デジ化はテレビを買い換える必要はない」ということを知りました。
あらためて御近所さんの屋根を見るとなんと殆どがUHFアンテナです。
「地デジ化済み」です。
ついでにデジタル衛星放送の丸いアンテナも殆ど付いています。
「地デジ化してない人けっこう多いのかな?」と思っていましたが
「それ違う」と初めて気がつきました。
あれほど「別になくてもいい」と思っていたのですが
「本当になくなる」と思うと少し不安になってきました。
カウントダウンのシャンパンの余裕もなしです。

仕組みを理解していても少し不安なので
家電量販店で説明を受けてから購入しようと
「接客応対、商品知識日本1」に行ってみましたが、
なんと「全て売り切れ」でした。

返品不可のネットも安価な機種は全て売り切れです。

あきらめていたところ会社で頼む事務機器のカタログに
「オフィスも地デジ化」とチューナーが載っていました。
4,980円です。
他の事務用品と共に翌日来ました。

一昨日届いて昨晩、初期設定からチューナーの端子を
ブラウン管テレビのビデオの入力端子につなげ
テレビのリモコンをビデオにするとなんと
「地デジまであと何日」が消えていました。
全局きれいに映っています。(デジタルだから当たり前)
仕組みは「ブラウン管テレビ」が、
チューナーによって変換されたアナログデータを
ビデオやDVDを映してしているつもりになっているというわけです。

僕の「ブラウン管テレビ」がデジタル化された瞬間でした。
これで「ブラウン管テレビ」の命がつながりました。
エコノミーであり、エコロジー(捨てなくてすむ)なわけです。

僕にとってはミラクルだったわけですがそれ程の事でもありません。
本当のミラクルはこっちの方です。

5月の連休中に腰を痛めてからプール通いをはじめた事は
以前このブログでも取り上げました。
あれから、行く度に本屋で「クロールがきれいに泳げる方法」を
チラッと見て予習し帰ってからネットで動画を見て復習を繰り返してきました。
ただ一日30分位しか出来ないので限界があります。
考えすぎてしまいフォームを崩し
プールの水を飲んでしまう事もしばしばでした。
小学校の頃スイミングスクールに通い、
大人になってもフォームがきれいと言われたこともあったのに自信喪失です。
「なんであんなに長く泳いでいられるのだろう」と
お年を召された年配の方々を見てはガックリしていました。
個人での習得は「大人は無理かも」
それならいっその事「イケメン先生の個人レッスンを受けてやる」と
ぐれかかったこともありました。

でもスイムウエアの男2人、プールの中で「僕の手軽く握って」とか
「僕の顔を見て」(息継ぎの時)「先生、僕の足これでいいでしょうか」って
僕はよくてもプールの雰囲気がおかしな方向へ行きそうです。
(本当は上達への近道なので興味はありました。純粋な気持ちで)
というよりも自力で「上達への過程を楽しむ」という
僕の主義には反しています。

思えば腰痛治療のため偶然通いはじめたプール。
海用の海パンとキャップだけで飛び込んで
これ違うと買ったスイムウエアとゴーグル。
鏡にこっそり写してイエィ!もありました。

上達には時間がかかると覚悟を決めていたものの
未だ5往復もすると息が切れてギブアップです。

「プール5往復出来るようになったじゃないか」と
となりで永遠に泳ぐ白髪の御婦人を見て自分に言い訳していました。
しょんぼりする帰り道、暮れなずむ下北沢の商店街に
江戸風鈴の音と少し湿った夏の薫りがしていました。

先週のそんな日いつものように本屋で
「手で水をキャッチする前にストレッチをする感覚を」と
頭にたたき込んでつい井の頭線のホームでポーズをやってしまいました。
(ゴルフのフォームは見たことがありますがクロールは見たことありません)

プールに着いてスイムウエアに着替えて
今日は何とか6往復とおもい蹴伸びからスタート。
3往復を過ぎたころ少しいつもと違うことに気がつきました。
息も切れないし、身体も沈まず安定しているのです。

5往復を過ぎると楽勝で「6はいけるぞ」とそれが7、8、9と
全然息も切れず安定しているのです。
「一体なにが起こったのか」と思いました。
10以降は覚えていません。
途中で「ねごと」の「メルシールー」の
「これがきっとラストシーン・・・」が頭の中をかけ廻り始めました。
先々週のブログ
完全トランス状態です。
体が伸びて気持ち良くてローリングさせなくても
自然に左右に揺れています。
「1本の棒になるように」と本のコーチの言う意味がわかりました。
泳ぎながら頭の中の本のページをめくって項目を確認していました。

なにもかも忘れていたところに今晩の上司との飲み会の事を思い出し
そろそろと思ってプールを上がり時計を見てビックリです。
1時間も泳いでいたのです。
それも全く息が切れていません。
永遠に泳げそうでした。
ミラクルでした。

小学校の頃、突然自転車に乗れたこと、
ギターのコードが突然途切れずに弾けたこと、
外野フライのボールが突然見えて取れるようになったこと
ミラクルがありました。
大人になってからはせいぜい英語の単語が突然聞こえるようになったくらいで、 あまり感動がありません。
それは知っている単語の範疇で
知らない単語が理解できたわけではないからです。
知らない単語の意味が聞いただけでわかればそれはミラクルですが、
ありえません。

大人になってからのミラクルは感動的でした。
それでもここで終わったわけではありません。
次は、「いかに速く長く泳ぐか」です。
大きな区切りですが、スタートラインに立っただけで
また本のコーチには世話になりそうです。

ところでその日の飲み会、
乾杯のビールがこの上なく「うまい!」でした。
上司にミラクルを報告すると
「ところでそのプール何ベクレル?1時間セシウム浴びたわけ?」と
大変有り難いお言葉をいただきました。
実際その日から鼻と耳が破壊され今も苦しんでいます。
放射能の影響ではないと思いますが、
これから40分位でやめようと思います。

  1. 2011/07/22(金) 01:36:41|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2011年7月15日 セミが鳴かない2011

今週も強烈に暑い日が続いています。
ただ夜は少し涼しい日もあり
まだ熱帯夜本番という感じではありません。
週末にかけての3連休ですが、
NOCEのある地域では札幌を除いて天気に恵まれそうで
絶好のお出かけ日和になりそうです。
ただ少し奇妙な発生と動きの台風は来週日本に接近し、
海から直撃すると勢力が衰えないため厳重警戒が必要です。

日中は暑くても真夏の夕暮れは
ビールやシャンパンの泡物が似合います。
テラスのあるお店で「夕暮れに乾杯!」などいかがでしょうか。

お出かけの際は水分補給や日陰の確保など
熱中症対策は万全にしましょう。
そしてその際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介はポーランド製のオリジナルサイドボードです。

0715サイドボードD.jpg サイドボードD ウォールナット
¥69,800

幅135×奥行43×高さ89cm
Made in Poland
※部分組立

このサイドボードのデザインが完成したのは2年位前でした。
はじめに中国で2社とポーランドの3社に見積もりを依頼し
一度は中国に決定しました。
しかしサンプル段階で細部のつめがうまくいかず
最終的にポーランドに決定ということになりました。

デザインのソースは「北欧ヴィンテージがベース」というより
そのままです。
これを製作しているポーランドの工場は実際スウェーデン、デンマークなど
北欧のショップやメイルオーダーの家具を手がけているので
デザイン面で苦労することなく量産にすぐにもっていくことが出来ました。

前面にはヴィンテージでお馴染みの開きのドアが付いています。
0715-2.jpg 0715-3.jpg












その隣りにはスライドレール付きの5杯のドロワーがあります。
0715-4.jpg 0715-5.jpg 0715-6.jpg













ドアのノブは雰囲気を壊さないように丸くシンプルなものになっています。
0715-7.jpg










ドロワーの取っ手は木製でヴィンテージに近い形状をしています。
0715-8.jpg










このサイドボードのデザインの要ともいえる脚ですが、
長めのテーパードレッグ(先が細くなる形状の脚)が垂直に伸び
ヴィンテージの特徴を表しています。
0715-9-1.jpg 0715-9-2.jpgのサムネール画像 全体のデザインはクセがなくカフェ系はもちろん、
シンプルなインテリアでも対応できそうです。
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素材はウォールナット天然木突板のオイルフィニッシュで
上質な雰囲気を演出しています。
ヴィンテージの場合、素材がチークの場合が多く
ややクセがある分インテリアを選んでしまいますが
(そこがヴィンテージファンの心をつかんでいるのですが。)
ウォールナットオイルフィニッシュを使用することにより
スッキリとした雰囲気になりました。

価格は69,800円です。
相対値としては決して高いとは思いません。
天然木の高級感とオイルフィニッシュのテクスチャーが
絶妙なハーモニーを生み出しています。

リビングの収納としても、インテリアのアクセントとしても
幅広く活躍してくれそうです。

ご紹介には各角度からの画像を多用させていただきましたが、
全体の雰囲気を表現することは難しいと思います。
是非一度NOCEで実物をお確かめいただければと思います。



いよいよ梅雨が明け夏本番となり
まだ7月だというのに連日35度の日が続いています。
3.11以来はじめての夏ということですが
世の中の事態はあまり変わっていません。
余震と放射能、電力供給問題。
僕の諸外国の「お取引先さん」も来日はあれ以来ゼロのままです。
僕達は日々この中で暮らさなければならないのですが、
少し海外に目を向けると結構大変なことになっています。

ヨーロッパでは、ギリシャのデフォルト(債務不履行)問題が
EC内経済力3位のイタリアと4位のスペインに波及するのではないか
という懸念から、これらの国の債権が売られ、
一方それを支えているECB(ヨーロッパ中央銀行)にも影響するという
思惑からユーロが下落しています。

デフォルトはヨーロッパの問題かと思えば、
信じられないことにアメリカまで大騒ぎです。
オバマ大統領と共和党が債務(国の借金)を問題に合意が出来ず
連邦法に定められた借金の上限に見合わないと
予算が成立せず債務不履行(デフォルト)になるということなのです。
なんとその期限は8月2日です。
僕も毎日アメリカのニュースソースを見ていますが
最近「これあるかも」と思いはじめるほど紛糾しています。
アメリカが債務不履行になれば世界は3.11以上のパニックになり
放射能も地震も関係なくなるほどです。
今日金曜日の議会がヤマだそうです。

一方中国では、ひどいインフレ(物価の上昇)に伴い賃金が上昇し、
いままでのように世界の工場として安くものを提供することが
出来なくなりそうだということです。
現実問題、取引している工場も現金に余裕がなくオーダーを入れても
「資材を買うことが出来ないので先払いして欲しい」
という事になるケースも最近めずらしい事ではありません。
余裕があれば先払いもOKでしょうが
余裕がなければその工場との取引を断念せざるをえません。
これはなにも家具に限った話でも日本のメーカーに限ったことでもなく、
あらゆる産業で中国が世界と向き合う問題です。
中国がインフレを抑制するために自国の通貨を切り上げれば
輸出価格が上昇し輸出に頼る中国経済を直撃します。
先月、中国で豚の価格が50%以上上昇し政府が異例の
「積極的に豚肉を市場に出すように」と促したくらいです。

さて、日本では最近「夏なのにセミが鳴かない」という話題で
騒然としています。
下北沢では井の頭線のホームでもスタバや飲み屋でも
どこへ行ってもこの話題であふれています。
「セミが鳴かない」といって街中がパニックになっています。(それはない。)
理由については大地震の前兆や放射能の影響という
4次元の話から環境問題まで様々ですが、
議論に熱中しすぎて昨日は下北沢でも救急車で「熱中症」として
運ばれていきました。

なぜ今年はセミが鳴かないのでしょうか。

3月の原発の時に降ったセシウムなどの放射性物質が地中に堆積し
セミの幼虫の成長を妨げているのでしょうか。
これはまず無いと思います。
なぜならセミの幼虫の餌はアミノ酸などのたんぱく質で
カリウムと間違えてセシウムを取り込む植物とは違うからです。
ただ、地中の放射性物質が残存することを考えると
将来なんらかの影響が生じる可能性はありますが
今年はないと考える方が妥当だといえます。

地震の前兆説はどうでしょうか。
これは直接の因果関係はありませんが、
地震の前にカラスが減少する(これも仮説)事により
カラスが天敵の野鳥が増え、セミの天敵である野鳥の増加により
セミが減ってしまったという生態系破壊説という事も考えられます。
セミが羽化するのに地中で7年と言われています。
すると今年のセミは2004年頃の「たまご」ということになります。
その頃東京都ではカラス撲滅作戦の名のもとに駆除が行われました。
東京都の発表によれば2001年から実施して、
2005年にはほぼ半数に減少したといわれています。
時期は一致しますが野鳥の増加のタイムラグを考えると
セミの減少が顕著になるのはこれからです。
ただ最近、体感ではカラスが減って野鳥が最近増えたような気がします。
それは、餌になるゴミの中に含有されるホルモンの関係による
カラスの少子化のためか地震を予知してどこかへ避難したのか
判りませんが、本当に最近「ここはどこか」という程
さまざまな野鳥の声がします。
そしてカラスの声は前程しなくなりました。
ちなみに野鳥の増加か最近アゲハ蝶も見なくなりました。
大地震の準備は万全にしておきたいものです。

都内でセミの声と言われているのはアブラゼミです。
アブラゼミは湿気を好みます。
土が無くなり乾燥度が増した都会では減少傾向にあるというのが
一番理にかなっているようにみえますが、
実際計測したという研究結果がなく減少の真偽はわかりません。
「ジーーー」と言う声が減った気がします。
そして「シャンシャンシャン」と鳴くクマゼミや
「ミーンミーンミー」と鳴くミンミンゼミが増えたような気がします。
(あくまでも気)

アブラゼミのあの鳴き声を聞くと夏休みです。
「ジーーー」とジリジリとする夏の午後、
「まるで油を揚げているような音」から名付けられたアブラゼミの声。

夏休み。ドリル、絵日記なんてどこかにやってしまって
遊ぶことしか考えていなかった子供の頃。
おばあちゃんの甘すぎるカルピス、泥だらけの自分、
塩ふって欲しくなかったスイカ、親せきのある湘南の海、
子供達に振舞われるおかわりし過ぎて気持ち悪くなる
「味のないバーモントカレー」、
「夏休みが永遠だったら」と思っていたあの頃を
「ジーーー」の音と共に思い出します。
そしてスズメに追われ「鳴かなければ落とされないのに」と思っていた
アブラゼミが力尽きて路上に落ちる頃、
「オーシーツクツク」とツクツクボウシが鳴き始めます。
この声を聞くと夏休みも2週間を切り
花火大会やお祭りの頃になるわけです。
そして「カナカナカナ」と鳴くヒグラシの声が少し遅い午後に響くと
すっかり長くなった影と早くなった夕暮れが
すこし涼しくなった風と共に夏休みの終りを告げていきます。
この夏休みのカーテンコールを聞くと終わってしまう夏休みが悲しくて
夕焼けの空を見ていました。
するといつもひとつ大きな流れ星が見えました。
(8月はペルセウスに代表されるように多くの流星群が見られます。
夏の終り頃の夕方近くは「はくちょう座カッパ流星群」です。)

そういえば、夏のドリルと絵日記ですが、
忙し過ぎてひとつもできませんでした。

話をアブラゼミに戻すと今年は梅雨明けが早いため
人間がフライングしてアブラゼミより夏を先取りしてしまっているのです。
連日すでに夏ですが例年なら今は梅雨です。
しかも小学生の夏休みは来週です。
ちょうど夏休みのはじまる頃に「ジーーー」と聞こえてくるものです。

少し発生の仕方が奇妙な台風のせいで来週半ばに雨になるそうですが、
アブラゼミは雨などの湿気の多い時に羽化するため
おそらく来週から鳴き始めそしていよいよ夏本番になると思います。
もしそうならなければ、オカルト系仮説を疑って
熱い議論に加わりたいとおもいます。

今週の3連休中、大切な人から「およばれ」があります。
前から一度は行って見たいと思っていたレストランで
こんな機会にしか行けないと楽しみにしていました。
ワインはフレンチにこだわらず常時600本以上。
シャンパンで乾杯。
至福のテーブルが仮想の現実の中で回っています。

当日はワインに合う「シェフおまかせフルコースディナー」だそうです。
思わずそのレストランのホームページを覗いてしまいました。
アミューズ、オードブル、魚は「鹿児島産カサゴのポワレ」。
えーーーと、
メインは「厳選国産黒毛和牛の炭火焼き」だそうです。

  1. 2011/07/15(金) 04:22:32|
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2011年7月8日 七夕 2011

今週も暑い日が続いています。
毎晩、熱帯夜です。
それでもまだ夏本番の暑さではありません。
朝早くはひんやりして「薄い掛け布団」を掛け直すくらいです。
この先が思いやられそうです。
平年であれば来週後半に梅雨明けとなり
いよいよ本当に暑い日がやってきます。
今週末、NOCEのある地域で日曜日の仙台、広島、福岡、
そして新潟は土日とも天気は崩れるそうですが、
他の地域はまずまずとなるそうです。
お出かけ日和になりそうですのでその際は、
是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国各店NOCEスタッフ一同
お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介も
先週に引続きポーランドからのダイニングテーブルです。

0708TOKIOWN150.jpg TOKIOテーブル ウォールナット 
150×80:¥39,800  幅150×奥行80×高さ74cm
135×80:¥36,800  幅135×奥行80×高さ74cm
Made in Poland
※組立式

0708TOKIOOAK150.jpg TOKIOテーブル オーク 
150×80:¥39,800  幅150×奥行80×高さ74cm
135×80:¥36,800  幅135×奥行80×高さ74cm
Made in Poland
※組立式

0708TOKIOチーク150.jpg TOKIOテーブル チーク 
150×80:¥41,800  幅150×奥行80×高さ74cm
135×80:¥39,800  幅135×奥行80×高さ74cm
Made in Poland
※組立式

今回入荷の商品は前週とたまたま入荷時期と原産国が同じだけで
メーカーは全く違うものです。
先週ご紹介させていただいたテーブルと
大きなコンセプトは同じですがディテイルが違います。

デザイン面ですが、北欧を基本にして
微妙に日本仕様にアレンジしています。
どこが日本なのかと聞かれると、残念ながら確たるものがなく
「すみません。イメージです。」としか答えられません。
特別に日本を意識したわけではないのですが
出来上がりが抜群に良く北欧と日本の「いいとこどり」の
シンプルなデザインになったからでしょうか。

天板は、エッヂを大きくラウンドさせトップを直線で結びました。
大きなラウンドが天板全体のデザインを柔らかくし
トップの直線部分で引き締めています。
0708TOP.jpg このラウンドと直線の割合が
このテーブルのデザインを支配しているわけです。

通常のレクタンギュラー(長方形)テーブルのエッヂを丸くすることを
ご想像していただければ御理解していただけるかと思います。
例えば、それがほんの僅かなラウンドであれば
通常の長方形とあまり変わりません。
堅いイメージが残りますが、角を丸くさせる事による安全性と
テーブルの表面積は確保されます。
次に大きくラウンドを入れ全体を楕円に近づけると
堅さが削ぎ落とされイメージが柔らかくなります。
ヨーロッパのモダンと言われた10年位前によく使われた手法です。
これはデザインが柔らかくなる一方でシャープさが失われ
脚の処理を上手くしないと全体的にボケた感じになってしまいます。
そしてフルラウンド化させることにより天板の先が伸びてしまい
部屋のスペースを無駄にしてしまうというわけです。

次に脚のデザインですが、テーパードレッグ(先が細くなる脚)を使い
微妙にハの字になるように角度を付け
1本、1本が外に向くようになっています。
0708TOKIOLEG.jpgのサムネール画像 この微妙な角度が実はデザインにも寄与しているわけです。
テーパードレッグをストレートにもっていくと
無味乾燥なものになってしまいます。
一方ハの字の角度をもう少し付けると北欧っぽくなりますが
「やりすぎ感」により天板の繊細性がそこなわれてしまうというわけです。
補足をさせていただきますが、脚の角度は
天板がラウンド(円)か長方形、正方形の時は
割と角度を付けた方が艶っぽく見えます。

次に素材ですが、脚は共通でブナ材を使用し
天板は天然木のオーク、ウォールナット、チークの3種類から
お選びいただけるようになっています。
どの素材もツヤ消しのオイル仕上げで
その「木」本来の素材感を活かしたものになっています。
この仕上げが全体の雰囲気を尚一層上質なものにしている事に
間違いありません。

サイズは長さが135cmのものと150cmの2パターンとなります。

インテリアとしては、合わせるチェアによってカフェ、シンプル、モダンと
あらゆるジャンルで使えそうです。

さて価格ですが素材とサイズによってそれぞれで
135cmのオーク36,800円から150cmのアンティックチーク41,800円の
レンジで価格の差におおきな差はありません。
オーク               ウォールナット          チーク 0708OAK.jpg 0708WN.jpg 0708チーク.jpg
あくまでも素材と大きさによるものです。
このレベルでこの金額は有りえないくらい安いと思います。

名前のTOKIOですが、先方のメーカーに名付けさせたら
「NINJA」「SAMURAI」「GEISHA」と大変なことになってしまったので
「次候補を」と言ったところ「TOKIO」となりました。
TOKIOはフランス語でTOKYOのことですが、
日本では1970年後半にYMOと沢田研二が歌った
(曲はそれぞれ違う。沢田研二は曲名)事で爆発的に流行った言葉です。
フランス語つながりで当時はギャル(GIRL)、ギャルソン(BOY)から
ハウスマヌカン(HOUSEは英語、マヌカンはフランス語でマネキン)
という造語まで流行りました。
30年以上前、バブル経済前の高度成長経済下の頃です。

昭和の懐かしさもあるテーブルなので
「TOKIO」ということになりました。
ジャニーズのグループ名が語源ではありませんが
広い意味から考えれば「それも有り」かもしれません。

オリジナル商品を開発する上でヨーロッパメーカーに依頼すると
「もとになる線やスケッチ」が悪くても
自然に整ったものが出来上がってきます。
これが伝統だったりクラフトマンシップだったりするのでしょうか。
質感やニュアンスを画像だけで御説明することは大変難しいと思いますので
是非NOCE各店でお確かめいただければと思います。



昨日は7月7日七夕の日でした。
先週のブログつながりではありませんが
7月7日は中国の24節気のひとつ小暑(太陽黄系105度)にあたります。

昨晩は、薄曇りで雲と雲の間から僅かに星が見える程度でした。

七夕行事のもとは中国です。
日本では収穫した作物をご先祖様に備える「盆」と織姫にちなんで
織物の上達を祈願する中国の行事が合わさったものとされています。
精霊に衣服を着ていただくために機織りをする女性を
棚機女(たなばたつめ)と呼び七日の夕方から機織りをしたので
それが「七夕」となったという話です。
出来上がった服を精霊が降りるとされる笹に付けたのが
短冊に願いを書いて飾る起源だそうです。 

七夕といえばもうひとつ「天の川」にまつわるラブストーリーがあります。
もとは古代中国の寓話です。
牛追いで働き者の夏彦(彦星)と機織りが得意で働き者の織姫が
神様にみそめられ結婚したのですが、
結婚生活が楽しくなってしまって働かなくなった2人を神様は怒って
天の川を境に別れさせます。
あまりのショックに別れた後も彼らは仕事に身が入りませんでした。
ここで神様が働く事を交換条件に年に一度の再会を許したわけです。
この日が7月7日に当たるわけですが、この時期には雨が多く
2人の間に流れる天の川の水量が増えてしまうのです。
2人のために「かささぎ」たちが翼で繋げた橋もできず
2人はなかなか会うことが出来ませんでした。
この日の雨を再会できずに流した涙として
催涙雨(さいるいう)といいます。
「雨が降らないように」と2人の再会を祈願して
短冊に思いを託すというものが、今では自分の願い事を短冊に書いて
笹の葉に下げるという風習になっています。
昨晩の天候から推測すると2人の再会は微妙なところで
短冊の願いが叶うかどうかは、
祈願主の判断に委ねられることになりそうです。

ここで突然ですが「カロン」と聞いて何を想像されますか?

何も思いつかない方が殆どかと思います。
僕は真っ先に思いつくのは「カロン・セギュール」という
ボルドーにあるサンテステフ村の
格付けシャトーの赤ワインしかありませんでした。
あのハートマークのエチケットです。
ヴァレンタインやクリスマスに贈る高級ワインです。

カロンでワインと答えればワインラヴァーです。

カロンで「星」と思いつけばかなりの天体通です。
数年前に太陽系から外されてしまった冥王星の衛星で
1978年に発見されました。
技術の発展と共にカロンの質量が判ると
必然的に冥王星の質量も判るわけです。
このため考えられていた冥王星の質量が太陽系に値する惑星としては
小さい事が判り太陽系から外されてしまいました。
カロンの発見が冥王星の格下げにつながってしまったわけです。
このニュースは一大センセーショナルでした。
冥王星のPLUTOから「格下げ」される事を
PLUTOEDという言葉まで生まれた程でした。
( plutoed government bondは格下げされた国債というわけです)

カロンの質量は冥王星に対して大きく
当時は冥王星との「2重惑星」ではないかといわれ
太陽系への昇格が予定されていました。
ところが母体である冥王星の「準惑星」への降格にともない
「準惑星の衛星」という一度は夢見た「惑星」から
一気に「惑星の衛星」を飛び越えて2段階格下げとなってしまいました。

これを上司と部下に例えて見ます。
(男女の方が面白そうですがどちらが男か女でストーリーが違い過ぎるのと、
おそらくブログに不適切な表現(性差別)が含まれそうなので
想像におまかせします。)

口先だけであまり仕事ができないくせに仕事が出来るふりをして
周囲や経営陣からも「出来る人」とされた部長がいました。
ある日突然転職してきた部下は、本当に仕事が出来ました。
また「部長、部長」と部長を慕いまた部長も仕事を任せました。
この部下の昇進も間違いなしです。
ただこうしているうちに
「実は部長、口だけで本当は仕事出来ない」ことが
有能な部下のおかげで役員にバレてしまったのです。
これで部長は左遷され違う部署でさらに降格。
その下でやっていた部下も「あの部長の下でやっていた人」という事で
部長と同じ部署へ左遷されてしまい将来の昇進もなくなり、
「あの部長の部下」というレッテルを貼られてしまったというわけです。

これは小田急線の準急にも各停にもなれない
「区間準急」のようなものでしょうか。
うーん。難しくなってしまったので本題にいきます。

ここまで読んでいただいた方、「すみませんここからが本題」です。
七夕、星、カロンとなんでここまで引っ張る?です。
「次回につづく」としたいのですが出来ないわけがあります。

カロンと聞いて曲名と言えば音楽好きと言えます。
(すみませんここからアーティストの敬称を略させていただきます)

カロンといえば「ねごと」です。
今年LISMOのCMで初めて聞いて衝撃を受けました。
CMではサビだけでしたが伸びのある独特の声は
1回聞いただけで残ります。
「YUI」でも「YUKI」でもありません。
CMのテロップに「カロン」とでるので
グループ名だと思っていました。
ある日偶然「J-WAVE」でフルコーラスを聞いて
「これただものじゃない」とビックリしました。
声と曲のバランスが今まで聞いたことないほどスゴイ。
それから下北沢の街頭放送で何度も繰り返し
「何度夢くぐったら君に会えるの」とやっていて
耳に焼き付いてしまいました。
個人的には、イントロから歌いだしのAメロとBメロのところが
好きですが「サビのもっていき方」とサビから間奏への
「イントロのキーボード」への返し方は絶妙です。

これまた「J-WAVE」でリミックスバージョン
(世界の終りの中島真一がてがける)を偶然聞いて
更にヴォーカルのすごさを知りました。
これ本当に泣けました。

調べてみると、カロンは曲名で「ねごと」がバンド名でした。
全員20才の女子大生だそうです。
この若さ考えられません。
どこにこの曲を作れる情報量があるのでしょうか。

僕にとって日本の女性アーティストで初期の曲で衝撃的だったのは、
古いところからaikoの「花火」、ボニーピンクの「オレンジ」、
アンサリーの吉田美奈子のカバー「レインボーシーライン」、
手島葵の「徒然曜日」、コトリンゴの「おいでよ」、
最近では少女時代の「gee」と思いつくものだけ書いてみましたが
この他にも数え切れない程のアーティストがいます。
1回だけ聞いてアルバムを買ったのは少女時代も含めても沢山ありますが
印象的だったのはこのくらいでしょうか。

以上の曲は2000年以降で
ねごとのメンバーが多感な10代の時のものです。
僕も未だ素人ミュージシャンですが
(それでも1日1回はスケールとクロマチックはやっています。
ディープな飲み会の日を除いて)
この時代が多感な10代とはうらやましい限りです。
僕の時代、カセットテープで耳コピーの時代です。
ジャコ、アンソニー・ジャクソン、マーカス・ミラー(全てベーシスト)を
テープに録音して擦り切れるまでやってもコピーできなくて
何本テープと「ウォークマン」ダメにしたことか、という時代です。

聴いている音楽と情報量の多さ、
それは「今」の「ねごと」の持っている音楽の捉え方が
全然ちがうわけです。

そこでセカンドインパクトが来ました。こ
れは先週「NACK5」を偶然聞いていたら「ねごと」のヴォーカルが
別の曲で聴こえてきました。
これだけインパクトのある声は他にいません。
「メルシールー」という曲でした。
はっきり「スゴイ!」と叫んでしまいました。
「カロン」がスゴ過ぎて「一発屋」(スミマセン)で
終わってしまうのかと思っていましたが、心配なしでした。
「カロン」の後に「メルシールー」作れるとは
やはりタダ者ではありません。
しかもバンドとしてのテクニックやまとまり方も
従来の「ガールズバンド」とかけ離れた実力を持っています。
知らないで聞けば男性バンドと間違えてしまいそうです。

ギターのシュールなフィルの入れ方、
特にカロンでのAメロのリフとストラト(ギターの種類)の泣かせ方。
ドラムとベースのノリもピッタリで
ドラムの16の入れ方もセンスがよく相当高いテクニックが感じられます。
ベースは僕もやっているので判りますが
左手のネック上の運指(指使い)を見れば、
キッチリ指が立ったフォームをしているので
ベーシストも相当うまそうです。
そしてヴォーカルのキーボード。
歌だけではなくシンセの使い方も抜群で
右手でシンセ音でベースをとりながら
左手で生ピの音でサティのようなフレーズを弾いているのです。
この均整のとれたバンドとヴォーカルの歌メロとの融合は
従来では有り得ないほどのものがあります。

「ねごと」と聞くとチャットモンチー、
(ガールズバンドというだけでコンセプトが全然ちがいます)、
東京事変、
(ヴォーカルの見た目の雰囲気が椎名林檎に似ているだけでこれも違う)、
YUI、いきものがかり、YUKI、などと比較されそうですが
何か根本的に違う気がします。

「カロン」と「メルシールー」だけしか聴いていませんが
曲の作り方もペンタトニックに頼らないもので
ジャズのモード系やクラシックのドビュッシーやサティ、
ラフマニノフといった印象派の音を連想させそうな程です。

そういえばこの人たちまだ20才です。
大切に成長して欲しいものです。
何故ここまで引っ張ったかというと
来週(7月13日)待望の初アルバムがオンセールになるからです。
その中の「七夕」という曲、今から楽しみです。(やっとつながりました)

「ねごと」は下北沢のライブハウス、GARAGE、BASEMENTBAR、
SHELTERとROCK系ライブハウスに結構来ています。
特に今年初めの「くるり」とのライブはプラチナものだったらしいです。

僕も「今度こそライブ」と思っていたら、
な、なんと次回は「学生限定」で学生証の提示が必要だそうです。
これにはお手上げです。
可能性はないのでしょうか。
下北沢大学は日程が合いません。
それなら「おうちゴハン」を極めるためにクッキングスクール、
大人のためのヤマハ音楽教室でベースのレッスン、
夏だけにサーフィンスクール、駅前留学、
スベリ止めに下北沢の駅前のスーパーピーコック内に
偏差値は不明ですが「ワインアカデミー」や「チーズ大學」もあります。
でも結局、調べたところ全部「学生証の発行」は無理でした。

多分、今以上にメジャーになって忙しくて
下北のライブハウスには来てくれなくなってしまうかもしれませんが、
それはそれで素晴らしいことです。

ところで「ねごと」の曲は星にまつわる曲が多いのですが
どなたか天文学、大学で学ばれていらっしゃるのでしょうか。

で、やっぱり学生証持ってないとダメですか。
(この執拗なところが既にダメ)

  1. 2011/07/08(金) 02:19:25|
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