NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年7月13日 デザイナーズチェア

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2012年7月13日 デザイナーズチェア

今週、東京はそれ程荒れませんでしたが、梅雨末期の九州は大変な事になってしまいました。
「今まで見たことの無い雨」が断続的に降り続け土砂災害による犠牲者まで出ています。
犠牲者の方々には謹んでご冥福をお祈りいたします。

3連休の絡んだ週末のお天気ですが、NOCEのある地方では、土曜日、関東の曇りを除いて雨、日曜日、関東や札幌は晴れや曇りで他の地域は雨、最終日の海の記念日は仙台を除いてなんとか雨は避けられるそうです。
本格的な夏前の3連休です。
海の記念日は何とか晴れそうなのでお出掛けにはよさそうですが、熱中症対策はお忘れなくです。
そしてお出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店をお待ち申し上げております。

今週の新商品のご紹介は、チェコのTON社からのデザイナーズチェアです。
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このチェアも今年始めのケルンで開催された見本市で商談したもので、デザイン性が高くしかも実用的であり且つ生産性にも優れているという正にプロダクツとして優等生と言われる一品です。
デザイナーは1979年にイタリア北部、スイス、オーストリア国境近くアルプスの麓、メラーノで生まれたAlexander Gufler(以下アレックス)です。
メラーノは、トレンティーノ、アルトアディジェ州に属します。
その州の名前を聞くとどうもワインの事で頭がいっぱいになってしまいますが、1度だけ行った事がありアルプスを背景に拡がるチロル地方特有の景色はおとぎ話の世界でした。
アレックスは現在、オーストリアに住みデザイン活動を続けています。
このチェアは実は彼の故郷であるイタリアの都市Melano と名付けられていて2010年のリリースとなっています。
彼の名前をデザイン界に知らせたのは、その前にケルンで表彰されたAxel Chair ですがデザイン性、実用性、生産性の3本柱がモットーで無駄のないデザインは美しささえ感じます。
今回のMelanoですがこの3本柱にComfortable(心地よさ)を加えたものです。
イタリアで生まれオーストリアで学び現在も暮らす彼に例え、このチェアは上部にイタリア人の芸術的センスと下部にオーストリア人の質実剛健な気質を持つと言われています。
上部には2つの異なったプライウッド(成形合板)を合わせて座部を形成しています。
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プライウッドでしか出せない曲線は正にエレガントそのものでありイタリアデザインの影響を受けています。
この曲線が抜群の座り心地を確保し
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両サイドの上部、調度2つのプライウッドが重なる部分はアームチェアのアームレストの役割をしていてデザインに実用性をプラスしています。
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一方下部ですが、アレックスの言うオーストリアの質実剛健の通りガッチリとした無垢の直線で構成されています。(僕は、北欧ミッドセンチュリーかも、と思っていますが)
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この脚はTONの曲木に相反していますが、アレックスはこの事が「このチェアの安定性と頑丈さを保持している」と言っています。
そしてなによりも「軽く」一般家庭からレストラン、劇場などでも使え、汎用性も非常に高いともアレックスは付け加えています。

材質はブナ材でウォールナット色にステインされています。
インテリアでは、カフェ系からモダンまでとデザインの主張が強い分どんなお部屋でもいけそうです。
「なんでカフェ」と思われるかもしれませんが、これは脚部分がミッドセンチュリーの流れを継承しているからだと思います。
北欧のミッドセンチュリー時代に代表されるウエグナーも決して芸術家ではありませんでした。
一般的な汎用性を追及した無駄の無いデザインが機能美を生み現在も愛され続けているわけで、これはTONの生みの親であるトーネットの精神と同じなのです。
さて価格ですが、33,800円(税込み)もちろん高価なチェアですが価値はそれ以上にあると思います。

アームチェア400 ウォールナット
¥33,800
幅54×奥行58×高さ78(45)㎝
Made in Czech Republic


最後にアレックスは、manufacturability という言葉を使って締めていますが、これを「大量生産可能な」と訳せば(辞書にこの言葉は載っていないため)彼の言う目的、「デザイン、使い心地、実用性そして大量生産可能」と全てが満たされるチェアになるわけです。

座り心地のご説明は画像や文字では難しいため、是非NOCEにてその感触をお確かめいただければと思います。



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  1. 2012/07/13(金) 15:07:06|
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