NOCEの家具バイヤーズブログ 2011年8月19日 ペルセウス流星群 2011年夏

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2011年8月19日 ペルセウス流星群 2011年夏

今週も強烈な暑さに見舞われました。
特に昨日の昼過ぎは今夏最高でした。
ただ、今現在(AM11時)下北沢は激しい土砂降りと雷雨です。
今週、この大雨を境に高い気温は少し和らぐようです。

今週末、NOCEのある地域で関東、東海以西は土曜日に雨、
日曜日に曇り、その他の地域は土日ともまずまずになるそうです。
晴れではありませんが気温が抑えられるので
お出掛けにはむしろ適しているかもしれません。
街に出て少し早い秋を感じてみてはいかがでしょうか。
そしてその際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様のご来店をお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、スクールチェアにミッドセンチュリーの
エッセンスを加えてデザインされたチェアです。

2096-1.jpg 2096Mチェア
¥12,000

幅44.5×奥行54×高さ84(45)cm
Made in China

デザインのコンセプトはミッドセンチュリーですが
全てを成形合板で構成させているので若干デザインに制限が生じます。
この部分がかえってプリミティブ(原始的)で
「昔っぽい」要素を与えているのです。

スクールチェアでよく見られる大きく独立した背もたれは、
モチーフとしてミッドセンチュリー時期に多くのデザイナーによって
取り入れられました。
2096-2.jpg



















このチェアも成形合板によって作られた背もたれのデザインが
全体のデザインの中心になっています。
2096-3.jpg


















次にフレームですがこれも成形合板で出来ています。
2096-4.jpg


















後脚のカットは成形合板ならではの「R」で綺麗に処理されています。
2096-5.jpg 2096-5-2.jpg



















そしてシート下部のフレームは、前脚と後脚に曲線を入れる事により
スクールチェアの堅さをやわらげています。
2096-6.jpg















これも成形合板の得意技といえます。

最後にシート本体ですがスクールチェアのように
シートの前部分を「座りやすく、立ちやすく」するために曲げてあります。
2096-7.jpg 現代ではこれもデザインのひとつになっていますが、
原点はここにあります。

さて、何度も成形合板という言葉を使わせていただきましたので
簡単にご説明させていただきます。

成形合板とは「プライウッド」と呼ばれ、
木材を「皮を剥ぐように」薄く削ぎシート状にしたものを
接着剤で何層にも重ね合わせ熱を加え型枠に入れ成型していくものです。
ミッドセンチュリー花盛りの頃、
アメリカのイームズ(デザイナー)によって開発されたと言われています。

成形合板は、原木そのものを蒸気で蒸して曲げる「曲木」と似ている事から
トーネットチェアの生産工場でもこの製法を多く取り入れ
世界に普及していきました。

成形合板の特徴はなんと言ってもその曲線美にあります。
点で曲げる曲木に対し面で曲げる成形合板は
可能性として曲木を上回ります。
日本では、柳宗理(やなぎそうり)のバタフライスツールが
成形合板の典型といえます。

話をチェアに戻して、素材はブナ材の成型合板に
ウォールナット天然木のベニヤをはっています。
成型合板の切り出し面(重なっている所が見える面)には
はれないため必然的にツートーンになってしまいますが、
なんとこれが逆にいい雰囲気を出しているのです。

インテリアとしては、カフェ系が王道ですが
ナチュラル、シンプルでもいけそうです。
NOCEにあるウォールナット系テーブルなら全てOKです。

さて価格ですが、12,000円(税込み)となります。
原価上昇中でこのチェアのパフォーマンスを考えれば
決して高いとはいえないと思います。

オールプライウッド(成形合板)のこのチェア、
画像だけではとても表現できません。
是非NOCE各店にて実物をお確かめいただければと思います。



先週、夏休みをいただきブログをお休みさせていただきました。

今週もやはりセミの声は聞こえず
夏はこのまま終わっていくのでしょうか。

夏といえば生物や気候に関係ない自然現象で流星群があります。
夏の夜空に飛び散る星の天体ショーです。
その代表がペルセウス座流星群です。

流れ星とも言われる流星は宇宙にある塵が
秒速数10キロから100キロのスピードで地球の大気圏に突入し
空気中の分子とぶつかりプラズマ発光するものだといわれています。
秒速でいわれるとピンときませんが
時速36,000キロから360,000キロ、地球一周を約6分から1時間というと
そのスピードの速さがわかります。
ちなみに旅客機の最高速度が900キロ、
最速と言われたSR-71偵察機が3,320キロ、
戦闘機では旧ソ連製ベレンコ中尉
(かなり古い話、函館空港に着陸し亡命したパイロットの名前)の
MIG25が3,000キロと考えれば流星のすごさがわかります。

次に驚くのはその大きさです。
夜空に輝き時には尾を引いて流れる星。
大きさは、実に数ミリしかありません。
その速度が大気中で摩擦する事により一瞬の輝きを放つわけです。

1908年シベリアに落下した直径100メートルの隕石は上空で爆発し、
爆心地から20キロ圏内は炎に包まれ
その煙は上空20キロに達したといわれています。
地球を氷河期に導き恐竜を絶滅させるきっかけとなった隕石は
直径10キロでした。
大気とぶつかる時のエネルギーの大きさは物凄いというわけです。
ニュートン力学の2乗に比例するというやつです。
(隕石の場合は3乗に比例すると言われ、
大きさが倍になればエネルギーは8倍になります。)

さて流星群は、母体とする彗星が放つ塵が次々と大気にぶつかり
光を放ち流れ星の群れとなって見えるところから命名されています。
今回のペルセウス流星群の母体となる彗星の名前は、
スイフト・タットル彗星です。
この彗星から放たれる多くの塵の中に地球が突入していくわけです。
このため流れ星が飛んでくる地点は限定されます。
これを放射点と呼びその場所から放射線状に飛ぶわけです。
(飛ぶように見える)
この放射点がペルセウス座に位置する事から
ペルセウス座流星群と名付けられました。

少年期の夏の夕方、西日に照らされオレンジ色に尾を引く
大きな流れ星を見たことがあります。
速すぎて願い事など唱えられませんでした。
「こんな大きな流れ星なら願い事がかなったはずだ」と
悔しい思いをしました。
それでも「もし流れ星の位置が予想できた」としても
消える前に「3回唱える」のは不可能だと思い
「尾の残っている間」か、
「消えた後にその方向に目を閉じて唱える」という
僕のオリジナルルールに変えました。

唱える言葉としては「何かがかないますように」×3は長すぎて無理です。
やはり四字熟語が最適です。
就職成就、旅行安全、競技必勝など既成のものからオリジナルまで、
これなら星が流れる僅かな時間でも使えます。
ちなみに結婚願望はNGです。
本人の意志がないからです。
こういう場合は婚活成功、合コン成就のほうが正しくなります。
もっと具体的な場合英語の動詞を入れてもOKです。
「イケ面ゲット」
この場合Getが動詞で本人の意志を表すことができます。
(「女子ゲット」もありですが下品なのでNGにしました。)
もっと踏み込んで「イケ面」の部分に直接実名を入れて連呼するほうが
効果絶大かもしれません。
例文は、「直人ゲット」とか「敦子ゲット」とか。
(総理と国民的アイドルの名を引用)

さて僕の願いが叶ったかどうかは言えません。
言ってしまうと現在ペンディング中の願いが叶わなくなってしまうからです。
(オリジナルルールより)

そういえばあの時にみた大きなオレンジの流れ星も
この流星群だったのかも知れません。

今年の最も多く星が流れる時刻は13日の午後3時でした。
この前後の夜、特にペルセウス座が天空に来る未明が
最適と言われていました。

14日から千葉の南房総で海を見て、
「夜は流れ星にグラスを捧げよう」と
海辺にある潮騒の聞こえる宿を予約しました。

東京からアクアラインで木更津を抜け
約2時間弱で湘南とは違う青い海に着きます。
今年は放射能の影響か例年より人が少なく感じました。

そして誰もいない砂浜にパラソルを立て
デッキチェアを紺碧の海の前に置いて、「海だァ!」です。
0819-1.jpg 潮騒があたりを包み込んでいきます。

海を見ていたら、むしょうに泳ぎたくなってきました。
ここは海水浴場ではないので泳ぎはNGです。
かといって
「いくら空いているとはいえ海水浴場で泳ぐのも今ひとつだし」と考え、
宿にチェックインした後、プールに行くことに決めました。
宿のオーナーが「なんでプールなの?」と笑っていました。
海のプールは大磯ロングビーチ(大磯海岸目の前の大型プール)や
辻堂海浜公園のプール(辻堂海岸目の前の大型プール)の存在を考えれば
「あり」なのです。(今年は特に放射能のせいで激混み)

プールに着き、いつものスイムキャップとゴーグル、耳栓、
スイムスーツに着替えて周辺を見回すと、
リゾートのプールで完全に「場違いな人」になっていました。

子供専用の変形プールと水泳用の25メートルのプールがあり、
水泳用は比較的空いていました。

泳ぎはじめて10分くらい、
「屋外のプールがこんなに気持ちいいとは」
太陽に透き通る青い水、息継ぎの時に見える青い空。
至福の時間です。
時間を忘れてしまいました。

プールの監視員が終りのホイッスルを吹き、
結局プールの終了時間まで40分近く泳ぎ続けてしまいました。

プールから上がり着替えていると
体が熱くなっているのと気温の高さで大量の汗が吹き出てきます。

海の見える宿に帰り風呂に入るとまた大量の汗がでてきました。
食事が始まり、まずはビール。味がしません。
房総の地ビールは薄いのかなと思っていました。
次に白ワインとサーモン。これも味がしません。

ここでふと福岡やインドの時の熱中症や脱水症状を思い出し
「これはマズイ」と水を大量に飲み食事を終了させ
流星群を見るため外に出ました。

空を見上げたその時です。
とんでもない頭痛が始まりました。

「しばらくすれば」と思ったのですがなかなか引いてくれません。
外にいた宿泊客も星を見ていて
「アッ、流れ星!」と僕に微笑みかけてくれたのですが
「きっといい事がありますように」と答えるのが限界でした。
僕の2011年ペルセウス流星群が終わった瞬間でした。
頭が痛くて願い事などひとつも唱える事できません。
ベッドに入ったのは8時半でした。

海岸での日光浴後、炎天下のプール40分、水も飲まずに風呂直行、
ビール、ワイン赤、白、これが原因です。
いつものプールなら着替えは冷房の中ですが屋外プールは違います。
知らないうちに大量の汗をかいているのです。
その上、風呂にアルコール。
体の水分が無くなって当然です。
(体がアルコールを水と一緒に外に出そうとするからです)
翌日も少し頭痛が残っていました。

夏のひまわりに秋桜が寂しくなる季節を告げていました。
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いつも少しだけ悲しくなる夏休みの終りが
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バックミラーに切り取られていきました。
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  1. 2011/08/19(金) 01:58:03|
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