NOCEの家具バイヤーズブログ 2013年5月10日 下北沢駅前食品市場

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2013年5月10日 下北沢駅前食品市場

今週初めは、涼しい日が続きましたが昨日から初夏を感じさせるような暖かさになっています。
週末NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は広島、福岡を除いてくもりや雨になってしまうそうですが、日曜日は札幌を除いてなんとか恵まれそうです。
暑くも寒くもないこの季節、お出掛けには絶好です。
その際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、長年ランニングしてきたデザインをモディファイし、さらに素材に変更を加えたソファです。
モディファイされたソファの原型はPS 04というソファですが、今でもロングセラーとして販売させていただいているものです。
ただもう少しレトロな雰囲気が欲しかったのと、いい本革の素材が見つかったため「少し手を加えてみよう」という事になりました。
一番目立つところは
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脚です。
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PS 04は、クロームです。
リリースされた当時は、イタリアモダン全盛時代でクロームの脚が主流でした。
NOCE商品に木製の物が多い事、このソファが曲線を強調している事等から木製に変えました。
テーパードの脚にウォルナットでステインし外側に向けて開かせることにより、ヴィンテージやミッドセンチュリーのような雰囲気が強調されました。
丸いアームとの相性も抜群です。
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次にボディのモディファイですが、全体的に丸みを抑えて「平たい」イメージを加えました。
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まず、ボトムのラインの直線を強調しました。
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脚の付け根まで直線を引き、そこから一気にカーブを付けてアームまで持っていきます。
これによりPS 04より直線的になりました。
次に座面を薄くし、アームを少し小さくしました。
そして奥行を少し伸ばしました。
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これにより全体的な「平ら」感が一層強調されるわけです。
最後に背もたれの高さを低くして完了です。
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デザインの変更面は以上ですが、次に大きな所は本革に変更した点です。
発色と手触りの良さは抜群です。
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素材とデザインの変更を加えた結果、カフェ系、ナチュラル系を中心にモダンまで幅広く対応できるようになりました。
さて、価格ですが3シーターで79,800円、2シーター64,800円とこのパフォーマンスからは、有り得ない程格安な価格となっています。
大きな理由は、ハーフレザーと言われる手法で体の触れるアーム、背もたれ、シートなどの内側部分だけに革を使用したことです。
見た目は殆どオールレザーと変わらず本革の感触を味わえ、しかもリーズナブルとエフィシェンシーを追求したものとなっています。
この本革の味わいは言葉で表現できません。
是非、NOCE各店にてお確かめいただければと思います。

ソファPS 3人掛け サドル
¥79,800
幅174×奥行85×高さ75(42)㎝
※部分組立
ソファPS 2人掛け サドル
¥64,800
幅133×奥行85×高さ75(42)㎝
※部分組立



下北沢から地上を走る小田急線が消えて1カ月が過ぎました。
当たり前の風景が消えてしまった事にも慣れてしまいました。

オオゼキ前の「いつも開かない踏切跡を渡ると
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朽ち果てた下北沢駅がありました。
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ホームは原形を無くし、駅舎はただの歩道橋になってしまいました。
ここまで壊れてしまうと悲しむことさえできません。
東北沢へと続いていた線路は完全になくなりました。
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踏切跡を渡り終えると、つい1カ月前「踏切を待つ人々」でいっぱいになった「下北沢駅前食品市場」の裏口があります。
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ピーコック前の「もと北口」に出る近道です。
戦後の闇市場の名残なのですが、
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中に入ると
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異空間にトリップします。
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僅かに切り取られた時間の中に
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自分を見つめ直す事が出来ます。(初めての人は少し怖いかも)
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取り壊されてしまうのか、もう閉めてしまった店もありますが
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昼でも飲める居酒屋、
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八百屋さん
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魚屋さん
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夜には賑わう立ち飲み屋さんも元気に営業していますが、
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外に出ると
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実はもう8割取り壊されてしまっています。
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壊している現場は悲しくて撮れませんでした。
ピーコック前の「下北沢駅前食品市場」のメインエントランスは今こんな風になってしまいました。
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左側のトタンの壁の外側が今、歩いてきた所です。
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右側の4角いトタンは「一軒だけ残った」オバチャンの居酒屋です。
因みにここも昼間から飲めます。

撮影をしていると後ろで園児の送迎中のママ達が「あんなところでネバッて、立ち退き料でも釣り上げているのかしら?」と。
何時からこんな優しくない街になってしまったのでしょうか。
古くから居酒屋をやっていれば常連さんもたくさんいるはずです。
「その常連さんの心の拠り所だったら」って。
震災のころ言ってた「絆」ってどこに行ったのでしょうか。
そう言えば、この街のど真ん中に大きな道路が通ります。
茶沢通りの踏切、いつも詰まっていましたが踏切が無くなったらウソのように交通量は変わらないのに激減した気がします。
車に乗らない人が増えているのに、大きな道路必要なのでしょうか。
その道路を作るために下北沢の街自体がこの市場のように壊されていきます。
僕は懐古主義ではありません。
何かを壊せば何かが生まれるものです。
車は拡幅工事をしている中野通りと淡島通りに任せておけば、わざわざ下北沢を通らなくても行けるはずです。
むしろ、下北沢地区はイタリアの古い街のように自動車進入禁止にして、路上パフォーマンスはパリのようにオーディション付きの許可制にすればいいと思います。
街を壊して道を作っても文化は生まれません。
増えるのは自動車の通行量と歩行禁止エリアだけです。
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  1. 2013/05/10(金) 16:51:09|
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