NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年4月20日 2012年 春 中国出張 最終回

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2012年4月20日 2012年 春 中国出張 最終回

今週は、4月も半ば過ぎの割に涼しい日が続いていました。
朝晩、コートが必要なくらい寒い日もありました。
原発が止まっているからでしょうか。(それは絶対ない)
それとも地球が小氷河期に向かっているからでしょうか。(それはわからない)
オホーツク海高気圧からの冷たい気流のせいでしょうか。(たぶんそれ)
今週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は札幌、仙台、新潟が晴れ、
関東、名古屋が曇り、関西以西は雨になるそうです。
日曜日は、残念ながら札幌を除く全地域でぐずつくそうです。
今、紀尾井町にあるホテルニューオオタニの永田町側の八重桜が満開です。
この通りに原宿で昔ブレークしたテラスのある「まるでパリ」のようなカフェレストランがあります。
このテラスからの花見は最高だと思います。(絶対今週は予約で満席)
想像の世界でロゼシャンパンで少し寒い春と八重桜に乾杯。
週末、お出かけの際には是非NOCEをご覧いただければと
お客様の御来店を全国スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。




翌朝、3時に目が醒めてしまいそのままシャワーを浴びていると
昨晩リクエストしていたモーニングコールが鳴りました。

窓の外の街はまだ眠りの最中でした。
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今日は「朝いち」の飛行機で東京に帰ります。
ストレッチをして最後の身支度を終え
フロントでチェックアウトを済ませ
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表に出ると、まだ日の昇らない
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薄暗い空に少し冷たい風が吹き抜けて行きました。
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人のいない路地に
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昨晩の喧騒を朝の空気が覆っていきます。
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空港行きのバス停の
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空が青く変っていきました。
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暫くするとバスがきました。
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(ピンボケですみません。2日前にカメラおもいっきり落としてからいまいち調子よくありません。
尚、香港のバスは前払いでお釣りは無しです。
例えば25ドルだとして50ドル紙幣を出したとしてもダメです。
混んでいてこのルールが判らなく運転席で固まると後ろから舌打ちの集中砲火または罵声が飛んできますので、
キッチリとお釣りのないように用意してから乗りましょう。)

2階建てバスの2階、1番先頭のシートに座るとバスは眼下に
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眠りから
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醒めていく街の中を駆け抜けて行きます。
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世界第3位のコンテナ取扱量を誇る香港のコンテナヤードは例年よりも
コンテナの数、コンテナ船の停泊数ともに少なく感じられました。
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バスは青馬大橋(チンマー)にさしかかります。
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つり橋の長さは1,377mで長さとしては世界第7位。
5年の歳月をかけて1997年に完成しました。
この橋の下には空港へ行く特急の線路があり、鉄道と自動車の共用橋としては世界1位です。
因みに、世界1はなんと日本の明石海峡大橋で1,991mあります。
レインボーブリッジは、570メートルの52位ですがこの橋は長さで競っていません。
景観で勝負すれば間違いなくベスト5に入ります。

長い橋を
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渡り
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終えると
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空港行きバスが終点に近づく頃、青かった朝が薄いピンクに変っていました。
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空港第1ターミナルで
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バスを降り
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バスは又香港の街へと帰って行きます。
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空港で軽い朝食を済ませると
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搭乗口の通路の前には
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東京、羽田空港行きの飛行機のドアが出張の終りを告げていました。
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今回、新規開拓を4件しましたが全くの新規は1件のみでした。
他の3件は以前から目を付けていたメーカーでしたが以前は価格が高く感じてしまい商談まで至りませんでした。
何故今回かというと、それは昨今のインフレにより他メーカーの商品も高騰してしまい
相対的に価格の差がなくなってしまったからです。
理由はこれだけではありません。
限られたほんの一握りのメーカーですが、デザインやクオリティ(品質)も向上してきているのです。
「出張プロローグ」でも書きましたが、
中国家具業界(中国全体にいえる事かもしれませんが)はここ数年で岐路に立ちました。
資源インフレや賃金の上昇、それに伴う労働者不足により製品価格が上がり
以前のように「安さの魅力」は無くなってきているのです。
工場の効率と言う観点から安い製品を生み出すためには「フル稼働が原則」と
以前書きましたが、彼らの最大顧客である先進国の購買力が落ち込んでいる事と
製品の価格上昇により、注文が減少し「フル稼働」出来なくなっているのです。
それでも、高級ヨーロッパデザインのパクリであればまだ価格差があり
相対値(ヨーロッパのソファが50万円に対し中国製20万、比較すれが安くなるわけです。
それに対し20万のソファは中国製でも安くありません。
これをその商品に対する絶対的価値として絶対値といいます)で売れました。
そこでヨーロッパ家具産業の衰退(もとは中国の台頭による)で
ヨーロッパから新しい商品やデザインが以前ほど出なくなると、
パクル商品もなくなり中国からも新商品が出なくなってしまったというわけです。
そのため同じようなデザインの商品があふれてしまい、
やがて価格競争になりメーカーは「如何にコストを削って利益を出すか」に走りました。
始めに、賃金カットとリストラをし、追いつかなければ原材料の質を落とします。
結果的に、「質は低下し、納期は長く、価格は高い」という最悪のケースになる場合もありました。
世界のバイヤーは今、より賃金の安いミャンマーやベトナムに向いています。
1人あたりの賃金が中国の半分以下だからです。
そして中国のメーカーさえベトナムに工場をシフトし始めているのです。
この流れは、世界一である中国の「家具生産工場」にとって決していい結果を生みません。
なぜならば、技術の移転によりせっかくここまで積み上げた物を
価格だけの問題で海外にシフトさせてしまうからです。
そして、かつてのイタリアのように家具工場が消滅し
地域の経済が壊滅的な打撃を受ける事になるかも知れないのです。
ただベトナムにシフトしても将来の展望はバラ色ではありません。
また同じような価格競争を繰り返す事と先進国の需要不足が続くと予想されるからです。
隆盛を極めた中国の家具輸出産業ですが、「ピークアウトした感」は否めないと思います。
供給先を内需や先進国に変わる新興国にシフトする事は、
先進国と(新興国の)生活水準の差にまだ大きな差があり不可能です。
(補足すると、現在中国の家具は輸出主体なので価格が先進国水準になっているのです。
ソファが19,800円とすれば中国では平均月給の半分近くに相当してしまうのです。)
ピークアウトした今、問題なのは「デザインとアイデアの枯渇」なのです。
森の中に居ると森自体を見る事が出来ないように、
危機感を持って対処しようとするメーカーはまだ極僅かです。

羽田から直接会社に帰りたまったメールを整理した後、
何時ものようにプールで泳ぎ下北沢のワインバーに居ました。
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窓の外は驚く程静かでした。
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ロゼのヴァンムース(フランスのスパークリングワイン)が乾いた喉を潤していきました。
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  1. 2012/04/20(金) 14:19:11|
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