NOCEの家具バイヤーズブログ 2010年11月12日 ポッキーの思い出。

NOCEのバイヤーズブログ

2010年11月12日 ポッキーの思い出。

今週も穏やかな秋の天気が続いていました。
特に今日は朝からとても暖かく
11月もそろそろ中旬とは思えないほどです。
週末は、札幌や新潟(日曜日)では
天気はあまりはっきりとしないそうですが、
他のNOCEのある地域は穏やかな秋の天気になるそうです。
お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国NOCEスタッフ一同、
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

今週は、新商品のご紹介といきたい所なのですが、
大幅に値下げしたために、
新商品とかわらないパフォーマンスとなったソファを
ご紹介させていただきます。
どのソファも利益無視の考えられない値段となっていますので
お買い得といえます。
何故値下げかと言うとあまり円高とは関係ありません。
それは、この円高になる前に支払いが済んでいるからです。
理由は、単純に倉庫のスペースを確保したいからです。
倉庫に長く置けば倉庫の回転率が下がり利益も下がります。
このため大型商品になればなるほど価格を下げて
倉庫から出さなければならなくなると言うわけです。
いわゆる「わけあり商品」という事で
買われるお客様にとってもNOCEにとってもHAPPYになるわけです。

3タイプのソファなのですが、
デザインが男っぽいものから並べていきます。
どれもカフェ系でも使えるデザインなのですがそれよりもやや重い感じで、
カフェ系がミッドセンチュリーだとすれば
これは、もう少しレトロで
「オールドファッション」ホテル(オールドをカギかっこでくくると
全く別の淫靡な感じになりますのでご注意。)や
外資系メジャーホテルのラウンジ系ともいえます。
重厚でしっかり作ってあり、
ファブリックもベルベットを使用していたので価格に反映されてしまい
ややNOCEとしては高価でした。
ダーク系の部屋はもちろん合いますが、モダンでは
ホテルインテリア的な感じでお楽しみいただけるものかと思います。

まず、典型的なラウンジ系ソファです。

1112FK0844 2P GR.jpg







FK0844ソファ 2人掛け グリーン
¥69,800 →

¥39,800

幅150×奥行91×高さ96(49)cm
Made in China
※部分組立

1112FK0844 3P RD.jpg 1112FK0844 3P PU.jpg
FK0844ソファ 3人掛け  左からレッド、パープル
¥88,000 →

¥59,800

幅212×奥行91×高さ96(49)cm
Made in China
※部分組立

ヨーロッパの伝統的なロココスタイルに
モダンのラインをミックスさせた感じです。
この部分がモダンな部屋でも合うと言ったところでしょうか。
斜めからのアングルでラインを見ると
見事としか言いようがないほど綺麗です。
特にアームが背もたれの上部まで伸びていて
ヘッドレストの役目をしていますが、
このラインは実用性もありなんとも言えません。
そして背もたれにあるステッチが
レトロな感じをより一層引き立てています。

価格は、2シーターが69,800円を39,800円、
3シーターが88,000を59,800円となっています。
言うまでもありませんが、とんでもない破格値になりました。



次は、BOX型のソファです。

1112FK0843 DKBR.jpg







1112FK0843 2P GR.jpg 1112FK0843 PU.jpg
FK0843ソファ 2人掛け 
左上から順に、ダークブラウン、グリーン、パープル

¥54,800 →

¥39,800

幅142×奥行76×高さ81(49)cm
Made in China
※部分組立

デザインの特徴は少し高めの背もたれとアームが一体となっている所です。
この形状が箱型を構成して座った時の「包まれ感」を与えてくれます。
コーナーにもたれるとアームと背もたれが一体となって体を支えます。
またアームにもたれかかる事も出来ます。
このデザインの基本は10年くらい前のミラノサローネでした。
初めて見たインパクトは今でも覚えています。
たしかプロトタイプ(試作品)だったと思いますが
背もたれとアームが1メートル20くらいはありました。
真赤なレザーが艶やかさに拍車をかけていました。
パリでその後、「エルデコ」か「マリークレール」だか忘れましたが
表紙を飾っているのを見ました。
そして、この形のソファが少しずつ形を変えながら
ヨーロッパを中心に出回るようになりました。

背中とアームにあるボタンの装飾がレトロな雰囲気を演出していて、
ウォールナット系テーブルやキャビネットとの相性も抜群なので
カフェ系インテリアにはピッタリです。
価格以上の満足感が得られるとおもいます。

価格は、54,800円を39,800円に下げています。
思い切ってパープルはいかがでしょうか?
ウォールナットのローテーブルも合いますが、
ブラックのローテーブルにするとアナスイ系なハードな感じになります。



最後は一番スタンダードなソファになります。

1112FK0725 2P RD.jpg







FK0725ソファ 2人掛け レッド
¥59,800 →

¥39,800

幅174×奥行96×高さ90(48)cm
Made in China
※部分組立

1112FK0725 3P GR.jpg 1112FK0725 3P RD.jpg



FK0725ソファ 3人掛け 左からグリーン、レッド
¥79,800 →

¥59,800

幅214×奥行96×高さ90(48)cm
Made in China
※部分組立

カフェ系ソファの王道的デザインです。
付属の丸いクッション、シートと背もたれのボタンが
よりレトロな雰囲気を盛り上げています。
前2台のソファに較べるとアームの高さが低くなっています。
背もたれとアームのバランスもよく
ソファとしての「違和感」を感じさせません。
カフェ系にもシンプルにもモダンにも全て対応できそうなのです。
この優等生のソファを何故値下げしなければならないのかと言うと、
ズバリ大きさです。
2シーターで174cmなので日本では充分3シーターと言え、
3シーターとなると214cmもあるのです。
デザインはGOODなのですが少し大きすぎたようです。

さて、価格は2シーターが59,800円を39,800円、
3シーターが79,800円を59,800円と
このクオリティとしてはかなり安くなりました。

今回ご紹介させていただいたソファは、どれも個性的で重厚感があり、
そして存在感があります。
値下げした価格は、現在の原価価格高騰
(円高でもドル安による原材料高騰により、
海外サプライヤー(輸出業者)は原価に反映せざるを得ない。)
から見ても2度とない価格となっています。
在庫がなくなり次第終了となりますので、
ご興味のあるお客様は是非、実物をご覧いただければと思っております。



さて、昨日11月11日は、1並びの日、
つまり「ポッキー&プリッツ」の記念日なのです。
平成11年11月11日に1が並ぶ事にちなんで公式に認定されたそうです。
最近TVCMで久々に見るYMOが「ポキオ」というやつと
齋藤和義&今や急上昇中の川島海荷が登場するものが記念CMだそうです。
(ちなみに元曲では「TOKIO」で1980に大ヒットした
「ライディーン」のイントロでボコーダーを使って
「TO-KIO」と言っている。YMOは日本のテクノの草分け的存在。
他にシーナ&ザ・ロケット、一風堂、ジューシィフルーツなどが
一般的で、最近はパフュームに代表される。)
80年代のリーダーと齋藤和義&川島海荷の組み合わせも
興味深いものです。
80年代は懐かしむ時代になったのでしょうか。
「80年代に消費をした人しか現代も消費をしない」といわれています。
その象徴として「マハラジャ」が復活したそうです。
本格的ナンが売り物のインド人が経営するカレーの店でもなければ、
ヨガ教室でもありません。
ディスコです。
ダンクラより前のユーロビートです。
そこにはアイコンでも合コンでもスポ根でもない
ボディコンが登場するという噂です。

前フリはここまでで、ポッキーといえばロンドンです。
随分前の話ですが、イギリスに買付けにいっていた頃です。
バーミンガム(特急でロンドンから1時間程度)で展示会をやっていて
ロンドンに帰って夜、食事に行くわけですが
正直言って街中のレストランでおいしい店がありません。
「フィッシュ&チップス」とビールのパブもなんだか暗く陰気な感じで、
エトランジェが来るとジロジロと見られたりして
あまり気持ちよくありません。
しかも、展示会での収穫もゼロ。
オールドパインのリプロの家具も興味があったのですが
クラックが心配で買付けには至りませんでした。
こんな暗い気持ちを払拭させようとソーホーにある中華街に向かいました。
むしょうにチャーハンが食べたくなったからです。
僕の宿泊するヴィクトリアの駅からチューブ(ロンドン地下鉄の別称)で
ピカデリーサーカスに向かいました。
駅から中華街の門はすぐに見つかり、
それはまるで横浜中華街の門のようでした。
門をくぐるとそこには中国人がいっぱいで(当たり前かァ)
僕もアジア人、なぜか「ホッ」としてしまいました。
そして中華街の近くにはソーホー地区という
ロンドンの一大歓楽街があるのです。
凝ったレストランやパブ、クラブ(発音注意。下に下がる方ではない)、
またJAZZクラブなどもありパリのシャトレのような感じでした。
ただまずそうな風俗店や2丁目系の店も数多くありました。

そこで今日の落ち込んだ気持ちはすぐには晴れて、
「チャーハン、パブ、JAZZクラブ、寝る」と
頭の中のNAVIにインプットされた後、再度中華街にもどり
早速チャーハンからスタートしました。
ロンドンのチャーハン、「こんなにおいしいと思わなかった」と、
その後ふりかかる悲劇も知らずに店を出てソーホーに。
歌舞伎町同様、何人にも声をかけられます。
その半分以上は日本語でした。
その中で、「自分はイギリス旅行中で日本にいた事がある」という
白人男性が声をかけてきました。
ゲイバーの多い所で呼び込みかと思ったのですが、
「川崎にいた」とかリアリティがあったのと
中華街でリラックスしすぎたのか、つい気を許してしまったわけです。
(こういう場合、東京と言うとバレるので川崎とかいうらしい。
語源はオートバイのKAWASAKI.なので覚えやすい)
僕もJAZZクラブまで(通常ヨーロッパ各都市のOPENは10時)の
時間つぶしにパブに行く予定だったので彼に一杯付き合う事にしました。
「僕のことをこれからアレックスと呼んでくれ」ですと。
「僕の行きつけに旅行者が集う店があって、
今日は日本から旅行で来てる女の子がいるんだ」って。
「旅行者なのに行きつけ」ってなんかへんだぞ、アレックス。
その店は1階の路面店でした。
ヤバイ店は地下というきまりがあるので「ひと安心」。
中に入ると客など1人もいません。
そして奥の部屋にとおされました。
ここにも客はいません。
2人で席に着くと
「どうしたのかなァ。日本人帰ったのかなァ。」とアレックス。
そこに化粧の濃いどう見たって30は越えてる
フリフリの衣装の白人の女の子?が僕のとなりに座りました。
「デンマークから来ている旅行者だ」とアレックス。
ってなわけ絶対ありえません。
そこで注文を取りに来た普通のおばさんに
僕はビールを「ワン、パイン」と。
(ロンドンではビールの単位をこう呼ぶ。
大体550ミリくらいで中ジョッキにあたる)
アレックスが「彼女におごってやってくれ」というので
カクテルを注文しました。
ここでアレックスは「トイレに行く」と言ったまま
2度と僕の前には現れませんでした。
短い友情でした。
「忘れないよアレックス。」

暗い部屋に僕と謎の旅行者(とされる)が残りました。
テーブルには「ワン、パイン」の生ビールとカクテル、
それも豪華でグラスには花火がささっていて、
つまみには氷の入った水のグラスにポッキー数本、
それにチーモリ(じゃないっ、アソーテッドチーズ)と
ロンドンでも日本のバーと同じでした。
「なんでポッキーって氷水にいつも入っているんだろう」と1本ポッキリと。
すると彼女、僕にやたらベタベタとして来ました。
コレはマズイと思い、アレックスを探しましたがどこにもいません。
「どうしたんだ。僕のアレックス。」

しょうがない店を出るしかないと思い、チェックをお願いしました。
残念そうな彼女。
「ゴメン。約束がある」と告げ、
持ってこられたレシートを見ると・・・・・・。

ジャーーーーン。
なんと500ポンド。
換算レート90,000円。
「コレないだろ」と抗議すると、
彼女のカクテルは「ドンペリ入りのスペシャル」で
「ポッキーは輸入物、チーズはフランス産の最高級品」ですと。
っていうことはポッキー1本90,000円ですか。
瞬間、普通のおばさんが豹変しました。
「払うの、払わないのハッキリしなよ」っていう感じです。
「アレックス助けてくれェ!僕のアレックス(涙)」

金がない事を告げると
「日本人が金を持ってないわけない」とか
「クレジットカードでもいいと」いい始めました。
そして押し問答の末、とんでもない事を言い始めたのです。

「彼女は未成年者でアンタは飲酒を強要した。
オマエを警察に突き出して日本に帰れなくしてやる」と。
地球の裏側でも彼女を未成年という人はいません。
「頼んだのは僕じゃない。アレックスだ」と友達を売ってしまう僕。
500ポンドをめぐって問答していると
500ポンド払えば彼女とXXXXXさせてやるから、
服を脱げと言い始めました。
当然、ポケットの中を検査するためです。
「微笑みかける彼女」。
承諾できるわけありません。
すると「こっちに来い」と入り口の方へ連れていかれました。
出口には2人のビア樽ほどの大きさの男が腕組をして立っていました。
腕の太さは赤ん坊のように太く、拳はその頭に当たるわけで
その赤ん坊の顔が意地悪そうに笑っていました。
「いいのかい。責任とれないよ」と
おばさんが舌打ちしながら告げました。
当然、この大男を見た瞬間、頭の中は真っ白です。
「奇策はないか×5」。と、
とっさに僕はわざとらしくポケットから1万円札を出し
「これは500ポンドになるのでこれでチャラだ」と告げると
換算レートがわからないし、偽札かもしれないと。
電卓を持ってこさせて換算レートのケタをひとつ少なく
500×20(本当は約200)として見せました。
「バレても間違えたで済まそう」と考えたわけです。
この僅かな隙に出口に向かい大男に笑顔で「グッ、ナイ!」と店を出ると
後ろで当然、彼女が大声で「○×△◇☆!」と。
するとさっきの大男2人が血相を変えて追っかけてきたのです。
足には自信ありで、50mなら今でも7秒前半でいけます。
「大男に速いやつはいない」と思っていたのが甘かった。
ここはイギリス。
ラグビーの国です。
この大男、なんとやたら速い。
「クソー、あとは持久戦に持ち込むしかないぞ」
捕まれば確実にボコボコにされた上、パスポートまで持っていかれます。
しかも、正義の国。
このままだと誰か他人に僕が間違えてつかまえられてしまう。

そこに、なんと中華街の門が。
まるでゴールのようでした。
路地に逃げ込んでコートを脱ぎメガネを外し
髪の毛をボサボサにして路地から出ました。
さっきの大男が息を切らしているのが見えました。
拳の赤ん坊もややあきらめモードでした。
アジア人の中にまぎれた僕を見つけられるわけがありません。
僕は、2人の大男とすれ違いました。
「何事もタメが重要。リズムもスポーツも。」と自分に言い聞かせて
「走りたい気持ちを押さえ」しばらく歩いて、
ロンドンタクシーを捕まえてホテルに直行しました。
メガネをかけていないのに気付いたのは寝る前でした。

そして東京に帰り、仕事の話を聞きたいと
業界でも有名な素敵な方と飲む約束をしました。
これは、お近づきになれるチャンスと思い期待していました。
ロンドンの話になった時、このカッコ悪い話などできません。
カッコつけてスーツなんか着て「パイン材はどうだ」とか
「アンテーィク」はどうだとか、
ロンドンのJAZZ(本当は行ってない)はどうだとか
かなり上手くいっていました。
盛り上がって2軒目のバーに行きました。
出てきたのはなんと氷水に入ったポッキーとチーモリ。

瞬間、反射的に、「ポ、ポポポポッキーとチチチーモリですか」と
恐怖におびえて言ってしまいました。
軽いPTSDというやつです。
手に冷や汗が。
「何、そのチーモリって」と聞かれ、
「こここれは、訳すとアソーテッドチーズって言いまして。
日本語でチーズの盛り合わせって言います。ハッハハハ」
その後に当然、諸行無常の鐘と静けさのなかに
カエルが飛び込む音が聞こえました。
その後バーでも僕は盛り上がらずしらけてしまい、
仕事にも結びつきそうもありませんでした。

僕の希望も「ポキオ」、
会社に帰り上司から怒られ信頼も「ポキオ」、
知り合いの中の評判も「ポキオ」。

ポッキーが氷水に入ってさえいなければこんな事にはならなかったのに。
そういえば、どうしたろうかアレックス。

スポンサーサイト
  1. 2010/11/12(金) 03:22:13|
  2. バイヤー&スタッフのブログ