NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年2月27日 ドイツ、イギリス出張 最終回

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2012年2月27日 ドイツ、イギリス出張 最終回

今週前半は寒く後半の木、金は暖かくなりました。
週末NOCEのある地域では、土曜日は全地域で崩れるそうで、日曜日は新潟と札幌を除いて晴れるそうです。
お出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同
お客様の御来店をお待ち申し上げております。

先週、無事ホームページがリニューアルされました。
商品はグーンと見易くなり全体的にスッキリした印象です。
ブログも「ムダに長い」と言われても変わらず続けさせていただければと思います。
新しくなったNOCEのホームページを何卒よろしくお願い申し上げます。



先週からの続き。

地下鉄のロンドンブリッジ駅で降り
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とりあえず出口に向かう長いエスカレーターを上り
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外に出るとどこに何があるかさっぱりわかりません。
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テムズ川に掛かる橋なので視界の開けている方向に歩くと
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ロンドンブリッジと書いてある建物のような物がありました。
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その建物を階段で登ると夢にまで見た憧れのロンドンブリッジです。
しかし「チョッと待てよ。これってただの普通の橋で、絵葉書の写真と違うぞ。
もしかしたらオリンピックのために老朽化した橋は壊されて掛けかえられたのでは?」と思い遠方を見ると
遥か遠くにあの「ロンドンブリッジ」が・・・。
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ここまで来たら「見ないで帰る」わけにはいきません。階段を下り、
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川沿いの
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歩道を早歩きで歩くと
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何か興味をそそられる空間がありました。
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ヘイズガレリアと書いてある玄関を覗くと
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ミラノのドゥオーモ近くにあるガレリアに似た空間があり、
カフェやアパレルなどのお店がモールのようにあります。
(1856年に建てられた建物です。当時テムズ川が船による主要な大型物流の手段であった頃、
ここはヘイズワープという荷揚げ地でした。
この建物はその当時利用された倉庫で1990年にリノベーションにより新しく商業施設として生まれ変わりました。)
次回は時間のある時にと。
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「ロンドンブリッジ」はまだ遠い所にありますがかなり「巻きいれて」歩いてます。
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対岸に古城のような建築物が見えました。
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それにしてもこのエリアはディフュージョン地区なのでしょうか
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近未来的建物が目立ちます。
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つい惹かれてしまいそうですが、カフェで休む時間はありません。
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「ロンドンブリッジ」が歩く速度に比例して
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だんだんと
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近づいて
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とうとう
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真下に到達しました。
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階段を上ると橋を通る道路に出ます。午後の光が影を長くしていました。
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初めて知りました。この橋タワーブリッジでした。
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この時何もわからずに来てしまいましたが、後で調べた事を簡単に記述させていただきます。
このゴシック様式の2つのタワーを持つ橋は、1886年に着工され1894年に完成しました。
タワーブリッジは「跳ね橋」です。日本でいえば勝鬨橋のように(現在は固定化)船の航行の際、
左右に持ち上がりその進行を可能にさせます。
タワーブリッジは現在でも大型船舶航行時には文字通り左右に跳ね上がります。
タワーブリッジの名前ですが、先程、対岸に見た古城「ロンドン塔」のタワーと景観をあわせた事に由来しています。
因みに、僕が間違えたロンドンブリッジは、♪ローンドバシ落ちた~♪に登場する橋に間違いなく、
ローマ人によって西暦46年に掛けられた木製のものが起源と言われています。(当時日本は弥生時代でした)
その後、嵐や火災などで破壊された橋を掛け返し、1209年に石造りの橋が完成しました。
その後老朽化に伴い1831年に5錬のアーチを持つ近代の橋に生まれ変わり、
交通量の増加に伴い1968年に現在の橋になりました。
ところで、「ローンドバシ」の歌ですが、「2人が対になり手を繋ぎ高く上げその下を数人が輪を作ってくぐり
対の2人が手を下ろし1人を捕まえる」という遊びの時歌われるものです。
僕はその下ろす動作が「跳ね橋がおりて船が捕まる」ものだと思っていましたが、
ロンドン橋の歌詞の中心は「落ちた橋を新しく作ろう」というもので橋の再建築を祈願したものなのです。
捕まった人は船ではなく「人柱になる人間」だそうです。けっこう怖い歌でした。


タワーに向かい
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アーチをくぐり
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歩くと
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跳ね橋が上がる中央線がありました。
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渡り終えると
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先程の古城があります。
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これも後でわかったことですが、世界文化遺産に登録されているロンドン塔でした。
ロンドン塔は、1098年に当時のイングランド国王ヘンリー3世が完成させました。
その後宮殿として1625年まで使われ、銀行や動物園に変化し現在も女王の所有になっています。
13世紀から監獄、処刑場にも使用されました。
当時の残虐極まる拷問は今も博物館としてこの古城内に記録されています。
ユートピア思想を唱えた「トマスモア」も国家反逆の思想の持ち主として処刑されました。
数々の処刑により人々の怨念がたまってしまいロンドンの心霊スポットとしても有名です。


雲のかけらが橋の欄干に映っていました。
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古城の
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横にある遊歩道を歩くと
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大きな交差点に出ます。
このままロンドンブリッジまで歩くか適当な地下鉄の駅を見つけるか迷ったのですが、
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教会と
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広場が見えたのでとりあえず行ってみる事にしました。
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すると、「トラディショナル、フィッシュ&チップス」という看板が目に入りました。
イギリスに来て昨晩のパイ以来何もイギリスっぽい食事をしてません。これはやはり入るしかありません。
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席に座り
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コーヒーと「フィッシュ&チップス」をオーダーしました。
フィッシュ&チップスとは「タラ系の白身魚を揚げたものとフライドポテトがワンディッシュにのってくる」という極めて単純なものですが、イギリスの名物のひとつです。
レモンを絞っても各店による「自慢のオリジナル、タルタルソース」をタップリ塗ってもOKです。
因みに僕は東京でもメニューにあれば必ずオーダーします。
ビールやスパークリングワインによく合います。
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かなり待たされてやっと出てきました。
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半分はレモンでシンプルに、残りはタルタルソースを塗ってと。
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ここで時計を見るとだんだん時間がおしていて「のんびりしてる余裕なし」という事に気がつきました。
マズイ、頭の中を「パリで買い物に夢中になって飛行機に乗り遅れてしまった」事が
字幕スーパーのように回転し始めました。

「食後のセットのアイスは要らない」と言って会計をし、お釣りもチップだと言って
急いで店を出ました。
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すると目の前にテムズ川の水上バス乗り場があり、
しかも対岸のヘイズガレリア近くまで行く船が間もなく来るとはなんてラッキー。
しかもテムズ川の上から「タワーブリッジも見られるし」と乗船券を買いに行きました。
7ポンドです。今晩、帰国なので両替できないコインのお釣りを避けるため
10ポンドの代わりにカードを出しました。すると暗証番号のテンキーを差し出されました。
暗証番号は忘れてしまったので「サインではダメですか?」と聞くと
首を横に振りカードとレシートをくれました。
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そのレシートをガイドに見せると「あそこの乗船場に行け」と言われ
「このレシートが乗船券代わりなんだ。そういえば地下鉄のチケットもあのパディントン、
エクスプレスのチケットも暗証番号もサインもなかったし。」と思い
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言われた乗船場に向かいます。
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船が来て
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乗り込み
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後部デッキに出て
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「やったー。テムズ川の上からタワーブリッジ。」と。
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対岸に着き船を出ようと先程のレシートを見せると「ダメよ。これ」です。
「エーッ」とよく見るとVOID(無効)と書いてあります。僕は「タダ乗り」を疑われているのです。
「今すぐ支払うから降ろしてくれ」と抗議すると乗船中の他の客が必死の僕を
「そこまで見なくても」という程全員で見ています。慌てる僕と若いブロンドの女子船員。
「船内で発行できるから少し待って」と。
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次の瞬間、ドアが閉まり僕が「待ってくれ」と言うと「船は待てないんだよ」ですと。
そして先程の観客となった乗船客一同全員でうなずいています。これってアリですか!
ロンドンの地下鉄なんか平気で遅れるのが常識とか言ってるくせに。
エンジン音が無情に響き船が動きだしました。彼女が「どこから乗ったの?」と聞くのですが、
パニックで記憶喪失になってしまい理解できません。すると思いっきりゆっくり「Where?」と。
これに反応してしまい「I came from Japan !」(にぽんか~らき~まし~た)って感じです。
ここで先程の「ムッツリうなずく暗い観客」大笑いです。
ジョークの大好きな英国紳士を笑わせるほどのジョークです。
笑いながら困り果てた彼女が対岸を指差してようやく意味がわかりました。
「タワーブリッジの近く」と言うと「7ポンド」と言われ今度は10ポンド紙幣を払って3ポンド硬貨を受け取りました。
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次の乗船場に着くと今度は先程僕を阻止した船員が急いでいる僕を見て
「さっきの所にはお前の足なら3分40秒でいける。お前なら必ずできるぞ」と。
ここで「いや僕なら3分で行って見せる。実はロンドンオリンピックの短距離選手だから」とジョークで返せば
立派なイギリスフリークなのでしょうがムリです。
3分40秒で行けるわけありません。がんばっても15分です。
ところでなんでイギリスの方ってジョーク大好きなんでしょうか。
ついでにプレゼントもらった時の大げさなリアクションも。
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ドアが開き
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走りました。頭の中では日の丸をつけた飛行機が離陸しそうです。
フィッシュ&チップスがまずかったのか、船を選択したのが悪いのか、
そもそもロンドンブリッジ観光そのものが失敗だったのか。自分を責めています。
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走ります。なんかシェークスピアに関係するものらしいです。(グローブ座)
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路地を見て
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数々の美味しそうな
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レストランを越し
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「ロンドンの空が暮れていきます」って言う余裕もなく
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ロンドンブリッジをくぐり
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ワインバーがたくさんある路地に「今度は絶対来る」と言い
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「何かわからない寺院」(サザーク教会)を過ぎ
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地下鉄の駅までたどり着きました。本当に5分くらいでした。
ただ3分40秒の壁は越せませんでした。
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地下に伸びる長いエスカレーターを駆け
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地下鉄でユーストン駅に戻り
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上りエスカレーターも駆けあがり
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キャリーバッグを受け取り
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外に出て
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歩道を走り
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パディントンに向かう
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地下鉄に
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乗り
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パディントン駅から空港行きのエクスプレスに乗りました。
飛行機にはなんとか間に合いそうです。
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車窓にロンドンの空が暮れていきました。
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成田には翌日の夕方到着しました。雨でした。
そのまま下北沢のバールにいました。
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スプマンテ(イタリアの発砲性ワイン)で疲れを癒し
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フィッシュ&チップスと赤ワインをやっていると「フィッシュ&チップスかぁ?」と笑ってしまいました。
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製造業というものがこれからどのように変わっていくのでしょうか。
イギリスで始まった産業革命は中国を世界の工場に変えその中国も曲がり角に来ています。
生産される以上に印刷される紙幣に物の価値は変わっていきます。
大量生産の時代も変わろうとしています。メーカーから最低ロットの引き上げ要求が最近多くなりました。
中国の大きな家具見本市が今年から大幅に縮小されました。
去年だけで広州にある製造業者が数千の単位で無くなりました。
バイヤーが家具だけ買う時代も変わって行くことだと思いました。

外の雨を見ていると「うとうと」としてしまいました。
「雪ですよ」と夢の中で懐かしい声がして驚いて起きるとマスターでした。
「なーんだ。マスターか」と外見ると
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雨が雪に変わっていました。
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下北沢にシンシンと降っています。
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僕の大好きな東京の雪は
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下北沢の街を白く塗り替えていきました。
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  1. 2012/02/24(金) 15:08:52|
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