NOCEの家具バイヤーズブログ 2014年4月25日 2014年 春 中国出張 最終回

NOCEのバイヤーズブログ

2014年4月25日 2014年 春 中国出張 最終回

いよいよ今年もゴールデンウィークの季節がやってきました。
僕は、カレンダー通りなのであまり休みが多い気がしません。
しかも土日かぶっています。
日本は、ゴールデンウィークですが世界はまた大変な事になっています。
発端はウクライナですが、キーは通貨とガスです。
詳しい情勢は以前書きましたが、予想通りの展開になっています。
問題は、ロシアが軍事介入に踏み切った時EUとアメリカの同盟国が経済制裁を課した場合です。
ロシアは、ウクライナを通じてヨーロッパに天然ガスをパイプラインで送っています。
ロシアに経済制裁を加えればこれを遮断すると言っています。
天然ガスをロシアに頼っているドイツは大変な事になります。
一方、ロシアも売り先がなくなるので厳しい状況になります。
ここで、ロシアが来月予定されている中国との首脳会談で売り先を中国にシフトする事で合意されれば経済制裁は効力を失ってしまうのです。
しかも、決済資金をドル、ユーロ以外の新たな通貨を使うと言っているのです。
多分「元」です。
もしそうなると基軸通貨ドルの信頼性が失われ世界がひっくり返る程おおきな衝撃になります。
それをなんとか阻止したい欧米と新しい秩序を構築したいロシアが真剣勝負しているのです。
今回のオバマ大統領のアジア歴訪もそれが重要課題というわけです。
ロシアは、サハリンのパイプラインを使って北朝鮮を通じ新たなパイプラインを韓国まで作る計画があります。
この資金は、旧ソビエトが「北朝鮮に貸したお金の放棄と支払期間の延長でその対価として北朝鮮内のパイプラインの投資に充てる」事が原資だそうです。
現実に昨日から2大韓国高速鉄道会社の代表団がピョンヤンで会議をし、そのあと北京に行く予定になっています。
もちろん、北京、ピョンヤン、ソウルを結ぶ新幹線の青写真作りです。
これも、ロシアによる借金棒引きが大きく作用しています。
この計画はやがてシルクロードとしてソウルから北京、モスクワ、パリ、ロンドンまで続きます。
単純計算ですが、ソウルからパリまで12,000キロと考えれば平均時速300キロで40時間で着くことになり、技術が発達して500キロなら24時間です。
一方、日本もロシアから天然ガスを輸入しています。
更なる経済制裁が発動されればイランの時と同様、ロシアのガスをストップしなければなりません。
アメリカのシェールガスという声もありますが、まだ現実的ではありません。
ここでオバマ大統領の最終訪問先マレーシアです。
マレーシアは液化天然ガス(LNG)の輸出量はカタールに次いで世界2位のシェアがあります。
LNGの輸入量で日本は世界1です。
特に原発が止まってからは、「うなぎのぼり」に上がっているのです。
つまり電力をLNG に頼っていると言っても過言ではありません。
そして、日本のLNG輸入シェアの1番がマレーシアなのです。
マレーシアにはまだ豊富なLNGが埋蔵されていると言われていますが、地理的な問題もあり開発と輸送に莫大なコストがかかると予想されあまり進展しませんでした。
ここに消費量がやがて世界1になると予想される中国が投資に意欲的になっています。
ロシアのガス輸入を止めれば、日本も代わりのガスが必要になります。
現状、マレーシア、カタール、オーストラリアの増量が考えられますが、この輸送にはフィリピン沖の南シナ海を通らなければなりません。
南シナ海にはフィリピンと中国の間で南沙諸島をめぐり領有権争いをしている所があります。
もし日本と中国の間で不測の事態が起こればフィリピン沖を航行する日本の輸送船もなんらかの影響を受ける事になるのです。
オバマ大統領の歴訪先、日本、韓国、フィリピン、マレーシアには意味がありそうです。
そう言えばミシュラン3つ星のなりもの入りの「すし」でしたが、オバマ大統領は半分しか食べなかったそうです。
もっとも、欧米人の「すし感」とネイティブジャパンの「すし」は別物だからでしょうか、それとも「いっぱい、いっぱい」だからでしょうか。
僕も、ヨーロッパで流行りの「すし店」で「どうしても」と言われてフランス人と食べましたが「別物」でした。
添え物が酢豚というのも、たしかにワインに合うと言う観点でいえばありでしたが。
日本で数回ヨーロッパの方と「すし」に行きましたが、「高級回転ずし」系が一番よかったみたいです。
マグロとサーモンとボイルしたエビ、野菜系巻き物、タマゴだけでしたが。
もっともオバマさん、飛行機12時間以上で着いてすぐに「すし」では・・・といくら大統領の激務とはいえ同情してしまいますが、隣国にも格別なご配慮をいただきこの厳しい状況の中、なんとか戦争は避けて切りぬけていただきたいと切に願っております。


先週からの続き

翌日の朝、昨日頼んであったウェークアップコールの30分前の5時に目覚めると窓の外はまだ夜でした。
0425-1_2014042514493035d.jpg

時間までストレッチをして、リュックに荷物を詰めて部屋をでました。
コアから下を見るとロビーが見えます。
0425-2.jpg

エレベーターを
0425-3_20140425144932863.jpg

降り、ロビーでチェックアウトを済ませ
0425-4_20140425144935e6a.jpg

外に出ると、早い朝の香りがしました。
0425-5_20140425144929eb7.jpg

僕は、新聞配達をしていた事もあって、この朝が明けていく感じがたまらなく好きです。
湿った匂いと鳥の囀り、人影のない街や道路、トワイライトに浮かぶヘッドライト、そして時間の経過とともに消えていく灯りとともに目覚めていく街。

地下鉄の駅に向かって
0425-6.jpg

歩くと
0425-7.jpg

見本市の建物が朝もやの中に遠ざかっていきました。
0425-8-1.jpg

「やり残したことないだろうか? 心残りの商品本当ない?」といつも思ってしまう瞬間です。

駅に着き
0425-8-2.jpg

エスカレーターを
0425-9.jpg

降り
0425-10.jpg

自動券売機で切符を買います。
0425-11.jpg

朝早く空いているのでしっかり撮る事が出来ました。
0425-12.jpg

買い方はいたって簡単です。
券売機上のタッチパネルに地下鉄の路線図が出てきます。
行きたい駅にタッチすると価格が表示されるので料金を投入するとプラスティックのメダルのような切符がでてきます。
注意点は大きな単位の「札」が使えない事くらいでしょうか。
通常は窓口で両替できますが、朝早いと窓口に人はいません。
ただ、地元の人は基本パスモ(のようなICカード)を使っています。
メダルのようなものを自動改札機にタッチさせるとゲートが開きます。
0425-13.jpg

行きたい駅を表示板上で確認しホームに行きます。
0425-14.jpg

この辺の表示方法はパリやロンドンの地下鉄に似ています。
広州の地下鉄は現在8路線あり、主要な所は地下鉄で殆ど行けます。
アクリルのシールドの向こうに来た
0425-15.jpg

地下鉄に乗り
0425-16.jpg

客村駅で降り3号線に乗り換えるため
0425-17.jpg

別のホームに下りました。
0425-18.jpg

客村駅から別の路線に乗り
0425-19.jpg

さらに体育西路駅で
0425-20.jpg

目的地である空港行きの地下鉄に乗り換えます。
0425-21.jpg

朝早くても都心部は混んでいました。
空港は郊外にあるため
0425-22.jpg

進行と同時に
0425-23.jpg

ひとり
0425-24.jpg

ひとり減っていきます。
0425-25.jpg

終点の空港駅の
0425-26.jpg

自動改札機に先ほどのプラスティックのメダルを投入しゲートを開け
0425-27.jpg

長いエスカレーターを
0425-28-1.jpg

上り
0425-28-2.jpg

空港ロビーに出ると
0425-29.jpg

今回の弾丸ビジネストリップもプロローグになりました。
0425-30.jpg

ゲートに
0425-31.jpg

向かうと駆けてきたこの3日間の時間が巻き戻されていくような気がしました。
0425-32.jpg

よく、現実の時間よりも振り返った時の時間が長く感じる方が「充実していた」といわれています。
僕にとっては、5日間位のインパクトだったので充実度はあったと思います。
ただバイヤーの仕事はこれで終わりではありません。
市場に出して売れて初めて仕事として成立するからです。
売れなければただの「ごくつぶしの役立たず」に過ぎず「赤字クリエーター」としてお払い箱になります。

ゲートから
0425-33.jpg

飛行機に搭乗するこの道に希望はあるのでしょうか。
0425-34.jpg

シートに着くと飛行機はすぐに動き出し
0425-35.jpg

広州空港のビルが残してきた時間とともに遠ざかり
0425-36.jpg

「がんばれよーー!」(多分言ってない)と地上勤務の方の声援におくられ
0425-37.jpg

滑走路を
0425-38.jpg

滑り出し
0425-39.jpg

速度をあげ
0425-40.jpg

舞いあがると
0425-41.jpg

広州はすぐに眼下へと消えて行きました。
0425-41.jpg
スポンサーサイト
  1. 2014/04/25(金) 14:30:07|
  2. バイヤー&スタッフのブログ