NOCEの家具バイヤーズブログ 2011年12月16日 皆既月食

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2011年12月16日 皆既月食

今週、関東は思ったほど寒くならず、特に昨日の日中は
シャツ1枚でもOKでした。
今週末のお天気ですがNOCEのある地域では冬型気圧配置の影響で
札幌、新潟の土日、福岡の土曜は雪になるそうですが、
他は晴れるそうです。
街はイルミネーションで飾られています。
マフラー巻いて、ポケットに手突っ込みながら、
暮れていく年をイルミネーションの下
そぞろ歩きは如何でしょうか。
そしてその際は是非NOCEにお立ち寄りいただければと
お客様の御来店をお待ち申し上げております。

先週まで3週続けて特集を書かせていただいたので
今週は、新商品に戻りたいと思います。
今週は1人用ソファとオットマンをセットにしたものです。
2011.12.16-01.jpg 8069ソファ 1人掛けセット ベージュ
¥19,800
ソファ:幅52×奥行69×高さ70(40)cm
オットマン:幅45×奥行45×高さ40cm
Made in China
※部分組立
◇色違いでダークブラウン、グリーン、オレンジがあります。

この商品は以前、2人掛けとカウチをセットにして
システムソファとして販売したものですが、
あまりヒットしませんでした。
デザインが丸みを強調しているため、システムソファにすると
大ぶりになってしまい「良さ」が出なかったからでしょうか?
そこでこのデザインをより強調させるために
「小ぶり」にして再デビューさせました。
デザインは北欧系を基本にしたレトロスタイルです。
ハの字状に外に向かって開く脚は
正にその北欧系の典型とも言えるもので、
さらにその上に丸みを帯びたソファやオットマンが融合し
バランスのいいレトロ感を形成しています。
丸みが強調されてもあまりフェミニズムに偏らず
マニッシュな印象さえあります。
インテリアとしてはカフェ系が基本ですが
ナチュラルやシンプルは勿論、がんばればモダンまで通用しそうです。
一見あまり機能が無さそうですが使い方によっては充分機能します。
まず一般的に「ソファとオットマンで足を投げ出してくつろぐ」です。
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ソファと
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オットマンを独立させれば2人で別々に使用できます。
2011.12.16-04.jpg 更にオットマンとソファを横に並べると
2人掛けソファの代わりになったり、
横に寝たりする事ができます。
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そして2台ご購入いただくと上記の機能が倍になります。
コントラストで違う色を組み合わせればさらに楽しくなりそうです。

カラーは、
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グリーン、
2011.12.16-07.jpg オレンジ、
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ダークブラウン、
2011.12.16-09.jpg ベージュ
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の4色でどれも落ち着いた風合いでレトロ感にマッチしています。
さて価格ですがセットで19,800円と格安です。
機能や雰囲気を考慮すれば割安感が更にまします。


最近アメリカでは由紀さおりの「夜明けのスキャット」が
ブレークしているそうです。
日本でもコールドプレイ(レディオヘッドの派生系)が
流行っています。
世の中が行き過ぎてしまいそうな時間を巻き戻しているのでしょうか。
冬の寒い夜、お部屋にこのソファとオットマンを置いて、
白熱灯のペンダントに石油ストーブと少しだけ
甘いミルクティーの香りがあれば、
時代と時代の溝が少しだけ埋まっていくような気がします。

先週12月10日、皆既月食のオレンジにぼんやり光る月が
くっきりと夜空に浮かび上がりました。
下北沢の街は、路地も駅のホームもオレンジの月を見上げる人達で
いっぱいだったそうです。
僕はなんと「盃」を別な理由で早い時間に捧げてしまい
眠くなっていたため
シャンパンを月に捧げることはできませんでしたが、
カメラに収める事はできました。
家のベランダからは月の光りがなくなった空に
薄く光る月と輝く星達が無数に見えました。
オレンジの月をオリオン、ふたご、おうし、おひつじ座が囲み、
それは幻想的な光景でした。


ところで1970年代に「渋谷系音楽」の元祖ともいえる
ブレッド&バターという兄弟ユニットが
「ピンクシャドー」という曲を歌っていました。
僕はその曲を「山下達郎さんがカバーしたバージョン」
で知りましたが、ブレバタの原曲は今聴いても遜色ありません。
個人的には達郎さんのIT’S A POPPIN’ TIMEに収録されている
ピンクシャドーの方が好きです。
土岐英史(土岐麻子のお父さん)のソプラノサックスや
エンディングの吉田美奈子と伊集加代子のコーラスは必聴ものです。
話は曲ではなくその詩です。
「満月に写し出された僕の姿に、
僕と月と僕らの関係のなぞかけ言葉を考えていた。
君はピンクのチョークを踊らせながら僕の影を塗りつぶした」
という詩なわけですが、「僕と月」とおそらく彼女の関係は、
天体の「月と地球と太陽」に置き換えた比喩だと思われます。
この詩のキーである「なぞかけ言葉」は多分、
それを月と地球の微妙な関係を
例えたのではないかと推察できそうです。
その言葉から想像すると月が彼女で、僕が地球で
太陽は必然的客体性に基づいた絶対的存在ではないかと思います。
さて、太陽は太陽系の恒星で地球はその惑星になり、
月は地球の惑星というわけでやはり太陽は2つの星にとって
絶対である事に間違いありません。
地球は約24時間(1日)かけて自分自身で回りながら(自転)
太陽の周りを1年で回ります。(公転)
このブログでも秋分や夏至などで取り上げさせていただきましたように
地球は1日1回転しながら
黄道という「太陽の周りにある道」のようなもの
を1年かけて回っているわけです。
地球の惑星である月は、
約30日(1ヶ月なので1年12ヶ月になる)自分で回りながら(自転)
地球の周りを1ヶ月かけて回っています。(公転)
このため地球からは表面である
「月のうさぎ」しか見えず、月の裏側が見えません。
これは月の公転と自転の速度が一致しているからです。
1ヶ月で自転しながら1ヶ月で地球を回るので
地球からは一面しか見えません。
解りやすくご説明させていただきますと、
例えばビールやコーヒーの缶があります。
無ければグラスでもワインのボトルでも構いません。
直径20CMの円を書きます。
ビール缶のラベルを常に中心に向けながら円の上を滑らせると
自然に缶が周り始め1周すると缶も1周します。
中心が地球の位置で缶が月になります。
中心からは常にラベルが見えたままです。
このラベルが「月のうさぎ」というわけです。
1周が1ヶ月なので即ち缶も1ヶ月で1回転したといことになります。
話逸れますが、渋谷系の代表でもあるオリジナルラブの楽曲
「月の裏で会いましょう」にある「見知らぬ場所であなたに会いたい」
の一節は月の裏で会えば誰にも邪魔されないという意味になります。
月の明かりは太陽に照らされた光りです。
太陽と月と地球が180度になり「地球、月、太陽」の順番で並ぶと
太陽の光が月の裏に当たるため光りません。
これを新月といい三日月から90度の時を上弦の月、
さらに90度進み「月、地球、太陽」と180度に並ぶと
太陽の光が月に当たり満月となるわけです。
この時、角度があるため地球は太陽の光を遮りません。
そしてさらに90度進み半分欠けた月を下弦の月と言います。
この満ち欠けを繰り返すわけでこれを月齢と呼びます。
さてこれをピンクシャドーで考えると、
地球の惑星である月の彼女は「ただ地球にくっ付いているだけで
カレンダーの役割しかできない上に、
「自分の裏側を隠し続ける女」のようですが
実は月にも凄い力があります。
それは引力です。
月の引力は地球に対して太陽の2.2倍もあります。
海で潮位が高くなる時を満潮といいますが、
これは月が真上に来た時にその引力が最大になり
海面を引っ張るからです。
一方、地球の裏側に月が来るとその引力が及ばないため
地球の遠心力で海面が外側に向かいます。
つまり満潮は月に対し表と裏で同時に起こるというわけです。
一方90度と270度、先程の「満潮時の月の位置」を縦180度すると
横の時は海面が満潮方向に引っ張られるため潮位が下がります。
これを潮が引く干潮という事になるわけです。
潮干狩りはこの時に行われます。
話は満月に戻ります。
月は満月と新月の時、その引力が最大になります。
これを大潮と呼び干満の差が最大になります。
一方、上弦、下弦はその力が及ばないために
小潮と呼ばれ干満の差が小さくなります。
潮干狩りには大潮の干潮時が最適というわけです。
月は勿論、人間にも作用します。
月の引力により血液や体液が引っ張られ活性化すると言われています。
満月に出生率が高いのも(人間だけではありません)
殺人事件が多いのもこの理由によるとも言われています。
また血液循環が良くなるためアルコールが周りやすくなります。
「月見で一杯」には理由があるのかもしれません。
大潮は、血液循環が良くなるため神経が高ぶります。
上司にはなるべく触らない方が無難です。
大潮の時の「上司との飲み」は避けたほうがいいかもしれません。
言いたい事があるなら引力が弱い上弦か下弦の小潮の時に
思い切ってぶつけてみましょう。
(危険なので実験しないで下さい。僕は怖くて未だ実証できません)


さて話を詩に戻すと「カレンダー代わりのまとわりついて、
自分の裏側を見せない月は実は地球に物凄い影響力があった」
と言うことになるのです。
そして地球は月の裏側を一生見ることは出来ません。
地球は月を衛星として支配し、
月は「地球なしでは生きていけない」と言っているようですが、
実は「地球は精神的に月に支配されている」のです。
だんだん難しくなってきました。
詩に戻って何故、彼女は
「僕の影をピンクのチョークで塗りつぶしてしまう」のでしょうか。
たしかにピンクで塗りつぶされた影は、ピンクシャドーになりますが。
表側だけで光る月に照らされた影を
すっかり塗りつぶされた僕は全てを支配されてしまうのでしょうか。

月と地球の関係は永遠のものではありません。
実は、月は地球から年間3.8CMずつ離れているのです。

3.8CMずつ小さくなる地球に月の大きさを知る由もありません。
いつもそばにいて輝き、
おそらく月も同じ気持ちだと確信していました。
月は表面で表情を造り、裏側を地球に決して見せませんでした。
裏を隠す方が今の関係を維持できると考えたからです。
「月の裏側なんか知らなくてもいい。
知りたくもない。今のままでいい。」
と地球は思っていました。
それでも地球の知らない間に月との距離は刻々と開いていくのです。
そしてある日、突然月が離れていきます。
地球は引力で呼び戻そうとしてもムリでした。
引力の無さに「何故!」と思った時、
地球は「こんなに離れてたんだ」と
自分と月との距離に初めて気がつくのです。
地球には「満潮も干潮も12ヶ月も」もうありません。
地球の引力の及ばなくなった月は速度を早め回転しながら離れて、
すぐに星屑のひとつになってしまいました。
初めて地球に裏側を見せながら。

このまま終わると悲しくなりそうなので、
最後に皆既月食の話をします。
満月になる仕組みで考えると
「月、地球、太陽」と180度に並ぶわけですが、
通常は月と地球の角度が太陽に対して微妙にずれているので
月は太陽の光を受けることができます。
この180度のラインにピッタリと3つが並ぶと太陽の光を地球が遮って
皆既月食となるわけです。

(超低感度カメラで撮影。月に向かって空しく赤目が光りました)
月の光に
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地球が
2011.12.16-2.jpg 少しずつ
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影を作っていきました。
2011.12.16-4.jpg 僅かに残る光の横のシルエットは
2011.12.16-5.jpg












やがてオレンジに染まり、
2011.12.16-6.jpg 夜空に浮かび、また光を取り戻していきました。

次回の皆既月食は2014年10月8日、午後8時頃です。
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  1. 2011/12/16(金) 03:02:02|
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