NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年5月18日 Night In Hong Kong 2

NOCEのバイヤーズブログ

2012年5月18日 Night In Hong Kong 2

今週は、初夏を思わせるような陽気に半袖一枚で歩ける日もありました。
ただ昨晩は不安定な天候で夜空に雷鳴が響き渡りました。
来週の月曜日はいよいよ皆既日食の日です。
さんざん言われていますが、くれぐれも直接太陽を見ないようにしましょう。
コンビニでも観測用グラスが売っているので
見えなくても記念と割り切っておけば見えなくても口惜しい思いはしません。
20年位経ったら、見えなくても「本当は見えた」と事実を曲げる事ができる道具として使えるかもしれません。

さて世の中はヨーロッパを中心に大変な事になっています。
ギリシャの選挙は終わりましたが、党派が拮抗して政府が成立せずに再選挙になってしまい、
急進派の「デフォルトしても緊縮政策は拒否」という党派が政権につきそうだという情勢になっています。
このため、「ユーロを今のうちに引き出しておこう」という人達が銀行に詰め掛けているそうです。
(まだパニックではない)
なぜならば、もしギリシャが破綻してユーロが元の通貨「ドラクマ」に戻れば
換金レートがとんでもなく安くなってしまうからです。
これは、ギリシャだけではありません。
スペインでも先週、政府の金融支援を受けた銀行に預金者が「引き出そう」と殺到しています。
おろす現生が銀行になくなれば「取り付け騒ぎ」になってしまいます。
国の破綻より民間が先にいくと予想外の展開でユーロ危機が起こりそうです。
この影響を受けるのが、ユーロ圏と貿易量の多い中国です。
ユーロの衰退でリーマンショック時の世界救済のための財政支出がまわらなくなる可能性もあるのです。
日本は中国が最大の貿易国である以上、影響は否めません。
急ピッチで進んだ経済牽引車の中国が失速すればギリシャでは済まない程、世界は大変な事になりそうです。

週末、NOCEのある地域では久々に全地域でお天気に恵まれそうです。
少し暑くなりそうですが、5月のさわやかな風に吹かれて緑の中の街歩きには絶好です。
そしてその際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同、
お客様の御来店をお待ち申し上げております。


今週の新商品のご紹介は、以前オークとウォールナットのハイブリッドで展開させていただいたテーブルを
ウォールナット単一にさせたものです。
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PIERCEテーブル ウォールナット
¥49,800

幅180×奥行90×高さ75㎝
Made in Malaysia
※組立式



デザインの基本は北欧です。
テーパードレッグを外側にハの字に向けて付けるという典型的な北欧スタイルです。
特にエンド部分の天板に向かうライン取りは見事といえるほど綺麗に仕上がっています。
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このラインが一層その雰囲気を盛り上げているのです。
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ハイブリッドの時は、ややモダンな印象がありましたがウォールナットの単色にすることで
よりレトロ感やヴィンテージのような印象が濃くなりました。
インテリアとしては、カフェ系、ナチュラル系ですが選ぶチェアによってはシンプルでもいけそうです。
もともと、PIERCEチェアとのカップリングでしたが
他に素材がウォールナットやペールトーン系のファブリックを使ったチェアとの相性もよさそうです。

素材は天然木ウォールナットの突板で表面の仕上げはマット仕様です。(つや消し)
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この仕様により本格的かつ高級感さえ漂うダイニングテーブルになっています。

さて幅180㎝のウォールナット、本格的ダイニングテーブルが49,800円(税込み)と
50,000円を切っています。
このデザイン、素材、大きさなどのパフォーマンスから考えれば充分格安と言えるでしょう。
どうしてもサイズが大きいためお部屋が制限されてしまいますが、
ご興味のあるお客様は是非NOCE各店にてお確かめいただければと思います。



先週からのつづき

改札のアナウンスと共に
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チケットを自動改札機に通し
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エスカレーターでホームに下ります。
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世界で最も新しい駅のデザインなのでしょうか。
あまり見た事がありません。
ホームにはボンバルディア
(カナダにあるドイツ、ボンバルディア社の技術提供によるライセンス生産された中国製新幹線)の車両が
待っていました。
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車内に座ると
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列車はすぐに動き出し
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いくつかの駅に停車しながら進みます。
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車窓には新興住宅街や
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高層マンションが数多く建ち並んでいて
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その回りをどこまでも無数に工場がありました。
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列車は200キロ近いスピードで
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珠江の支流に掛かる橋を渡っていきます。
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遠くにコンテナを引き上げるカントリークレーンが見えます。
いくつかの支流を渡ると、このカントリークレーンがよく見られました。
カントリークレーンが設置できると言う事はそれなりの大きさ必要になるわけです。
工場でコンテナに積まれた製品はこの珠江の支流にある小さなヤードに集積され、
ここからフィーダー船(港からコンテナを大型船に載せかえるための港に運ぶ小型船。
10個くらいしか積めないものから100個以上積めるものもある。
陸上輸送で言えば大きな集配所を行き来する10トントラックの荷物を小分けにして
別の小規模の集配所へ運ぶ4トントラックみたいなもの。
フィーダー船は、外国間を航行するものを外航フィーダーといい、
東京港から別の国内の地方港へ航行するものを内航フィーダーと呼ぶ。
因みに、陸上で別の港に運ぶ事は「横もち」と言う)で
珠江本流を大きな貿易港である深圳や香港などへ運ぶわけですが、
これがこの地域を飛躍的に発展させた事だと思いました。


住宅街が見えてくると
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下車駅のプラットホームに停車し
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列車を降り
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駅に迎えに来てくれた工場の人達と
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工場に行きました。
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内部を案内されると
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成形合板の部材と
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出荷を待つカートンボックスが並んでいました。
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別の棟ではスティールチェアの溶接をしていました。
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僕は、ヨーロッパの工場はよく見ていたのですが中国は初めてでした。
この工場は部材を調達して加工する工場のようで
ヨーロッパのようにかなりゼロに近い状態から家具を生産する工場とは違います。
ヨーロッパは、コストの面では利点がありますがラインが多くなってしまうためアイテムを多く持てません。
又、新商品のリリースにもラインや「型」を開発しなければならないため
商品開発の速度は必然的に鈍くなり時代の流れに乗る速度も遅くなってしまいます。
一方、部材を分散して組み立てる方は全てその反対です。
所謂、カンバン方式というもので小さな工場が部分、部分を製造し最終的に組み立てるわけで、
「型」にリスクや投資が要らないため、アイテムが広がり、モデルチェンジが可能で
即、時代の波に対応する事ができ、しかも適時生産で在庫リスクもありません。
この方法はアジア的であり、村落共同体の根本とも言え、
世界経済が上潮の時には協調性が活かされ最大限の力を発揮しますが、
低迷した時にはその逆になってしまうのです。
共同体である以上、1社の力ではどうにも出来ないからです。
ここに問題があるわけです。
この工場も僕の目からは決して忙しそうには見えませんでした。
商談はスムーズに進み取り合えずコンテナ4本の発注を終えました。
小回りの利くこの工場の利点を最大限活かした発注でカフェ系とヴィンテージ系を
NOCEっぽく仕上げた商品は7月頃のリリースとなります。

商談の後、担当の女子と男子でランチに出かけました。
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地元ならではのレストランで
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水上の古いコテージで
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テラス席の方が良かったのですが
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個室に行きました。
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あまりにも気持ちよかったので窓を開けると
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水面をなでていくすずやかな風が
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部屋を通り過ぎていきました。
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担当の女子は1年半前に大学を卒業し、専攻は教育心理学と英語だと言っていました。
基本的に彼女が外部の担当で英語から中国語に通訳するわけです。
もともとこの街で生まれ、この街で仕事をしています。
「夢は?」と聞くと、
「とにかく語学や仕事のスキルを身に付けてから広州で働いて、素敵な人と結婚する」のが夢だそうです。
彼女にとっての憧れの街は大都会広州です。
上海や北京でも香港でもありません。
日本について尋ねると、東京が大都会という以外あまり知りませんでした。
日本で大卒2年目の女子に広州の事を聞いてもわからないのと同じレベルです。

ランチの時間もすぐに過ぎ静かなレストランを後にして、車で駅まで送ってもらい
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新幹線で広州南駅へと向かいました。
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食堂車のシートに座ると
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コーヒーの向こう側の窓に出来たばかりの街が次々に飛んで行きました。
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広州南駅で降り、香港に向かうため深圳北駅に向かう新幹線に乗り換えます。
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この深圳北行きは、初めての利用でこの線は去年の12月に開通したばかりです。
チケットを買おうとすると「10本先まで満席で9時にならないと席はない」と言われてしまったので
1等車を聞くと「3本先ならある」との事でチケットを購入しました。
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ここのカウンターの人、英語完璧に通じました。
先月の広州東駅の「English Speaker」とは違いました。

列車の到着を告げるアナウンスと共に
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ホームに下りると
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ドイツのケルンでよく乗るICEに似た列車が来ました。
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(CRH3と呼ばれ、ドイツ、シーメンス社のICE3の中国製ライセンス生産モデル。
最高速度350KMで営業運転。この後継モデルCRH380BLは時速487,3KMの世界最速記録を持つ。
中国の高速鉄道網は2009年に日本を抜き世界1に。
これは、2008年のリーマンショックで荒れた世界経済救済のための中国の大型内需プロジェクトにより
急ピッチで行われたため。
3年後には25,000KMに達するという。例の事故もこの急ピッチが原因とも言われている。)

ドアが開き車内に入ると
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1等なので静かでゆったりとしています。
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乗った感じはドイツのICEと殆ど変わりません。
列車は時速300KM
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走り抜け
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深圳北駅にノンストップの40分ほどで到着しました。
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今までの記録では最短でただ驚くばかりです。
2年後には香港まで直接入るそうです。
この駅も新しく同じような建物でした。
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外に出て
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地下鉄の入り口から下り
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タッチパネルの自販機で
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チケット(コインのような物。なかのICチップに情報が書き込まれる)を買い
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自動改札機にタッチさせ
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ホームに上がり
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地下鉄に
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乗り
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香港ボーダーの福田口岸駅で下車しました。
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ここから香港まで歩いて越境します。
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エスカレーターを上り
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中国側のイミグレを終え
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国境の川を
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歩いて越えると
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香港側のイミグレに着きます。
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徒歩での越境はこの方法が1番楽でした。
(先月の深圳駅での越境は徒歩間が少し長い)

イミグレを済ませ香港側の地下鉄に
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乗り
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地下鉄を降りました。
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外には
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4年ぶりの香港の夜景が輝いていました。
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ホテルのレストランでいつもは仕事なのでアルコール無しですが、
今日からオフなのでまずはチンタオビール。
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3年ぶりに外国で飲むアルコールがしみていきます。
揚げワンタンにはシャルドネ(白ワイン)
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ホタテを海老のすり身で挟んで揚げたものには
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シラー(赤ワイン)を。
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僕の短い休日は始まったばかりでしたが、この晩はすぐに寝てしまいました。
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  1. 2012/05/18(金) 11:58:16|
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