NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年4月6日 2012年 春 中国出張 2

NOCEのバイヤーズブログ

2012年4月6日 2012年 春 中国出張 2



今週は春の嵐が吹き荒れました。
台風並みの低気圧でも海で生まれるものではないので爆弾低気圧と呼ばれています。
その日、下北沢は静まりかえり、無力だったビニール傘の残骸が路地に散っていました。
北沢川の桜も昨日の暖かさでかなり咲いています。
淡くピンクに咲くサクラにはロゼシャンパンがあいそうです。
今週末、NOCEのある地域での天候ですが土曜日の新潟を除きマズマズになりそうです。
関東以西ではまさに絶好のお花見日和です。
ただ夜は気温が低くなりそうなので
「夜桜で一杯」は暖かくしてお出かけした方がよさそうです。
お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。


昨晩の「ウーロン茶」飲み過ぎのせいで寝付いたのは(推定)4時位でしたが、
眠りが浅く目が醒めると5時でした。
まるで徹夜明けのように眠く、だるかったのですがここで眠ってしまうと
バイオリズムが崩れ今日1日が「パー」になりそうなのでムリヤリ起きる事にしました。
ベッドから這い上がり窓のカーテンを開けると明けかけた街はまだ眠っていました。
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シャワーから戻ると窓の空は朝焼けに変わっていました。
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ばらけていく雲はやがて小さなかたまりになり、茜はオレンジになりました。
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1時間ほどストレッチをして、朝食のレストランへ。

まずは、レトロなトースターでトースト2枚。
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そして中国だけに細麺やきそば、ベーコン、青菜を炒めたものに、
ボイルドエッグ、オレンジジュースにコーヒーです。
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この後さらにトースト2枚とロールパン2個、クロワッサンで〆ました。
今日は「昼抜き」が予想されるハードスケジュールです。
ただ眠っていないせいかいつもより食欲がありませんでした。

ホテルをチェックアウトし、
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ロビーで昨日迎えに来てもらったメーカーの人達と待ち合わせ、
車で見本市会場に向かいます。
車窓には起きたばかりの朝の街がありました。
建設中の高速道路の高架橋が開発中の広大な土地を切り取っていきます。
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メーカーの人達から出展者のホルダーをもらい出展者の入場口から入ったので
一般開場時間よりも会場には早く入場しました。
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当然、誰もいません。
とりあえずキャリーバッグをクロークに預けるため一般入場口に向かい
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歩きますが会場が大きすぎて
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なかなか
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たどり着きません。
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一般入場口の外にある
「踊り場を利用し、階段にレールを敷いてそこにケーブルカーのようにロープで引っ張る台車を使った」
めずらしいクロークにバッグを預け
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(階段にある赤い絨毯の上にある線が木製のレール。
この上に車輪のついた階段の傾斜に合わせた台車が電動のロープで上がる。
実際のケーブルカーのように2本の路線を2個の車両が
お互いの力の作用を利用するものではなく、一方通行。)

さて仕切り直して一般入場口から入場し戦闘開始です。
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今回も目新しい物もなく難しい展開ですが、一応「隈なく見る」ことにします。
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それにしても、全て見ようとすると見る必要のないものが多く「ムダにでかすぎ」です。
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ただバイヤーとしては、予期せぬ新商品があるので全て見なければなりません。
前回のブログで計測しましたが歩行距離は5キロくらいあります。
これはデザインが特殊でレトロとクラシックの融合といったものです。
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脚がハの字に広がっていて若干北欧のエッセンスが加わっています。
ファブリックのカラーと背もたれとシートのテクスチャーをモディファイして
2シーターと3シーターの展開を予定しています。
座り心地は抜群です。

どこかで見たソファだと思ったら、
なんと僕がデザインしオーダーした1、2、3シーターのカフェソファを
「パクッて」システムソファにして展示してありました。
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それも日本向けに。
しかもオリジナルが「NOCEに来る前に」です。
それでもこんな事、気にしていたらこの競争社会で生きていけません。
仮にこのメーカーで作らなくても売れれば他のメーカーがパクるだけだからです。
と、カッコつけて見ましたが、ムキになって発注してしまいました。
バカです。口惜しいので少しだけ改良しました。
「どこについて」は、今は言えません。
価格は4万中盤くらいです。
尚、1、2、3シーターソファの入荷は4月中旬を予定しております。

今度は、チェアです。
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シンプルとミッドセンチュリーをミックスさせたデザインです。
このメーカーのカスタマーは殆どヨーロッパだそうです。
オーナーはイギリスの方でイタリアのメーカーについて話をすると
「以前3000あったメーカーが今はたった7軒になってしまった」そうで
「イタリア自体の経済も大変な事になっている」との事でした。
時代は動いています。

同じメーカーのチェアです。
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少しファブリックの色、脚の色を変更しレトロ感を加えてリリースさせます。
このチェアも同じです。
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今年初めのケルンでもよく見かけるようになったスタイルで
やはりミッドセンチュリーの色が濃く出ています。
この3タイプのチェア発売は6月を予定しています。
価格は13,000円前後になりそうです。

2つの大きなパヴィリオンの間に赤く長い絨毯が続いていました。
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パヴィリオンの窓から、更に大きなパヴィリオンを建設するための
基礎工事をやっていました。
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これ以上大きくする意味はあるのでしょうか。
4時間程で「商談込みで全て」隈なく歩き終えました。
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午後1時です。
皆さんいたるところでランチをしています。
朝食が物足りなかったのか燃費が予想以上に悪くなってしまい、
おいしそうな臭いがたまりません。
ここはグッとこらえて次の広州に行かなければなりません。
次の広州も大きいため見られる時に見ておかないとロスに繋がるからです。

ケーブルカー式のラゲージオフィスで
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キャリーバッグを受け取り
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外にあるバス乗り場から「広州行き」バスに乗りました。
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価格は日本円で750円とたいして日本と変わりません。
時刻表には20分毎と書いてありました。

バスに乗るとかなり空いています。
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「快適、快適」とシートに着きます。
20分が経過しました。
20分毎なのでそろそろ出発のはずです。
前方のモニターからテクノ系韓流のステージビデオが流れ始めました。
中国でも韓流は大流行です。
僕は韓流といえばKARAか少女時代くらいしか知りませんが
結構レベル高い人が歌っていました。
30分ワンクールでワンクール目が終りまた初めに戻りました。
バスに座り50分が経過したわけです。

「そうです!思い出しました」いつも混んでいたので20分毎でしたが
中国ルールは「満席にならないと発車しない」でした。
「だったら20分毎って書かないで欲しいんですけど」と言っても
世界の「常識」は国によって違うもの。
「普通」とか「通常」はありません。
あくまでも「日本では」です。
現実に怒って降りてしまう人はいません。
「早く埋まらないかなぁー」と空席を数えている人が普通です。
20分で満席にならないという事は来場者が減少していると言うことなのでしょうか。
例年の来場者なら20分毎というわけですから。
韓流が3クール目に突入です。
1時間20分、ただムダに経過してます。
頭の中を美味しそうなランチが回り始めました。
「こんな事なら食べておけば」と。

1時間40分後、やっと満席で出発しましたが渋滞で動きません。
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ルートは前回と変わり新しい片側4車線の高速道路です。
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バスの横をポルシェやBMWが追い越していきます。
広州と深圳は大動脈でこの立派な高速道路の他にもあちこちで高速道路を作っていました。だいたいこの間には新幹線が2本も走っていて10分毎の列車がいつも満席と
まだ中国の伸びしろは計りしれません。
バスに座って3時間。
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広州の会場にやっと到着しました。
閉場時間まで2時間弱ですが、2時間でも「見ておく事に意義あり」なので
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とりあえず
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会場を目指しました。
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レセプションを済ませ
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時間は僅かですが午後のセッション開始です。
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大きな会場は時間が遅いのか人はまばらでした。
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これは?
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これはどうなんでしょう?
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相変わらず大仕掛けなヨーロッパにも負けないくらい立派なブース
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でも何か違っている気がします。
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う~ん。
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賑わっていますがクラシックなので違うし。
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会場に長い光が差し込むと
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終りを告げるアナウンスが流れ
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出口へ向かい
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今日はとりあえず終了。明日に持ち越しです。
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今日のホテルは会場に隣接しています。
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移動にはヨーロッパの会場同様カートが便利です。
カートを
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レセプションで降り
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ホテルまで歩き
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ロビーでチェックインを済ませ
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部屋に入ると
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窓の空が淡く暮れかけていました。
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ポケットから今日のバスのチケットが出てきました。
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なんだか平和すぎて笑ってしまいました。
さてこれから僕のホテルライフの始まりです。

まず、あまりの空腹に耐えられずレストランへ直行です。
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カントネーゼ(広東風)レストランのテーブルに着きます。
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まずは、シャンパンか白ワインといきたい所ですが仕事中なのでガマン×2です。
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お一人様ディナーの始まりです。
アラカルトでシェフのおすすめスープから。
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イタリアンで言えばアンティパスト。
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「鶏がらベースのスープ」を「洋ナシ」とスープ皿の下に敷き詰めた鳥の挽肉
(つくねのようなもの)と一緒にオーブンにかけたものです。
洋ナシの甘味と挽肉のバランスがよくシャンパンかリースリング、
ソーヴィニヨンブラン系の白ワインが合いそうです。(想像のみ)
次はプリモピアットといったところ。
茹でたてのアルデンテの麺の上に刻んだ長ネギと
「牛そぼろ」のようなものがのっています。
ここに別の器にある濃い目のオイスターソースベースの
「あわびの特性ソース」であえて薄めの鶏がらスープをつけながら
「つけ麺」のようにいただきます。
「うーん。これは美味!」
濃い目のシャルドネ(白ワイン)がピッタリです。
(だんだん自虐的モードになってきました)
画像では判りにくいかもしれませんが2人前たっぷりあります。
もちろん残さずいただきました。

さてメインはシェフズサワーポーク(シェフ流酢豚)です。
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甘めの衣で豚ロースを揚げ、
下には薄めの塩で炒めた赤ピーマンとパイナップルが敷いてあります。
となりの特製甘酢ソースをかけても、つけてもOKです。
因みに僕は酢豚の豚は「せっかく揚げたてなのに」甘酢でグチャグチャがいやなので
当然漬けながらいただきました。
日本の酢豚もこのスタイルならばと思ってしまいます。
薄味の甘酢と衣の甘さと豚肉の香ばしいハーモニーは
「甘酢を少し」でサンジョベーゼ、
「たっぷり甘酢」でメルロー(赤ワイン)に合いそうです。
妄想のワインも飲み干し部屋に帰りました。
部屋に戻り少し休んだ後、筋トレの開始です。

ところで、「なんで1日ハードな仕事した後それなの?」ですが、
バイヤーにとって1番重要な事はなんでしょうか?
商品を見る眼、センス、語学力、マーケッティング力、計算能力ですか。
どれも大切な要素ですが、1番はなんと言っても体力です。
体が充実していなければ適格な選択や判断が出来ないからです。
まして海外で時間との勝負、商談上の駆け引き、体力がなければやっていけません。
ヨーロッパでは、まず「疲れた」というビジネスマンはいません。
目の下が真っ黒で「フラフラ」でも聞いた事がありません。
このあたりで鍛えられたのか体力作りに余念がなくなってしまいました。
まずはその元である筋肉を育てる事です。
その事により燃焼しやすい体つまり「疲れにくい体」になっていくのです。
ホテルのジムでマシンもありますが、男なら自重です。
(スミマセン。男女関係ありません。
今年のキーワードがストイックなので少しカッコつけて見ただけです。)

それではスタート。
腕立てから10回をワンセットで3回ずつ。
腹筋や背筋などの大きな筋肉から始めたほうがいいという意見もありますが
便宜上腕立てがわかりやすいため。
効率をよくするためにスローでいきます。
壁に向かって首を前方にして壁を見ながら4つゆっくり数えて
胸とあごが地面すれすれになるまで落とします。
また4つ数ええて戻しますが腕が伸びきらないところで止めましょう。
初めは4つカウントが辛く早くなってしまうのでメトロノームを使いましょう。
僕はベーシストなので必携ですが、
持っていない方は秒針のある時計やタイマーでもOK。
メトロノームなら60、(つまり1秒)にセットして4つ数えるわけです。
時計は4秒。
この要領で腹筋、背筋、スクワット、かかと上げを実行します。
まだ余裕があれば高速でやってみましょう。
腕立ての場合は腕を降ろした状態を作り、
次に思いっきりの腕の力でジャンプして頂点に達した時に手を叩きます。
出来なければ交差でもOK。
この動きを出来るだけ早くします。
(初心者は絶対やめて下さい。顔面の強打、腕の骨を折る危険があります)
筋トレは、今どこの筋肉を使っているのかを意識する事と体の力を
「出来るだけ抜いてリラックスさせる事」が重要です。
ただこれはマッチョになるのが目的ではありません。
あくまでも体力作りです。
マッチョを目指す方は専門のトレーナーにご相談をおねがいいたします。
さて一通りの無酸素運動が終わって次はお楽しみ兼リラクゼーション兼の有酸素運動。
プールです!
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無酸素運動の後に有酸素運動を加える事により効果が増すと言われています。
有酸素運動は20分以上のウォーキングやジョギングでもOK。
ジムのバイク。
究極は自宅で音楽聞きながらの電話帳などを使った階段昇降運動でもOKです。
階段昇降運動にメトロノームを使うとリズムトレーニングになるので
音楽を目指す方には一石二鳥です。
僕は、メトロノームに4拍子打たせて(4拍子の頭にアクセントをいれます)、
ステップ3拍子にしています。
メトロノーム60の速度でステップを3拍子の八分音符で踏むと所謂、
ポリリズム(パフュームでも有名)になるわけです。
意識を集中して30分リズムキープすると冬でもTシャツ搾れるくらい汗かきます。
慣れてきたらダンスやヒップホップ系音楽に合わせてステップを倍速で取ったり
3連で取ったりしてみましょう。
ハンパじゃない運動量になります。
(慣れない方は最初から絶対やらないで下さい。心臓に極度に負担がかかり危険です)
厚手の本や新聞紙、電話帳と音源があれば
手軽に自宅でエアロビクスができるというわけです。

スイムウェアを持ってホテル内のプールに向かい、
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受け付けを済ませロッカーで着替えました。
足を洗って
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マットで拭いて
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階段を上がり
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プールにでます。
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先客は2名。
多分、常連のローカルです。
僕はビジターなので誰もいない1番左のレーンで黙々とクロール開始です。
誰もいないのでマイペースでフリップターンもできます。
すると、なんとわざわざ他のレーンがあいているにも関わらず人が入ってきました。
しかもスローな平泳ぎです。
「追いついてしまった」のがマズかったのか、
彼は僕に譲った後、猛然とクロールで追いついてくるではないですか。
しょうがないので譲ると「先に行け」とジェスチャー。
往復して帰って来るとまだ待っていてターンの後、又すぐ追っかけてきました。
「うーん。ロコとは言え外人には負けられない」となんでこんな所で急に
ナショナリズム出てくるのかわかりませんが、本気モードで引き離します。
その後、彼はすぐに上がって行き又、1人で泳ぎ始めました。
時間の経過と共に「スイマーズハイ」モードに達すると、どこからか
「あなたバカじゃないの。ムキになって。エトランジェのビジターのくせに。
あなた以上に不快だったはず。ローカル。世界みんな友達とか言ってたはずじゃないの。」と聞こえてきたのでもう上がる事にしました。
1時間10分、多分2.5キロ以上は泳いだと思います。
2.5というとたいした距離と言う感じはしませんが、
50往復、98ターンというと「なんか泳いだ」と言う感じがします。
(因みに小学生の算数レベルですが、
100ターンではなく98ターンになるのは最初のスタートと最後の到着には
ターンが無いからです)
ただ今日はなんかスッキリしません。
反省です。
他のレーンに移ればよかっただけです。
彼はきっといつも同じ時間、同じレーンで泳ぎたかったのです。
気持ちわかります。僕も同じだからです。
世界人類みんな同じです。 グスッ。

プールから上がり
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ロッカー室に戻り部屋に帰りました。

バスタブに浸かった後、ベッドにもぐりこむと心地よい疲れと共に
すぐに深い眠りについてしまいました。
10時前でした。
窓の外の広州を静寂な夜が包み込んでいきました。
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  1. 2012/04/06(金) 16:46:52|
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