NOCEの家具バイヤーズブログ 2014年2月21日 大雪非常事態

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2014年2月21日 大雪非常事態

始めに、今回の大雪による商品の遅配に関しましてお客様に多大なご迷惑をおかけしました事、心よりお詫び申し上げます。
又、今回の大雪により被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、今回犠牲になられた方々には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

先週、金曜日に「また雪が降る!」と浮かれていたら大変な事になってしまいました。
会社が終わりビストロで雪を見ながら一杯やっている時、雪はそれ程でもなく天気予報の通り「先週のような大雪にはならない」と余裕でした。
適度に水分の多い雪だったのでパラパラと道に降り積もる雪を見ながら飲む「お酒」は最高でした。
ブログ用の「雪国下北沢で・・・・」のために写真を撮りまくっていました。
「なんかまだ止みそうもないな」という事で更に、先週大雪の時に行ったワインバーに。
すると「雪でお客様いらっしゃらないので閉めるところでした」とオーナーシェフ。
「よかったら一緒に雪、見ながら飲みません?」と誘われ、なんと全部おごりで飲んでしまいました。
他愛のない話と時間の上に雪が積もっていきました。
すっかり出来あがってしまってベッドに潜り込むまで記憶がありません。
翌日起きると辺りは大変な事になっていました。
なんと先週の積雪と変わらないのです。
溶けて行く雪を見ながらこの時、なにも考えていませんでした。
翌日、ラジオの交通情報で中央高速、甲州街道、中央本線全て通行止めと知ってもまだ「山梨は陸の孤島になってしまったのかなぁ」と深刻に考えていませんでした。
NOCEの倉庫は一部山梨にあります。
そこは、営業倉庫ではなくNOCEスタッフで運営されています。
細かい家具のメンテナンスは、普通の営業倉庫では出来ないからです。
突然心配になり、同僚に電話して見ると「道路には車が放置され全く機能していない。除雪も出来ず復旧の目途もたたず。玄関は雪で開かない。」と悲痛の叫びを聞きました。
「暖をとるストーブの灯油がなくなったら買いに行く事も出来ない」と。
食料品や飲料を求め、雪道を徒歩でようやく辿り着いたコンビニはすでに物がなくなっていたそうです。
これは大変な事になってしまったと、アナログテレビにアダプターを繋ぎ(テレビは普段あまり見ないので緊急時のために地デジ対応のアダプターだけはある)見るとニュースはオリンピックばかりで山梨の事は全くわかりません。
ネットも同じでした。
一番、情報をキャッチする事が出来たのはツイッターでした。
開くと「ガレージがつぶれた」「電車に閉じ込められ36時間たっても再開のめどがたたない」「公民館は避難民でいっぱい」「マジ、やばい。この状況拡散希望!」なと悲痛なツイートで一杯でした。
僕も一度真冬のドイツで悪天候により新幹線に14時間閉じ込められた事がありました。
ドイツ人は寒さに慣れているのか車内の温度は15度位です。
しかも外はマイナス10度。
ストレッチをしても体が温まらず結局「一睡も出来ず」でした。
その後、体調を崩し回復に1週間もかかってしまいました。
それを考えると今回の「36時間閉じ込め」はあり得ません。

そして同僚の家に灯油を届けなければと策を講じても、全ての道路と鉄道がストップしてしまえば何も思いつきません。
古い友人に連絡して飛行機から灯油のポリタンクを投下するとか・・・・でも調布の飛行場閉鎖中だし。
結局個人では何も出来ません。
無力です。
ただ祈るのみです。
翌日、自衛隊による手作業の除雪作業で道路の真ん中に小型乗用車1台分の道ができました。
すれ違いは出来ませんがなんとかガソリンスタンドまで車で行き灯油を手に入れたそうです。
NOCEの倉庫も出荷できませんでした。
倉庫が雪で覆われるだけではなく、まずスタッフが来る事が出来ません。
そのうちの一人は水曜まで孤立状態でした。
そして集荷のトラックが来たのは木曜日です。
それもなんとか都合をつけた1台のみ。
もっと悲惨なケースは、金曜日に出荷したまま中央高速を走っている時、雪に捕まってしまったトラックです。
運送会社でも「どこにいるのか」把握できない状態でした。
正常に戻るにはまだ時間がかかりそうです。

NOCEの倉庫は「そんな僻地にあるの?」と言いたくなりますが、山梨とは言え東京に近い山梨で東京に通勤している人も少なくありません。
そんな所で起こった事です。
そして今回の雪で山梨県だけでもまだ取り残されている方がいらっしゃいます。
その中には安否の確認が取れない方も含まれているのです。
火曜日の段階で今回の大雪により亡くなられた方は23人だそうですが、それ以降発表がありません。
詳細が分かればもっと増えるかもしれません。
報道されなくなった今、今回の大雪は世の中的に過去のものになったような気がします。
数年前なら2ケタの死者数と言えば大災害でした。
思い出すと去年、大島を襲った台風による土石流で犠牲になられた方は35人、未だ行方不明の方が4人もいらっしゃいます。
大島は6年前、イタリアンのオーベルジュがあると聞いて行った事があります。
大島は東京都です。
ナンバーは「品川」です。
東京から船で1時間45分で行けます。
東京からもっとも近いリゾートアイランドです
そこで起こった大災害です。
不思議でした。
数年前ならもっと大きなニュースになっていたと思います。
それどころか、「逃げなかった人の責任」とか犠牲者を批判する意見までありました。
今回の大雪でも、「そんな大雪の日に出掛けた人の責任」から「限界集落に住む人の当然なリスク」など耳を疑う意見がありました。
これって一体どんな流れなんですか。
ヒートアップしてきたので締めくくります。

そしてNOCEのスタッフから送られてきた画像で今回、東京の近郊で起こった大雪の凄さをアップして終わりたいと思います。

これは、スコップで雪を掘りながら駐車場に向かうところです。
0221-1.jpg
後ろに2台の車が埋もれています。

雪を払い車を発掘した所です。
0221-2.jpg

くれぐれもここは豪雪地帯ではありません。
中央線の赤い電車の走る所です。
こんな雪、降った事ありません。
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  1. 2014/02/20(木) 16:44:20|
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