NOCEの家具バイヤーズブログ 2013年12月

NOCEのバイヤーズブログ

2013年12月27日 Good bye 2013年

今週はクリスマスの週でした。
東京もかなり寒い日が続いています。
そして来週には年が明けます。
どんな年だったでしょうか?
年末、僕は恒例の雪の山に出掛けイヤーエンドの花火大会を見ながら、凍りつくシャンパングラスを今年に捧げつつ年を越そうと思っています。
今週末のNOCEのある地域のお天気ですが、土日の札幌、新潟、福岡、土曜日の仙台は雪、特に土曜日の札幌、新潟は暴風雪になるそうです。
その他の地域は、曇りや晴れといったまずまずのお天気になるそうです。
今年も一年NOCEを御愛顧いただき誠にありがとうございました。
来年も引き続き変わらぬお引き立てをいただけますよう全国スタッフ一同精進させていただく所存でございます。
お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

クリスマスが過ぎ今年も、もうあと5日を残すのみとなりました。
僕にとって、一番は「カフェノルマーレ」の開店でした。
オリジナル(イタリア人に一部教えてもらいました)の配合でパン作りに成功し、ようやくオープンすることが出来ました。
僕は、運営には携わっていませんがメニューの考案はしなければなりません。
バイヤーの仕事と基本的に変わらない気がします。
もともと料理を作る事は好きなので苦ではないと思っていましたが、世の中そんなに甘くありません。
ひとつのメニュー作るのに納得いかず何度も失敗して、そのまま諦める事もあります。
完成してオンメニューになっても売れなければ、アウトです。
飲み食いが大好きで、「新しく出来た面白そうな店は必ずチェックして・・・」でしたが、いざ自分がそのインサイドに入ると苦労がわかります。
今の仕事やめたら「ワインバーでも」と思っていましたが、ムリです。
「儲からなくてもいいから趣味の範囲で」も僕には出来ません。
そんな「いい加減」な気持ちでやるなら、初めからやらない方がましだからです。
とにかく基礎を固めて2店舗目が目標です。

今年はプールで1時間ノンストップクロールを週3回休まず続けました。
出張の時は、出張先のプールで、旅行の時は旅行先の近くのプールでと、特にこだわりはありませんが折角続けているからと続けてしまいました。
ざっくり計算すると156回プールに通って156時間、距離は約440キロ、東京から京都くらいまで泳いだ計算です。
先日より今日は早くと毎回思っていたらこんなになってしまいました。
毎回入水する前に前回の反省と今回の改善点を整理しながら、プールサイドにある秒針をチェックしながら1秒でも早くを心がけて泳ぎました。
1時間泳ぎ続けるのでペース配分が最初は大変でした。
最初からペースを上げて泳いでしまうと途中でバテてしまい、最悪40分位でテールが沈み始めフォームもガタガタで頭の中が真っ白になってしまいます。
又、ゆっくり泳ぐと他のスイマーに迷惑になってしまいます。
そこで、「早くて疲れない泳ぎ方」の探求に余念が無くなってしまいました。
要は「いかに水の抵抗を減らして効率よく水を掻くか」につきます。
それとストリームラインという「体を一直線にする姿勢」を保つ事です。
クロールの場合片方の手が伸びている状態で片方の手が水を掻いています。
この状態が一番推進力を得られる状態なのです。
掻き終わった手が腰のあたりに来ても手は伸ばしたままです。
この状態でも進んでいなければなりません。
これがかなり難しいところでまずこれを極めないと早く長く泳げません。
逆にこれをマスターすれば多少掻き(プルとプッシュ)の力が弱くてもかなり進みます。
偉そうな事書いてしまいましたが、まだ日々勉強中で泳ぐ最中でも考えています。
毎回、泳ぐたびに「今日はこうするぞ!」と意気込んでも「今日も満足に泳げなかった」と反省です。
そこで最近、気が付いた事があります。
「あんまり考えない方がいいんじゃない。あのスー、スーって初めて泳げた事、思いだして気持ちよく泳げれば」と。
でも、多分ムリです。
来年も「1秒でも早く」を目指してしまうと思います。

先日、クリスマスの前に六本木に出来た、ワインセラー直営のワインレストランに行ってきました。
店で販売するワインに2000円プラスするだけで併設のレストランで飲めるというワイン好きにはたまらないお店でした。
年末の六本木の景色を見ながら今年を締めくくりたいと思います。

六本木ヒルズ下のツリーが灯され、またひとつの年が過ぎようとしています。
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大きなツリーにある
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ひとつひとつの灯に、今年の出来事を忍ばせながら。
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東京タワーは2020年オリンピックに因んで5色に輝いていました。
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平和の祭典の「おもてなし」を国、男女、国籍、肌の色にかかわらず、しなければなりません。
けやき坂を流れるイルミネーションの光が
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繋がって東京タワーに流れて行きました。
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そう言えば小田急線が地下にもぐり、下北沢の地上駅が無くなってしまいました。
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渋谷の東横線の駅も無くなりました。
「原発の事忘れてはいけない」とこのブログでも書いていましたが、言えなくなってしまう事に変わるとは思っていませんでした。
2013年のクリスマスが過ぎて行きます。
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毛利庭園の池には大きな光の塊がありました。
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そのひとつひとつは小さなひかりの粒です。
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2013年が閉じようとしています。
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Good bye 2013 !
2014年が平和でいい年でありますように。
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それでは皆さまよいお年をお迎えください。
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  1. 2013/12/27(金) 15:19:30|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2013年12月20日 2013年 クリスマス

今週は寒い日が続き「東京でも雪が降る」と言われましたが雪は降りませんでした。
今、窓の外では「ひょう」が降っています。
3連休が絡む週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日、仙台と東京以外はくずれ、日月は札幌、新潟以外はめぐまれそうです。
札幌、新潟は、3連休とも雪になるそうですが、雪のあまり降らない東京から見ると少しうらやましいと不謹慎にも思ってしまいます。
3連休お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。
素敵なクリスマスをお迎えください。

来週の火曜日は、クリスマスイブです。
クリスマスソングのランキングでは、今年も山下達郎さんの「クリスマスイブ」がトップだそうです。
何故、こんなにロングセラーを続けることが出来るのでしょうか。
1983年の12月にリリースされたこの曲は、1988年JRのCMに使われ大ヒットし不動なものになりました。
最も、その時代はバブル夜明け前の頃、街中がジングルベルに溢れクリスマス一色でした。
その後、「クリスマスイブ」はバブルとともに走ってきたわけです。
街全体がイルミネーションでした。
イブの晩に過ごす事が恋人同士の最高な価値でした。
バブルがはじけると、そのクリスマスはどんどん縮小され、街から年々ジングルベルの音は聞こえなくなりました。
「クリスマスイブ」がブレークした1988年、当時中学生でも30代後半です。
40代ならば、正に一緒に歩んできた世代で、結婚して子供も大きくなり仕事にも責任が重くなってきた世代です。
ジングルベルがならなくなった街に、あのギターのリフ、ベースのスラッピングとハンドベルのイントロに「街角にはクリスマストゥリー、銀色のきらめき」を聞くとあの頃のときめいた気持ちがよみがえってくるのです。
つまり、クリスマスソングランキングで「クリスマスイブ」に投票する世代は、不動票で「クリスマスが盛り上がらない時代しか知らない世代」はクリスマスに興味がないため投票もしないわけです。
今年のベスト5のリリースを見れば納得です。
1位 クリスマスイブ 1983年、1988にヒットし、2000年シングルカット。
2位 恋人がサンタクロース 松任谷由美 1980年リリース 松任谷由美自体が世代と一     致し、また最近大橋トリオやFLOWERなど複数のアーティストによってカバーされたのも順位を上げた要因。
3位 いつかのメリークリスマス B'z 1992年リリース
4位 クリスマスキャロルの頃には 稲垣潤一 1992年リリース
5位 白い恋人達 サザンオールスターズ 2001年リリース

だそうです。

ところで、僕の中でも「今年もクリスマスイブ」かと思っていました。
因みに、ベースのスラッピングのウォーミングアップに「クリスマスイブ」を使っているので1年中クリスマスイブですが、特にこの季節盛り上がります。
ところがです。
カフェノルマーレの前にある大型紳士服店のビデオでAKBの「予約したクリスマス」がエンドレスに11月下旬頃から流れていました。(今日現在も流れていました)
この曲は2010年リリース、「チャンスの順番」のカップリングで所謂B面にあたります。
このPV、AKBだから当たり前と言っては始まりませんが、とてもB面のPVとは思えない程良く出来ています。
それが、脳裏に焼きついてしまっているのか、通っているプールで泳いでスイマーズハイに突入する「泳ぎ始めて40分位」から「予約したクリスマス、僕たちのロマンス」が頭の中をぐるぐる回り始めてしまうのです。
さて、このブログを書くために歌詞を拾ってみました。
するとなんと「クリスマスイブ」の歌詞と結構かぶってます。
何故、クリスマスソングって悲しい歌詞が多いのでしょうか。
「クリスマスイブ」も「きっと君はこない」「ひとりだけのクリスマスイブ」です。
この「予約したクリスマス」はAKBサンタとは反比例した少し悲しい物語があるように思ってしまいました。
途中にムリなギターのアドリブもありますが、AKBサンタがひとりずつオーナメントに変わり、弾けていくラストシーンはシュールです。

それでは、僕の解釈。

12月24日午後7時半、僕は逸る気持ちを抑えきれずに表参道の交差点に向かっていた。
千代田線の扉が表参道駅で開く。
普段、そこは扉の開閉を見つめるだけのただの一通過点にすぎなかった。
A3出口を目指し外に出ると、表参道の街路樹に飾られたイルミネーションがまるで川の流れのように原宿に注いでいた。
イベント企画会社に勤める僕にとって、この年末会社を早く出てくる事は容易ではない。
世の中、景気がいいと言われているが、僕の会社は無関係だ。
むしろ、単価の安い仕事が増えサビ残の嵐になっている。
約束した表参道の交差点に立つと様々な人たちがクリスマスイブを楽しんでいるように見えた。
僕も、約束がなければここにいることもなく、イルミネーションなど知らなかったと思う。
約束と言っても正確な時間があるわけではない。
アラウンド8時という事だ。
「焦る事はない」まだ8時半。
どこかの車から、「きっと君はこない」のメロディが漏れている。
こんな時に昭和のナツメロ止めてほしい。
9時近くなると、急に家路を急ぐ人が増えてくる。
冷たい風が空から僅かな雪を落とし始めた。
するとつむじ風が枯葉とともに一枚の手紙のようなものを空高く舞い上げ、ひらひらと僕の頭上を舞いながら落ちてくる。
ぼんやり見ていたその時、「待ったぁ?」と背中を叩かれた。
振り返ると、無邪気に笑う彼女だった。
あまりの衝撃に僕は吐きそうになってしまった。
今までの寒さもイルミネーションも会社も千代田線も全部消えていく。
「いや、そんな待ってないよ」と返すのがやっとだ。
「こんなに綺麗だったんだ。表参道のイルミネーション。初めて見た。今年はこの中から赤い光を見つけると幸せになるんだって。ねぇ。ゆっくり歩いて見つけてみない。」といつもの通り一方的だ。
「いや、この表参道下った原宿の交差点にある七里ガ浜のパンケーキ屋。覚えてないかもしれないけどイブの夜に行きたいって言ってたから、予約してたんだけど、もし・・赤い光のほうが良ければ・・・・・」と、この店イブに予約を取るのにどれだけ苦労したかは言えない。
「へーー。行きたい!ありがとう!覚えていてくれたんだ、あの日の約束、それにしても早いよね、あっという間にもうクリスマス」と赤い光も忘れ僕の腕を引っ張るように足早に歩き始めた。
僕たちの頭上からイルミネーションの光が「初めてのSilent Night」を包んでいた。

僕たちの出会いは去年の冬、七里ガ浜で開催された環境関係のイベントだった。
別に、僕がイベントに参加するわけでもないし、あまり興味もない。
会社の仕事で「イベントの道具のレンタルと設営」のためだけだ。
七里ガ浜とは言え冬はかなり寒い。
潮風が鼻に浸みて鼻水とくしゃみが止まらない。
大会が終わり機材をトラックに積み込むが、経費がでないので撤退はひとりでやらなければならない。
そんな時、「大変そう!手伝ってあげようか!」と波の5倍くらいの大きな声が聞こえた。
それが、初めて見た彼女だった。
「いやー、仕事だから」と下心を抑えつつ断る。
それでも、彼女は運べそうな小さな機材を勝手にトラックの荷台に積み込んでしまう。
「すいませんが、のせる順番があるんで」と言うと悲しそうな顔をするので少し重そうな機材を見つけてわざわざ2人で持つことにした。
「ありがとうございます。助かりました」と感謝するふりをする。
江の島に日が沈みそうだった。
空一面のピンクが海に反射してピンクの波がダンスしているようだった。
「東京帰るんだったら乗せてってくれない、代わりにそこの店の有名なパンケーキおごるから」と。
悪くない。
パンケーキに、つまらない帰り道が彼女とのドライブに変わる。
僕は、すぐにうなずいた。
小さな荷物を運びながらトラックの荷台にいる僕に「片づけるのにぃ、あとどれくらいかかる?」
「もう少しかな」
「それじゃ、手わけしようよ。わたし、パンケーキ並ぶから」
「えっ! それって・・」あり、と続けたかったけど
「ここのパンケーキ並ぶだけでも大変、たぶん片づけが終わるころに順番がくるから」と一方的に並びに行ってしまった。
結局、勝手に彼女が積んだ荷物の整理に一時間もかかってしまい、彼女の言う通り順番の時間とピッタリになってしまった。
カフェを出て七里ガ浜から第三京浜を通り目黒通りから祐天寺に向かい彼女を見送った。
お互いを理解するには充分な時間だった。
それから僕たちは、よく会った。

原宿の交差点までイルミネーションの下を歩き角にあるコンプレックスを上がる。
彼女は「本当に覚えていてくれたんだ」と、自分から約束したのに。
席についてシャンパンで「メリークリスマス」と。
「ねぇ、仕事どう?なんか景気よくなって忙しいみたいじゃない、今日は本当にありがとう、七里ガ浜思いだすよね、あの時寒くってお互い鼻水たらして」

思えば、彼女から突然連絡が無くなったのはこの9月だった。
「今年のクリスマスイブは、原宿で過ごそう」という約束を残して。
僕は今夜、告白するつもりだった。
「結婚しよう」を。

ケータイもメールも通じない。
彼女の勤め先も無断欠勤だった。
僕は仕事にも手が付かなかった。
空虚な時間がただ過ぎて行く。
このまま、一生布団の中で目が覚めなければいいと思った晩の事だった。
部屋が突然明るくなった。
なんとサンタクロースがいる。
「なんなんですか!?」とビックリして聞いた。
「見れば、わかるじゃん、サンタだよ」
「ウソだ!なんか、若いし、日本人だし、これってテレビの企画?」
「違う、オレ、神様の使いなんだよ、ほら、これ証明書」と、なんか免許証のようなものを見せてくれた。
「ところで、名前なんですけど、ロバートとかジェームスじゃなくって、なんで佐藤三太ってなんでそんな庶民的なんですか?」
「正直オレにもわからない、神様から授かったもの、それはいいから今日は大切なことを言いに来た。毎年、天国の会合でな、抽選でイブの晩に願い事をかなえることが出来るプレゼントの抽選会があるんだな、それでアンタが選ばれたってわけ、そしてサンタも抽選で選ばれる、つまりオレ。準備があるから早く決めてくれないか、早く戻らなければならないし」
サンタも勝手だなと思ったが取りあえず「えーっと、仕事無くしてくれー!」
「それはダメだな、会社には他に仕事してる奴いるし、会社なくなったら困る人もいるだろ、ワガママすぐるだろ」
「なんでそこだけネット用語なんですか?」
「変換間違えただけだ、気にするな、どうでもいい早く決めてくれ」 
「もし叶うなら、彼女にイブの晩、どうしても会いたい。聞きたい事と言いたい事が・・・」
するとサンタは顔をゆがめ真面目に「お前、知ってるよな、彼女がこの世にいないってこと」
「知ってます。ただ会って聞きたいことがあるんです。あの事故があった2週間前、なんで連絡が突然なくなってしまったのかを・・・そしてイブの晩もしプロポーズしたら・・・その返事・・・」
声がつまってしまいそれ以上話せなかった。
「泣くなよ、それなら叶えてやろう、いいか、ただ約束がある。事故で亡くなると一瞬だから自分が生きてるのかどうか、しばらくわからないそうだ、まぁオレの場合は違うけど、それでも現世に戻れるにも期限がある、オレの役目も一度だけだ。だからもし彼女に会ったら全く生きているようにふるまわなければならないんだぞ。実は当選者はこれが辛くて最後にはこのプレゼント辞退するらしい、お前できるか?そして彼女がそれに気付くとその場で消えてしまうんだぞ、それでも会える時間にも期限がある。それはイブの晩、教会の鐘の音が鳴り響くとともに彼女はフェードアウトしていく。その間に知りたいことを聞け、ただしばれないようにな。それからついでにエッチもダメだ、生身の人間じゃないからな」
サンタは、タブレットのようなもので神様と交信し始め「待てよ、キャンセル待ちかぁ、他の人ってわけにいかないしなぁ・・・・」と独りごとを言い「おっとぉ、今取れたよ、表参道の交差点に8時前後だ、ただ天国と時差があって正確な時間はムリだ」と。

クリスマスディナー、回りはカップルばかりで僕に「あの人ひとりでブツブツ言って気持ち悪い」と聞こえても無視する。
彼女に気付かれたら彼女が消えてしまうからだ。
それから、泣いてもいけない。
これがかなりきつい。
2人の想い出を話すたびに声がつまる。
少なくとも彼女は自分が現世にいない事を知らない。
イブの夜が更けて行く。
食事も終わるころ、なんと「あのサンタ」が現れて「メリークリスマス!記念に写真はいかがかな、1000円だが」と僕がビックリしていると彼女は僕に「この人と知り合いなの?せっかくだから撮ってもらおう!」
僕は知り合いであることを慌てて否定し、「写真お願いします!」とサンタに。
「ねぇ、2人で写真撮った事ってあったっけ」
僕は「この画像この場でスマホに送ってくれるサービスがあるんだって、スマホはどうした?」
「それが、今無くしちゃってて、そう言えば確かこの間会った時、電池切れたとか言って貸さなかったっけ」
するとサンタが送った画像が「シャリン」と僕のスマホに。
「ほら、仲良く写ってる!」
彼女画像見て「なんか私、元気なさそう、最近疲れてるのかな、」
遠くにゴーン、ゴーンとどこからか教会の鐘の音が聞こえてくる。
するとサンタが走ってきて「聞きたいことは聞いたのか、そろそろ約束の時間だ、この下に美しいツリーがある、そこなら少し時間が稼げるはずだ、急げ!」と耳打ちをした。
僕は彼女の手を引いてツリーを目指した
彼女は「なに、急いでんの、わけわかんない、今日はお泊りなんだし、あんまり飲んでないのに今日は酔うなぁ、なんだか気が遠くなるみたい、そんなに急がないでよ」
僕に時間はない。
ツリーの下に着くと僕は彼女を抱きしめた。
教会の鐘が容赦なく鳴り響く。
「なんで連絡なしに約束すっぽかしたんだよ?そしてそれからメールしても、コールしても返事なし、ずっと振られたと思ってた」とわけわからず慌てて聞く。
「あ、ゴメン、スマホなくしちゃったら、あなたのメアドもケータイ番号もわからなくなっちゃって、でもついこの間の事じゃない、ところでなんかあなた今日おかしくない!?」
「なんで僕の会社に連絡ってできなかったの?」
「業種でググッても名前でも出てこないし!ケータイ無くしちゃったからとりあえずメアドとケータイ番号教えてと手紙書いて郵便局に・・・出しに・・行ったはず・・・なんだっけ・・ど・・・」
まずい、彼女の色が薄くなってきた。
ダメだ、抱きしめたら割れてしまいそうだ。
「それより、私、今日人に沢山ぶつかっても誰にも気づかれないんだけど、なにか私おかしい? さっきからあなたも、変なサンタもみんなおかしい!答えてよ!」僕の腕のなかで小さく叫ぶ。
僕は小声で涙をおさえ「結婚してくれる?」と。
「えー、今なんて言ったの、聞こえなかった、もう一度言って!」精一杯の声だ。
僕は大声で「結婚してくれる!」と張り上げた。
彼女は僕の腕の中で大きくうなずいた。
そして涙を浮かべながら「でも・・わたしって・・本当は・・・今・・いな・・・・」
僕はさえぎるように「ありがとう!」と抱きしめたその瞬間、彼女はだんだん小さくなり消えて行く。

今までためていた涙が堰を切ってあふれ出た。
僕は、階段を駆け上り「サンタ」に会いに行く。
ケータイの画像にはふたりが残っているのに。
もう一度呼び戻す事ははできないのか!
店に入るとサンタはいなかった。
「サンタは?」と聞くと「何のことですか、サンタの企画などやっていませんよ。お店お間違いになっていませんか。」と。
「あのー佐藤三太って言う人知ってますか?」
「佐藤ねぇ。ああそう言えばバイトに佐藤っていうのがいました。とにかく真面目な奴で、9月に祐天寺で人をはねる事故をおこしたらしい。それから無断欠勤。お知り合いですか?三太っていう名前かどうかわかりませんが。」
僕はなにもかもわからなくなってしまった。
誰に感謝すればいいのか、「神様のプレゼント」
下を見るとさっきの大きなツリーが見える。
色とりどりのオーナメントにふたりの数々の想い出が焼きついていた。
身を乗り出しそのひとつを見ようとしたその時、僕は真っ逆さまにツリーに向かって落ちて行く。
一瞬、今日の出来事が早回しで蘇る。
表参道で舞った一枚の手紙から、今の時間まで。

気が付くと12月25日の朝、僕はまだ布団の中にいた。
急いで起き上がり、あの最後に会った時着ていたジャケットのポケットを探ると借りたままの彼女のスマホがあった。
僕が送った無意味なテキストが並んでいた。

最後に12月24日のテキストがあった。
開くとサンタから送られてきた昨晩の2人の画像があった。
僕の枕元にひらひらと一通の手紙が落ちてきた。
  1. 2013/12/20(金) 17:39:04|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2013年12月13日 50万分の1の幸せ

季節は真冬へと近づいています。
今朝も東京はかなり冷え込みました。
街にはイルミネーションが目立つようになりましたが、毎年さびしくなっていくような気がします。
「街全体がクリスマス」だった時代は過去の時間の中に閉じてられていくのでしょうか。
今週末、NOCEのある地域のお天気ですが札幌、新潟は土日とも雪、仙台の土曜日が雪で他の地域は晴れるそうです。
ただ日本海側が雪、太平洋側が晴れという西高東低の気圧配置になるため晴れても寒気の影響で寒くなるそうです。
表参道では恒例のイルミネーションが街路樹を輝かせています。
今年は、50万個の白いLEDライトが点灯し、その中にひとつだけ赤いライトがあるそうで、これを見つけると幸せになれるそうです。
僕は、LEDよりもオレンジの光の方が好きですが、これも時代なのでしょうか。
コートにマフラーと少し着飾って街に出てみてはいかがでしょうか。
その際には是非NOCEお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、ダイニングにも使えそうな座面の高いラウンジチェアです。
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ラウンジチェアとは言え、少しゆったりした作りなのでチェアの機能だけではなくソファとしても、2人掛けや3人掛けソファのサイドとしても使えそうです。
デザインは、ミッドセンチュリーに基づいています。
背もたれ上部に付いたアールと若干ハの字に外に向かって開いた長めのテーパードレッグが特徴です。
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全体的に背もたれ、シート、脚の長さなどそれぞれのサイズのバランスが素晴らしくとても均整のとれたデザインになっています。
背もたれの高さは、高くなりすぎると「トップヘビー」になってしまい「カッコ悪く」なってしまうため、ギリギリまで抑えた高さになっています。
又、逆三角形にデザインされた背もたれのバックビューは、レトロ感を演出しチェアとしてテーブルの下に収納した時でもお部屋のアクセントになります。
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インテリアの観点からはカフェ、レトロ、ナチュラル系が中心ですが和室でも使えそうです。
縁側に2つ並べて置くとそれだけで絵になりそうです。
カラーは、このチェアに似合うファブリックがメーカー在庫でこのグリーンのみだったので「グリーン一色」とさせていただきました。
さて価格ですが、19,800円とこのパフォーマンスから考えれば格安だと思います。
座り心地も抜群なので是非NOCE各店にてお確かめいただければと思います。
尚、今回輸入量が60本と少量なため誠に勝手ながらNOCE店頭のみの販売とさせていただいております。

F0635ラウンジチェア
¥19,800
幅68×奥行72×高さ80(43)cm


先日、三軒茶屋に「古い一軒家をリノベーションしてビストロにした」という情報があったので行ってみることにしました。
ローカルな話題で申し訳ありませんが、三軒茶屋のボーダーと下北沢のボーダーは隣接しています。
三軒茶屋は、下北沢の北に位置しています。
住みたい街ランキングにノミネートされる下北沢に「下北沢」という地名は存在しません。
地名で言うと代沢、代田、北沢、大原で、多分このあたりを「下北沢」と呼んでいると考えられます。
ただ、駅名で言うと小田急線の梅ヶ丘、世田谷代田、東北沢、井の頭線の東松原、新代田、池ノ上、京王線の笹塚まで網羅され、かなり広範囲で「下北沢」が存在しています。
その領土は広く渋谷地区の倍あります。
一方、こちらも住みたい街にノミネートされる三軒茶屋ですが地名は太子堂と三軒茶屋のみです。
隣接地に若林と三宿がありますが、ここはあえて「三茶(三軒茶屋の略。さんちゃと発音する)に住んでいる」とは言いません。
三宿はその昔、音楽関係業界人のたまり場で有名なクラブやバーが多数ありました。
1989年にゼスト、ラ・ボエムが出店されその地名を全国区にしました。
ポスト西麻布とも呼ばれ「三宿で飲んでた」と言うとなんか特別な感じでしたが、「三茶で飲んでた」と言うといきなり別次元になってしまいます。
どこからが三茶かというと分水嶺は「昭和女子大」だと思います。
また三軒茶屋隣接地の若林の人も「三茶」とは言わず、「若林」と言います。
明確な理由は、世田谷線の駅がある以外あるのでしょうか。(現在研究中)
さて、下北沢の南のボーダー代沢4丁目のヘリに淡島通りが東西に横たわり、この南側が太子堂3丁目になります。
下北沢と三軒茶屋を分ける淡島通りが国境という事になるわけです。
この下北沢と三軒茶屋を真っすぐ結ぶのが「茶沢通り」で、淡島通りでクロスし、ここを代沢十字路といいます。
この代沢十字路が、三茶と下北の分水嶺です。

前フリ長くなってしまいました。
茶沢通りは少し昭和の匂いがします。
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こんな光景も別に映画のセットではありません。
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当たり前の風景です。
その店の前にもこんな店があります。
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店の中では昭和初期の時計が現在を刻んでいました。
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これはミッドセンチュリー系ビンテージショップです。
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暮れた空に満月が浮かんでいました。
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代沢十字路を超え三軒茶屋に入ります。
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少し歩くとこの界隈でもっとも有名なゴリラビルがあります。
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かなり大きなゴリラのオブジェでそのインパクトは見るものを圧倒します。
ゴリラの手のひらには小さな「女の子」がのっていて「ゴリラが助けているのか」「女の子がゴリラを支配しているのか」わかりません。
当時は斬新で様々なテナントが入っていたようですが、今は少しさびしい気がします。
これも昭和のモニュメントなのでしょうか。
(因みに現在は有名イケメン格闘家が所属するキックボクシングのジムが2Fにあります。)
この辺りは
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生活感のある店と
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コアな店が共存しています。
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路地を曲がると
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古い民家をリノベした目的のビストロがありました。
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エントランスから中に入り
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取りあえず「泡」を。
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ワインリストの中にお店で飲むには、信じられないくらい安い値段で提供されていたので「ペルゴライア」を一本。
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これは、ボルドーにあるマルゴーのシャトージスクールが手掛けるイタリア・トスカーナのワインです。
サンジョベーゼ主体でメルローが少しブレンドされています。
ブラインドで飲めば、ボルドーと間違う位、サンジョベーゼの香りがしません。
ミドルを超えたくらいからサンジョベーゼの酸味が程良く感じられ、ラストまで落ちません。
ジスクールの価格から考えればすごいコスパです。
今年の僕のビックリワインリストに追加です。
賑わうお店に
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最後に又「泡」を捧げて出ました。
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外には昭和の香りがしていました。
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僕はテレビを見ないのでわかりませんが、今年を象徴する「倍返し」も「潮騒のメモリー」も現代というフィルターを通して見た昭和です。
受けた背景には、現代では考えられない劇画タッチなものがあったからでしょうか。
クリスマスの晩、東京中のホテルが満室なんて今では考えられない事が現実にありました。
僕は、昭和の時代が良かったなどと思った事はありませんが、情報が無い方が「手探り」で恥ずかしい事も笑ってしまう事も人の目うぃ気にせず自由だった気がします。
確かに、ググレたり、即画像アップ出来たりと便利な世の中になりましたが、それが幸せに比例するとは限りません。
三茶のバーの夜はこれからです。
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ゴリラの前を通りました。
手のひらに乗った女の子の幸せを見つける事は、50万個のイルミネーションからひとつの赤い光を見つけるより難しい事です。
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何時の日かこのビルが解体される日、初めてこの女の子が自由になる日です。
そして、その時ゴリラとともに時間の彼方に消えていくのでしょうか。
  1. 2013/12/13(金) 16:19:50|
  2. バイヤー&スタッフのブログ

2013年12月6日 愛と喜びの彗星

12月に入り2014年に向けてカウントダウンが始まりました。
まだそれ程、寒くなく日中は心地良い日が続いています。
先週、アイソン彗星が消滅してしまったという悲しい出来事がありましたが、なんと12月上旬の夜明け前、つまり今頃北北東の空に「Lovejoy(ラブジョイ)彗星」が肉眼でも見えそうなのです。
ラブジョイとはオーストラリアの天文家テリー・ラブジョイさんの名前から命名されたそうです。
えーとLOVEJOYです。
LOVEとJOY、ここのところあまり楽しい事がないのですごく幸せな気持ちになります。
オーストラリアの方は本名なので関係がありませんが、とりあえず「愛と喜びの彗星」です。
なんといいタイミングで見えるのでしょうか。
最近、HATE(嫌う)でSORROW(悲しみ)な出来事が多すぎだからです。
一体いつから、特定の国々を嫌ったり、きな臭い話が現実化したりし始めたのでしょうか。
外国の友人から「あなたの国はモザンビークやアラブ諸国になるのか?」と心配されてしまいました。
悲しい限りです。
週末は、「愛と喜びの彗星」に願いをかけてみます。
そして、今度は消滅しないように祈るばかりです。

今週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土日とも新潟、札幌は雪、他の地域は恵まれるそうです。
お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、アーム素材に天然木を使用した左右交換可能型システムソファです。
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アームに木を使用したデザインは、システムソファのカテゴリーで珍しいと思います。
システムソファは「ゆったりと脚を伸ばせてくつろげる」が売りであるため、どうしても重厚感が求められてしまいます。
初めてこのソファを見た時は、少し華奢なイメージで「木製アームが特徴」とは言えバイイングは難しいと思っていました。
そこでまずアームの色と
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脚の色をウォルナット色に変えます。
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これで随分雰囲気が変わりましたが、何か足りません。
それは、システムソファの重厚感です。
そこで座り心地とシートの厚みを加えるためにシートにポケットコイルを内蔵しました。
その結果、背もたれの厚みとアームの高さのバランスが崩れてしまい、商品化できるデザインではなくなってしまったのです。
それから、アームの高さや角度を変えたり、背もたれに厚みを持たせたりと数度に渡りプロトタイプを変更し、ようやく量産することができました。
色々と変更し完成させるとアームの形状まで変わって見えます。
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最初からまるでアールデコのようにデザインして作ったようで、レトロ感さえあります。
そしてシートと背もたれに厚みを加えたことにより高級感と重厚感が増しました。
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とは言え、コンパクトなサイズのため威圧感がなくお部屋に制限があっても使えそうです。
インテリアの観点からは、カフェ系、ナチュラル、シンプルと割とオールマイティに活躍してくれそうです。
そして、「売り」であるカウチの入れ替えですが、まずこれが向かって左側に設定した場合です。
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次にタテになっている長方形のクッションを横にします。
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するとひとつ正方形のクッションがあまります。
これをスツールの上にのせればスツール単体としても、オットマンとしても使えます。
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ヨコになっていた長方形のクッションをスツール上の正方形のクッションと入れ替えると
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向かって右側仕様のシステムソファに変わるというわけです。
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カラーはブルー
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グリーン
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ブラウンの3色をご用意させていただいております。
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シートには全てポケットコイルを内蔵してありますので座り心地も抜群です。
さて価格ですが、48,000円とデザインやポケットコイル、機能面などのパフォーマンスを考慮すれば格安だと思います。
システムソファの特徴でもある「足を投げ出せる感」は格別です。
又、オットマンを独立させて使用することも出来るので多人数の時にも便利なアイテムになります。
座り心地や雰囲気を是非NOCE各店にてお確かめいただければと思います。

HY1558ソファ
¥48,000
ソファ:156×奥行70×高さ68(40)㎝、オットマン:幅50×奥行50×高さ40㎝
※部分組立
(1月入荷予定です。ご予約を承っております。)

  1. 2013/12/06(金) 15:41:04|
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