NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年6月29日 「ピザ&パニーニ製造研究所」設立宣言

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2012年6月29日 「ピザ&パニーニ製造研究所」設立宣言

今週も梅雨入りにも関わらずあまり雨は降りませんでした。
来週は「海開き」のところもありますが、オホーツク海高気圧の影響で過ごしやすい日が続いています。
今週末、NOCEのある地域の天候ですが土曜日は広島と福岡を除いて晴れるそうですが、日曜日は全地域でくもりや雨になるそうです。
夏本番前の週末で雨とは言えギンギンの炎天下ではないので、お出掛けにはいいかも知れません。
そしてその際には是非、NOCEにお立ち寄りいただければとお客様の御来店を全国スタッフ一同お待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、先週に引続きチェコのTON社によるもので、今回は日本初上陸のデザイナーズコートスタンドです。
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なんともシンプルなスティック状の形ですが、よく見ればフックに当たる切り込みがあるのですぐにコートスタンドである事がわかります。
この商品も今年のケルンで見てそのデザインと発想に一目惚れしてしまった商品です。
1本の四角い棒に切り込みを入れコンクリートを土台に使用するというもので、コンクリートというアウトサイドの素材を木と融合させインテリアに流用するという発想は見事としか言いようがありません。
無機的素材のコンクリートと有機的な木材が気持ちいいほど調和しています。
デザイナーは、チェコのJan Padrnosによるもので商品名はTEEといい、ケルン国際家具見本市で行われる「Interior Innovation Award 2012」というコンクールで受賞しています。
ペドゥルノスによると、「場所を取らない上に収容能力にも優れた形の究極である。そして様々な高さにフックがあり、その低い所は子供でも容易に手が届き利用する事ができる」とコメントしています。
切り込み(フック)は1番上の2つを入れると
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全部でなんと13個もあります。
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これが彼の「収容能力に優れた」と言える由縁です。
本体の素材は木目の綺麗なオーク材で
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土台のベースにはコンクリートを使用しているので安定感も抜群です。
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実はこのハイブリッド(異素材の組み合わせ)構造がデザインのキモになっていて存在感をより強固なものにしているのです。
この商品に関しては、商品自身の主張があまりにも強すぎてインテリアでカテゴライズすることは出来ません。
逆に考えると空間があればどんなシーンでもOKと言う事です。
機能性にも優れているのでリアルカフェやモダンなダイニングでもいけそうです。
価格は15,800円(税込み)です。
最もこの商品は値段に関係ありませんが、50,000円だと言われれば僕は高いと思ってバイイングしなかったと思います。
ケルンで初めて見て「これはいい!」とTONの担当者に伝えると「本当か?」と不思議そうでしたが購入する事を伝えると「試作段階だけど購入は世界でNOCEが初めてだ」とうれしそうでした。

デザイン性の高いコートスタンドですが、機能性にも優れ場所も取らないのでギフトにもなると思います。
尚、土台がコンクリートそのものなのでご使用の際には床を傷めないためにフエルトなどの緩衝材を底に取り付ける事をお勧めいたします。
是非、実物をNOCE各店でお確かめいただければと思います。

TEEコートスタンド711104
¥15,800
幅24×奥行24×高さ171㎝
Made in Czech Republic
※組立式


突然ですがここに「ピザ&パニーニ製造研究所」を開所する事を宣言します。
所長は私、中目黒が偉そうですが初代所長になりました。
さて「なんでピザ&パニーニなの?」と思われるかもしれませんが、それは一重に「美味しいパニーニやピザが食べたい」という強い願望からです。
よく1年に延べ日数で3ヶ月位イタリアやドイツ、フランスに行っていた頃、忙しいビジネスランチは大体立食のパニーニでした。
その味が忘れられず、「東京でも」と思いパニーニを出す店を探しては通ったのですが「なんか違う」んです。これが。
ヨーロッパで「ざるの上の冷たいそばにのった天ぷら」にそば猪口のそばつゆを「丈の短い浴衣を着たブロンド女子」が「ドッゾ!」と言って一気にかけてしまう「天ぷらそば」食べるのと同じ感覚でしょうか。(この場合大きな皿が下にあり、落ちたつゆはここに溜まり、これに天ぷらをつけてお召し上がりになる紳士もおりました。「君は日本人なのに礼儀を知らない」とまで言われましたが「ボンソワール」とその場を去りました。)
パニーニに話を戻して、ミラノ出身のパニーニ専門店が外苑前にオープンした頃、何度か足を運びました。
ハム、チーズ、ブレッドとも満足なのですが、あのイタリアのバールのショーケースに並べてある気軽に食べられる物より凝っていてずっと本格的でした。
東京でこれ!と言えるパニーニに出合ったのは5年前の羽田空港内にあるスタンディングの店でした。
どこの帰りか忘れてしまいましたが、あまりの空腹に「パニーニ専門店」という言葉に吸い込まれるように入るとショウケースにはまるでイタリアのように白いパンに具材がはさまったパニーニが並んでいるではありませんか。
ハム、チーズを注文するとパニーニグリラーで焼いてくれます。
遠くイタリアを思い出しました。
コーヒー付けて500円前後だったように思います。
それから用も無いのにパニーニを食べる為だけに何度か行かせていただきましたが、空港の改装と共に無くなってしまいました。
「僕のパニーニを返せ!」と泣いても帰ってきません。
「それなら自分で作るしかない」と決意したわけです。

そもそもパニーニとはイタリアではサンドウィッチの事です。
Paninoがイタリア語の単数形でPaniniは複数形にあたります。
Pane(イタリア語でパン)にinoを付けた言葉でフォカッチャやチアバッタなどのイタリアパンに具材を挟んだ広い意味のサンドウィッチにあたります。
前の晩に余ったパンの活用法として「イタリアのマンマの知恵」が語源とも言われています。
日本ではパニーニをホットサンドやグリルサンドとして位置付け広義のサンドウィッチという認識はありません。
僕も初めはパニーニグリラーで焼くパニーニを「パニーニ」だと思っていましたが、正しくは「パニーニ(サンドウィッチ)を専用グリラーで焼いたもの」です。
ただ面倒臭いのでパニーニ=焼いたものにさせていただきます。
イタリアではそこら中にあるバールやスナックを出す店にパニーニがあります。
ガラスのショウケースに様々なパンに様々な具材が挟まったパニーニが並んでいます。
基本的には白くて柔らかいフォカッチャ(2次発酵を行わないピザ生地のようなものを成形したパン)で「クエスト、ブレーゴ」(これ、お願いします)と指を差しレジで支払いを済ませるとレシートをもらい、これをスタンドで提示するとレシートを手で半分に裂いたあと先程のパニーニをグリラーで焼いてもらうわけです。
店内にはオリーブオイルとパンの焦げる香りと、エスプレッソと少しチーズの香りが充満し、陽気なイタリアンがあちらこちらで手にしたパニーニを食べながら賑やかに会話をしています。

それでは東京と何が違うのでしょうか?
まず圧倒的にパンです。
一般的にパニーニ専用のパンは売っていません。
別によければコンビニの食パンでもOKなのですが。以前実験した所あまりチーズとの相性が合わずまた焦げた時の香りもトーストといった感じであまりよくありませんでした。

そこでまず白いパニーニ専用パンを特殊なルートで入手しました。
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次に、具材の要であるモッツァレラチーズ(イタリア)
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その他に生ハム、モッツァレラ(オーストラリアとニュージーランド)国産のソーセージとフランス産のエメンタール。
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そしてデロンギのパニーニグリラーです。
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本物を目指すなら格好から入らなければダメです。
フライパンやグリルパンで焼く方法もありますが、極めても「フライパンでパニーニを焼く事が上手くなる」だけで本物ではありません。

フタを開けて
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中身をカートンから取り出して
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設置してみました。
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さすが、デザイン家電パイオニアのデロンギです。
この機種はレトロという名前が付いていて「クロームのボディに黒の取っ手」とフィフティーズ、シックスティーズを彷彿させます。
重なり合ったグリルを開けるとこうなります。
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ボディにはデロンギのロゴがあり
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つまみも目盛りもレトロそのものです。
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中には取説とレシピがありました。(絵はなく字のみ)
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結構役立ちそうです。
ただし日本語は無しです。
代官山にデロンギがあった頃が懐かしく思いました。

さて実験初日、まずはパンに切り込みを入れ、イタリア製モッツァレラを並べ
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生ハムを
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挟んで
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グリラーに並べて
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フタをしてグリル中。
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第1号の出来上がりです。
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丸いパンに変え、今度はオーストラリアのモッツァレラと生ハムで
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完成しましたが、オーストラリアのモッツァレラと生ハムの相性がいまいち。
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次に、日本製ソーセージとイタリア製モッツァレラでグリル中。
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途中で開けるとまだ過熱が必要でした。
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今度は、モッツァレラと日本製ソーセージが合わず。
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エメンタールでやるべきでした。
20個作ってみましたが、普通のパニーニで僕の目指すものは出来ませんでした。
次回は、パンをもう少し硬質なものに変えるか、チーズをドイツのモザレラに変えイタリアのソーセージ、モルタッデラに変えて見ようと思っています。
少なくとも今日のパニーニからイタリアの喧騒は聞こえませんでした。
まだ、始まったばかりです。
挑戦は続きます。
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  1. 2012/06/29(金) 16:43:29|
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