NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年8月6日 勘違い

NOCEのバイヤーズブログ

2010年8月6日 勘違い

ここのところ、日の沈む時間が早くなったのか
夕方少し「ホッ」とする風がふくようになりました。
来週から夏休みの所が多いようですが、
この機会に是非NOCEにお立ちよりいただければと思います。
暑さは来週も続くそうです。
ただ夏本番も最終章だそうです。

今週の新商品は、テーブルとチェアをご紹介させていただきます。

RH0384-135 オーバル0806.jpg RH0384-135オーバルテーブル ウォールナット
¥29,800

幅135×奥行80×高さ72.5cm
※組立式

◇こちらはアッシュナチュラルです。
RH0384-135 オーバル0806 NR.jpg まずテーブルからです。
これは、以前RH0384-135として販売していたものの
モディファイバージョンです。
実はこちらの方が正しく以前の方が変形バージョンだったのです。
なんだかややこしい話なのですが、
先方のファクトリーの担当者が辞めてしまい
新しい担当者が僕の図面を間違えて製品化してしまったのです。
コンテナを開けてビックリと言うわけです。
フルオーバルのはずがRH0384-120のように
片方が直線で半オーバル状態になってしまっていたのです。
そもそも何故フルオーバルにしたかったのかというと、
チェアを両サイドに2脚づつ収納させたかったからなのです。
こういうトラブル発生時はどうするかと言うと
返品できない以上販売するしかありません。
幸いにもなんとか完買しました。
「半オーバルの方がいい」とおっしゃっていただけるお客様も
いらっしゃいました。

さてようやく本物(図面どおり)が入荷してきたわけです。
デザインはカフェ系が基本になっています。
カフェ系でオーバルの大きめなテーブルがなかったので
お探しの方にはおすすめです。
また、普通サイズのチェアであれば並べて2つ片側に収まります。
「何故、長さが135センチになったのか」と言うと
構造的に考えてこのサイズがオーバルでこのデザインを活かしかつ、
チェアの収まりも機能的に欲しいとなった時の最小値となったからなのです。
ちなみに120センチではチェアは収まりません。
150センチでは、カッコ悪くなってしまいます。

素材は、アッシュとウォールナットになっています。
アッシュはナチュラルでつや消しとなっていて
素材感が活かされています。
ウォールナットは、本来のウォールナットナチュラルに
若干ブラウンを加えたいわゆるウォールナットブラウンで
カフェ系の王道と言った感じです。

価格は29,800円とこの雰囲気と素材から考えれば
かなり安いと思います。
さて次にチェアなのですが、これも少し勘違いがはいっています。

STOCKチェア0806.jpg STOCKチェア ウォールナット、アッシュナチュラル
¥12,000

幅49×奥行53×高さ78.5(45)cm

試作の段階で僕が使った「Stackable」Stack(積み重ねる)と
Able(可能)の造語で積み重ね可能なという意味を
(この業界ではよく使う単語です)「Stockable」(在庫できる)と
勝手に勘違いされてしまったのです。
余談ですが、スタッキングチェアもスタッカブルチェアも
同じ意味で使う事が多いのですが、
エクステンションテーブルとはあまり言わず、
エクステンダブルかエクステンディング言った方が普通です。

担当者からメールが来るたびに
わざわざStackableと返しているのですが、
どうしてもStockableになって帰ってきてしまい、
僕も「まァ、いいや」と言う感じになってしまいましたが、
相手もStockableという言葉は辞書に存在しない事が解ったのか
いつのまにかStocksになってしまったのです。

デザインは北欧系でやや角ばったところが特徴です。
カフェ系デザインで今回ご紹介させていただいているテーブルとも合います。
なかなかチェアだけで主張できるアイテム少ない中、
本格派ともいえるかもしれません。

素材と色ですが、アッシュナチュラルと
ビーチにウォールナット色の塗装をかけた物の2種類になっています。
どちらも主張がありやわらかい中にもドッシリとした信頼感があります。
カフェ系インテリアにはおすすめの一品といえるでしょう。

機能は積み重ねができる事で、
予備として部屋にストックする事も可能なわけです。
(ときれいにまとめてみました)

価格は若干高めの12,000円ですが、
実物をご覧いただければ御納得できるとおもいます。
今日ご紹介させていただいたテーブルと合わせてみてはいかがでしょうか。
チェア4本とテーブルの美しいシルエットが
部屋のインテリアに貢献するでしょう。
是非実物をNOCE各店でお確かめいただければと思います。


最近、勘違いしていると言う人をすっかり見なくなりました。
何を勘違いしているのかと言えばそれは「流行」です。
今はネットなどの情報化の発達により情報が早く
また正確に取れるようになりましたが、
つい前まではこの流行を取ることが困難でした。
そのため流行を先取りした人がそのステータスを得るわけです。
ただ、外国で流行っているものを身につけているだけで
「最先端の人」としてもてはやされました。
流行を先取りする事だけで商売も左右されたわけです。
現在のように高度な情報化時代は逆に「流行」をなくしてしまうわけです。
つまり情報を入手するのが困難な時代、
せいぜい専門雑誌や海外のファッション誌くらいしかなかった頃には、
流行を先取った僅かな人と多くの出遅れた人が存在するわけで、
ここに格差による羨望と劣等感がうまれるのですが、
今は簡単に海外の情報も何もかもがキーワード検索で
簡単に入手できるのです。
これが、情報格差のギャップを埋めると言うわけです。
知っている事がステータスでない限り、大きな流行は生まれません。
ヒットはあってもホームランは無いわけです。

そこで勘違いしている人なのですが、
これは流行を先取りしようとしてフライングする人のことです。
ただ、この勘違いが大きな流行を作る事もありましたが、
これも現在の情報化社会ではありえません。

今から10何年前か忘れてしまいましたが、
取引先の年上でスーツの似合うカッコいい人がいました。
当時、ケータイを持っているだけで「仕事できそう」といわれる時代でした。
商談中に「ピリピリ」とケータイが鳴ると
「ちょっと待ってて」と言うところがまたカッコよかったのですが、
この人忙しすぎて世の中の流行にちょっと取り残されていました。
僕との会話で「イタメシ」という言葉が出てきた時でした。
(バブル後半、従来のスパゲッティ、ピザ専門店ではなく
イタリアのトラットリアを模倣したイタリアンレストランが
大ブームを起こし、席を予約しただけでデートが確約された。
恵比寿、神楽坂(現存)にある店が火付け役となり、
西麻布、青山界隈に拡がった。これらの店をまるで行きつけのように
ラフな感じで表したのがイタメシ屋である。
イタリアと飯屋との造語でトラットリアという観点からは正しいが、
価格がイタリア高級リストランテも真っ青だったのでおそらく違う。
「イタメシでも行く?」と気軽に勝負レストランに行く時に使うのが
正しかった)
彼は当然知っているかのように
「最近ブームらしいけど、ただのメシをあそこまで良く言うんだろうね。」と。
僕は、「この人冗談でリゾットの事を言っているんだろう」と思いました。
ただ会話が進むと理解できていない事が判明してきました。
それでもクライアントで年上です。
返事は、ふつう「すみません」と「ありがとうございます」だけです。
「それ違います」とはいえません。
今度、僕も知っている部下の彼女、イタメシに誘うそうです。

当日、「イタメシ行こう」と誘われた彼女、
どこに行くのかと聞いたところ「内緒なんで楽しみにしていて」と。
途中「パスタはやっぱりアルデンテよね」と言ったところ、
「うん。アンデルセンね。僕も時々パン買うよ」と。
このあたりから「何かただならぬ」ものを感じたそうです。
店の前に来ると黒を基調にしたオシャレなダイニングバーでした。
「えっ。ここ?」と彼女。
「うん。ここのイタメシおいしいんだ」ですと。
「これありかも。さすが先輩」
2人で乾杯の後、イタメシからはほど遠いつまみをチョロチョロとした後、
何気なく「今日はイタメシじゃあなかったけ」と。
「これから、これから」と言われたので彼女、
「ここはスタートのバー」だと思ったそうです。
「そろそろイタメシいく」といわれ身支度したのですが、
彼は反応しません。
すると、皿に盛られた「イタメシ」がきました。
彼女ギョっとして思わずつぶやいてしまいました。
「これって、ただのチャーハン?」と。
聞こえた彼「うん。イタメシ」(炒飯)ですと。
ここのダイニングバーのメニューに
冗談でチャーハンの事をイタメシと書いてあったことが
全ての悲劇を生みました。
彼は本気で「チャーハンをオシャレな所で出すとイタメシになる」と
信じていたそうです。
この後2人がハッピーになったとの報告はありません。

最近、イタメシも使い方によってはいけるそうです。
バブルの悲哀を知っている世代でいけてる「阿部ちゃん」が上司で
「グッ、ジョッ。イタメシでも行く」は、はまりそうです。

イタメシは「イタリアン」でフランス料理は「フレンチ」ですが、
中国料理は何故か「チャイナ」とはいいません。
「中華」です。
最近、中華でもデザイナーズ系の
「ヌーベルシノワーゼ」の店が増えてきました。
これは中華とはいいませんが、お父さんがこれを間違って
「よくやった。今日はチャイナでも行くか」はまずいです。

想像の先には、スリットの入った深紅のチャイナドレスのお姉さんが
羽根扇子をゆっくりと動かして、「いらっしゃいまし」となるからです。

スポンサーサイト
  1. 2010/08/06(金) 03:43:10|
  2. バイヤー&スタッフのブログ