NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年5月25日 Night In Hong Kong 最終回
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2012年5月25日 Night In Hong Kong 最終回

今週は、金環日食の日がありました。
前日、天気予報でくもりと予報が出ていたので「無理かも」と思っていたのですが、
朝いつものように5時半に目覚めると、なんと太陽が見えました。
慌てて日食グラス買いに走ったのですがムリでした。
人にあれほど「直接見ないように」言っていたのですが、少し見ちゃいました。直接。
最近、眼が霞むのはこれが原因なのでしょうか。
(5日後くらいから症状が現れるそうです)
週末のお天気ですが、NOCEのある地域では土曜日の札幌を除いてまずまずのお天気になるそうです。
梅雨前のさわやかなお天気で絶好のお出掛け日和になりそうです。
その際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと
全国スタッフ一同、お客様の御来店をお待ち申し上げております。


今週の新商品のご紹介は、僕の行きつけのカフェで使われているソファをモチーフに
デザインしたまさにカフェ系ソファです。

HY2691ソファ(※3サイズ、各4色展開です。)
1人掛け 左からグリーン、ブラウンチェック
¥19,800
幅72×奥行76×高さ80(41)㎝
1PGR_20120525142241.jpg1PBRチェック

2人掛け 左からオレンジ、ブラックチェック
¥29,800
幅136×奥行76×高さ80(41)㎝
2POR_20120525142240.jpg2PBKチェック

3人掛け 左からグリーン、ブラウンチェック
¥34,800
幅160×奥行76×高さ80(41)㎝
3PGR_20120525142238.jpg3PBRチェック

下北沢の行きつけカフェでどうしても気になっているソファがありました。
そのソファはすでに年季が入っていてどこのものだかわかりませんでしたが、
おそらくヴィンテージに影響を受けた日本製だと思われます。

デザインのコンセプトは、丸みでレトロ感を強調しつつ
更に座り心地も追求したものとなっています。
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特に背もたれからアームにかけて一体化させ、その先端部に少しRを施し
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ボトムで丸くしたデザインはヴィンテージでよく見かけるものです。
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またアーム自体の高さも低く、座部を深く取っているので華奢な印象がなく
ソファらしいドッシリとした印象を与えてくれるばかりではなく、
座り心地の良さにも寄与しているのです。
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脚部は若干長めのテーパードレッグにしてあります。
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モチーフのソファはもう少し細かったのですが、
本体がガッチリしてしまったのでバランスを考え少し太めにしてあります。

インテリアから考えると、カフェ系、ナチュラル系、シンプル系と幅広く対応します。
特にチェック柄は、ナチュラルテイストのカフェ系にはよくマッチしそうです。

ファブリックのカラーは、ブラウンチェック、ブラックチェック、グリーン、オレンジの4つで、
どの色もこのソファのコンセプトに合っています。
脚部の色は共通でウォールナット色となります。
タイプは、1シーター、2シーター、3シーターの3タイプです。

座部にゆとりを持たせる事による座り心地のよさに加え、
なんと座部自体にもポケットコイルを内蔵させ抜群の座り心地を確保させました。

このソファのアクセントでもあるアームのカバーは、汚れと擦れ防止のための物で、
よくヴィクトリア系のソファで見られたものですが、
気になる方は取り外して使用しても問題ありません。
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さて、価格です。
1シーター19,800円、2シーター29,800円、3シーター34,800円(全て税込み)と
安さがウリではありませんが絶対安いと思います。
それぞれのタイプでソファセットを作る事も出来ます。
よくヨーロッパで見かける1+2+3のセットでも84,400円と格安です。

このソファに座ると、あのカフェの情景に包まれていきそうです。
無造作におかれたソファの前のローテーブルにはミルクティーと甘さを押さえたロールケーキ。
アコースティックライブの時に買ったCDからのミドルテンポのギターと
ウイスパーヴォイスが時間と時間の間にできた隙間を埋めていきました。



先週からのつづき

翌朝、オフにもかかわらず朝5時半に目が醒めると、
香港の街には雷雲が垂れこめていました。
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暫くすると街は稲妻と雷鳴とスコールのような雨に覆われました。
シャワーのなかに煙っていくビルの群れをむらさきの稲妻が切り裂いていきます。

「いつものようにストレッチをして朝食」ですが、
今日は「仕事無し」なので軽く済ませました。
(と言ってもこの他に食パン3枚、クロワッサン1個)
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この後、コンシェルジュに今晩のディナーの予約をお願いしました。
「ワインとチャイナ」とリクエストして散歩にでかけました。
気温は30度くらいでしょうか。
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厚い雲に香港島の街が飲まれてしまいそうです。
スタークルーズの大型船が一夜の夢を乗せて寄港します。
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この大型船は4万トンくらいあります。
(日本最大の客船「飛鳥」は5万トン)ワンナイトクルーズと呼ばれ、
夜出港し朝戻ってくるクルーズ船で客室数は776室あり、
レストランやバーが14もあります。
ショーや本格カジノ、プールやフィットネスなどかなり充実した設備で
価格は1泊14,100円から49,300円(エグゼクティブスイート、バルコニー付き)と
香港の高額なホテルと比較すると高くはないかも知れません。
(残念ながら、僕は、船は好きですがクルーズには興味ありません。
コンテナ船の方が興味あります。)
とは言え、接岸するまで見てしまいました。
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スターフェリー(対岸の香港島まで結ぶ水上バスのようなもの。
1888年の設立でイギリス植民地であった香港島と中国側の九龍を結ぶ公共交通手段。
現在も観光だけではなく一般の交通手段としても使われている)の乗船場の周りは
巨大ショッピングモールやブランド店がひしめき合っています。
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ここに来れば「無いものは無い」という程ありとあらゆるショップが軒を連ねています。
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今では、日本ではあまり見かけなくなったブランドショップ前の行列も
有名店の前では必ず出来ていました。
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中国本土からの人達だそうですが、そのバイイングパワーはすごいものがありました。
思えば、日本人もパリのヴィトン、シャネル、ミラノのプラダの前に
行列を作っている時代がありました。
今、対岸の香港島は2005年から始まったモールの建設ラッシュが今も続いていて
世界のブランド店がアジアのフラッグシップとして競うように出店しています。
家賃はニューヨーク5番街に匹敵し、「年内には超えるだろう」と言われています。
今度出店するZARAの家賃は、月額1億5千万円だそうですが、
新築テナントのウエイティングリストはどこも1年先までいっぱいだそうです。
2年後に「僕が昨日乗った新幹線」が開通すると武漢(四川の近く)まで1本になり、
この先の購買力を考えればまだ「伸びシロ」があるわけです。
「人でいっぱいのモール」の中でカンペールの定番をゲット。
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(カンペールはスペインを代表するシューズブランド。
香港ではキャンパーと呼んでいました。)
ドイツでも日本でもこのステッチの入ったオールドファッションはありませんでした。
僕にとって大切なビジネスツールのひとつです。
これがあれば1日徒歩10キロの見本市強行軍にも耐えられ、
ファッション性と履き心地は群を抜いています。

買い物のあと、混雑する街の食堂で
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前回食べ損ねたワンタン麺を。
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やはり、本場香港のワンタン麺でした。
極細麺に塩ベースのスープ、なによりワンタンが違いました。
手包みのワンタンの皮に中にプリプリの豚挽肉のあん。
麺とワンタンの両方がおいしくないとワンタン麺とは言えないという事が初めてわかりました。
ただのラーメンにワンタンが入っているだけではダメです。
スープと麺とワンタンのバランス、凝ったら奥が深そうで
「ワンタン麺ブームの香港」納得です。
前回、行列しているワンタン麺専門店で「炒麺(やきそば)ありますか」と聞いて
思いっきりイヤな顔された事がわかったカモ。

ホテルに帰ると予約を頼んでいた今晩のレストランの案内が
コンシェルジュから届いていました。
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「夜上海」(イエシャンハイ)といって香港が本店ですが、上海で初めて行きました。
実は、東京の銀座にもあり数回利用した事がありましたが
残念ながらすぐに閉店してしまいました。

軽く筋トレをして屋外にあるプールで30分程(リゾート型プールなのでこれ以上はNG)泳いで
部屋に帰りバスタブにゆっくり浸かって
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レストランへと港沿いの道を歩きはじめました。
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暮れかけた空がビルの端に掛かっていました。
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重い雲が、雨を連れて香港島に戻っていきました。
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エレベーターを上ると「Ye Shanghai」に着き
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外が見えるいいテーブルに案内されました。
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まずはプロセッコを。
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(イタリア北部ベネト州の発砲性ワイン。
シャンパンのようなもので若干シャンパンより薄めで軽い。青リンゴ系の香り)

店内はまだ早いのか人はいません。
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(この後、すぐに満席となりウエイティングが出ていました。
香港の人気店のひとつで、もう一度日本に来ればと切望しています)

シャンパングラスの向こうに香港の空が
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ラヴェンダーに変っていきます。
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半熟たまごの燻製。これをプロセッコとやるとたまらない。
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ビルの窓が灯る頃、昨日の工場を思い出していました。
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今の世界経済の中、「製造業ってなんだろう」と。
中国の工場では労働者の賃金が月4万から5万で、「高騰したから中国では生産できない」と
別の国にただ安い労働力を求めて移動しています。
すると「残された中国の工場の人達はこれからどうすればいいのか」と。
「スキルを磨いて広州で就職して素敵な彼と結婚したい」と言った昨日の彼女の笑顔が
ビルの窓に吸い込まれていきました。

テーブルには、このレストランのリコメンデーションのひとつで
挽肉とネギなどの野菜とナッツをみじん切りにし、
オイスターソースベースで炒めたものをゴマのついたパイのような物に挟んで食べるという
ワインにピッタリのものが来ました。
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次に、マーボー豆腐。
広東風だけに薄味の軽い味付けでワインの邪魔をしません。
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ワインを赤に変え
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(チリのメルロー。ソムリエのお勧め。
もちろん、ソムリエには「安くていいものを」と言ってあります。
期待を裏切るくらい上質で、ペッパー香からナッツ香に変っていきました。
ボルドーのサンテミリオンを意識した仕上がりでした。)

〆の焼き小龍包。
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これは、本場上海の「生煎」とは違い小さい肉まんの下を揚げ焼きしたものですが、
「生煎」を知らなければこれはこれでOK.。

空きかけたワイングラスに夜が反射していきました。
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会計を終え外に出ると冷め切らない風とひといきれの中、
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縁取られたビルを
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色とりどりにみなもに映していきます。
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艶やかな船が通るとこのまま夜を終えたくなくなり最後の一杯のためにバーへ。
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香港の夜がブルゴーニュグラスの底に沈んでいきました。
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製造業が安価な労働力を求めて移動する究極は、
限られたメーカーが限られた所でしか生産できない状況を生み、
そこで働く「物を造る人達の生活の向上」はあり得ないとなると、
世界中から物を造る人がいなくなってしまうと言うことです。
新興国代表の中国でも現状は実体の数字より厳しいものがあります。
中国全土に張り巡らせて行く「新幹線」は、
これから沢山の人を移動させる大動脈となり経済の活性化に繋がるのでしょうか。
インドやブラジルでも経済に陰りが見え始め、
自国通貨の下落によるインフレを阻止するために政府が干渉しています。
ギリシャやスペインで金融が正常化したところで若年層の50%の失業率は
改善されるのでしょうか。

バーには、テーブルのワイングラスと窓に映る香港の夜景が残っていました。
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僕の短い休日が終わりました。
翌朝、午前6時
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いつものA21バスで空港に向かいました。
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  1. 2012/05/25(金) 13:58:12|
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