NOCEの家具バイヤーズブログ 2013年11月

NOCEのバイヤーズブログ

2013年11月29日 一触即発

今週、大阪では24年ぶりに「早い初雪」が降ったそうです。
東京も今週末は寒くなるそうです。
そう言えば、来週にかけて早朝日の出前に東の空に見える「アイソン彗星」ってご存知でしょうか。
この彗星は昨年、ロシアとベラルーシの天体観測により発見されました。
アイソン(ISON)とはこちらの発見者の所属する国際科学光学ネットワーク(International Scientific Optical Network)の略だそうです。
最も太陽に接近するのが11月29日(本日)です。
彗星は太陽の熱によって凍りついていた表面の氷やガスなどの物質が溶け彗星の核の回りを覆います。
これが、数百メートルしかない彗星さえ大きく見える理由です。
そして太陽からの放射圧と太陽風(太陽が自転しているため)により太陽と反対側にこれらの物質がなびきます。
これが太陽の光に反射して彗星の「尾」になるわけです。
この「尾」は長いもので数億キロにもなるそうです。
近年の彗星と言えば僕の記憶だと1997年のヘール・ポップ彗星です。
肉眼でもしっかり見え、彗星の尾がまるで綿の花が風になびいているように見えました。
何か、ロマンを感じるようですが、見方を変えれば「お化け」のようで不気味にも見えました。
そこで今回のアイソン彗星ですが、今日太陽に最接近だから今日見える訳ではありません。
今は早朝で角度が低すぎて地平線から上ってこないからです。
上がっても太陽の光で消えてしまうわけです。
そこで日の出のタイミングと合わせると12月5日前後の早朝6時前位がいいそうです。
日の出の時間は大体6時35分なので東の空、地平線近くにぼんやりと見えそうです。
来週の土曜日に九十九里の宿でも取って東の水平線に浮かぶアイソン彗星でも観察に行きたいと思っています。
が! 今朝7時にいつものように英語の勉強のためFENのラジオを聞いていたところ、NASAの発表で太陽の熱で「disappeared」(消滅した)ですって、えーーーー。
さよならアイソン彗星。
僕の九十九里の夢はどうするんだ。
それガチですか?
ハイ、おしまい。

さて、気分を変えて今週末、NOCEのある地域のお天気ですが、札幌と新潟を除いて恵まれるそうです。
晩秋の街には、枯葉が風に舞っています。
街路樹の木漏れ日が歩道に作る影も風に揺れながらダンスをしているようです。
週末、お出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、好評中のMK1T4Cダイニングセットに新しく加えたチェアです。
デザインは、北欧ミッドセンチュリーのスピンドル系ウインザーの典型です。
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4方向に開いた脚と背もたれのバランスはかなりハイレベルな仕上がりになっています。
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スピンドルの特徴であるバックビューは素晴らしく、チェアをテーブルの下に収納しても「お部屋の絵」になりそうです。
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このチェアの存在感をより強固なものにしているのは、なんと言っても素材と仕上げだと思います。
素材には天然木オーク無垢材を使用し、さらにオイルで仕上げてあります。
オーク材無垢の重厚な素材感をオイルで仕上げることによりヘビーなイメージを払拭させています。
もともと、MKシリーズで見ていたもののオール無垢のオイル仕様は迫力があります。
ドイツ市場では、未だオークのオイル仕様は人気が高く現実MKシリーズもドイツ向け商品でした。
ケルンで行われる見本市でもよく見かけますが、ドイツ国内向け商品はどちらかと言うと「がっちり」と強固に作っているものが多く日本の市場では少し難しいと感じていました。
このチェアはデザインがウインザーという事もあり、ミッドセンチュリーの香りもあり繊細な雰囲気になっています。
インテリアの観点からは、カフェ系、ナチュラル系が基本ですがダイニングセットとして置けば存在感があるのでシンプル系でもいけると思います。
お部屋の雰囲気をこのダイニングセットで変えてしまう程のインパクトがあります。
さて価格ですが、今回はダイニングセットのみの販売となり、
こちらのテーブルとのセットになります。
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価格は89,800円とNOCEのレンジでは高く感じられるかもしれませんが、素材と仕上げから考えればかなりのコストパフォーマンスのある商品だと思います。
とにかく「素材感が命」のチェアなので是非一度実物をNOCE各店でお確かめ願えればと思います。

MKオークダイニングセット

¥89,800
テーブル:幅140×奥行80×高さ71㎝
チェア:幅43×奥行49×高さ87(45)cm
※組立式(テーブルのみ)


さて冒頭に彗星の話を書かせていただきましたが、今日本を取り巻く情勢は大変緊迫しています。
紛争といえば、アラブの事だと思っていました。
まさか、突然こんな喫緊の問題になるとは想像もしていませんでした。
GDP2位の国と3位の国が1位の国を伴っておかしな事になったら世界の経済はめちゃくちゃになってしまいます。
本来、ドラゴンと太郎は貿易量も増え太郎にとって最大の貿易国となっていました。
それが、島が発端となって関係が悪化してしまいました。
ここにサムが登場して更にややこしい事になっています。
ドラゴンは、ある空域に進入する航空機に対し間違って撃たないように飛行の前に報告をするように宣言してきました。
この宣言には別にしばりがなく勝手に決めても問題ありません。
現実に太郎も例の島の上空に1969年に設定していました。
つまり、ドラゴンと太郎の宣言した空域が集合のベン図のようにかぶるわけです。
この行為にサムが「けしからん」と時代の産物のような大きな飛行機を飛ばして見せましたが、反応なしでした。
ドラゴンの面子がつぶされた状況です。
そして来週、史上最大の太郎とサムの軍事演習が行われるそうです。
サムはドラゴンに多額の借金があります。
そのためサムは、そう簡単にドラゴンと戦う事はできません。
ただでさえ、金利が上昇しているところにドラゴンがサムに返済を求めたら(売却)更に金利が上昇し株式市場を含めて大変なことになります。
一方ドラゴンもまともに戦えばサムに敵わないのはわかっています。
こんな状況下で一触即発な状態を作る事はあまりにもバカげているとしか思えません。
しかも、人命が関わっていることでもありません。
もし何かあれば世界経済が取り返しのつかない事になるのです。
ここは、いっその事グンチャンに頼んで仲裁という選択肢もあるのですが、グンチャンは太郎とドラゴンに挟まってしまって「Awkward」(気まずい)状態です。
もし、偶発的に飛行機になにがあったら大変なことになります。
それも、「サムがやったのか太郎かドラゴンかわからない状態で」です。
過去、ドラゴンと太郎が戦った歴史も「一発の銃声」からでした。
一発の銃声のあと行方不明になった太郎の兵士が銃弾に倒れたと誤解されたのが発端です。
(この後、この兵士は戻ってきました。)
結局サムもドラゴンも手を出せない以上、今回の問題のカギは太郎の手の中にあります。
冷静な判断が望まれます。
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  1. 2013/11/29(金) 15:24:36|
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2013年11月22日 ボトルワイン

今週の木曜日、ボジョレーヌーボーが解禁になりました。
先週も書きましたがあまり例年より盛り上がらない様子でした。
僕も盛り上げるために「飲もう」と思って、近所のワインセラーに行ってみてビックリ。
一本大体1,500円です。
プラスティックのペットボトルで900円とはっきり言って「ドン引き」です。
結局、買わずに1,300円のスペインワインを買って帰ってしまいました。
今年のボジョレーは、味に関係なく高いという印象です。
それは、ユーロと航空運賃の値上がりが原因だと思います。
ボジョレーは毎年第3木曜日の午前0時が解禁時間で、日本は欧米、中国よりも東にあるため(「グアムやサイパンはどうなんだ」と言う議論は置いといて)先に飲めるため盛り上がったという説があります。
ボジョレーは、その年の収穫のワインのため航空便を使わなければなりません。(船舶だと45日以上かかるため)
昨今、燃料や外貨の高騰により航空運賃が値上がりしてしまいボジョレーの価格にも反映されてしまったというわけです。
これで今年もボジョレーを飲まない「言いわけ」が出来てしまいました。
こんな事書いて、後でワインの話をするのですが、ボジョレーはあくまでも「お祭りのため」のワインで、「通常のワインとは違う」と割り切って飲まないと痛い思いをします。(過去のブログでご紹介いたしました)
初めて赤ワインを飲む方に、「赤ワインがこれ」と思われたらワインの潜在的需要を削ぐ結果になってしまうのです。
今年も、バーで勧められたら「今年は少し高いので」と言いわけすることにしています。
ところで、ブルゴーニュの偉大な作り手「ドミニクローラン」の手掛けるボジョレーはどうなんでしょうか。
一本市販で5,000円位ですって。

都内の木々もだいぶ色づいてきました。
代々木公園や表参道の葉もはんなりとして日中は今の季節はまだ暖かく街歩きには絶好です。
週末、NOCEのある地域のお天気ですがほぼ全地域で恵まれるそうです。
絶好のお出掛け日和になりそうです。
その際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければとお客様の御来店を全国スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。


今週の新商品は・・・・といきたい所ですが、ご紹介していない新商品のネタが古くなってしまったり、ワンクール過ぎて欠品してしまったりと、タイミングが悪いので今週はお休みします。
この時期の新商品は、春に発注したものが多く順次ご紹介させていただいておりますが、どうしても週1ペースだとご紹介できずに「新商品」とは言えない程時間が経ってしまう場合や、予想以上の売り上げで「在庫切れ」になってしまうケースがあり新商品とは呼べなくなってしまうのです。

話を変えて、6月下北沢にオープンさせていただいたパニーニ主体のカフェ「カフェノルマーレ」なんですが、実際運営してみると「飲食ってなんでこんな大変なの?」の連続です。
傍から見て「気楽そうな飲食店」もありますが、それは気楽そうに見せるテクニックがあるだけで実際は気楽ではありません。
本当に気楽なお店は、いつの間にか消えています。
パニーニの命とも言えるパンも均一化するのに苦労の連続です。
特にこの時期、温度が下がり発酵の時間で「パンのふくらみ方」がバラついてしまい、「焼き上がったパン全て廃棄」もありました。
そんなノルマーレなんですが、別にボジョレーの解禁日に合わせたわけもなくボトルワイン始めました。
理由は、以前から扱っていたパックのワインを切り替えるためです。
パックのワインは安くて品質も良いのですが、容量がだいたいワンパック2Lから3Lあります。
少し欲張って白、赤10種類くらい揃えたのですが、グラスでサービスするため1種類あたりの量が思うように減らず無くなる前に劣化してしまい、とてもサービスできる味ではなくなってしまうのです。
料理に使うにも限界があります。
結局、残りは廃棄という事になってしまいました。
当然、利益は出ません。
続けるためには、グラスあたりの単価を上げるかアイテムを絞り込むしかありません。
現状グラスワインが10種類もあるとお客様が迷われてしまうケースも多々あったのでグラスの単価を上げるよりアイテムを絞り込んで効率を優先させました。
グラスワインは、この10種類の中から人気の高いもの赤、白1種類ずつとして価格は据え置きの350円です。
そこで、他のワインということでボトルになったわけです。
しかし、問題があります。
価格、保管方法、取扱です。
このうち、価格に関してワインはピンキリなのでそれ程高級なものをチョイスすればクリアできそうです。
残りは、保管と取扱です。
ワインは専用の温度管理が出来るセラーで保存しますが、現状置く場所がありません。
一方、女子若手スタッフにコルクを抜くのは難しそうです。
という事で、スクリューキャップに限定させていただきました。
スクリューキャップは、コルクに比べ酸化しない上、ブショネというコルクの匂いがワインに移ると言う事もありません。
又、コルクを湿らせる必要がないため立てて保管できるのです。
しかも、開けるのが簡単で飲みきれなかったらスクリューを閉めてお持ち帰りもできます。
何か、高級感が欠けるような気がしますが、コルクと全く遜色ありません。
むしろ、メリットの方が多いくらいです。
ただデメリットとしては、全体的にコルクが主流なのでワインの選択肢が限られてしまうところでしょうか。
それでは、少しご紹介いたします。

下北沢の街を歩くと
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もうクリスマスツリーがありました。  
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カフェノルマーレに着くと
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メニューボードの上に「ボトルワイン」と貼ってあります。
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価格は2プライス制で2,500円と3,500円になっています。
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2,500円は、白4種、ナイアガラ、シャルドネ、シャルドネとセミヨンのブレンド、ソービニヨンブランと代表的な白ワインブドウ品種を選びました。
産地はカリフォルニア、チリ、アルゼンチンなどコストパフォーマンスの高いワインを揃えています。
珍しいところで、日本産の食用ブドウ、ナイアガラ品種を使った「おたる」ワインですが、甘口で果実味があるのでトニックウォーター(炭酸水)で割るとワイン初心者でもおいしくいただけます。
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カンパリソーダ感覚でいけてしまうので、ワインに慣れている方は「あっ」という間に開けてしまいます。
赤は、3種でカベルネソービニヨン、メルロー、シラーとパニーニによく合うものばかりです。
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そぼろ、ハンバーグとカベルネソービニヨン、メルロー、カレーパニーニにはシラーなど是非一度お確かめいただければと思います。
因みにシラーはこのセンデ―ロになります。
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次に3,500円均一ですが、2,500円では物足りないと思われるお客様のためにご用意させていただきました。
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赤は、カリフォルニアのメルロー、カベルネソービニヨン、チリのピノノワール、イタリアのバルベーラで、白はチリのシャルドネ、スペインのヴェルデホの計6種です。
注目は、ロエロで有名な北イタリアピエモンテを代表する「マッテオコレッツァ社」の手掛けるバルベーラとチリの「ヴァルディヴィエソ」ピノノワールです。
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どちらもフルボディで高い果実味とタンニンが広がり余韻も楽しめます。
カフェなので昼間でもワインをいただけます。
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休日の午後、いつもより早く訪れる夜を前に白ワインはいかがでしょうか。
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そう言えば、ゴルゴンゾーラチーズと生クリームをベースにブレンドしたクリームチーズソースのパングラタンを作ってみました。
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パンのオーブンで焼くのでふっくらしています。
成功したので今週末からオンメニューです。

下北沢にお越しの際には是非ノルマーレにもお立ちよりいただければと思います。
  1. 2013/11/22(金) 15:29:45|
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2013年11月15日 連絡通路

今週は、いきなり冬突入かと思わせる程寒い日が続きました。
何か、秋が無くなってしまった感じです。
そう言えば、今年はいきなり暑くなって春も無かったような気がします。
曖昧な季節が無くなってしまい、自然界も世の中を反映しているのでしょうか。
来週の木曜日11月21日は、ボジョレーヌーボーの解禁日です。
過去見たことがないほど盛り上がっていません。
僕もブログで過去散々揶揄していたのであまり言えませんが、「あれは盛り上がりすぎてワインに興味がない人が飲むとワインの印象がわるくなってしまう」と思って書いていました。(単なる言いわけ)
しかし、ここまで盛り下がると少しさびしい。(かなり勝手)
でも多分、今年も飲まないと思います。(支離滅裂)
日本がピーク時、ボジョレーヌーボーの約8割を輸入していたと言われるフランスのボジョレー村はどうなっているのでしょうか。(余計なお世話)
今年は、グラスで一杯いただいてみましょうか。(勝手にすれば)
それでも現実、世界的なワインの需要量がアメリカ、中国で飛躍的に伸び、一方ワインの供給量が気候や一時のワイン離れによるワインメーカーの減少により減ってしまい、ワインは供給不足になっているのです。
さて今年のボジョレーヌーボーはどうなるのでしょうか。
週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は全地域で恵まれ日曜日は名古屋と大阪仙台を除いてあまりはっきりしない天候になるそうです。
寒いとは言え、日中は気持ちいい気候になっています。
お出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければとお客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、どこかのカフェで見たような「カフェチェア」の定番とも言えるチェアです。
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冒頭に「どこかのカフェ・・・・・」と書きましたが、何故そんな気になってしまうのでしょうか。
まずデザインは、北欧ミッドセンチュリーに基づいています。
これと言った変わった所もなく所謂スタンダードなスタイルです。
ただこのスタンダードなデザインがかえって昭和レトロの郷愁を呼ぶのです。
昭和60年代、成長経済下の頃、団地と呼ばれる集合住宅の建築ラッシュで団地に住むことが人々の憧れでした。
団地の間取りにはダイニングと呼ばれる「食堂」があり、ダイニングテーブルチェアが置かれました。
「イスとテーブルの生活」の幕開けです。
その当時、「食堂椅子」と呼ばれた多くのチェアは北欧デザインに影響されていました。
そして、90年後半に北欧ビンテージを使ったカフェが火付け役となり2000年代のカフェブームのインテリアは、北欧ビンテージスタイルが主流になりました。
この中で、昭和を代表する日本のメーカーが「昭和の家具」をリバイバルさせカフェでも積極的に使われ、その後日本各地にカフェが誕生し「カフェごはん」に象徴されるように所謂カフェの形式には囚われない日本独自のカフェのスタイルが出来あがったのです。
こうしてカフェインテリアは、昭和レトロと北欧ビンテージをミックスさせたスタイルになったわけです。
話をチェアのデザインに戻して、ビンテージとレトロの融合は正面から見るとわかります。
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直線の脚がやや上部で狭まり、大き目の背もたれが付いていますが昭和時代によく見られた北欧に影響を受けたチェアの典型的なデザインです。
ここにシートと同じPVCを使うと昭和の色が濃くなってしまうため、木製の背もたれを使用し北欧色を出してあります。
これによりビンテージの要素も香るチェアになったわけです。
インテリアの観点からは、カフェ系が中心ですがオーソドックスなデザインからシンプルやナチュラルでもいけそうです。
素材はフレームと背もたれにウォルナット天然木を使用し、シートにはブラックのPVCを使用しています。
さて価格ですが、12,800円です。
若干高く感じられるかも知れませんが、フレームにウォルナットを使用しているためです。
もし、ここでコストダウンのために他の木材を使用するとただの食堂椅子になってしまうので、ウォルナットを使用し高級感とビンテージ感を尊重させました。
ただ、ウォルナットを使ったチェアと考えれば充分「安い」と思います。
ウォルナットのテーブルにこのチェアを4本揃え置くと、お部屋のイメージを一新してしまうほどインパクトがあります。
是非NOCEで実物をお確かめいただければと思います。

BRIGHAMチェア
¥12,800
幅46×奥行54×高さ81(47)㎝


今週、下北沢ではひっそりと誰にも気づかれないうちにひっそりと「消えていくもの」がありました。
それを下北沢在住でも知っている人は少ないかも知れません。
南口と北口を結ぶ連絡通路です。
小田急線が地下化した後、しばらく旧駅舎は南口と北口を結ぶ歩道橋となって利用されていました。
その後その駅舎も取り壊され、旧駅内の一部通路を利用して新しく連絡通路が出来ました。
旧駅の一部が利用されていたので通るたびに少しノスタルジーを感じ胸に込み上げてくるものがありました。

その通路は最後の夜を迎えていました。
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滑り込むと
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過ぎた時間が切り取られていました。
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ここは、小田急線のホームと井の頭線のホームを結ぶ連絡通路でした。
この画像をみれば、長年利用していた人にはすぐにおわかりいただけるかと思いますが、昔は、改札の中なので乗車する権利のある人しか見ることは出来ませんでした。
今は、一度下車しなければ見られないので普通に現在利用されている方には「こんなものが残ってた?」と感じられるかも知れません。
階段を降りて行くとまだホームに繋がっているような気がします。
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数十年間、人々の行き来を見てきた壁があります。
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朝晩のラッシュ時には人でいっぱいになり身動きが取れませんでした。
終電近く、別々の電車に乗らなければならないカップルが抱き合って涙していました。
舞台を引けた役者同士がこの狭い通路に響き渡るくらい大声で議論を交わしている間に、お互いの終電が無くなり、「この責任は誰にあるのか」という議論が新しく始まり改札口から下北沢の街に消えていきました。
当たり前のように多くの人々に見られていた壁は、一体どれだけの人、人生を見ていたのでしょうか。
3月11日には、電車が止まり不安な人たちが階段に座り電車の再開を待っていました。
曲がった通路の先にもうホームはありません。
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「11月13日から使えなくなる」とひっそりと告知されていました。
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ホームがあった所から見上げると井の頭線のガードが「ホームから見える同じ景色」を作っていました。
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南口に出て振り返ると閉じていく時間が通路の向こうに繋がっていました。
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翌日、通路は閉ざされていました。
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新しい通路の入り口は最近まであった「駅前食品市場の居酒屋」に通じる道です。
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居酒屋の後は
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「誰でもトイレ」になっていました。
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最後に残る「駅前食品市場」の脇を
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抜けると
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オオゼキ前の踏切と並行する
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小道があります。
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渡って右に曲がり
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井の頭線のガードをくぐると南口に出ます。
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昨晩振り返った通路は閉ざされ、解体工事の明かりが艶やかに光っていました。
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南口にはいつもと変わらない喧騒がありました。
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  1. 2013/11/15(金) 15:04:53|
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2013年11月8日 立冬

昨日の11月7日は、暦の上で立冬にあたる日でした。
暦の上での立冬とは、太陽と地球の角度から算出されます。
地球は、時間に従って自転しながら太陽の周りを回っています。
この道を「太陽黄径」と呼び「春分の日」を0度とすると「立冬」は225度にあたります。
因みに90度は、昼の時間が最も長い「夏至」にあたり180度は、昼と夜の時間が同じになる「秋分も日」になるわけです。
夜の時間が最も長い「冬至」は180度プラス90の270度になります。
「立冬」は、「秋分の日」に90度の半分である45度を足した225度となるわけです。
丸い円を太陽黄径として、0度を春分として45度刻みに時計周りにすると「春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至、立春」になります。
正確に言えば、立冬も時間軸の中で動いているので225度になった瞬間が「立冬」であり「立冬になった時間があった日」が正解です。
「立冬になった瞬間」は昨日の午前6時13分でした。
暦の上では「冬が(成り)立つ」という意味ですが、太陽黄径から考えると冬至が真冬なので「冬の入り口」なのでしょうか。
それでも、街では気が付けば街路樹の葉が黄色く染まっていました。
街が一番着飾る季節がやってきます。
週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は全地域で晴れるそうですが日曜日は全地域でくずれてしまうすです。
札幌は雪だそうです。
秋から冬にかけて街にはおいしそうな香りが漂い、シャンパンが似合いそうです。
お出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。


今週の新商品の御紹介は、お手頃価格のカフェスタイルソファの王道とも言える商品の御紹介です。
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先週、先々週とかたい商品を御紹介させていただいていたので少し「ホッ」とした気分です。
デザインは、正にカフェスタイルですが、アームの部分を見ると厳密に言えば「少しイタリアンが入っている」感じです。
イタリアモダン全盛期にアームの幅を薄くしてシートのクリアランス(シートの幅)を広げて有効にさせると言う手法でした。
この際、アームに丸みを付けることにより「こぶり」でもボリュミーなデザインになっています。
又、アーム上部に少し窪みを付け背もたれ部分で少し持ち上げたデザインも全体を柔らかなものにしているのです。
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イタリアモダンでは逆に先端部分を上げたデザインでゴージャスなイメージを作っていました。
背もたれ部は2重になっていてデザインの安定感だけではなく、座った時に背中をしっかりサポートしてくれます。
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ハの字に開いた脚もカフェ系デザインに寄与しています。
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インテリアの観点から、カフェ系、ナチュラル系が合いそうですがシンプルでもいけそうです。
このソファに関してファブリックにチェック柄を採用したのも特徴と言えます。
ファブリックのカラーはグリーン
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ブラウン
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そして無地のライトグレーとチェックのコンビネーション
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無地のブラウンとチェックのコンビネーションの4タイプご用意させていただいております。
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少し斬新な感じがするチェック柄ですが、ボディにプレーンカラーを採用することにより、「うるさい感じ」が和らいでいます。
また背もたれもクッションとボディにわかれてプレーン生地とチェック柄を採用しているところも「カントリー寄り」にならない理由でしょう。
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そしてシートにはポケットコイルを使用しているので座り心地も抜群です。
さて、価格ですがこのパフォーマンスとデザインでなんと無地が22,800円でコンビネーション仕様が23,800円とNOCEならではのお手頃価格を実現させています。
大変申し訳ありませんが、大人気で初回入荷分が売り切れてしまいました。
在庫は各店舗にお問い合わせいただければ思います。
この価格とは思えない程の雰囲気とポケットコイルを使用した座り心地を是非、NOCE各店でお確かめいただければと思います。

HY5822ソファ グリーン、ブラウン
¥23,800
幅130×奥行76×高さ73(45)㎝
※部分組立

HY5822ソファ ブラウンチェック、グレイチェック
¥22,800
幅130×奥行76×高さ73(45)㎝
※部分組立
  1. 2013/11/08(金) 17:15:12|
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2013年11月1日 家具の価値

今週は、秋らしくさわやかな日が続いています。
ただ、なんとなく例年の秋よりも湿った感じで春のような匂いが漂っています。
晴れの特異日である11月3日(日曜日)を含む3連休、NOCEのある地域のお天気ですが晴れる日は、札幌の土曜日、仙台の土日、関東の土日月、新潟の土曜日、名古屋の土月、大阪の土月、広島の土月、福岡の土月になるそうです。
あくまでも予報からですが、晴れの特異日に晴れるのは関東と仙台のみになるそうです。
まずまずのお出掛け日和になりそうです。
この時期は、本当にさわやかで外に居るだけで気持ちよくなります。
お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同、お客様の御来店をお待ち申し上げております。

今週の商品のご紹介は、先週に引き続き北欧デザイナーの巨匠によるデザインをジェネリック生産したソファです。
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このソファに関してデザインを語るのはあまりにも僭越なので差し控えさせていただきたいと思います。
このソファはチェアと呼ばれる1人掛けがの方があまりにも有名です。
1949年デンマークで行われたエキシビションで発表されたものですが、当時オーソドックスなデザインが主流で斬新なこのデザインに関しては賛否両論でした。
その後、チェアは有名なキャビネットメーカーとのコラボにより78台が生産され、今でも、公邸や官庁で使われているそうです。
この時代に生産されたチェアは勿論、希少価値が高いため1脚200万を超える価格で取引されています。
一方、ソファはその時のエキシビションにサンプルとして出展されましたが商品化出来なかったようです。
そのサンプルは今でも博物館に展示されています。
さてこのソファですが、この春、広州で行われた展示会で買い付けたものです。
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恥ずかしながら、その時このソファの存在を知りませんでした。

ただ「出来の良さ」に感動してバイイングを決意したものです。
ミッドセンチュリーと呼ばれた1950年前後、北欧家具業界でも中国「明時代」(1368年~1644年)の家具の影響を多大に受けていました。
宋時代(960年~1279年)、中国では一般庶民の暮らしも「あぐらの生活」からイスに座る生活へと変化していきました。
その変化と同様に産業としてのイスは、技術的にも飛躍的に発展したのです。
チェアの歴史と言うとヨーロッパを連想しますが、広く一般的になったのはフランス革命(1789年)以降で庶民生活としてのチェアの歴史は中国の方が古いわけです。
北欧デザイナーの有名な「Yチェア」のデザインもモチーフは、明時代のチェアでした。
現在も、明時代の家具は、国内だけではなく「マンダリンスタイル」や「シノワズリー」として欧米でも根強い人気があり、製作所も無数にあります。
その多くは、一本ずつの手作業です。
フレームを横
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後ろ
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斜め前方から見ると上手に作ってあることがわかります。
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シートに使用している張り地の素材はPVCで、フレームの素材はアッシュの無垢材を使用してあります。
オリジナルと比較するとアームの所が少し違います。
価格は84,800円になります。
素材と手間を考えても安いわけですが、デザインを考慮すると少し「これでいいのか」と僕自身考えてしまいます。
RY903Aソファ
¥84,800
幅139×奥行74×高さ94(40)㎝

これはとても難しい問題で、「有名デザイナーのチェアやソファは永遠に庶民の手の届かない価格のままなのか」という事なのです。
これに対し、「デザインに対する付加価値はどうするのか」です。
秀逸なデザインに対してかかる費用はデザイナー本人の報酬と管理運営する組織、そして流通過程で発生するコストにかかり、価格は市場によって決まるわけです。
ここで何時も僕は疑問に思ってしまいます。
家具は芸術品ではなく、「使ってなんぼ」「売ってなんぼ」の生活工業製品のひとつではないかと。
まして、チェアなど4本の脚があって背もたれがあり、しかも過去数百年にわたる歴史があるわけで、だいたいどことなく似かよってしまうものです。
だからと言って、「なんでもかんでもコピーしてOKだ」とは思いません。
ここに正式なルールがあります。
それは、意匠権です。
「音楽の著作権」のデザインバージョンです。
どんなものでも意匠権が認められるものではありません。
特にチェアなど特徴が限定されているものは難しいわけです。
そして意匠権の期間は最長20年です。
このあたりが目安かとは思いますが、50年以上経ち既にそのデザイナーもこの世にいないのならば、「そのデザインの模倣はある程度許されても構わないのでは」と思います。
なぜならば、50年前にデザインした人も何かに影響されていたからです。
もし、ここで全て模倣してはダメと規制したら永遠に庶民にそのデザインは普及されなくなってしまうのです。
今回、ご紹介したソファも僕は決して安いと思っていません。
(あくまでも50万と比較してですが)
デザインの価値があるからその分高いわけです。
そのデザイン料は一体誰が享受するのでしょうか。

僕にはこの命題に明確な答えを出せないでいます。
  1. 2013/11/01(金) 16:05:34|
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