NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年6月22日 2012 夏至
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NOCEのバイヤーズブログ

2012年6月22日 2012 夏至

今週は入梅してすぐに台風の直撃とあまり記憶にない現象があり、下北沢もその晩はひとけのない夜に暴風雨が吹き荒れていました。
今週末のお天気ですが、、NOCEのある地域では土曜日の札幌と新潟を除いて恵まれるそうです。
梅雨の晴れ間でお出かけには良さそうです。
そして、その際には是非、NOCEにお立ち寄りいただければとお客様の御来店を全国スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、デンマークデザイナーと、曲木チェアでお馴染みのチェコのTON社とのコラボレーションから生まれたダイニングチェアとアームチェア、ダイニングテーブルです。
ストックホルムと名付けられたこのテーブル、チェアは2009年のストックホルムでデビューし、評価が高かったので更にその年のミラノ家具ショーでも発表されました。
巨匠ミハイル・トーネットの工場として古くから曲木チェアを生産していたTON社ですが、世界のチェアマーケットで中国との競争は激化し、独自のデザインとブランド構築が必要となりました。
そこでデンマークのキャビネットメーカーのデザイナー、マッヅ・ヨハンセンとのコラボに至ったわけです。
マッヅは、後のインタビューで「多くの北欧の人々は、レストランやバーで曲木チェアが多数使われていても、それが東欧のメーカーで作られている事は知らない。もちろん、スカンディナビアのデザイン家具のようなブランドもない。北欧製よりも価格が安いと言う事だけに着目されていた。」と言っています。
そして、デザインの依頼を受け「チェコにあるTON社の工場を実際見て、無垢の木を曲げて作るチェアの方法に深い感銘とインスパイアーを受けた」そうです。
「北欧で(TON社に)安さを求める傾向は一晩で急に変るものではないが、デザインとブランディングに特化する事でゆっくりと変化していくだろう。」と結んでいます。

僕がこのチェアに出会ったのは2010年のケルン(ドイツ)の家具ショーでした。
NOCEとしては若干高いと思いました」がほぼ一目惚れでダイニングチェアを購入しました。
その当時のオリジナルカラーは北欧らしくブラックにナチュラルのコントラストで、店頭での反応は予想よりも悪くありませんでした。
今年のケルンでアームチェアとテーブルを見て追加となりましたが、ブラックは北欧を意識させる上ではGOODなのですが、カフェ系やナチュラル系に調和しません。
そこでマッヅには申し訳ありませんが、ブラックをウォルナットに変えさせていただきました。
この仕様変更により暖かみが増し、カフェ系でも充分対応できるダイニングになりました。

それでは、まずダイニングチェアから。
1s-UNI_4045.jpg

フレームの上に成形合板で出来たシートをのせると言った典型的な北欧デザインです。
特徴はフレーム同士の結合部分にあります。
2s-UNI_4048.jpg

通常、チェアのフレームは「ほぞ」と呼ばれるダボの大きいようなもので作られていますが、このチェアは組み木によるもので「まるでデザイン」かのように露出してあり重要なアクセントになっています。
独立した成形合板のシートもほぞが見える形でチェアのフレームに固定されています。
3s-UNI_4052.jpg

全体的に木を組み合わせて作ったイメージがあり、デンマークらしい気質を感じる事ができます。
最もデザイナーのマッヅは幼少期に自宅近くの森から木片を集めそれらを削りながら組み合わせ様々な物を作って遊んでいたそうです。
「これがデザイナーを目指すきっかけになった」とも言っています。
全体的に角を強調するデザインですがこのディテイルが木の温もりを感じさせ冷たい印象を与えません。

次にアームチェアです。
4s-UNI_4028.jpg

まず見て下さい。
コメントレスです。
ただ、あえて言わせてもらえば「とにかく脚からアームまでのライン」に尽きます。
前脚と後脚を下から曲線を付けながら上に持っていき、
更に外側に曲げています。
5s-UNI_4029.jpg

このラインはさすがに伝統のTONの技術としか言い様がありません。
そしてこのラインの上に独立させてアームがのっています。
このアームを独立させる手法は北欧系でよく見られますがこのチェアは秀逸です。
コメントレスと書きながらついコメントしてしまいまたが、美しいチェアは影まで美しいラインを映します。

実は機能にも優れていて、抜群の座り心地を与えてくれます。
デザイン性は機能美ともいえる訳です。

最後はダイニングテーブルです。
6s-UNI_4035.jpg

デザインの基本はダイニングチェアと同様です。
7s-UNI_4034.jpg

脚のフレームに厚手の天板がのっていると言った感じです。
脚の接合部分はチェア同様の組み木構造になっています。
8s-UNI_4039.jpg

現在は120㎝のみですが150㎝もすぐに発売予定となっております。

全体的な印象はデザインされた北欧系ダイニングですが、カフェ系、シンプル、ナチュラル、モダンまで家具が主役となりそうなので幅広いインテリアシーンで活躍しそうです。
合わせるソファも物によって表情が変ってきます。
NOCEの「バルセロナ」のホワイトやブラックで決めるとかなり硬派なイメージになり「KOLDING」などの北欧系ファブリックソファだと洗練された雰囲気になります。
一方、カフェ系ソファにすると全体的に柔らかな感じになり、チェアやテーブルの木の部分が強調されカフェのイメージがより強くなります。
さて価格です。
ダイニングチェア、16,800円(税込み)、アームチェアが23,800円(税込み)、テーブル59,800円(税込み)になります。
ユーロ安の影響でチェアは、値下げになっています。
勿論、アームチェアもダイニングテーブルも為替の影響により価格が押さえられました。
決して価格が売り物ではないのですが、この素材、作り、デザインというパフォーマンスを考えれば「安い」としか言いようがありません。
正にこれがTONとデザイナーが目指している事だと思います。
中国で同じ図面から作ってもこのような仕上がりにはなりません。
それは、TONにはトーネットから受け継がれている長年の伝統と職人の技があるからです。
そしてデンマークデザイナーには、幼少期から「木材を加工しながらデザインする環境の中で育ってきた」と言うバックグラウンドがあるからです。
「デザインされ、高度な技術で作っても価格はそれ程高くならない」というブランドの構築がなされるのかがこれから注目される所です。

尚、今回画像ではウォルナットの色があまり反映できませんでした。
又、少し触れましたが座り心地も抜群なのでご興味のあるお客様は是非、実物をNOCE各店でお確かめいただければと思います。

曲木チェア700 ナチュラル/ウォールナット
¥16,800
幅61.5×奥行53×高さ83(46)㎝

アームチェア700 ナチュラル/ウォールナット
¥23,800
幅61.5×奥行53×高さ83(46)㎝

4D6700テーブル120 ナチュラル/ウォールナット
¥59,800
幅120×奥行80×高さ76.5㎝
※組立式

今週は、昼の時間が最も長くなる夏至の日(6月21日)がありました。
夏至や冬至(夜の時間が最も長く、昼の時間がもっとも少ない)については、何度もこのブログで取り上げてきましたがサクっと。
何故、昼の時間が長くなったり、短くなったりするのでしょうか。
地球は、自転(1日)しながら太陽の周りを回っています。(1年)
地球に住んでいるためわがままに考えて太陽が1年掛けて地球を回っていると考えると大きな通り道ができます。
平面で考えると何時も昼と夜が一定になると考えられますが、立体で考えると話は別です。
地球は文字通り「球」で北極と南極を軸に回っています。
この軸に対し垂直に切った線を赤道と言いますが、北極星が北なので実際は太陽に対して傾いて回っています。
この道を黄道といいます。
水平の円(赤道)に対し片方の円を傾けると2点に接合点に対し斜めに円(黄道)が出来ます。(この傾斜を黄道傾斜角と言います)
この2点が0度の春分と180度の秋分にあたり昼と夜の時間が同じになるわけです。
そして夏至は春分と秋分の間の90度にあたり冬至は秋分と春分の間の180(秋分)プラス90度の270度にあたります。
西洋占星術はこの360度を12等分したもので、東洋の節句は24等分したものです。
因みに夏至と秋分の日の間、135度は立秋で8月7日にあたります。
さて、こうして速度に対する通過点を時間軸で考えるため、夏至の日は厳密にいえば正しくありません。
今年の夏至の時間、キッチリ90度に達した時間は午前8時7分でした。(もっと厳密にいえば瞬間なので無限になります)
正しくは、夏至の時間のあった日というわけです。
一方、西洋占星術でいえば、6月のふたご座と7月のかに座の分岐する時間が6月21日の午前8時7分(秒数まではわかりませんが)になるため6月21日生まれでもその時間前に生まれていれば「ふたご」でその後は「かに」に分かれます。
各星座の分岐点も論理は同じなので星座にまたがって生まれた方は時間の確認が必要です。
この時間も年によって異なるので生まれた年まで遡って調べた方が完璧です。
12星座は黄道の角度でカテゴライズされるので角度と角度の間で決まるわけです。
0度の時間(春分)から30度(穀雨)の時間に生まれた人は牡羊座にあたり、大体3月21日から4月20日くらいに生まれた人となるわけです。
起点生まれ(かどうかは参考になりませんが)なので最も激しい星ともいわれています。
因みに150度(処暑)から180度(秋分)はおとめ座で「少し涼しげな人」かどうかもわかりません。
120度(大暑)から150度(処暑)は獅子座ですが、知り合いはかなり熱い人に違いありません。

夏至の前の日、ちょうど台風が去った日の夕方(午後7時8分頃)とても美しい夕焼けでした。
s-0622バイヤーズ

これは知り合いが永福町駅(井の頭線、杉並区)で偶然撮ったものです。
台風一過、1年で2番目に長い日が終わろうとしていました。
ピンクの黄昏は雲を染めながら街を包んでいきました。

なんとこの時、僕は何時ものようにプールで泳いでいました。
息継ぎ毎に見えるプールの窓がオレンジに変りはじめ「見たい!」という気持ちを必死で押さえながら泳ぎ続けました。
1度泳ぎ始めてしまった以上、止めるわけにはいきません。
なぜならば1時間泳ぐと決めたら「絶対プールの底に足をつけてはならない」という僕のルールがあるからです。
プールから上がると外はただの夜でした。
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  1. 2012/06/22(金) 12:27:13|
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