NOCEの家具バイヤーズブログ 2011年11月11日 ストックホルムな夕暮れ

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2011年11月11日 ストックホルムな夕暮れ

今週、前半は暖かな日もありましたが
週の半ばから一気に冷え始め朝はヒーターが欲しくなるほどでした。
今日も朝から冷たい雨が降っています。
週末、NOCEのある地域では新潟、日曜日の札幌を除いて
他はお天気に恵まれそうです。
また、全国的に気温が高くなりそうなので
お出掛けには絶好といえるかも知れません。
その際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今週、世界はヨーロッパの問題で大揺れとなり、
アイルランド、ポルトガル、ギリシャからイタリアへと発展した
財政問題は未だ解決の糸口さえ見えていません。
古いイタリアのヴェネチアの北に住んでいる友人は
「必然で、早くユーロから離脱してリラに戻して欲しい」と
3年前から言っていました。
ユーロ統合とともにリラを捨てそのユーロ自体が値上がりしてしまい
イタリアの中小輸出業者を壊滅状態にしてしまったからです。
「リラを取り戻せ」というデモが当時でも起きていました。
「ユーロで儲けたのは、その通貨価値があまり変わらなかったドイツと
フランスだけで、その通貨により輸出をユーロ圏で伸ばした国が
結局得をしてババを引いたのはもともと豊かではない南の国だ」と
怒っていました。
それでもドイツが安泰なわけではありません。
旧東ドイツの人達はあまり恩恵を享受できず何故我々の税金で
「のんきなラテン野郎を助けなきゃならないんだ」と抗議しているのです。
これが、旧東側諸国のハンガリーやチェコ、ポーランドといった
東ヨーロッパ新興国に波及すると事態はさらに複雑になります。
チェコの友人は「旧通貨に戻りたい」とはいっていませんが
「豊かさの実感はなく、物価が上がっても給料は上がらない」と
ぼやいていました。

さて、イタリアが大変な事になると
「次はスペイン」と日本人なら考えるでしょうが
イタリアではフランスだと言っています。
こんな大混乱が起きると輸出している中国に影響が出るのは必至で
この波は日本にもやってくるので、
世界にまた目が離せなくなってしまいました。


今週の新商品は、少しリリースから時間が経過してしまいましたが
リーズナブルなチェスト3タイプです。

まず3段のワイドチェストから。

111111-1.jpg チェストBF6200 ウォールナット
¥18,000
幅80×奥行42×高さ79.5cm
Made in Taiwan
※組立式

デザインは北欧系チェストをモチーフにして
日本の箪笥のエッセンスを混ぜた感じです。
基本的にはカフェ系が中心ですがシンプル系でも充分通用します。

そのデザインの要となっているのがこの脚のデザインにある、
北欧系ビンテージチェストでよく見かけられる
長めのテーパード(先が細くなる)レッグです。
111111-2.jpg












クラシックなロココスタイルでもよく見かける脚付きチェストですが、
靴を脱いで部屋にあがる習慣のある日本ではあまり好まれませんでした。
畳にはあまりマッチしないからでしょうか。
ただ木製フローリングが標準になった今、
脚付きは別に珍しいものではなくなりました。
むしろ脚付きの方が本体のシルエットが引き立つため
インテリアとしてのチェストとして部屋のマテリアルになります。

引き出しは3段で最上部が2杯に分かれています。
111111-3.jpg














所謂チェストの使い勝手としては王道といえます。

下2段の引き出しは深くも浅くもなくちょうどいい深さで
収容能力も充分あります。
111111-4.jpg

次はナロウチェストで背の高いものと低いナイトスタンド的要素を
持った2種類です。

111111-5.jpg 写真左から
キャビネットBF6418 ウォールナット
¥18,800
幅41×奥行40×高さ96cmcm
Made in Taiwan
※組立式

キャビネットBF6417 ウォールナット
¥14,800

幅41×奥行40×高さ65cm
Made in Taiwan
※組立式

ワイドは2タイプとも共通でちょうど「ワイドチェスト」を
2分割した位のものです。

背の高いチェストには均等な深さの引き出しが5杯付いていて
111111-6.jpg



















低い方は3段になっています。
111111-7.jpg
















どちらも使い勝手は良さそうです。
ダイニングに置いて
カトラリーやテーブル周りのリネン類の収納にも使えそうです。
脚はワイドチェストと共通のものでカフェ系デザインを引き立てています。
111111-8.jpg












素材は全て共通でラバーウッドの脚に本体にはPVCを使用していて、
これが抜群のコストパフォーマンスを実現させています。

さて価格ですがワイドが18,000円、
ナロウの高い方が18,800円、低い方が14,800円と
久々にお求め安い価格でご提供させていただく事ができました。
この価格なら気軽にカフェインテリアが実現できそうです。
どのチェストも見栄えが良く
実用性が高い事からダイニングでもリビング、寝室など
どこでも活躍してくれそうです。



先日、「FRIDA」という女性シンガーで
スウェディッシュポップスのCDを買いました。
1111-1-1.jpg タイトルは「Dear, Let It Out」と言います。
僕にとってスウェディッシュポップスと言えば
カーディガンズのデビューアルバム「EMMAERDALE」以来の感動でした。
カーディガンズのボーカル、「ニーナ」と言うと
セカンドアルバム収録のこれぞトーレ・ヨハンソン
(スウェーデンを代表する音楽プロデューサー。日本でも大人気)
という「カーニバル」が有名ですが、
僕は断然このファーストアルバム「エマーデイル」で
今でもこの季節、銀杏並木が黄色くなる頃聴くと涙がでてきます。

日本でも有名なトーレ・ヨハンソンですが最近ではボニー・ピンク、
古くは原田知世、又、中田ヤスタカをメジャーデビューさせた
CAPSULEなどを手がけました。
曲を聴くと大体共通性があるのですぐに彼のものだとわかります。

そういえば、中田ヤスタカというとパフュームの作曲家として有名ですが、
最近はキャリーぱみゅぱみゅ
(本名は「きゃろらいんちゃろんぶろっぶきゃりーぱみゅぱみゅ」なので
キャリーぱみゅぱみゅは俗称)の
「もしもし原宿」の海外版「PONPONPON」がフィンランドで
日本人として初めてエレクトロチャート首位になりました。
個人的には、パフュームもキャリーぱみゅぱみゅも好きな部類に入ります。
パフュームの「ポリリズム」は結構衝撃的でした。
トーレ・ヨハンソンとデビュー時に関わった
中田ヤスタカ氏が手がける「キャリーぱみゅぱみゅ」が
フィンランドで受けるという事は意味がある事なのかもしれません。

ところで「キャリーぱみゅぱみゅの本名」を早口で3回言う方が
「キャリーぱみゅぱみゅ」3回言うより実は簡単です。
それは「ぱみゅぱみゅ」のインターバルが実名の方が長いからです。

話をFRIDAに戻します。
CDリリースが6月頃で初めて聴いたのも6月頃だったかと思います。
ニーナの再来かと思う程涼しげな北欧の空を感じさせてくれました。
すぐに買おうと思っていたのですが、
その頃東京はとにかく暑くてイメージできませんでした。
少し涼しくなりかけた頃「TOWERS」(CD2曲目)という曲が
FMから流れてきました。

イントロでまずFLIDAの声に胸がキューッと締め付けられるほど
切なくなり、曲が終わる頃にはしっかりと心の中にメロディが
刻まれていました。
本来なら渋谷のHMVに走るところですが、今はありません。
「FOREVER21」になってしまいました。

下北沢のショップに行くと
「もとABBAのボーカルの方ですか」と言われてしまい断念。
仕方なくHMVのネットで購入しました。

CDショップの匂い、雑多な音、
棚にかかれたショップスタッフの手書きコメント、
「ジャケットに一目惚れ」して試聴無しに買ったCDが当たった時の感動、
支払いカウンターで押されるメンバーズカードのスタンプ、
そしてスタッフからの「これ聴かれるならこれもおすすめですよ」の一言、
全てこのプロセスが省略されて「カートに入れる」を
カチッとワンクリック、
ショップスタッフのリコメンドではなく
「このCDをご購入のお客様は他にこんなCDもご購入されています」です。
「それが何か?」と。

街の本屋、文房具店、CDショップはそれぞれの香りとともに
大きな穴の中に吸い込まれて行ってしまうのでしょうか。
FRIDAのCDはワンクリックの後、48時間以内に来ました。
まるで歌う北欧インテリアでした。
2,3曲「?」はありましたが大満足です。
とくにTOWERSは何度聴いてもジーンときます。
ライナーノートを読むとFRIDAは21才の医学部学生で
医者を目指しているそうです。
またしてもJOY SOUNDというわけです。
ちなみに前々回書かせていただいた僕の話は「つくり話」と
上司から揶揄されましたが全て実話です。

さて「女医さんで歌手」といえば僕のCDの中では
アン・サリーがあります。
これで「FRIDA」を加えてJOY SOUNDは3枚目になりますが、
1枚は僕の記憶の中にあるラックに在り
再生は心の中にあるプレーヤーでしかできません。

HMVの無くなった渋谷の空に
109のタワーが遅い午後の空を指していました。
1110-1.jpg
















まるで妖精のような
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雲が東急本店通りにある別のタワーに降りると
1110-3-1.jpg 道玄坂がゆっくりと暮れ始めていきました。
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松涛を山手通りに向かっていると
TOWERESのメロディとともに妖精の雲が
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空の
1110-6-1.jpg 風の中を
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舞って
1110-8-1.jpg 妖精だけが消えていきました。
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残された光とメロディが
1110-10-1.jpg
















タワーの間をすり抜けると
1110-11-1.jpg 一瞬、明るくなった空は
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辺りをオレンジに変えながら
1110-613-1.jpg そして濃く染め上げながら
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時間の中にフェードアウトしていきました。
1110-15-1.jpg












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  1. 2011/11/10(木) 05:35:37|
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