NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年7月30日 つかの間の涼
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2010年7月30日 つかの間の涼

昨日(木曜日)今日と雨が降り、猛暑も少し落ち着いていますが、<br> しっかり30度はあります。
30度というと何故か涼しく感じてしまうのが不思議です。
ただ、この涼しさも今日までで、
明日からまた猛暑が戻ってくるそうです。
特に関西、名古屋は強烈だそうです。

今週の新商品のご紹介は、スクールチェアです。

Z00050730.jpg Z0005チェア
(左からブラック×ブラウンブラック×ナチュラル
       ブルー×ブラウンブルー×ナチュラル
¥5,980
幅47×奥行51.5×高さ82(46)cm
Made in China


これを見つけたのは1年以上前でした。
このメーカーも別にこのチェアが得意といった感じもなく、
やり取りにとにかく時間がかかってしまいました。
もともとどこにでもある学校用のチェアなのですが、
フレームの色と木部の色を変えることでカフェチェアに変身しました。
なぜかユーズドテイストも感じます。
実際学校用なので「働く椅子」なわけで、
やはり、「働く椅子」の美しさには勝てません。
デザインを重視していないところがかえって機能美となるのでしょうか。
北欧系デザインにも通じています。

フレームの色は黒と指定色のブルー(パントーネ291)で、
座面と背もたれはダークブラウンとナチュラルの
4種類となっています。
どれもカフェ系インテリアにはピッタリはまります。
小さめのテーブルとの相性も抜群です。

さて価格です。
ありそうでなかなかないこの手のチェア、
あっても高価だったりユーズドだったりしますが、
なんと5,980円(税込み)です。
激安です。
今回は、合計1,000本の入荷で
メーカーも予備校の発注だと思っていたそうです。
働く椅子こそ、機能美に優れ尚、価格も安いというわけです。
写真ではわかり難いかと思いますので、
是非NOCE各店でお確かめいただければと思います。


今週、久しぶりに海外メーカーの人が来日してきました。
彼ら輸出メーカーに言わせれば
「世界的に見て、日本の家具市場は成熟していて
あまり魅力的ではない」そうです。
どこが市場としていいのかと聞くと、中国はもちろん、
アフリカ、南米、インドだそうです。
ダメなところは、スペインをはじめとする南欧だそうで、
昨今の国債の問題と連動しているようです。
それでも「NOCEは健闘している」と
お褒めの言葉をいただきました。
以前は数多くの有名な家具チェーンと取引していたのですが、
今はNOCEだけになってしまったそうです。
このメーカーは東南アジアの国で中国と比較すると
若干割高ですが、ヨーロッパからデザイナーを招いて商品開発をしたり、
クォリティを上げたりと価格勝負の量産メーカーとは少し異なっています。
この事がかえってこのメーカーの地位を上げ、
アジアでは有名なメーカーになっています。
それでも昨今彼らの抱えている問題はもちろん売上低下もありますが、
深刻な人手不足です。
これは、中国を筆頭としてアジアに波及しています。
特に今年に入り中国は深刻です。
納期にいままで30日くらいのところが90日は当たり前、
120日というところもでてきました。
それでも商品が出荷されるだけまだいい方で、
出荷されずに倒産というところまであるそうです。
(NOCEでは、予約の段階でお客様から代金はいただいておりません。
自社の倉庫に商品が届いてはじめて代金をいただいておりますので、
代済みキャンセルは稀なケースです。)
なぜ、人手不足になっているのかというと
ひとつは単純な賃金の上昇と
中国政府のミニマムウエッジ(最低賃金保証)の上昇があります。
例えば、家具工場の集中している広州では
街の発展とともに物価が上昇していて、
いままでのような賃金(月、日本円で2万以下)では
生活が成り立たないというわけです。
こうなると少しでも賃金の高いところへ移ってしまうのです。
また、このような労働者は地方からの出稼ぎ者が多く、
中国政府の景気刺激策として地方の公共投資に予算が回っているため
地方でも仕事があるため、
物価の安い地方に帰ってしまうということもあるのです。
こういった背景でメーカーは、
もはや「買っていただく」という態度から
「作ってやっている(だけありがたいと思え)」という態度に
変化しつつあります。
生産が無ければビジネスは成り立たないため痛いところです。

 (この辺から少しボヤキモード)
このためメーカーからは「売ってやっている」と言われ上司からは、
「納期が遅い」「商品クレームは解決しないのか」と攻撃され、
まったくの板ばさみ状態です。
上司には理解されないでしょうが、
基本的にメーカーの方が立場が上です。
「買わせていただいている」という態度を
保たなければならないのです。
悪いことにこういう態度のメーカーほど
「感度のいいもの」を持っていて、世界中からの受注で工場は
フル稼働状態だそうです。(本当かどうかは解りません)
それが彼らの鼻を高くさせているわけです。
まぁよく考えて見れば当たり前の話で、
あまり売れない商品を作っているメーカーは買ってもらおうと思って
下手に出るのは当たり前です。

「いい商品を買わせていただいているんだ」と考えなければと
思うのですが、商談で態度のでかい「おやじ」に
「こんな量しか買わないのか」とやられるとやはり
「ムカッ」ときてしまいます。
商談しながら「こんなヤツ、バラバラに粉砕して
ソファのウレタンにして詰めてやるぞ」と考えているのですが
そんな態度はできません。
商品を出していただかなければ上司に
「僕の骨でチェアにされる」からです。

板ばさみのストレス解消は昨日開店した焼き鳥屋でしょうか。
「開店記念全品100円飲み物含む」だそうです。

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  1. 2010/07/30(金) 05:03:20|
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