NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年12月

NOCEのバイヤーズブログ

2012年12月28日 Good Bye 2012年

今年も残すところ、3日となりました。
今年は、カレンダーの並びから長くお休みを取る方が多いそうですが、僕は基本的にカレンダー通りです。
尚、NOCE各店は、31日、元旦、2日はお休みをいただいております。
NOCEのある地域の週末のお天気ですが、土曜日は札幌、広島、福岡を除いて雨やくもりで日曜日は、全地域で崩れてしまうそうです。
大晦日から三が日は関東、名古屋、大阪、広島はお天気に恵まれそうですが、他の地域は雨や雪またはくもりとあまり恵まれないそうです。
3が日は、かなり寒くなるそうなので初詣には万全の防寒対策でお出掛け下さい。

本年もNOCEに格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
来年もより一層お客様のニーズにあった商品、店作りをご提供できますように、全国NOCEスタッフ一同引続き努力をさせていただく所存でございます。
来る2013年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
どうぞよいお年をお迎え下さい。

今年最後を飾る新商品の御紹介は、ポーランドから来たスピンドルバックチェアの2脚です。
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どちらもミッドセンチュリーの雰囲気を持ったチェアですが、背もたれ上部の形状を変えただけでそれぞれ異なった印象になるのが不思議です。
今回のポーランドのメーカーは、チェコのTON同様にヨーロッパに分散していたトーネットの工場のひとつです。
ポーランドにはふたつの大きな曲木工場があり、それぞれミハイル・トーネットの関与する工場で19世紀に造られ130年の歴史があります。
以前は、国営工場として輸出は一本化されていましたが民営化が進み、今はそれぞれ独立した会社になっています。
さて今回のチェアをスピンドルバックチェアと書きましたが、「スピンドル」とは英語で軸や棒を意味する単語で今回のチェアのように「棒状の背もたれ」をスピンドルバックと呼び、脚や背もたれも棒で繋いだチェアをスピンドルチェアと呼んでいます。
19世紀のイギリスで生産されたものが原点と言われ、日本ではカントリースタイルの代表でしたが、近年この手法が取り入れられた北欧ヴィンテージの輸入増加に伴い、北欧スタイルの印象が強くなっています。
両者ともに共通する
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背もたれのスピンドルは
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付け根の座面で外側の2本の棒で角度をつけながら体に心地よくフィットします。
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大き目の座面もこの座り心地に寄与しています。
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ヨーロッパのチェアとしては若干シートハイが低くなっていますが、さすがトーネットの曲木チェアの伝統なのか、「寸足らず」のカッコ悪さはなく上手く全体の調和をとってバランスのいい美しいデザインに仕上がっています。
この、シートハイの低さは日本人の体型に合っているのです。
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インテリアの観点からは、カフェ系、ナチュラル系を中心に柔らかな雰囲気なら合わせ易いと思います。
例えば、NOCEテーブルBF6125(15,800円)
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STACEY(39,800円)などはいかがでしょうか。
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カフェ系ダイニングが手頃に実現できます。
素材はブナ天然木のウォルナットステインです。
さて価格は、A1030チェアが12,800円、A5910チェアが11,800円とこのチェアのパフォーマンスを考えれば安いと思います。
画像ではご説明できない座り心地を是非、店頭でお確かめいただければと思います。

このチェアに座ると窓ガラスの向こうに、雪で飾られた白い街がオレンジのガス燈に浮かんでくるようです。
テーブルに並んだオニオングラタンスープが、窓に透けるオレンジの街を少しずつ曇らせていきました。



今年最後のブログになります。
今年、印象に残った事は金環日食、そして日中関係くらいでしょうか。
去年、2011年に大きな事象があったため今年の印象が薄れてしまったのでしょうか。
あの大きな地震、津波、放射能からまだ2年も経っていませんが、世の中的には何かすっかり過去のものになってきたような気がします。
この12月でスマトラ地震と津波から8年になります。
当時、取引先のシンガポール人にプーケットに招待されていました。
「飛行機で来てくれれば、食事代、宿泊代は負担するから」と「海に浮かぶコンドミニアムで青い海を見ながらクリスマスを」と言われていましたが、「クリスマスは雪で」と思い丁重にお断りしました。
その年のクリスマスの翌日でした。
テレビの画面に映し出されるプーケットの海岸を襲う大津波の映像。
逃げ惑う人々、無残に津波に飲まれていく海岸沿いのコテージ。
この時、僕は年末の宴会モード全開で遠い国の話だと思っていました。
彼らからの連絡が無くなって3ヶ月くらい経過して、「海のクリスマス」を思い出したのです。
それから、毎年クリスマスが来ると「あの時行っていたら」と・・・・。
そして去年の大震災。
最近、僕のまわりでもセシウムやベクレルというキーワードは無くなりました。
最大余震がいつ来るか?と地震雲に気を使う人も少なくなりました。
あれからまだ2年経っていません。
自分の身に近ければ近い程、イヤな事に目をつぶる傾向があるそうです。
僕は、地デジに変わってからテレビを見なくなりました。
今年は新年からテレビなしでした。
来年もおそらくなしです。
去年から始めた週3回のプールはほぼ欠席なしの皆勤賞でした。
1回の時間が50分から1時間、ターンを繰り返しひたすらクロールで泳ぎ続けます。
距離は、2,5キロから3キロくらいでしょうか、25メートルプールで50から60往復くらいです。
それでもまだ、「なりたい自分の泳ぎ」に全然なっていません。
日頃、バランスボールに乗ってフォームを作ったり、腕や脚の筋トレを強化したりとまるで「遅れてきた水泳部」みたいな事やっていますが全く納得できません。
来年も続行です。
ところであれ程気にしていたプールのセシウムの事、プールに夢中で忘れていました。
今年、何か世の中の事象があまり気にならなくなりました。
僕は大晦日、去年と同じ雪の山のオーベルジュで年を越す事になりました。
フレンチのフルコースディナー付きでこの時期でも1泊13,000円と抜群のコスパです。
夜9時になると近くのゲレンデに花火が上がりマイナス10度の中、今年に感謝して新しい年にシャンパンを捧げます。
部屋にテレビはありません。
例年通り10時にはすっかり出来上がって、年が変わる瞬間には深い眠りの中だとおもいます。

それでは、よいお年を。
Good Bye 2012年!
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  1. 2012/12/28(金) 15:09:54|
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2012年12月21日 クリスマス2012

今週も厳しい寒さが続きました。
明日からクリスマスイブが絡んだ3連休です。
街が1年で1番煌く時期です。
そして今日は冬至。
夜が1番長い日で、これから季節はゆっくりと春に向かい始めます。
3連休、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は全地域で崩れてしまい、日曜日は札幌、仙台、新潟、福岡は引続き雪で他地域は晴れや曇り、月曜日は、札幌、新潟、福岡は雪で他地域は晴れまたは曇りになるそうです。
札幌、新潟、福岡は、ホワイトクリスマスです!
3連休、少し寒いかも知れませんが、厚手のコートにマフラーと手袋でイルミネーションのシャワーを浴びながら街に出てみてはいかがでしょうか。
そしてその際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければとお客様のご来店を全国スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、少し変わった形をしたネストテーブルです。
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ネストテーブルとは、入れ子式のスモールテーブルです。
効率を考えたオケージョナルファニチュアのひとつなので四角形が適しているのですが今回はデザイン重視という事でビーンズ型になっています。
このビーンズ型がこのテーブルデザインの最大のポイントです。
丸みを帯びたその形は、お部屋に置くと全体を和ませて柔らかい雰囲気を作ってくれます。
ネストテーブルと言ってもお互いが独立しているわけではありません。
単体で3本ある脚の1本を2つのテーブルで共有しているため、脚の総本数は6本(3本×2テーブル)ではなく5本になるのです。
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この共有する脚を
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軸にして
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180度回転させる事が出来ます。
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最大限に開いた状態を横から見るとこのような状態になります。
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その場の必要に応じてテーブルの面積が変えられるというわけです。
インテリアの観点からはカフェ系を中心にナチュラル系など柔らかなイメージのお部屋なら間違いなく似合いますが、シンプルなハード系でもアクセントととして活躍してくれそうです。
素材は、大きいテーブルの天板にウォルナット天然木突板を使用し、小さいテーブルにはオーク天然木突板を使用してあります。
ウォルナットとオークの色や木目のコントラストを楽しめるのもこのテーブルの特徴になっています。
脚はラバーウッドでウォルナット色にステインしてあります。
さて価格は8,880円とこのパフォーマンスから考えれば格安と言えます。
ビーンズ型のネストテーブルは珍しいものですが、お部屋のアクセントとしてはかなり重宝します。
又、オークとウォルナットという木目や色の違う異素材同士のコントラストも綺麗です。
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センターテーブルBF6976
¥8,800
幅60~103×奥行39×高さ42.5(38.8)㎝
※組立式

是非、実物をNOCE各店でお確かめいただければと思います。

今年も、残り少なくなりクリスマスを語る時期になりました。
年々、クリスマスムードが薄れていく中、今年も去年より更にクリスマスを感じなくなってきたような気がします。
街を歩いていても「クリスマスケーキ予約受け付け中」とか「クリスマスディナー」「クリスマスプレゼント」などのクリスマスに関するキーワードをあまり見かけません。
イルミネーションも日本全国至る所で催しが行われているため、昔ほどのありがたさも目新しさも感じなくなりました。
イルミネーションとクリスマスの関係までわからなくなってしまいます。
日本でクリスマスが最も盛んになったのは戦後、とくに高度成長経済期からバブル期くらいでしょうか。
盛り場ではお父さん達が女子のサンタさんと騒いだり、東京中のシティホテルがイブの晩にカップルで満室になり、人気ホテルは12月25日に来年の予約で来年のイブの日が満室になったり、イタリアンやフレンチ系レストランがどこも満席だったりと言う時代もありました。
最も、クリスマスとはChristmasと綴り、キリストのミサを意味するもので、キリスト信仰の少ない日本では本来の意味にあまり関心がありません。
子供達は親などからプレゼントもらう事、大人は飲みの口実や下心を込めたプレゼントを渡す事、カップルは「ムードを盛り上げるため」と日本のクリスマスは、キリスト教行事から遠い所にあります。
そもそもクリスマスとはどんな行事なのでしょうか。
ここに大きな謎がありそうです。
一般的に、その由来や聖書上のどんな行事かを解らなくても、12月25日がイエス・キリストの生誕の日で24日の晩がイブにあたり教会で祈りを捧げると言う事がクリスマスだと理解されています。
ところが、なんと実は聖書にこの記述がないのです。
よくあるキリスト誕生の絵には、暖かそうな馬小屋で生まれるイエス・キリストが描かれているわけですが、クリスマスである12月後半の雪の世界という環境とはかなり異なっています。
クリスマスの日を設定した件には諸説ありますが、12月25日は太陽崇拝をしていたローマ人が農耕の神を称えるための祝祭であり、勢力を持ったキリスト教徒が彼らを改宗させるために無理に日付を変更したという説があります。
この説は、僕が10月に書かせていただいた「ハロウィン2012」になにか共通するものを感じます。
改宗させられたローマ人がケルト人の末裔かどうかはわかりませんが、自然崇拝に基づく農耕民族と考えると遠い話ではなさそうです。
現実に17世紀頃、クリスマスはハロウィンと同様に異教徒の祝典として禁ずるカトリック教会もあったそうです。
又、12月25日は旧約聖書に登場する残虐で神をも信じない自然崇拝する人物の誕生日であると言う説もあります。
この説がクリスマスと重なりヨーロッパの一部では、クリスマスは「悪さをする子供をさらっていく悪魔」と過ごす夜というところもあるそうです。
実はこれが、日本に古くから伝わる「なまはげ」の起源とする説もあるのです。
「なまはげ」は、鬼の面をかぶり大晦日に包丁を持って「悪い子はいないかー」と言い子供を捜して各家を訪問し邪気を追い払うと言う秋田の伝統行事です。
「なまはげ」に似た行事が鹿児島に存在し、トカラ列島の悪石島には盆の終りにボゼという仮面装束が先祖の霊と共に来訪した悪霊を追い払う行事があります。
そしてこれが「なまはげ」の起源ではないかとも言われています。
トカラ列島から日本海を通り秋田に伝わった経緯を考えると高度な船舶技術を持った民族だと推測できます。(ケルト人はかなり高度な技術を持っていたと言われる)
又、「なまはげ」自体が漂流した白人だという説まであるのです。
何れにしても盆の時期や暮れの時期に行われる悪霊払いの行事は何か文化の伝播に関係がありそうです。
さて、東へ逃亡したケルト人の風習と盆が近いと言うことを以前書かせていただきましたが、ここで大胆に推論させていただきます。
お盆は、以前先祖が帰ってくるというところがハロウィンに似ていると書きました。
なぜならばキリスト教では、「死者は神に召され甦ることがない」ため、「先祖の霊が帰ってくるイコール悪魔」になってしまうのです。
盆の風習は自然崇拝に基づいていて仏教などの宗教行事ではありません。
先祖に感謝し、供え物をするわけですが、この名残が実は「お中元」なのです。
これが、商業ベースになり日頃お世話になっている人に感謝を込めて(下心含む)、物品を送る習慣となったわけです。
これってもうひとつの行事「暮れのお歳暮」に似てませんか。
お歳暮は、暮れに行われる日本古来の最も古いとされる先祖を敬う祭りが起源とされています。
これも自然崇拝に基づき、先祖に感謝することが主旨です。
そして現在、正月に里帰りする時の供え物として残り、暮れに感謝の気持ちを込めて(下心含む)お歳暮となったと言われています。
日本では、年に「盆と正月」の2回大きな行事があり、実家に帰ります。
実は、正月は先祖に感謝するためで、実家でカウントダウンをするためではないのです。
1月1日も西洋歴であり旧暦ではありません。
さて話を戻すと、「お盆がハロウィンならば、暮れはクリスマスになるのでは」と考えてみるわけです。
自然崇拝を持つ広範囲に分布していたヨーロッパのケルト人がキリスト信者であるアングロサクソン人に支配されキリスト教に改宗させられ、東方に分布したケルト人はキリスト教の影響を受けずに固有の風習を維持したと考えるのです。
暮れに行われる先祖へ感謝する行事は、その改宗手段としてクリスマスとなり、他方は暮れや正月として残ったと言うことかも知れません。
Merry Christmas And A Happy New YearのA Happy New Yearの謎が解けた気がしました。
クリスマスと正月が西と東から形を変えて日本で出会ったのでしょうか。
話を変えて、クリスマスにどんな意味であってもキリスト教に基づかない日本のクリスマスという行事のインパクトが少なくなるのも少し寂しい気がします。
娯楽の多様化により様々な行事が薄くなっていく中、クリスマスのように季節感があり、夢のある行事はありません。
そう言えば、今年のクリスマスソングランキングでは、今年も山下達郎の「クリスマスイブ」だそうです。
クリスマスが盛んだった頃を知っている、30代以上の圧倒的支持によるそうそうですが、この層の減少と共に「日本のクリスマス」も減少してしまうのでしょうか。
クリスマス、僕はとりあえずシャンパンを開ける口実で、このクリスマス話はただの言い訳の「おつまみ」です。
「街角にはクリスマスツリー・・・♪♪♪」
では、よいクリスマスを。
メリークリスマス!
  1. 2012/12/21(金) 17:52:18|
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2012年12月14日 特別な時間

寒い日が続いています。
週の始めには東京でも朝の気温が氷点下を記録し、初氷が観測されました。
夜空には3大流星群のひとつである「双子座流星群」が舞っています。
ピークは今日の未明でしたがまだ後数日間は見えるはずです。
冬の夜空に流れる星に来年の願いをかけてみてはいかがでしょうか。
今週末のNOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は全地域でくもり、雨や雪で日曜日は札幌と福岡を除いてまずまずになるそうです。
街にクリスマスツリーが目立つ季節になりました。
少し着飾って、街のイルミネーションに包まれてみるのもこの季節だけです。
その際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと、お客様の御来店を全国スタッフ一同お待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、お部屋のアクセントとしても実用的にも使えそうなスモールアイテム2点です。
まずは、コーナーラックから。
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正面から形状を見ると、90度の背に対して扇形に拡がっているのがわかります。
勿論、片方の面を背にして使う事も可能ですが、90度角の場所に置く事が最大限この家具を活かす事ができます。
コーナーとは何も部屋の4隅にだけ存在するものではありません。
四角い物を壁に付けて置くと左右に90度の角が2つ出来るわけで、部屋を見渡すと結構あることに気が付きます。
部屋の4隅は勿論ですが、コーナーはどうしてもデッドスペースになりがちなので小ぶりなこのラックが活躍しそうです。
デザインは、先が少し細く全面が丸くなっているので全体的に柔らかな雰囲気を持っています。
又、脚はテーパードのデザインで4本付いているのでデザインセンスだけではなく安定性にも寄与しています。
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インテリアとしては、丸く柔らかいデザインのためカフェからシンプルまで幅広く対応します。
機能面は、片方の背板にAV機器のための穴があいているので、最近のコンパクトになったオーディオ機器の収納にも使えます。
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背面にもPVCを施してあるので独立させても問題ありません。
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素材は、PVC(化粧合板)とコスト面から考慮させていただきました。
脚はラバーウッドを使用しています。
さて価格ですが、6,380円(組立て式)と格安です。
コーナーやテーブル脇の飾り棚代わりにもなります。
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2つそろえると半円(180度)4つそろえると円錐形(360度)の棚になります。

さて次は、リアルカフェにありそうなマガジンラックです。
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はっきり言ってバイヤー的観点だけではなく個人的にもこういったアイテム大好きです。
カフェやバール、レストランの屋外メニューボードのようで、置いてあるだけで楽しくなってしまいます。
そもそもこのマガジンラックは、収納ではなく見せるためのボードなのでルームアクセサリーのひとつです。
横から見るとこんな状態でストッパーのクサリまでいい感じになっているのですが、たいしてブックシェルフと言えるほど本は置けません。
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表紙の綺麗な雑誌や本、カラフルなCD、デザイン画、写真などを並べると楽しそうです。
因みにNOCEのカタログを並べるとこんなイメージです。
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薄型の壁掛けタイプのオーディオセットを下に置いてCDやIpadを上段に置いてもきまりそうです。
Ipadに画像を取り込んで音楽と連動させるといつもの部屋がカフェに早変わりです。
素材はアイアンをフレームに、ウォルナット天然木の突板を表面に使用してあります。
又、ブラックのアイアンとウォルナットのコントラストも絶妙で高級感さえあります。
価格は、ウォルナット天然木の分だけコストが少し高くなってしまい7,980円ですが、ここはあえてこだわりました。
ただこの商品に「高い安い」は関係ありません。
価値基準は個人によるものです。
画像だけではその良さを表現しきれないため、是非NOCE各店で実物をお確かめいただければと思います。

コーナーラックBF6977
¥6,380
幅46×奥行37.5×高さ85cm
※組立式

マガジンラックBF7002
¥7,980
幅60×奥行35×高さ67cm





その日、僕は下北沢をひたすら走った。
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それは、1生に1度しか手に入れることができないものを求めて。
手に入れる事が出来る時間は僅か1分間しかない。
バットマンやスーパーマンのTシャツが店頭に並んでいたが、それは普通の人間なら誰でも出来ることだ。
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わざわざTシャツを買って自分を鼓舞する必要もない。
ましてヒーローをバットマンにするかスーパーマンにするかの議論は難し過ぎて時間が掛かる。
誰に投票するかは、今ここで決める必要はない。
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日曜日まで考えればいい事だ。
今の僕には重要な使命がある。
アンティークショップに面白そうなものがあって、「お客さんすぐ売れちゃうよ」と言われても
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クラシックバーガーが食べたくなっても
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ワッフルカフェの甘い香りに誘惑されても強固な意志がなければ成し遂げる事はできない。
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街角のクリスマスツリーの横で、パーカーが「オスプレイ、乗らないか」と語っているが、
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答えの出ない僕にはクリスマスツリーが悲しすぎる。
冬空に走る頬に冷たい風が突き刺さる。
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雑貨店に並ぶショールが恋しい。
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いつもと変わらぬ
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路地を
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ランチに向かう人達をよけながら走る。
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ランチに向かう人、駅に向かう僕、目的は違うが行動は同じだ。
人の気持ちなど誰にもわからない。
最近、本の数が少なくなったと感じるいつもの本屋の店頭でいつものように立ち読みするわけにはいかない。
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もうすぐ取り壊されてしまう、
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古いマーケットにノスタルジーを感じる時間を楽しむ余裕はない。
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ゴールが近づいてきた。
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その時突然、頭上から「おーい待て!何をそんなにいそいでいるのだ。」と荘厳な声がした。
見上げるとなんとそれはサンタであった。
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どんなに急いでいてもサンタを無視してはならない。
なぜならばサンタには僕より重要な12月24日から25日の未明にかけて世界中の子供達に夢を届けなければならないという使命があるのだ。
それに較べれば、ぼくの使命などちっぽけな事だ。
「サンタさん、すみません。今日のところは見逃していただけますでしょうか。実は、今僕には何のために目的を実現するのかの答えが見えないのです。」と告げた。
「目的とはなんなのだ?」と聞かれたので「サンタさん、ところでかなり無理な体勢で背中の荷物しょってるんですけどつらくないですかぁ?サンタ苦労するって事ですか?」とくだらない駄洒落を使い話題をそらす工作を試みた。
時間がない。
するとサンタは「わかった。もう行くがよい。必ず目的を達成するのだぞ」と手を振った。
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サンタにお礼を言い全速力で走り始めた。
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この時、僕には25日に消えてしぼむサンタさんの運命を儚く思う事などできなかった。
駅が見えた。
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あと少しだ!階段を
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駆け
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上がる。
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少しめまいがする。
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なんとか券売機にたどり着いた。
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そして今だ!と無心にお金を放り込む。
「ただいま乗車券発行中です」がいつもより長い。
さらに続けてお金を放り込んだ。
目的は達成された。
僕の手には2枚の2012年12月12日、12時12分、120円の
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井の頭線バージョンと
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小田急線バージョンの切符が残った。
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  1. 2012/12/14(金) 15:01:43|
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2012年12月7日 音楽って?

今週は、冬らしい寒い日が続きました。
今年は、例年よりも寒い気がします。
イギリスでは100年ぶりの大寒波だそうです。
今週末のNOCEのある地域のお天気ですが、関東と名古屋を除いて雨や雪になるそうです。日曜日は、大阪、広島、福岡でも雪との予報がでています。
雪の多い地域にお住まいの方には不謹慎な話ですが、雪のあまり降らない東京に住んでいると「雪、降らないかなぁ」と思ってしまいます。
静かになった夜の表参道にシンシンと降る雪。
サクサクと踏みしめて、オレンジの白熱灯に浮かぶワインバーの曇ったガラスドアを開け窓の外に舞う雪に乾杯なんて、想像しただけでワクワクしてしまいます。
週末、お出かけの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店、お待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、ダイニングでも使えそうな、デスクです。
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デザインは、シンプルそのもので真白のスティールの脚と独立した引き出しが特徴ですがこの2点が全体のイメージの要となって引き締めているのです。
ウォルナット突板の天板と真白の脚のコントラストは抜群で、デスクと言う「やや堅めな印象」を柔らかなものにしています。
又、よくモダン系で見られる独立した引き出しは、真白の脚の効果もあり柔らかな印象にうまく溶け込んでいて「イヤミ」を全く感じさせません。
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NOCEのチェアDC231と合わせると普通に
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カッコいいデスクに見えますが、
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スツールのhttp://www.noce.co.jp/g/g2328000001444/を2個で合わせるとカウンターテーブルとしても使えそうに見えます。
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これが、冒頭に述べさせていただいた「ダイニングでも」の理由です。
画像では店舗の在庫上白と黒のスツールになっていますが、ここは白か黒に揃えた方がよさそうです。

スツールで合わせると窓際のカフェテーブルのようです。
素材は、天板にウォルナット天然木の突板、脚はスティールで真白に塗装されています。
真中にある引き出しは、デザインのアクセントだけでなく小物の収納スペースとしても重宝してくれそうです。
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インテリアとしては、使用方法や合わせるチェアによってはカフェからモダンまでほぼオールマイティに使えそうです。
さて、価格ですが14,800円とこのパフォーマンスから考えれば格安です。
ウォルナットとホワイトのコンビネーションの綺麗さは、画像だけで表現できません。
是非、実物をNOCE各店でお確かめいただければと思います。

デスクBF6975
¥14,800
幅120×奥行50×高さ73.5cm
※組立式



最近、「音楽を聞かなくなったと人が増えた」という話をよく耳にしますがこれは、「お酒を飲まなくなった」「カラオケに行かなくなった」「映画を見なくなった」と同じような気がします。
原因は、どれも経済的な背景と娯楽の多様性に集約されると思います。
経済的側面は、お金の問題なので単純ですが、娯楽の多様性は少し要素が違います。
娯楽の選択肢が限られていた時代では、音楽の比重は当然高くなるわけです。
ここに大きな命題が隠されているのです。
それは、「音楽って本当にいいものなの?」です。
例えば、江戸時代にタイムマシンで出かけてIpodのヘッドフォーンでいろいろな人にクラシックやジャズ、ロック、JPOPまで聞かせたらどのように反応するでしょうか。
恐らく、ヘッドフォーンから音楽が流れた瞬間にヘッドフォーンを耳から外し、頭を抱えてしまうかも知れません。
そもそも耳障りのいい音って何でしょうか。
多分、生まれてからその辺に当たり前に存在している音だと思います。
江戸時代に生まれた赤ちゃんでもワープして現代で育てば現代の音楽に頭を抱える事はありません。
クラッシックと呼ばれる音楽も情報の伝達や拡散手段が無い時代は、現代において有名な巨匠も変人扱いされていたのです。
時代の経過と共に楽器や楽譜の普及が進み、再現する事が容易になった音楽は、多くの人間に拡散する事が出来るようになりました。
これにより、「いい曲」が自然発生的に生まれ、多くの人々が賛同するとレバレッジ効果で更に多くの人が聴くようになります。
そしてその曲に対し「いい曲」と認識のない人も「多くの人が賛同する曲」を「いい曲」として認識し始めるわけです。
その昔、音楽はコンサートかオペラ、バレーでしか聴くことが出来ませんでしたが、大きく音楽の歴史を変えたのが蓄音機とラジオでした。(蓄音機は所謂、レコードプレーヤーの原型。)
これにより、さらに多くの人が手軽に音楽を聴く事が出来るようになったのです。
ただ、蓄音機は単なる再生でしかなく、新たに音楽を創造する事はできません。
ラジオでは曲を放送する時間が限定されるため限界があります。
そこに、映画音楽が登場するのです。
情景や映画のストーリーに乗った楽曲は視覚と聴覚とのミックスで強烈なインパクトを与える事ができるのです。
戦後の大ヒット曲、「リンゴの唄」も映画「そよかぜ」の挿入歌でした。
その後、レコードプレーヤーとレコードが量産されスケールメリットにより価格が下げられ多くの人が音楽を聴けるようになったのです。
レコードプレーヤーとレコードが爆発的に売れるようになり、音楽は産業の一部になっていきます。
音楽に触れる機会は映画の他に、多局化したラジオからもありましたが、なんと言ってもテレビです。
「歌謡ヒットパレード」です。
グループサウンズです。
歌謡曲の番組が多く存在した時代でした。
レコードプレーヤーがモノラルからステレオになり、高価なステレオセットが売れるようになりました。
ステレオメーカーは、ステレオを売るためにそのソフトであるレコードの販売と音楽自体に力を注いだのです。
いい曲があれば、レコードが売れ、そしてステレオが売れると言うように。
更に、機械は進化し録音できるテープレコーダーが開発され、それをコンパクトにしたカセットテープが一般家庭に普及しました。
ラジオとカセットが一体化し更にステレオ機能を兼ねた「ステレオラジカセ」が飛ぶように売れました。
「貸しレコード」店で借りたレコードやラジオから流れる楽曲を録音し好きな時に好きな曲を手軽に聴けるようになりました。
この頃から、TVから歌謡番組が少なくなりましたが、ドラマの主題歌やCMのBGMとして音楽を流す事により人々が音楽に触れる機会が変化していったのです。
カセット全盛時代に世界的ヒット商品ウォークマンを生んだ企業も音楽に力を入れていて、数多くの有名アーティストを生みました。
「ヒット曲は生まれるものではなく、造られるもの」と言われたのもこの時代でした。
カセットは、この後CDに変わり、レコードの時代は終わりました。
CDは、アナログレコードと違い音質もよく針の磨耗やレコード盤の劣化もありません。
そしてCDプレーヤーやCDラジカセが売れました。
渋谷に大きなビルまるごとCDストアが数件できました。
情報入手の難しい時代、新しい曲や海外のヒット曲をいち早くキャッチする事が最先端でカッコいいことでした。
渋谷系と言われるアーティストもいました。
オシャレな音楽を専門に流すFM局もできました。
音楽が多様化する過程で参加型の音楽形態「カラオケ」が流行し、TVでは「イカ天」に参加するバンドが増えました。
カラオケ、バンドのブームです。
この流れを画期的に変えたのが、Ipodと配信です。
Ipodがウォークマンで配信がCDの代わりと言うわけです。
そしてプレーヤーは、パソコンに代わりました。
渋谷からCDストアが消滅していきました。
ステレオやCDプレーヤーやCDラジカセを作っていたメーカーは、その機器を売る必要が無くなってしまったのです。
当然、そのソフトである音楽にも力を入れなくなります。
そうすると、音楽が様々なところで消滅し人々の耳に入らなくなります。
音楽に触れる機会が減り、人々の興味もなくなってしまうというわけです。
音楽が普及しなかった時代に逆戻りするのです。
ネットの発展で楽曲の情報や曲自体の入手が簡単になればなる程、その価値は失われていくのです。
カヴァー曲が流行るのも昔、音楽を聴いていた人々に受けていて新しいリスナーの発掘には繋がらないような気がします。
新たなリスナーが見つからなければ、音楽を聞く人は減少する一方です。
過去のようにメーカーという巨大なバックアップなしに、どのように音楽を聞かせるかというモチュベーション造りが問題なのです。
それとも、音楽は好きな人だけが趣味で聴いたり演奏したりするものになるのか。
ここバンドの聖地と呼ばれる下北沢も最近、楽器を持った人が少なくなったような気がします。
  1. 2012/12/07(金) 15:57:34|
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