NOCEの家具バイヤーズブログ 2012年11月22日 ヨーロッパから来た昭和のチェア 2
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2012年11月22日 ヨーロッパから来た昭和のチェア 2

今週は、冬を感じさせるような寒い日がありました。
寒くなると物を考えたり、本を読んだり、音楽を聴いたりする機会が増えます。
少しセンシティブになってとてもいい環境だと思っています。
明日から、3連休のところもある週末です。
NOCEのある地域のお天気ですが、金曜日は全地域で雨やくもり、札幌は雪で、土曜日は、札幌、新潟が雪、福岡は雨、他は晴れるそうです。
最終日は、全地域で恵まれそうです。
冬の前の最後の休日、少し冷たくなった風に落ちたばかりの葉っぱを踏みしめながら、知らない街を歩いてみてはいかがでしょうか。
初めて入るカフェで少しミルクを多くしたダージリンが似合いそうです。
そしてその際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、先週に引き続きチェコのTON社にオリジナルデザインで製作を依頼したチェアです。
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このチェアも先週御紹介させていただいたチェア同様に僕が偶然アンティークショップで見つけたチェアをモチーフにしてデザインしたチェアです。
そのチェアは、昭和30年、40年代の食堂椅子と呼ばれたもので、デンマーク人巨匠デザイナーの模倣だと思われますが、現物のデンマークチェアは横幅も大きく脚も長いため、日本人の住宅事情や体型に合わせてダウンサイジングされています。
このコンパクトなデザインがデンマークとは違う日本の昭和レトロとして現在でも遜色のないものとなっているのです。
そして、その昭和レトロを素に曲木チェアの伝統を誇るチェコのTON社で再現されたチェアは、昭和レトロのエッセンスを持ったヨーロッパのチェアとして現代に甦りました。

デザインの特徴は、成形合板で作られた背もたれと
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シートの形状です。
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どちらも丸みを帯びて全体を柔らかな雰囲気にしています。
実物は、シートと背もたれが赤いビニールレザーとウレタンフォームで覆われていました。
そのレザー部分が日焼けで色が褪せて「いい感じ」になっていたのですが、ここはあえてそれを表現せずウッドにする事により、ある意味の「臭さ」が抜けスッキリとしたユーロデザインになっています。
また、背もたれとシート上に露出したビスもミッドセンチュリーを意識させてくれます。
背もたれとフレームの接合部ですが、日本製はややボテッとしていましたが、
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大変綺麗な仕上がりになっていて、しかも安心感さえあります。
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脚の間にあるヌキのデザインは、少しアーチ型をしていてデンマークからの影響を残してあります。
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横から見るとシートに充分な奥行きが確保されていて
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丸い形状の背もたれとシートが体にフィットして抜群の座り心地を与えてくれます。
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素材はフレームにブナ天然木無垢材とシートと背もたれには同じブナ天然木の成形合板が使われています。
インテリアでは、カフェ系、ナチュラル系が主流ですがシンプルでも使えそうです。
さて、価格ですが12,000円になります。
木材をふんだんに使ったTON社によるチェアを考慮すれば、安いと思います。
このチェアの雰囲気を画像だけで表現する事は限界があります。
また特長でもある座り心地はご説明できません。
是非NOCE各店にて実物をお確かめいただければと思います。

曲木316チェア
¥12,000
幅40×奥行50×高さ79(45)cm

最近、下北沢から「飲める店」が減ってしまったような気がします。
と言う事で、今日はお隣りの三軒茶屋(歩いて20分、バスで10分)まで「昭和」を求めて出かける事にしました。
果たして「昭和の時代」にトリップできるのでしょうか。
下北沢のバス停の前には
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伝説のジャズバーがありました。
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昭和50年にオープンしたこのバーは、故松田優作さんが好んで訪れていたそうです。
今でも、彼の好きだったアーリータイムス(バーボン)の飲みかけのボトルが在るそうです。(非公開)
又、ジャズライブの他に松田美由紀さん(松田優作さんの妻。)の朗読ライブもあり、今でも賑わっています。
バスに
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乗り
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三軒茶屋で降りました。
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通りを渡ると
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「すずらん通」という飲み屋横町があります。
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何故、「喰うてかへんか」なのかはなぞです。
機会があれば調べてみたいと思います。
すずらん通にはまだ昭和の匂いがしていました。
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通りを抜けると三軒茶屋のランドマーク、「キャロットタワー」に出会います。
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キャロットタワーは1996年に建てられた商業施設とオフィスを兼ねた28階建てのビルです。
地下には、世田谷線の駅があります。

最上階の無料展望台は、比較的空いていて「富士山を眺めながらボーっとする」には都内にはここしかないと言うくらい絶好です。
又、展望レストランも横浜のみなとみらいから、お台場、スカイツリー、東京タワーから新宿の高層ビル街まで見渡せる夜景と食事でコスパは都内随一です。(因みにフレンチのコースで3,500円。)
地下の広場には
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大きなポスターに昭和のビッグスターが叫んでいましたが、昭和の「時間を止める」事は出来ませんでした。
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キャロットタワーの前の大きな通りを渡り、行き止まりの路地に「三茶で超有名な居酒屋」があり、その向こうに古い家屋をリノベーションした店がありました。
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覗いてみるとなんとイタリアンです。
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中に入るとレトロな昭和時代に迷い込んでしまうようでした。
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カウンターに座りまずはモレッティ(イタリアのピルスナービール)を。
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ここは、古い学習塾をあまり手を加えずにそのまま活かしてレストランにしたそうです。
きっとまだ、受験が産業になる前の塾だったのかも知れません。
当時のままの床、天井、窓ガラスは、過ぎ去った時代の空間を包み込んでいました。
前菜と
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サラダに
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赤ワインとメインにミラネーゼ(イタリアのカツレツ)を注文すると
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昭和の波板ガラス窓の向こうには、平成と言う時代が透き通っていました。
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食事を終えても、何か終わらない気がして近くのバーに誘われてしまいました。1122-20.jpg

カウンターで「グラスゴーのグレンフィディック」といきたい所ですが、昭和の〆には、ニッカのシングルモルト「余市」をロックで。
(ニッカウイスキーは、昭和のシンボルとも言えるウイスキー。北海道小樽の余市にある蒸留所は、TVCMで一躍有名になった。ニッカが作った少年用ジャンプ台で養成された笠谷幸雄はニッカのジャンパーとして昭和47年に開催された札幌オリンピックで金メダルを獲得する。この時金、銀(金野昭次)銅(青地清二)を日本人ジャンパーが独占し日の丸飛行隊と呼ばれ、「ジャンプ日本」の時代を作った。金メダルの瞬間のアナウンス「さあ笠谷、金メダルへのジャンプ・・・飛んだ決まった!」は名セリフ。この後、ニッカのゼッケンを付けジャンプする笠谷がニッカを更に有名にしたが、1999年に廃部。)
バーテンダーさんが作る「まんまるの氷」に
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「余市」が昭和の残像とともに解けていきました。
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バス停のデジタル時計は、昭和の時代を1秒ずつ遠ざけながら平成の時間を刻み続けていました。
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  1. 2012/11/22(木) 12:09:54|
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