NOCEの家具バイヤーズブログ 2013年11月15日 連絡通路

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2013年11月15日 連絡通路

今週は、いきなり冬突入かと思わせる程寒い日が続きました。
何か、秋が無くなってしまった感じです。
そう言えば、今年はいきなり暑くなって春も無かったような気がします。
曖昧な季節が無くなってしまい、自然界も世の中を反映しているのでしょうか。
来週の木曜日11月21日は、ボジョレーヌーボーの解禁日です。
過去見たことがないほど盛り上がっていません。
僕もブログで過去散々揶揄していたのであまり言えませんが、「あれは盛り上がりすぎてワインに興味がない人が飲むとワインの印象がわるくなってしまう」と思って書いていました。(単なる言いわけ)
しかし、ここまで盛り下がると少しさびしい。(かなり勝手)
でも多分、今年も飲まないと思います。(支離滅裂)
日本がピーク時、ボジョレーヌーボーの約8割を輸入していたと言われるフランスのボジョレー村はどうなっているのでしょうか。(余計なお世話)
今年は、グラスで一杯いただいてみましょうか。(勝手にすれば)
それでも現実、世界的なワインの需要量がアメリカ、中国で飛躍的に伸び、一方ワインの供給量が気候や一時のワイン離れによるワインメーカーの減少により減ってしまい、ワインは供給不足になっているのです。
さて今年のボジョレーヌーボーはどうなるのでしょうか。
週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は全地域で恵まれ日曜日は名古屋と大阪仙台を除いてあまりはっきりしない天候になるそうです。
寒いとは言え、日中は気持ちいい気候になっています。
お出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければとお客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

今週の新商品の御紹介は、どこかのカフェで見たような「カフェチェア」の定番とも言えるチェアです。
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冒頭に「どこかのカフェ・・・・・」と書きましたが、何故そんな気になってしまうのでしょうか。
まずデザインは、北欧ミッドセンチュリーに基づいています。
これと言った変わった所もなく所謂スタンダードなスタイルです。
ただこのスタンダードなデザインがかえって昭和レトロの郷愁を呼ぶのです。
昭和60年代、成長経済下の頃、団地と呼ばれる集合住宅の建築ラッシュで団地に住むことが人々の憧れでした。
団地の間取りにはダイニングと呼ばれる「食堂」があり、ダイニングテーブルチェアが置かれました。
「イスとテーブルの生活」の幕開けです。
その当時、「食堂椅子」と呼ばれた多くのチェアは北欧デザインに影響されていました。
そして、90年後半に北欧ビンテージを使ったカフェが火付け役となり2000年代のカフェブームのインテリアは、北欧ビンテージスタイルが主流になりました。
この中で、昭和を代表する日本のメーカーが「昭和の家具」をリバイバルさせカフェでも積極的に使われ、その後日本各地にカフェが誕生し「カフェごはん」に象徴されるように所謂カフェの形式には囚われない日本独自のカフェのスタイルが出来あがったのです。
こうしてカフェインテリアは、昭和レトロと北欧ビンテージをミックスさせたスタイルになったわけです。
話をチェアのデザインに戻して、ビンテージとレトロの融合は正面から見るとわかります。
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直線の脚がやや上部で狭まり、大き目の背もたれが付いていますが昭和時代によく見られた北欧に影響を受けたチェアの典型的なデザインです。
ここにシートと同じPVCを使うと昭和の色が濃くなってしまうため、木製の背もたれを使用し北欧色を出してあります。
これによりビンテージの要素も香るチェアになったわけです。
インテリアの観点からは、カフェ系が中心ですがオーソドックスなデザインからシンプルやナチュラルでもいけそうです。
素材はフレームと背もたれにウォルナット天然木を使用し、シートにはブラックのPVCを使用しています。
さて価格ですが、12,800円です。
若干高く感じられるかも知れませんが、フレームにウォルナットを使用しているためです。
もし、ここでコストダウンのために他の木材を使用するとただの食堂椅子になってしまうので、ウォルナットを使用し高級感とビンテージ感を尊重させました。
ただ、ウォルナットを使ったチェアと考えれば充分「安い」と思います。
ウォルナットのテーブルにこのチェアを4本揃え置くと、お部屋のイメージを一新してしまうほどインパクトがあります。
是非NOCEで実物をお確かめいただければと思います。

BRIGHAMチェア
¥12,800
幅46×奥行54×高さ81(47)㎝


今週、下北沢ではひっそりと誰にも気づかれないうちにひっそりと「消えていくもの」がありました。
それを下北沢在住でも知っている人は少ないかも知れません。
南口と北口を結ぶ連絡通路です。
小田急線が地下化した後、しばらく旧駅舎は南口と北口を結ぶ歩道橋となって利用されていました。
その後その駅舎も取り壊され、旧駅内の一部通路を利用して新しく連絡通路が出来ました。
旧駅の一部が利用されていたので通るたびに少しノスタルジーを感じ胸に込み上げてくるものがありました。

その通路は最後の夜を迎えていました。
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滑り込むと
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過ぎた時間が切り取られていました。
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ここは、小田急線のホームと井の頭線のホームを結ぶ連絡通路でした。
この画像をみれば、長年利用していた人にはすぐにおわかりいただけるかと思いますが、昔は、改札の中なので乗車する権利のある人しか見ることは出来ませんでした。
今は、一度下車しなければ見られないので普通に現在利用されている方には「こんなものが残ってた?」と感じられるかも知れません。
階段を降りて行くとまだホームに繋がっているような気がします。
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数十年間、人々の行き来を見てきた壁があります。
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朝晩のラッシュ時には人でいっぱいになり身動きが取れませんでした。
終電近く、別々の電車に乗らなければならないカップルが抱き合って涙していました。
舞台を引けた役者同士がこの狭い通路に響き渡るくらい大声で議論を交わしている間に、お互いの終電が無くなり、「この責任は誰にあるのか」という議論が新しく始まり改札口から下北沢の街に消えていきました。
当たり前のように多くの人々に見られていた壁は、一体どれだけの人、人生を見ていたのでしょうか。
3月11日には、電車が止まり不安な人たちが階段に座り電車の再開を待っていました。
曲がった通路の先にもうホームはありません。
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「11月13日から使えなくなる」とひっそりと告知されていました。
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ホームがあった所から見上げると井の頭線のガードが「ホームから見える同じ景色」を作っていました。
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南口に出て振り返ると閉じていく時間が通路の向こうに繋がっていました。
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翌日、通路は閉ざされていました。
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新しい通路の入り口は最近まであった「駅前食品市場の居酒屋」に通じる道です。
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居酒屋の後は
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「誰でもトイレ」になっていました。
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最後に残る「駅前食品市場」の脇を
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抜けると
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オオゼキ前の踏切と並行する
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小道があります。
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渡って右に曲がり
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井の頭線のガードをくぐると南口に出ます。
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昨晩振り返った通路は閉ざされ、解体工事の明かりが艶やかに光っていました。
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南口にはいつもと変わらない喧騒がありました。
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  1. 2013/11/15(金) 15:04:53|
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