NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年4月30日 Another Place 2

NOCEのバイヤーズブログ

2010年4月30日 Another Place 2

ようやく今週末、暖かい春の陽気になってきました。
連休は、各地とも天候には恵まれそうです。
春本番、そしてホリデーです。
お出かけのついでにでも
各地のNOCEにお立ち寄りいただければと思います。

今週の新商品紹介は、
ポーランドから届いたシェルフとサイドボードです。
NOCEの経営会社であるシマダトレーディングが輸入卸をしていた
20年以上前からポーランドとは取引があったのですが、
ユーロの高騰などでストップしていました。
先日、ポーランドのあるメーカーが
「スウェーデンに出荷しているキャビネット類で面白い物がある」と
オファーがきました。
NOCEとしては少し高めですが、
「その価値から考えれば決して高くない」と思い
バイイングとなりました。
北欧ユーズドにはない「現在の北欧」があります。

カフェ系、(もちろん「おうちカフェ」含む)の原点ともいえる
北欧ミッドセンチュリーの典型的なデザインで、
その存在感はかなり強力です。
素材はオークとウォルナットの2タイプがあり、
どちらもオイルフィニッシュになっています。
このつや消しのオイルフィニッシュが雰囲気を一層盛り上げ、
その商品価値を上げています。

0430SIXTENブックシェルフ WN.jpg SIXTENブックシェルフ ウォールナット
¥84,80
0
幅118×奥行45×高さ161cm
※部分組立

◇オークは¥79,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

ブックシェルフと名づけられていますが、
キッチンボードとしてももちろん使えます。
特に下の引き戸がガラスになっているので
グラスやカラフルな食器を入れてもグッドです。
このガラスドアはユーズドにはない部分かもしれません。
うえの棚にはアルミのスパイス容器や、保存ビン、
またレシピ本などが似合いそうです。



0430SIXTENグラスシェルフ OAK.jpg SIXTENグラスシェルフ オーク
¥79,800

幅110×奥行45×高さ143cm

◇ウォールナットは¥84,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

次にグラスシェルフですが、本物のカフェにありそうな形です。
ヨーロッパにはこのようなグラスシェルフがけっこうあります。
引き戸になっているのはいかにも「北欧っぽい」感じがします。
棚板がガラスなのもヨーロッパ製の特徴です。
誤解を受けそうなので補足させていただきます。
このグラスシェルフという名称は「ガラスの棚だから」ではありません。
ワイングラスなどを飾りながら収納するからです。
ワイングラスは、シャンパンからブランデーはもちろん
赤や白その産地によってまで全部形がちがいます。
本当に凝ったらこのグラスシェルフだけでも収納しきれません。
ですが「おうちカフェ」にはこんなにグラスは必要ありません。
必要なだけあればいいとおもいます。
自分の好きな食器やCDまたはオブジェ、50’Sのブリキ缶や
おもちゃなどが似合うかもしれません。
食器でいえば、やはり50’Sのアメリカのパステル系のグラス、
(アンカーホッキング、ファイヤーキングのジェダイやターコイズ等)
昭和初期の日本のライムグリーンのアイスクリームグラスでしょうか。
ひとつひとつ探して買って飾るのも楽しそうです。
そういえば、昭和初期のアイスクリームグラス、
僕もずいぶん集めましたが、恥ずかしながら
お金にに困った時に処分してしまいました。
馴染みのアンティーク店のお姉さんに
「お金ができたら取りかえしてもいい」と言われて
「ひとつでも」と思い、一週間後に行ったのですが
「カフェのオーナーがまとめて買ってしまって」と言われ
悲しくなった事を思い出します。



すみません脱線しました。

0430SIXTENサイドボード OAK.jpg SIXTENサイドボード オーク
¥69,800

幅180×奥行45×高さ71.5cm

◇ウォールナットは¥76,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

次にサイドボードです。
これはよく北欧ユーズドで見るデザインですが
これもドアがガラスであるのが特徴です。
ガラスドアはスライド式で中の棚はガラスです。
高さ低いので空間が活かせます。
引き出しにはカトラリーやランチョンマットなどの
テーブル小物の収納に役立ちそうです。
壁を背に配置してその壁に大きなポスターを貼って
このサイドボードの上にスタンドを乗せてポスターを照らせば、
まさに「おうちカフェ」になります。
絵でいえばミロ、マーク・ロスコ、パウル・クレー、
デニス・デュプロック、カンディンスキー(ちょっとクセあります)
などが似合いそうです。


まだ続きます。

0430SIXTENメディアユニット WN.jpg SIXTENメディアユニット ウォールナット
¥64,800

幅180×奥行45×高さ58.5cm

◇オークは¥59,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

メディアユニットとメーカーの名称をそのまま使用していますが、
日本でいえばテレビボードの事だと思います。
一つ目はガラスのスライド式の引き戸で、
デザインは全くオーソドックスな優等生と言えます。
くせがなくどんな部屋にも合いそうです。


RIFFIFIディアユニット OAK0430.jpg RIFFIFIメディアユニット オーク
¥64,800

幅170×奥行44×高さ58cm

◇ウォールナットは¥69,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

もうひとつは扉がじゃばらのスライド式のものです。
最近時々みかけるようになりましたがまだ珍しいといえます。
扉の素材が同素材の木であるため、
オーディオやTVを置いても堅くなりません。
また脚が外側に向かっているデザインが北欧を表現しています。



RIFFIFIサイドボード WN20430.jpg RIFFIFIサイドボード ウォールナット
¥98,000

幅170×奥行41×高さ75cm

◇オークは¥89,800
※店頭にて、展示現品のみの販売となります。

最後に重厚感溢れるサイドボードですが、
これだけで存在感ありありです。
扉にはガラスを使用せずにじゃばらを使用しています。
木の雰囲気がとてもよく出ています。
脚のデザインは前出のものと同様に北欧です。
なんでもかんでも、隠したい時には重宝するかもしれません。


以上の商品ですが、ひとつだけでも充分存在感があり、
「おうちカフェ」にはぴったりです。
NOCEでこの商品を買う時は全然「肩に力を入れる必要なし」です。
もちろんダインイングは、今年のカタログの表紙のセットに、
ソファは前にご紹介したベルンなどがお勧めですが
計算すると直ぐに30万超えます。
予算に応じてソファは19,800円、
ダイニングはセットで3万以内で収めれば10万は超えてしまいますが、
かなり充足感のある「おうちカフェ」ができます。
「このあたりがNOCEならでは」といえるのかもしれません。
連休中、一度ご覧いただければと思います。


先週の続き。

浅草橋というのは、浅草のところにある橋だとばかり思っていたのですが、
それは吾妻橋でした。
浅草から江戸通り、国際通りを抜け浅草橋駅にむかいます。

駅のガードまでレトロな色です。
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駅のガードの下に家が建っていました。
0430-2.jpg この辺りは僕にとってワンダーランドです。
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こんなフレンチや
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バー
0430-5.jpg そして昭和から取り残された建物たち。
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そこらじゅうが「JAZZマサコ」なのです。

この中学校です。
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残念ながら取り壊すそうです。
浅草橋駅近くなので商業コンプレックスにして
再生できないのでしょうか。
そういえば、今週歌舞伎座の千秋楽があったり、
赤坂プリンスが取り壊されるというニュースがあったりしました。

浅草橋駅を背にして浅草まで戻る事にしました。
0430-10.jpg ブルーの郵便ポスト。
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速達専門だそうです。
初めて見ました。

途中の蔵前界隈にもこんなかわいい建物があったり、
0430-12.jpg まるで下北沢にありそうなビストロや
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雑貨屋さんがありました。
0430-14.jpg 0430-15.jpg









ちなみにこれは本物のファイヤーキング。
マグで6,800円します。
0430-16.jpg 路地を抜け国際通りに出ると「これはすごい」と
息を呑むような建物がありました。
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昭和がすっぽりと抜けたようなビルです。
タイガービルと書いてありました。
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近くに行って見るとレトロそのものです。
0430-19.jpg 青い空に向かってもう何十年も時間が経過しているのでしょうか。
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見入っていると初老のご夫婦が話し掛けてきました。
「立派なビルですね」と僕。
「このビルはね、昭和元年に出来た建物で、
当時としては高級マンションだったんだよ。なんていったって、
エレベーターがあって、子供の頃よく上にいったり下にいったりと
珍しくてあそんだもんだ。確かその後、銀行になったり、
市場になったりしてたな」と。

この辺りの人にとってこの街の建物や雰囲気は当たり前で
僕がなんで感動しているのかわからないとおもいます。

その晩、友人と渋谷の立ち飲み系ワインバーで飲むことにしました。
その友人も僕が熱く語る浅草、蔵前については理解でなきない様子でした。
最近、ワインバーやスペインバルもつまみの安さに釣られて
つい入ってしまうのですが、なにか納得できません。
つまみ500円はいいのですが、3cm×1.5cmのハムが3切れ、
20度に近いキッシュ、サイコロ状のパテドカンパーニュが4つ、
パルミジャーノ薄切り4枚、グラスワイン2杯で3,000円です。
「お腹には貯まらないし、中途半端に酔うし」で
友人と違う店に行くことにしました。
新しく出来たやはりワインバーなのですが、外のメニューを見てビックリ。
こんどは高杉晋作。(竜馬流行のため失礼)
インテリアも凝っていて場所もいいので
「しょうがない」と入ろうとしたのですが、「ノーゲス」です。
スルーしてしまいました。
その後、次の場所を求めて代々木八幡まで歩いてしまいました。
最近、安くていいワインバーがあると聞いていたからです。

気取らない店でとても気にいりました。
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もうひとつ、最近気に入っている店は代々木上原にあります。
0430-22.jpg 古い八百屋を改造してカフェのようにしているビストロです。

渋谷でも新宿でも家賃が高くなれば
つまみの値段に反映されてしまいます。
マイナーな場所でも最近面白い店が増えているような気がします。
それはきっと出店コストが低く押さえる事ができるからなのかもしれません。

そこで、僕はタイガービルの事を思い出しました。
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「テナント募集」になっていたからです。
31坪と決して大きくありません。
家具ショップの限界は超えていますが、上司に交渉して
「どうしてもタイガービルでやりたいんです」と。
NOCE最小ですが、家賃も出店コストもいつもの半分以下、
しかも施工会社も使わず工務店でやればかなり押さえられると力説しました。

上司を連れて現場に行ったのですがあまりピンときていませんでした。
浅草橋を少し歩いて「僕のワンダーランド」だと言っても
「どこが?」でした。

更に説得工作をするために浅草橋にある
テラス付きのワインバーに行きました。
0430-24-1.jpg 0430-24-2.jpg









「実はタイガービル、平成20年3月7日に
国の登録有形文化財に指定されているんです。文化遺産なんですよ。」
と隠し玉をなげました。
0430-25.jpg これには僕のワンダーランドや
青い郵便ポストよりも効果があったみたいです。
「JAZZマサコへのレクイエムではない」ということが理解されたようです。
(理解されるのは少しさびしい)
その後どこがキーになったのかは解りませんがOKになりました。
NOCE蔵前店(仮称)の誕生です。
浅草橋のワインバーのテラスから下北沢の方向を見ると
暮れなずんでいく空がみえました。
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その空の下、「下北沢南口商店街」には今も人で溢れています。
Another Placeから見た下北沢の夕日は
ほんの僅か早いような気がしました。

NOCE浅草蔵前店(仮称)は6月11日に開店する予定です。

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  1. 2010/04/30(金) 03:52:47|
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