NOCEの家具バイヤーズブログ 2013年10月4日 2013年 上海出張 3
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2013年10月4日 2013年 上海出張 3

10月に入り、昨日あたりから街には金木犀の香りが漂い始めました。
気温もちょうどよく、心地いい日が続いています。
ただ、来週は少し暑い日が多くなるそうです。
週末、NOCEのある地域のお天気ですが、札幌を除いた地域でくもりや雨とスッキリしないお天気になるそうです。
雨とは言え曇りが中心なので涼しい日中、街にお出掛けがよさそうです。
日の暮れる時間が早くなった初秋、暮れかけた宵にカフェでシャンパンを街の金木犀の香りをグラスに沈めながら乾杯などいかがでしょうか。
その際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

飛行機は、上海空港の滑走路にランディングすると
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サテライトを越して
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沖止めになってしまいました。
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(沖止めとは通常のボーディングゲートを使わず離れた所に駐機させること。乗客はバスなどでターミナルビルに移動する。船舶などが港に接岸できない場合、沖に停泊させ小船で荷物を陸に運ぶ時に使われる言葉を飛行機に当てはめた言葉。)

飛行機が小型なのか乗客が少ないのかわかりませんが、上海で沖止めは多分初めてです。
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まぁこのバス一台で足りてしまう程なので仕方ないかも。
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(本当は、最近上海空港はオーバーキャパらしく、まず飛行機が定刻で出ることが出来ない程だそうです。この日もゲート目いっぱい泊めてもらえなかったのでしょうか)

空港ビルから
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行列しているイミグレーションを済ませ
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預ける荷物はないので荷物受取場は通過し
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そのまま出口から外に出ました。
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ロビーから
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マグレブと表示されたリニアの駅を目指します。
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見本市の会場はここから約30キロの場所に在り、リニア、地下鉄、高速道路で結ばれています。
勿論、リニアが一番早く約7分で結んでいます。
以前、空港内にあるリニアの駅まで歩く時間と終点の駅から会場までシャトルバスを使用しなければいけない時間を考えれば「タクシーの方が早いかも」と以前タクシーを使った事がありましたが、やはりリニアには勝てませんでした。
と、言う事でリニアの乗車券窓口に向かいます。
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因みに、地下鉄の選択肢はありません。
それは、「降りる駅がリニアと変わらず時間もかかる」からですが、上海中央に直接行きたい場合は乗り変え無しなので便利だと思います。
乗車券はこれ。
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カード型のもので発券と同時に情報が記憶されます。
始点の自動改札機に通し、目的地で回収されその後中身がリセットされ、又使用されるというリサイカブルなものです。
中国や香港などの地下鉄もこの方式が主流ですが、日本と同じで電子マネーが普及しているので切符を買うのは旅行者か外人です。
改札口から
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自動改札機に先ほどのカードをタッチさせて
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ロビーに入ると
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間もなく乗車のアナウンスがありホームに降り
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乗車し
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席に着きました。
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11時30分ピッタリに出発したリニアは
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5分53秒で300kmに達しました。
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このリニアの営業最速速度は430kmですが、時間によって違いこの時間は300km運転でした。
430km運転は13時から16時45分で午前は9時から10時45分だそうです。
理由はコストだと思います。
記念に乗るならその時間がおすすめです。
因みに到着時間は1分しか変わりません。
ところで、このリニアってどれだけ必要なんでしょうか。
例えばこの路線、見本市を際どく見る人には便利ですがそれ以外にはあまり利便性は感じられません。
増して、莫大なコストと維持費を考えれば時間に対する費用対効果もあるとは言えない気がします。
現実、このリニアも営業開始は11年前の2002年です。
当初、空港から上海万博会場を経由して杭州(ハンジョウ、上海から200km離れた観光都市。世界遺産に指定された西湖やレトロな街並みや水郷が見どころ。中国のスイスとも言われ世界的な高級リゾートホテル、「アマン」もある。)
そして北京とも言われましたが、現在も伸びていません。
終点の駅を見る限り伸びる気配もありません。
現在、上海と杭州には新幹線が走っていて所要時間は50分なのです。
わざわざリニアを作る必要はありません。
近い将来、新幹線の技術が発展し、400kmの営業運転が実現しそうです。
なぜならば試験段階で、フランスTGV,(574km)や中国新幹線(487km)があるので非現実的とは言えないからです。
因みに、東京、大阪を600kmと換算してリニアの時速500kmと新幹線の速度400kmと考えれば到達時間の差は18分です。
リニアを動かす電気量は新幹線の3倍といわれています。
この18分に莫大な建設コストと維持費に費用対効果はあるのでしょうか。
中国では、真空のトンネルで作る全く新しい輸送システムを研究中で営業速度はなんと
時速1,000kmだとか。
空気抵抗がないため時速2,000kmも夢ではないそうです。
新幹線営業距離世界一の中国で時速380kmの営業を目指しましたが、コストで運賃が上がってしまい現実的ではない事と安全性を考慮して、現在は250km運転に変わっています。
時速1,000kmの未来の乗り物が600kmの距離を走ると36分、時速500kmのリニアが72分、400kmの新幹線が90分。
まぁ、時速2,000kmで東京、大阪18分、現実的でない夢を語るならこちらの方が楽しそうです。
窓の外を見てビックリです。
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去年まで上海で一番高い「森ビル」(2008年では高層ビルランキングで世界1位、地上492m、101階)の隣になんと更に高いビルが建築中なのです。
来年完成予定で上海タワービルと呼ばれ632m、128階となりドバイのブルジュハリファビルに次いで世界第2位のビルになるそうです。
因みにスカイツリーのアンテナまでの高さが634m、展望台が450mなのでその高さがわかります。
最上階からの眺めはスカイツリーのアンテナと同じになるのです。
ただこの上海タワーが世界第2位の座も2年限りです。
2016年には、中国の武漢に636m、2017年に中国深センに660mのビル建築が予定されているからです。
それでも驚愕なのは、2019年にサウジアラビアに1,007 m, 167階ですって。
もう「山に住んだらええねん」です。(何故か関西アクセントになってしまう。「山に住んだらいいじゃない」や「山に住んじゃえば」でも「山に住んだらどう」でも「山に住めばいいじゃん」でもなんか違うからです。)
2019年には、高層ビルベスト20のうち12本が中国になるそうですが、1位2位のサウジとドバイは変わらないようです。
約8分で終点に着き
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リニアを降り
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駅の外に出ると去年と又、様子が違い「いつものシャトルバス」のバス停がありません。
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こんな所で短期勝負の貴重な時間を無駄にしてはいけないと歩きまわりましたが焦るとなかなか見つかりません。
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そして、とにかく暑い。
白いシャツは汗で絞れる程になってしまいました。
ビルを結ぶ途中に見なれた案内板を持って座っている人をようやく見つけ
指示に従って歩き
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バス停から
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バスに
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乗り
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降りて更に歩いて
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会場に到着しました。
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暑い!
時刻は12時30分くらいでした。
レセプションで登録を済ませいよいよ戦闘開始です。
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会場の地図はこんな感じですが、ひとつひとつのパヴィリオンが大きいので想像できないと思います。
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ここは、地図上で底の所からグリーンに塗られたパヴィリオンの列を見たところです。
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少し大きさがおわかりいただけたでしょうか。
そして、各パヴィリオンにはギッシリと家具が展示されているのです。
それでも慣れれば見るのに2日は要りません。
今回も午後からですが時間ギリギリまで目いっぱい頑張って、「おおよそ決着つけて明日の早い飛行機で帰れれば」と思い歩き始めました。
こんなチェアを見て
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大きなパヴィリオンの間を歩いていきます。
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様々な
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ブースに
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様々な家具が展示されています。
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こちらのソファはどうでしょうか。
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更に歩きます。
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外に出ると暑く汗が噴き出してきますが、中のパヴィリオンはエアコンがかなり効いていて寒いくらいです。
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そんな事もあっていつも1日3リットル以上、水を飲んでいるのを忘れていました。
そして「水を補給しなければ」と売店に行きましたがジュース類とお茶のペットボトルばかりで、水はエビアン以外ありません。
水は安いボトル80円位のものから売り切れ、エビアンは500mでなんと350円もします。
なんかムダに高い気がしたので次の売店まで我慢しましたが、やっぱり見つかりませんでした。
これはフランス人デザイナーによるもの。
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ミッドセンチュリーのデンマーク人デザイナーの有名なソファがモチーフになっています。
アームの曲線に特徴があり、モチーフになったデンマークソファより高さが低くクセがありません。
背もたれのボタンは様々な色に配色され、ミッドセンチュリーの雰囲気がよく表現されています。
1、2、3シーター、色はこの他にグリーン、ブルーをご用意して年末のリリースを予定しています。
価格は3シーターで8万前後になりそうです。
少し会場内が混んできました。
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趣味が悪いので画像に残しませんでしたが、人だかりに今はあまり見なくなった「キャンギャル」が立っています。(勿論、撮影はOK。カメラを向けると微笑んでくれますけど。)
家具も車のイベントと同じ位置づけなのでしょうか。
そんなところで気を散らしていては、短時間で制覇できなくなるので、人ごみを避け歩きます。
これは、ちと違います。
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これは、ひとつのパヴィリオンを横から見たものです。
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なんか、予定より遅いぞ。
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半分も見ないうちに6時の閉館時間が迫ってきました。
すごい疲労感です。
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滅多に使わない会場内の移動カートに乗ってしまいました。
最後に「もうひと頑張り」と取引先に行って商談をしましたが、商談の途中から英語が話せなくなりました、というより日本語もわからなくなりました。
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「このソファのコンテナ入り数ってなんですか?」何を言っているのかわかりません。
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そのうち、自分が今どこにいるのかわからなくなってきました。
「えーと、福岡じゃなくて、みんな中国語話しているからえーと。」です。
取引先に「オーダーは帰ってから出し直す」事をなんとか告げ
会場を後にしました。
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そして、当然「シャトルバスの着いた所から地下鉄の駅に戻るシャトルバスが出る」と思いその場所に向かうと誰もいません。
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慌てて周囲の人に聞くと「停留所は反対側です」と。
会場の移動カートは終了してしまいました。
意識もうろうで800mくらいを自力歩行です。
はっきり言って「ガチ死にそう」です。
ここでハタと気が付きました、この感じ。
そうです。
熱中症です。
インドや福岡で経験した「あれ」です。
第一症状で言葉が出なくなり、そして数字が数えられなくなる「あれ」です。
次は、猛烈な空腹感と頭痛とつながり、意識が混濁してくるのです。
「エビアンでもいい。水をくれ!」
と言っても売店はクローズしています。
なんとかバス停まで到達し
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バスに乗り
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地下鉄の駅に着くと
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夕暮れが夜に変わろうとしていました。
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自動券売機で切符を買って
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混雑した地下鉄に乗ります。
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「なんでこんな混んでるんだ!」って
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仕方ありません。
大都市の宿命だからです。
外に出ると夜でした。
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ホテルに向かいチェックインを済ませ部屋にあるベッドに仰向けになると部屋がぐるぐる回っていました。
キャリーバックに詰めた「スイムウエア」はただの「重り」になってしまいました。
この状態でプールでクロールあり得ません。
部屋にあったペットボトルを1リットル飲みほし少しすると強烈におなかが空いてきました。
「ホテルの外でお食事」もムリです。
ホテルのレストランのテーブルに着きサンペレグリーノ(イタリアの発泡性の水)をオーダーすると
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窓の外に上海の街が見えました。
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なんだか、情けなくて泣きそうでした。
コーンスープと、
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酢豚とブロッコリーの炒め物、ライスで食事を済ませ
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(このライス、日本のご飯と変わりませんでした。中国に来ると楽しみにしていたジャスミンの香りのする細長いパラパラのご飯ではありません。少し残念でした。)

テーブルを去り部屋に帰ると
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上海の夜が更けていきました。
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今日は、予定の半分も回れませんでした。
明日に賭けるしかありません。
「予定より早く帰ろう」など論外です。
それと絶対「水分補給も忘れずに」です。
シャワーを浴びベッドにもぐった瞬間から記憶がありませんでした。
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  1. 2013/10/04(金) 16:46:38|
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