NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年04月

NOCEのバイヤーズブログ

2012年4月27日 The Band

今週は季節の移り変わりなのか暑い日も少し肌寒い日もありました。
今日は雨が降っています。
明日からいよいよゴールデンウイーク前半戦に突入です。
僕は明日、明後日と前回の展示会で目星をつけた中国の工場に又、出張です。
バイヤーに休みは関係ありません。
その代わり、日曜日に香港に立ち寄って休日を満喫できる事になりました。
今度は、「ワインあり」なので「ヌーベルシノワーゼを夜景と一緒に」と
この日のためにがんばろうと思っています。
そして「炒麺も忘れずに」です。
ゴールデンウイーク前半、NOCEのある地域ではほぼ全地区でお天気に恵まれそうです。
こんな事ここ最近のお天気であまりありませんでした。
(何故、僕の居ない時だけ晴れるのでしょうか。)
絶好のお出かけ日和になりそうです。
その際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと、
全国スタッフ一同お客様の御来店をお待ち申し上げております。

前回まで中国出張ネタが続いてしまったので
今週は久々に新商品のご紹介をさせていただきます。
ご紹介させていただくのはソファです。


これは、現行のTD9811Aというモデルの3シーターバージョンです。
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TD9811Aソファ 3人掛けセット ブラウン
¥74,800

ソファ:幅200×奥行92×高さ80(42)㎝
オットマン:幅80×奥行60×高さ42㎝
Made in China
※部分組立


デザインはシンプルそのものでアームに厚みをもたせる事により
全体的に「ドッシリ」とした安定感を与えています。
角張っていながらアームの位置を低くしてあるためあまり重さは感じられません。
90年代の北欧ソファのデザインを彷彿させます。
インテリアの観点では、デザインがシンプルなのでカフェ系、ナチュラルなど
どんなお部屋にも対応してくれます。
他に合わせるダイニングやカップボードなどの素材が木製なら素材に関係なく
マッチしそうです。
素材はファブリックで色は現行TD9811Aとおなじブラウンです。
ただブラウンと言ってもクセがないブラウンなので
他に合わせるものが奇抜なものでなければオールマイティです。
そしてシートにはポケットコイルを使用していますので座り心地もOKです。

また、付属のオットマンは充分な大きさがあるので
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ソファで足をのせてくつろぐ時だけではなく
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ローテーブルを使えば大きなスツールとして多人数の時にも使えます。
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このソファの魅力は大きさにもあります。
座面の奥行きがあるのは現行の2シーターも同じですが
幅が増えた分だけ余裕が生まれ座った時にソファらしい安心感が増しました。
又、幅が200cmあるので後部のクッションを外せば充分寝る事ができます。
(個人差がありますので全ての方ではありません)

さて、価格ですがこの大きさとパフォーマンス、オットマンを付けて74,800円(税込み)と
抜群のコストパフォーマンスです。
大き目のソファをご検討されていらっしゃるお客様は、
是非1度NOCE各店にてお確かめいただければと思います。

暖かく少し湿った風が吹き込む午後、
このソファでまどろむと気づかないうちに夢の世界があたりを包んでいきます。



ある晩、ワインバーで飲んでいる時に突然メールが来ました。
去年もこのブログで取り上げた、最年少ガールフレンドからのもので
「明日、バンドの練習があるから見て欲しい」と。
このバンド中学3年の女子バンドでベースがいません。
バンドには、ピアノやギターのどちらかが居れば成立しますが、
基本的にドラムとベースが居ないと絶対無理です。
(シンセベースでキーボードが代わりに出来ますが少しバンドとは違います。)
それでもなかなかベースをやる人が見つからないようです。
僕がベーシストである事は彼女たちにあまり関係のない事でバンドのコーチとして呼ばれていますが、
折角なのでチャッカリとベースとしても参加させてもらっています。

今回は、卒業のイベントにバンドとして参加するためのオーディションだそうです。
メールには、下北沢のスタジオの場所と時間、曲名が書いてありました。
「いきもの(がかり)の気まぐれ(ロマンティック)で譜面はFAXしてあるのでよろしく♪。」と。
ワイン、結構飲んでいて今から音符拾うの無理です。

ところで何で、「いきものの気まぐれ」で通じるのでしょうか。
短縮言葉のひとつですが、「いきものがかり」を「いきがか」とか
「気まぐれロマンティック」を「きまロマ」(こっちはあるかも)とは言いません。
セブンイレブンも「セブイレ」ではなくセブンです。
ロイヤルホストも「ロイホス」でなくロイホです。
2つ以上の単語を合わせて短縮言葉が生まれますが、
これら短縮言葉は、「ムネアツ」のような短縮形スラングではありません。
その背景には恒久的普遍性認知度があります。
認知度がなければ短縮された場合、理解されずそのままスラングとなってしまうのです。
それでは何故セブンなのでしょうか。
言葉は伝達手段であるため、出来るだけ短くてインパクトがある方がいいわけです。
幅広い人達の認知度があり頻度が高くなればなるほど省略言葉は短くなります。
3文字が最短で、「ミスド、ケンタ、ファミマ、スタバ、マクド(マック)、スマホ」などが代表挌です。
(ローソンやデニーズが短縮形を取らないのはそれ自体が単語だからです。
マクドナルドは、本来単語ですがマックとドナルドという2つの単語から形成されているので短縮形が取れます。
ただ、一部でデニーズに行く事を「デニる」とも言うようですがこれは動名詞ではなく
完全な動詞的用法で「デニ」単体での名詞的用法はあまり聞きません。デニムと混同するからでしょうか。)

「気まぐれ」に戻すと、話の流れ抜きに「気まぐれ」と言われてまず一般的に曲名は連想されません。
「いきもの」でも同じです。
バンドの中の共通認識があるからこそ通じるわけです。
「昨日、リハスタで「いきもの」の「気まぐれ」のリハしたんだけど、
ギリになっちゃたんでスマホにダウンさせてモニターに繋いでオケさせてみた」
と言う感じですがこれでバンドの中では普通に通じます。
他人には全く理解できません。
この認識が深まると「いきも」と「気まロ」で通じます。
更に、「いきの気ま」という複合単体名詞が生まれ
「いきの気まリハする」で完全なセンテンスを構成していくのです。
(リハはリハーサルで練習の意味で「る」を取る事により動詞的用法となる。
この文は英語で言えば典型的なSVO構文で主語のSが脱落した形)
この間亡くなられた「ばなな」さんのお父さんの有名な論理はこれにかなり近いものがあります。
共通認識から派生した言語を持つ集団は
「オタクにはわからないけど」というあらたな集団を形成していきます。
この集団の中での言語や価値観はこの集団の普通になっていきます。
これが集団外での軋轢を生じさせ排他的になり、やがて攻撃的になっていくのです。
終わらなくなりそうなのでこの辺で止めておきます。

ワインバーを出て家に戻ると「気まぐれ」のバンド譜がFAXされていましたが、
眠いので次の朝に回しました。
朝、起きて見ましたが「この短時間で暗譜ムリ!」とわかり、速攻で五線譜に写譜しました。

少し、プロを目指していた昔が懐かしく感じました。
あの頃、朝突然電話があり、「ベース倒れちゃったんで譜面送るからたのむね」です。
iPadで曲をダウンロードさせ、ベースで合わせてからスタジオに向かいました。

午後の下北沢を
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楽器を担いで歩き
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寄り道は
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ダメと言いながら
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スタジオに着きました。
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何ともいえない「ワクワク」する気持ちと共に階段を登り
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ドアを開け
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アンプにシールド(コード)を差し込みました。
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「ダーリン、ダーリン心の・・・」と練習が始まり、
色々指導しながら時間が過ぎていきました。

ベース抜きなのでどうやって橋折るかなどですが、
キーボードが音大志望なので中学生とは思えないくらい飲み込みが早く終りの時間がすぐに来ました。

僕のベース初公開です。
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全部で7本あるうちのひとつで、シェクターの5弦フレットレスです。
(ネックの指板上にフレットが打ってないもので、フレットがない分だけ音の立ち上がりが柔らかく又、
指板と弦が指で押さえた時に振動し独特な音色になる)
このベースはスルーネックと言いネックがボディまで一体化しています。
このためボディに音が共鳴しサスティンはボルトオン
(ネックとボディがボルトで接合されている)より勝ります。
僕は、イコライザーをミドルとトレブルをフルにしてベースを6くらいにして、
リア8、フロント1から2くらいで調整しています。
5弦なので低音部のB弦を確保するためプリアンプが内蔵されているアクティブベースですが、
フレットレスなのでいやらしさはありません。
普段はこのアクティブのフレットレスか78年製フェンダージャズベースのフレッテドを使っています。
この「ジャズべ」はプリアンプのないパッシブでボルトオンですが
ボディにアッシュ材、ネックがローズウッドなのでボディの共鳴はアクティブくらいあります。
特に張りたてのラウンド弦でスラッピング
(爪弾く奏法ではなく、親指で弦を叩いたり人差し指で引っ張ったりする奏法。
ソウル系R&Bのビート系でよく使われる)するとビビーン、パキパキと素晴らしい音がします。
この他は、72年製フェンダー、フェルナンデスのジャズべのフレットレスと
メイプルネックのジャパンフェンダーのフレッテドのジャズべ、78年頃のスティングレィ、
玄関の前によろしくと立てかけてあった「捨てベース」のYAMAHAのBBです。
「親バカ」のようですがシェクターを画像にするとネックが長く実に美しい形をしています。
芸術的フォルムです。まさに機能美です。

練習が終り、みんなにオーデ(ィション)健闘するように言って別れた後
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そのまま帰れずに目の前にあるバーの前で立ち止まり
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席に着きました。
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レーベンブロイが乾いた喉を潤していきます。
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赤ワインが少し隙間の出来た気持ちと時を埋めていきます。
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あのままベースを続けていたら・・・と。
ワインボトルとグラスの横にスタジオがありました。
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まだ「My sweet sweet darling」と 響いていました。
ベースを担いで外に出ると心地いい風と肩に楽器の重さが染みていきました。
まだ今日の終りが見つけられず、馴染みのバールで最後の一杯。
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部屋に戻りベースを立てかけると
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なぐり書きの譜面の上を
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音符がはじけていきました。
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追記
その後、彼女たちのバンドはオーディションの日に2人インフルエンザで演奏出来ずに落ちてしまいました。
ヴォーカルが抜けてしまい解散かと思われましたが再結成するそうです。
ただなんとみんな今年から高校生です。女子高生バンドです。
選曲頼まれていますが、まだ未定です。
なんか「気まぐれロマンティック」じゃなくて「気おくれロマンティック」なーんてね。
(このギャグ本気で嫌われそうなので永遠に未使用にしておきます。)

最後に今月リリースされた女性ベーシスト、エスペランサ・スポルディングの
NEWアルバムをご紹介します。
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ジャズ系で彼女自身がヴォーカル、ベース作詞、作曲をやっています。
ジャズといっても4ビートではなく聞きやすく、歌も上手い。
彼女のセンスは天才に近いものがあります。
特にコントラバス1本で弾きながら歌う曲は圧巻です。
(今回のアルバムにはありませんが、ユーチューブで拾えます)
因みに、彼女のエレベは、フェンダーの70年前半のジャズべ、フレットレスだと思います。

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  1. 2012/04/27(金) 11:37:46|
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2012年4月20日 2012年 春 中国出張 最終回

今週は、4月も半ば過ぎの割に涼しい日が続いていました。
朝晩、コートが必要なくらい寒い日もありました。
原発が止まっているからでしょうか。(それは絶対ない)
それとも地球が小氷河期に向かっているからでしょうか。(それはわからない)
オホーツク海高気圧からの冷たい気流のせいでしょうか。(たぶんそれ)
今週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は札幌、仙台、新潟が晴れ、
関東、名古屋が曇り、関西以西は雨になるそうです。
日曜日は、残念ながら札幌を除く全地域でぐずつくそうです。
今、紀尾井町にあるホテルニューオオタニの永田町側の八重桜が満開です。
この通りに原宿で昔ブレークしたテラスのある「まるでパリ」のようなカフェレストランがあります。
このテラスからの花見は最高だと思います。(絶対今週は予約で満席)
想像の世界でロゼシャンパンで少し寒い春と八重桜に乾杯。
週末、お出かけの際には是非NOCEをご覧いただければと
お客様の御来店を全国スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。




翌朝、3時に目が醒めてしまいそのままシャワーを浴びていると
昨晩リクエストしていたモーニングコールが鳴りました。

窓の外の街はまだ眠りの最中でした。
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今日は「朝いち」の飛行機で東京に帰ります。
ストレッチをして最後の身支度を終え
フロントでチェックアウトを済ませ
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表に出ると、まだ日の昇らない
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薄暗い空に少し冷たい風が吹き抜けて行きました。
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人のいない路地に
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昨晩の喧騒を朝の空気が覆っていきます。
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空港行きのバス停の
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空が青く変っていきました。
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暫くするとバスがきました。
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(ピンボケですみません。2日前にカメラおもいっきり落としてからいまいち調子よくありません。
尚、香港のバスは前払いでお釣りは無しです。
例えば25ドルだとして50ドル紙幣を出したとしてもダメです。
混んでいてこのルールが判らなく運転席で固まると後ろから舌打ちの集中砲火または罵声が飛んできますので、
キッチリとお釣りのないように用意してから乗りましょう。)

2階建てバスの2階、1番先頭のシートに座るとバスは眼下に
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眠りから
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醒めていく街の中を駆け抜けて行きます。
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世界第3位のコンテナ取扱量を誇る香港のコンテナヤードは例年よりも
コンテナの数、コンテナ船の停泊数ともに少なく感じられました。
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バスは青馬大橋(チンマー)にさしかかります。
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つり橋の長さは1,377mで長さとしては世界第7位。
5年の歳月をかけて1997年に完成しました。
この橋の下には空港へ行く特急の線路があり、鉄道と自動車の共用橋としては世界1位です。
因みに、世界1はなんと日本の明石海峡大橋で1,991mあります。
レインボーブリッジは、570メートルの52位ですがこの橋は長さで競っていません。
景観で勝負すれば間違いなくベスト5に入ります。

長い橋を
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渡り
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終えると
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空港行きバスが終点に近づく頃、青かった朝が薄いピンクに変っていました。
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空港第1ターミナルで
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バスを降り
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バスは又香港の街へと帰って行きます。
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空港で軽い朝食を済ませると
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搭乗口の通路の前には
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東京、羽田空港行きの飛行機のドアが出張の終りを告げていました。
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今回、新規開拓を4件しましたが全くの新規は1件のみでした。
他の3件は以前から目を付けていたメーカーでしたが以前は価格が高く感じてしまい商談まで至りませんでした。
何故今回かというと、それは昨今のインフレにより他メーカーの商品も高騰してしまい
相対的に価格の差がなくなってしまったからです。
理由はこれだけではありません。
限られたほんの一握りのメーカーですが、デザインやクオリティ(品質)も向上してきているのです。
「出張プロローグ」でも書きましたが、
中国家具業界(中国全体にいえる事かもしれませんが)はここ数年で岐路に立ちました。
資源インフレや賃金の上昇、それに伴う労働者不足により製品価格が上がり
以前のように「安さの魅力」は無くなってきているのです。
工場の効率と言う観点から安い製品を生み出すためには「フル稼働が原則」と
以前書きましたが、彼らの最大顧客である先進国の購買力が落ち込んでいる事と
製品の価格上昇により、注文が減少し「フル稼働」出来なくなっているのです。
それでも、高級ヨーロッパデザインのパクリであればまだ価格差があり
相対値(ヨーロッパのソファが50万円に対し中国製20万、比較すれが安くなるわけです。
それに対し20万のソファは中国製でも安くありません。
これをその商品に対する絶対的価値として絶対値といいます)で売れました。
そこでヨーロッパ家具産業の衰退(もとは中国の台頭による)で
ヨーロッパから新しい商品やデザインが以前ほど出なくなると、
パクル商品もなくなり中国からも新商品が出なくなってしまったというわけです。
そのため同じようなデザインの商品があふれてしまい、
やがて価格競争になりメーカーは「如何にコストを削って利益を出すか」に走りました。
始めに、賃金カットとリストラをし、追いつかなければ原材料の質を落とします。
結果的に、「質は低下し、納期は長く、価格は高い」という最悪のケースになる場合もありました。
世界のバイヤーは今、より賃金の安いミャンマーやベトナムに向いています。
1人あたりの賃金が中国の半分以下だからです。
そして中国のメーカーさえベトナムに工場をシフトし始めているのです。
この流れは、世界一である中国の「家具生産工場」にとって決していい結果を生みません。
なぜならば、技術の移転によりせっかくここまで積み上げた物を
価格だけの問題で海外にシフトさせてしまうからです。
そして、かつてのイタリアのように家具工場が消滅し
地域の経済が壊滅的な打撃を受ける事になるかも知れないのです。
ただベトナムにシフトしても将来の展望はバラ色ではありません。
また同じような価格競争を繰り返す事と先進国の需要不足が続くと予想されるからです。
隆盛を極めた中国の家具輸出産業ですが、「ピークアウトした感」は否めないと思います。
供給先を内需や先進国に変わる新興国にシフトする事は、
先進国と(新興国の)生活水準の差にまだ大きな差があり不可能です。
(補足すると、現在中国の家具は輸出主体なので価格が先進国水準になっているのです。
ソファが19,800円とすれば中国では平均月給の半分近くに相当してしまうのです。)
ピークアウトした今、問題なのは「デザインとアイデアの枯渇」なのです。
森の中に居ると森自体を見る事が出来ないように、
危機感を持って対処しようとするメーカーはまだ極僅かです。

羽田から直接会社に帰りたまったメールを整理した後、
何時ものようにプールで泳ぎ下北沢のワインバーに居ました。
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窓の外は驚く程静かでした。
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ロゼのヴァンムース(フランスのスパークリングワイン)が乾いた喉を潤していきました。
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  1. 2012/04/20(金) 14:19:11|
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2012年4月13日 2012年 春 中国出張 3

今週の日曜日は桜が満開で桜の木の下には人が溢れていました。
週の中頃から散り始めてしまい今は葉桜になっています。
春本番で昼間はシャツ一枚でも歩けるような陽気になりました。
週末、NOCEのある地域で土曜日は札幌、福岡を除いてスッキリといかないそうですが、
日曜日は全地域で晴れるそうです。
宴の後の儚さを感じつつ、葉桜になった桜などいかがでしょうか。
お出かけの際には是非NOCEにお立ち寄りくださればと
全国スタッフ一同お客様の御来店をお待ち申し上げております。


翌朝、よく眠れたおかげでスッキリ5時に目覚めいつものようにストレッチを
1時間かけて行い、明けたばかりの朝のロビーを抜け
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6時から営業する朝食のレストラン
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席に着きました。
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とりあえず、トースト、サラダ、目玉焼き×2(ターンノーバー)ソーセージ、ベーコン、
オレンジジュース、ヨーグルト、コーヒー、
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2クール目は、ロールパン2個にエメンタールチーズとハムを挟んでと
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そして最後にクロワッサンをトースターで炙って
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コーヒーを飲み干し、1日が始まります。
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因みに席は余程ロケーションがよくない限りトースターのそばにしています。
又、ホテルの朝食用レストランはオープン同時だとだいたい空いていて
快適な朝食がいただけます。

部屋に戻り荷物をまとめてチェックアウトを済ませホテルから
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地下鉄の駅側のエントランスを目指しました。
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実際、このホテルは会場に隣接しています。
目的のエントランスが地下鉄の駅一駅分先にあるので歩かなければならないわけです。
なぜならば、今日の移動が地下鉄なので地下鉄側のレフトラゲージ(荷物預かり場)を
利用した方が効率的だからです。

30分程で地下鉄の駅にたどり着き
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会場のエントランスを抜け
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レフトラゲージに
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キャリーバッグを預けて(レフトバゲージと言っても簡易的なものです)
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身軽になって入場して戦闘開始です。
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まだ開場時間すぐなのでしょうか、人はまばらでした。
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やはりどこのブースも綺麗なのですが
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ピンと来ません。
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だいたいどのブースも輸出向けで似た物が多く、
ユーロモダンの廉価バージョンのように見えてしまいます。
ただ昨今のインフレでコストも上がってしまい昔のように
驚く程の「ヨーロッパ製との価格差」はありません。
コストが高くなる中国の家具業界も価格だけでは勝負できない時代になるわけです。
国の政策で内需に転換するそうですが、
この種類の家具が中国の一般家庭に浸透するまでには相当な時間がかかりそうです。
もしも輸出から内需に転換すると考えても輸出全盛期のような売上は作れないと思います。
一方、その分だけ雇用が失われます。
それをサービス産業に転嫁しても限界があります。
内需のエンジンである雇用が失われると内需が伸びないという
厳しい問題に突き当たってしまうのです。
解決策として元を高くすれば、現在の家具輸出産業(手工業)は壊滅的な打撃を受けます。
不謹慎ですが、噂通りにイタリアやスペインがデフォルトしもとの通貨であるリラや
ペセタに戻ると再度イタリアやスペインが家具輸出国に帰り咲き、
中国が主要輸入国になる可能性もあるのです。

しばらく
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歩いていると
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いけそうなソファを発見。
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このままではキツそうなので少し手を加えてリリースさせます。

会場は午後になり混み合ってきました。
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全てのブースを
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見終わり
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会場内にあるカフェでサンドウィッチとコーヒー、ミネラルウォターで簡単なランチ。
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広州に来ると、このサンドウィッチ食べないと終わりません。
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5枚のパンにハムとチーズが交互に挟んであります。
このため2枚と3枚のように分けて食べる事が出来ず
一気にパクッといかなければなりません。
サンドウィッチ自体の効率はいいのですが食べ難いのは確かです。
しかも必ずこれをレンジで温めます。
最初は「なんかチョッと違う」と思っていましたが、
慣れると「ここでしか食べられない」ので必ず食べてます。

「新規商談3件、既存のメーカーとの顔つなぎ3件なら上出来。
バイヤーとして思い残す事はない」と
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キャリーバッグを受け取り、会場を後にし
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地下鉄の駅に向かいました。
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今日は香港に戻ります。

エスカレーターを下り
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自動券売機にある画面のタッチパネル上にある目的の駅をタッチすると金額が表示され
その金額を投入すると
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ゲーセンで見るプラスティックのコインのようなものが出てきます。
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これが乗車券です。
この中に情報がインプットされているわけでコインには何も印字されていません。
ただ昨今、中国でもICカードを使う人が増えていて、
券売機に長蛇の列は見なくなりました。

コイン(乗車券)を自動改札機のICマークにかざし
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ホームから地下鉄8号線に乗車し
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客村(クーソン)で
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3号線に
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乗り換えます。
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車内は大変込み合っております。
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キャリーバッグが迷惑をかけています。

体育西路(ティーユーシールー)で
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更に2号北線に乗り換え
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香港方面への列車の発着駅である広州東駅で降りました。
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地下道から
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長いエスカレーターで
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広州東駅の
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ロビーに出ます。
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さて、何時ものように「九広鉄道」で直接香港に行こうと思ったのですが
次の列車まで2時間待たなければなりません。
前回来た時にとなりを走る(九広鉄道は在来線を時速140キロで走る)中国新幹線
「和諧号」に2本抜かれたことを思い出し、
「新幹線のほうが早いかも。初体験もいいし」と
「和諧号で深圳まで行きそこから越境しよう」と考えました。
九広鉄道は、出発駅の広州東駅で出国手続きを済ませ、
終点の香港九龍駅で香港の入国手続きをすると言う最も楽な方法ですが、
列車の本数が少ないのと香港内で地下鉄路線に乗り入れて走るので時間もかかります。
「和諧号」に抜かれると「損した気分」にもなります。
決意を固め自動券売機に並ぶとこれは「中国のIDカードがないと買えない」らしく
窓口に行きました。
「英語OK」の窓口に並びましたが全く通じません。数字もダメです。
日本の新幹線のように「1番早い」列車を頼んだのですが通じていません。
困っていると香港の方に助けていただいて「1番早いのが3時20分」だとわかりました。
「これだと九広鉄道の3時25分発と越境の手間を考えれば変わらない」と考え、
九広鉄道の窓口に行きましたが同じなら「和諧号」に乗って見たいと思い、
先程の窓口に戻り
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乗車券を買いました。
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よく見ると指定席です。
という事は、5分から10分毎に出る深圳行きの新幹線が
「1時間半先まで満席」という事です。
距離は140キロ程で料金は日本円で1200円くらいです。
掲示板にある自分の列車がグリーンに変わると入場開始です。
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かなり混んでいます。
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案内がグリーンに変わり
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一斉にホームに行きます。
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ホームに停車中の和諧号に乗り
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指定されたシートに着きました。
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この列車は船と違い、皆さんキッチリとシート番号を守っています。
アバウトで座ってしまうと不快な思いをするので指定されたナンバー通り座りましょう。

10分程遅れて和諧号D7147列車の車窓から広州東駅が離れていきました。
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途中の停車駅は東莞を含め4つあります。
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ただ、なんか期待していたほど速度が速くありません。
これでは最終の香港到着予定時刻も九広鉄道とたいして差がないか、
最悪遅くなるかもしれません。
途中で最高速度が表示されましたが160キロでした。スカイライナーと同じです。
ただ後で聞いた話ですが、
この列車新幹線の「こだま」的存在で速い列車が他にあるそうです。
もっとも、去年の12月に広州南駅から新しい新幹線が開業して、
こちらは深圳北駅まで40分で最高速度は300キロ以上だそうです。
2014年には香港まで直行予定です。

「選択を間違えた」と後悔しながら深圳駅で降り
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出口に向かいます。
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改札を抜け
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香港と書かれた案内表示に従い
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深圳の
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ビル街を見ながら
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更に歩くと
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中国側の出国手続所に着きます。
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手続きを済ませ
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香港に向かって歩き
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国境の川を渡ると香港です。
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香港の入国手続きを終え
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影の長くなった夕方の通路を歩くと
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香港サイドの地下鉄駅、羅湖駅に出ます。
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ここまで来ると何故か東京に帰ってきたような気がしてホッとします。

羅湖駅から地下鉄に乗ると
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だんだんと日が暮れていきました。
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地下鉄を乗り換え
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ホテルのある駅で降り
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チェックインを済ませ
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外に出ると
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街の
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夜が
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始まろうとしていました。
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香港と言えば僕にとっては「炒麺(やきそば)」なので路地を歩いてさがしましたが
「これ」という決め手に欠ける店が多く1時間位歩き回ってしまいました。
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一軒、行列の出来ている「麺屋」があったので「炒麺はありますか?」と聞いたら
「うちは、ワンタンメン専門だから、あるわけない」と思いっきり怒られてしまい、
並んでいる人達からも非難の視線を浴びてしまいました。
その店の前には「NO1のワンタンメン」という
複数の雑誌の取材ページが貼ってありました。
香港ではワンタンメンがブームなのでしょうか。
炒麺を変更し、ワンタンメンという選択肢もあったのですが、
冷たい視線の後に並ぶことも出来ないので諦めて、
再度「炒麺」を探して歩き始めました。

そしてテーブルが6卓ほどのこぢんまりした店で
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炒麺をいただきました。
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日本の中華料理店と何が違うのかというと、
「全部違う!」と言ったらおしまいになってしまうので少し補足させていただきます。
まず麺ですが、細い麺を茹でた後フライパンで揚げ焼きします。
まわりが「堅やきそば」のように揚げたようになり、中がしっとりしています。
多めの油の中華なべに麺を入れグルグルと長時間回していました。
麺を焼くだけでもテクが必要です。
この麺の上に(この日は塩ベース)もやし、ニラ、白菜、豚肉の細切りを
小麦粉でまぶして炒めたものがスープでとろみをつけた「あん」としてのせられています。
香港は広東料理なのでオイスターベースの方が好みですが、
この日の塩ベースも美味でした。因みに価格は400円くらいでした。

賑やかな街を残して
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ホテルに帰り、シャワーを浴びて10時には夢の中でした。
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  1. 2012/04/13(金) 15:50:54|
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2012年4月6日 2012年 春 中国出張 2



今週は春の嵐が吹き荒れました。
台風並みの低気圧でも海で生まれるものではないので爆弾低気圧と呼ばれています。
その日、下北沢は静まりかえり、無力だったビニール傘の残骸が路地に散っていました。
北沢川の桜も昨日の暖かさでかなり咲いています。
淡くピンクに咲くサクラにはロゼシャンパンがあいそうです。
今週末、NOCEのある地域での天候ですが土曜日の新潟を除きマズマズになりそうです。
関東以西ではまさに絶好のお花見日和です。
ただ夜は気温が低くなりそうなので
「夜桜で一杯」は暖かくしてお出かけした方がよさそうです。
お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。


昨晩の「ウーロン茶」飲み過ぎのせいで寝付いたのは(推定)4時位でしたが、
眠りが浅く目が醒めると5時でした。
まるで徹夜明けのように眠く、だるかったのですがここで眠ってしまうと
バイオリズムが崩れ今日1日が「パー」になりそうなのでムリヤリ起きる事にしました。
ベッドから這い上がり窓のカーテンを開けると明けかけた街はまだ眠っていました。
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シャワーから戻ると窓の空は朝焼けに変わっていました。
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ばらけていく雲はやがて小さなかたまりになり、茜はオレンジになりました。
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1時間ほどストレッチをして、朝食のレストランへ。

まずは、レトロなトースターでトースト2枚。
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そして中国だけに細麺やきそば、ベーコン、青菜を炒めたものに、
ボイルドエッグ、オレンジジュースにコーヒーです。
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この後さらにトースト2枚とロールパン2個、クロワッサンで〆ました。
今日は「昼抜き」が予想されるハードスケジュールです。
ただ眠っていないせいかいつもより食欲がありませんでした。

ホテルをチェックアウトし、
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ロビーで昨日迎えに来てもらったメーカーの人達と待ち合わせ、
車で見本市会場に向かいます。
車窓には起きたばかりの朝の街がありました。
建設中の高速道路の高架橋が開発中の広大な土地を切り取っていきます。
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メーカーの人達から出展者のホルダーをもらい出展者の入場口から入ったので
一般開場時間よりも会場には早く入場しました。
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当然、誰もいません。
とりあえずキャリーバッグをクロークに預けるため一般入場口に向かい
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歩きますが会場が大きすぎて
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なかなか
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たどり着きません。
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一般入場口の外にある
「踊り場を利用し、階段にレールを敷いてそこにケーブルカーのようにロープで引っ張る台車を使った」
めずらしいクロークにバッグを預け
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(階段にある赤い絨毯の上にある線が木製のレール。
この上に車輪のついた階段の傾斜に合わせた台車が電動のロープで上がる。
実際のケーブルカーのように2本の路線を2個の車両が
お互いの力の作用を利用するものではなく、一方通行。)

さて仕切り直して一般入場口から入場し戦闘開始です。
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今回も目新しい物もなく難しい展開ですが、一応「隈なく見る」ことにします。
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それにしても、全て見ようとすると見る必要のないものが多く「ムダにでかすぎ」です。
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ただバイヤーとしては、予期せぬ新商品があるので全て見なければなりません。
前回のブログで計測しましたが歩行距離は5キロくらいあります。
これはデザインが特殊でレトロとクラシックの融合といったものです。
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脚がハの字に広がっていて若干北欧のエッセンスが加わっています。
ファブリックのカラーと背もたれとシートのテクスチャーをモディファイして
2シーターと3シーターの展開を予定しています。
座り心地は抜群です。

どこかで見たソファだと思ったら、
なんと僕がデザインしオーダーした1、2、3シーターのカフェソファを
「パクッて」システムソファにして展示してありました。
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それも日本向けに。
しかもオリジナルが「NOCEに来る前に」です。
それでもこんな事、気にしていたらこの競争社会で生きていけません。
仮にこのメーカーで作らなくても売れれば他のメーカーがパクるだけだからです。
と、カッコつけて見ましたが、ムキになって発注してしまいました。
バカです。口惜しいので少しだけ改良しました。
「どこについて」は、今は言えません。
価格は4万中盤くらいです。
尚、1、2、3シーターソファの入荷は4月中旬を予定しております。

今度は、チェアです。
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シンプルとミッドセンチュリーをミックスさせたデザインです。
このメーカーのカスタマーは殆どヨーロッパだそうです。
オーナーはイギリスの方でイタリアのメーカーについて話をすると
「以前3000あったメーカーが今はたった7軒になってしまった」そうで
「イタリア自体の経済も大変な事になっている」との事でした。
時代は動いています。

同じメーカーのチェアです。
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少しファブリックの色、脚の色を変更しレトロ感を加えてリリースさせます。
このチェアも同じです。
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今年初めのケルンでもよく見かけるようになったスタイルで
やはりミッドセンチュリーの色が濃く出ています。
この3タイプのチェア発売は6月を予定しています。
価格は13,000円前後になりそうです。

2つの大きなパヴィリオンの間に赤く長い絨毯が続いていました。
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パヴィリオンの窓から、更に大きなパヴィリオンを建設するための
基礎工事をやっていました。
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これ以上大きくする意味はあるのでしょうか。
4時間程で「商談込みで全て」隈なく歩き終えました。
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午後1時です。
皆さんいたるところでランチをしています。
朝食が物足りなかったのか燃費が予想以上に悪くなってしまい、
おいしそうな臭いがたまりません。
ここはグッとこらえて次の広州に行かなければなりません。
次の広州も大きいため見られる時に見ておかないとロスに繋がるからです。

ケーブルカー式のラゲージオフィスで
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キャリーバッグを受け取り
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外にあるバス乗り場から「広州行き」バスに乗りました。
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価格は日本円で750円とたいして日本と変わりません。
時刻表には20分毎と書いてありました。

バスに乗るとかなり空いています。
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「快適、快適」とシートに着きます。
20分が経過しました。
20分毎なのでそろそろ出発のはずです。
前方のモニターからテクノ系韓流のステージビデオが流れ始めました。
中国でも韓流は大流行です。
僕は韓流といえばKARAか少女時代くらいしか知りませんが
結構レベル高い人が歌っていました。
30分ワンクールでワンクール目が終りまた初めに戻りました。
バスに座り50分が経過したわけです。

「そうです!思い出しました」いつも混んでいたので20分毎でしたが
中国ルールは「満席にならないと発車しない」でした。
「だったら20分毎って書かないで欲しいんですけど」と言っても
世界の「常識」は国によって違うもの。
「普通」とか「通常」はありません。
あくまでも「日本では」です。
現実に怒って降りてしまう人はいません。
「早く埋まらないかなぁー」と空席を数えている人が普通です。
20分で満席にならないという事は来場者が減少していると言うことなのでしょうか。
例年の来場者なら20分毎というわけですから。
韓流が3クール目に突入です。
1時間20分、ただムダに経過してます。
頭の中を美味しそうなランチが回り始めました。
「こんな事なら食べておけば」と。

1時間40分後、やっと満席で出発しましたが渋滞で動きません。
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ルートは前回と変わり新しい片側4車線の高速道路です。
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バスの横をポルシェやBMWが追い越していきます。
広州と深圳は大動脈でこの立派な高速道路の他にもあちこちで高速道路を作っていました。だいたいこの間には新幹線が2本も走っていて10分毎の列車がいつも満席と
まだ中国の伸びしろは計りしれません。
バスに座って3時間。
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広州の会場にやっと到着しました。
閉場時間まで2時間弱ですが、2時間でも「見ておく事に意義あり」なので
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とりあえず
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会場を目指しました。
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レセプションを済ませ
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時間は僅かですが午後のセッション開始です。
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大きな会場は時間が遅いのか人はまばらでした。
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これは?
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これはどうなんでしょう?
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相変わらず大仕掛けなヨーロッパにも負けないくらい立派なブース
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でも何か違っている気がします。
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う~ん。
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賑わっていますがクラシックなので違うし。
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会場に長い光が差し込むと
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終りを告げるアナウンスが流れ
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出口へ向かい
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今日はとりあえず終了。明日に持ち越しです。
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今日のホテルは会場に隣接しています。
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移動にはヨーロッパの会場同様カートが便利です。
カートを
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レセプションで降り
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ホテルまで歩き
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ロビーでチェックインを済ませ
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部屋に入ると
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窓の空が淡く暮れかけていました。
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ポケットから今日のバスのチケットが出てきました。
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なんだか平和すぎて笑ってしまいました。
さてこれから僕のホテルライフの始まりです。

まず、あまりの空腹に耐えられずレストランへ直行です。
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カントネーゼ(広東風)レストランのテーブルに着きます。
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まずは、シャンパンか白ワインといきたい所ですが仕事中なのでガマン×2です。
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お一人様ディナーの始まりです。
アラカルトでシェフのおすすめスープから。
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イタリアンで言えばアンティパスト。
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「鶏がらベースのスープ」を「洋ナシ」とスープ皿の下に敷き詰めた鳥の挽肉
(つくねのようなもの)と一緒にオーブンにかけたものです。
洋ナシの甘味と挽肉のバランスがよくシャンパンかリースリング、
ソーヴィニヨンブラン系の白ワインが合いそうです。(想像のみ)
次はプリモピアットといったところ。
茹でたてのアルデンテの麺の上に刻んだ長ネギと
「牛そぼろ」のようなものがのっています。
ここに別の器にある濃い目のオイスターソースベースの
「あわびの特性ソース」であえて薄めの鶏がらスープをつけながら
「つけ麺」のようにいただきます。
「うーん。これは美味!」
濃い目のシャルドネ(白ワイン)がピッタリです。
(だんだん自虐的モードになってきました)
画像では判りにくいかもしれませんが2人前たっぷりあります。
もちろん残さずいただきました。

さてメインはシェフズサワーポーク(シェフ流酢豚)です。
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甘めの衣で豚ロースを揚げ、
下には薄めの塩で炒めた赤ピーマンとパイナップルが敷いてあります。
となりの特製甘酢ソースをかけても、つけてもOKです。
因みに僕は酢豚の豚は「せっかく揚げたてなのに」甘酢でグチャグチャがいやなので
当然漬けながらいただきました。
日本の酢豚もこのスタイルならばと思ってしまいます。
薄味の甘酢と衣の甘さと豚肉の香ばしいハーモニーは
「甘酢を少し」でサンジョベーゼ、
「たっぷり甘酢」でメルロー(赤ワイン)に合いそうです。
妄想のワインも飲み干し部屋に帰りました。
部屋に戻り少し休んだ後、筋トレの開始です。

ところで、「なんで1日ハードな仕事した後それなの?」ですが、
バイヤーにとって1番重要な事はなんでしょうか?
商品を見る眼、センス、語学力、マーケッティング力、計算能力ですか。
どれも大切な要素ですが、1番はなんと言っても体力です。
体が充実していなければ適格な選択や判断が出来ないからです。
まして海外で時間との勝負、商談上の駆け引き、体力がなければやっていけません。
ヨーロッパでは、まず「疲れた」というビジネスマンはいません。
目の下が真っ黒で「フラフラ」でも聞いた事がありません。
このあたりで鍛えられたのか体力作りに余念がなくなってしまいました。
まずはその元である筋肉を育てる事です。
その事により燃焼しやすい体つまり「疲れにくい体」になっていくのです。
ホテルのジムでマシンもありますが、男なら自重です。
(スミマセン。男女関係ありません。
今年のキーワードがストイックなので少しカッコつけて見ただけです。)

それではスタート。
腕立てから10回をワンセットで3回ずつ。
腹筋や背筋などの大きな筋肉から始めたほうがいいという意見もありますが
便宜上腕立てがわかりやすいため。
効率をよくするためにスローでいきます。
壁に向かって首を前方にして壁を見ながら4つゆっくり数えて
胸とあごが地面すれすれになるまで落とします。
また4つ数ええて戻しますが腕が伸びきらないところで止めましょう。
初めは4つカウントが辛く早くなってしまうのでメトロノームを使いましょう。
僕はベーシストなので必携ですが、
持っていない方は秒針のある時計やタイマーでもOK。
メトロノームなら60、(つまり1秒)にセットして4つ数えるわけです。
時計は4秒。
この要領で腹筋、背筋、スクワット、かかと上げを実行します。
まだ余裕があれば高速でやってみましょう。
腕立ての場合は腕を降ろした状態を作り、
次に思いっきりの腕の力でジャンプして頂点に達した時に手を叩きます。
出来なければ交差でもOK。
この動きを出来るだけ早くします。
(初心者は絶対やめて下さい。顔面の強打、腕の骨を折る危険があります)
筋トレは、今どこの筋肉を使っているのかを意識する事と体の力を
「出来るだけ抜いてリラックスさせる事」が重要です。
ただこれはマッチョになるのが目的ではありません。
あくまでも体力作りです。
マッチョを目指す方は専門のトレーナーにご相談をおねがいいたします。
さて一通りの無酸素運動が終わって次はお楽しみ兼リラクゼーション兼の有酸素運動。
プールです!
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無酸素運動の後に有酸素運動を加える事により効果が増すと言われています。
有酸素運動は20分以上のウォーキングやジョギングでもOK。
ジムのバイク。
究極は自宅で音楽聞きながらの電話帳などを使った階段昇降運動でもOKです。
階段昇降運動にメトロノームを使うとリズムトレーニングになるので
音楽を目指す方には一石二鳥です。
僕は、メトロノームに4拍子打たせて(4拍子の頭にアクセントをいれます)、
ステップ3拍子にしています。
メトロノーム60の速度でステップを3拍子の八分音符で踏むと所謂、
ポリリズム(パフュームでも有名)になるわけです。
意識を集中して30分リズムキープすると冬でもTシャツ搾れるくらい汗かきます。
慣れてきたらダンスやヒップホップ系音楽に合わせてステップを倍速で取ったり
3連で取ったりしてみましょう。
ハンパじゃない運動量になります。
(慣れない方は最初から絶対やらないで下さい。心臓に極度に負担がかかり危険です)
厚手の本や新聞紙、電話帳と音源があれば
手軽に自宅でエアロビクスができるというわけです。

スイムウェアを持ってホテル内のプールに向かい、
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受け付けを済ませロッカーで着替えました。
足を洗って
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マットで拭いて
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階段を上がり
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プールにでます。
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先客は2名。
多分、常連のローカルです。
僕はビジターなので誰もいない1番左のレーンで黙々とクロール開始です。
誰もいないのでマイペースでフリップターンもできます。
すると、なんとわざわざ他のレーンがあいているにも関わらず人が入ってきました。
しかもスローな平泳ぎです。
「追いついてしまった」のがマズかったのか、
彼は僕に譲った後、猛然とクロールで追いついてくるではないですか。
しょうがないので譲ると「先に行け」とジェスチャー。
往復して帰って来るとまだ待っていてターンの後、又すぐ追っかけてきました。
「うーん。ロコとは言え外人には負けられない」となんでこんな所で急に
ナショナリズム出てくるのかわかりませんが、本気モードで引き離します。
その後、彼はすぐに上がって行き又、1人で泳ぎ始めました。
時間の経過と共に「スイマーズハイ」モードに達すると、どこからか
「あなたバカじゃないの。ムキになって。エトランジェのビジターのくせに。
あなた以上に不快だったはず。ローカル。世界みんな友達とか言ってたはずじゃないの。」と聞こえてきたのでもう上がる事にしました。
1時間10分、多分2.5キロ以上は泳いだと思います。
2.5というとたいした距離と言う感じはしませんが、
50往復、98ターンというと「なんか泳いだ」と言う感じがします。
(因みに小学生の算数レベルですが、
100ターンではなく98ターンになるのは最初のスタートと最後の到着には
ターンが無いからです)
ただ今日はなんかスッキリしません。
反省です。
他のレーンに移ればよかっただけです。
彼はきっといつも同じ時間、同じレーンで泳ぎたかったのです。
気持ちわかります。僕も同じだからです。
世界人類みんな同じです。 グスッ。

プールから上がり
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ロッカー室に戻り部屋に帰りました。

バスタブに浸かった後、ベッドにもぐりこむと心地よい疲れと共に
すぐに深い眠りについてしまいました。
10時前でした。
窓の外の広州を静寂な夜が包み込んでいきました。
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  1. 2012/04/06(金) 16:46:52|
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