NOCEの家具バイヤーズブログ 2014年10月17日 皆既月食 2014

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2014年10月17日 皆既月食 2014

今週、珍しい10月の台風上陸がありました。
連休明けの14日未明、北関東上空を通過し福島、宮城を通り三陸沖の海上に抜けていきました。
下北沢でも未明の3時ごろから暴風雨になりましたが、明け方には青空が見えました。
それから、秋らしい心地良い天気が続いています。
木曜日、朝の気温がこの秋最低を記録しました。
季節はゆっくり寒い季節に動いています。
今週末、NOCEのある地域のお天気ですが、全地域で秋らしい晴れのお天気になるそうです。
絶好のお出掛け日和です。
連休中、千駄ヶ谷にある東京体育館の長水路(50mプール)に行ってきました。
世田谷のプールが来年の3月まで休みだからです。
通称「千駄ヶ谷のプール」ですが水深が2,2mあるのでとにかく気持ちよく、レーンも沢山あるのでノンストップで1時間クロールが出来ました。
終わった後ここから表参道や原宿までの散歩も楽しく、翌日わざわざこの近くの有名カフェに飲みに来てしまいました。
カフェを後にして原宿まで歩くと、少し冷たくなった夜風に微かに金木犀の香りが残っていました。
今度は、下北沢から歩いて行こうと思います。
週末、お出掛けの際には是非NOCEにお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同、お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

先週10月8日の夜、全国各地で皆既月食が見られました。
下北沢でも夕方6時くらいから夜空に浮かんだ満月が欠け始め、7時半前から月は白い光を落とし、雲に見え隠れしながら赤銅色に輝きました。
下北沢の街でも路上には空を見上げる人であふれました。
当たり前だと思っていた皆既月食ですが、街の人たち意外と知りません。
「何を騒いでいるのか?」とカメラを月に向ける僕に相当数の人達から聞かれました。
まず、皆既月食とは月が地球の陰に入る事です。
結果、満月の時しか見る事はできません。
満月は、地球の真裏に回った太陽の光に月が照らされた状態です。
太陽の周りを自分も回りながら回る地球、その周りをまた回りながら回る月、この3者の関係で月の満ち欠けが変わるのです。
つまり、太陽の光が当たっている月を見る人(地球)が角度を変えながら見ているわけです。
光の当たったボールを「光を背にして正面から見る」とボールに全て光が当たった状態で丸く見えます。
これが満月です。
今度は、光とボールが同じ状態で体をボールとの距離は変えずに直角に縦方向に(前後どちらでもいい)動かし、横からボールをみます。
この時、ボールは真正面で光は左(右)斜め方向に見えるはずです。
光が側面からボールに当たるため、ボールの半分に光が当たった状態になります。
これが半月なわけです。
因みに、ボールを真ん中に置いて光を正面に見ると当然ボールに当たる光は反対になるため見えません。
これが、新月です。
メカニズムは異なりますが、このボールを見ながらボールの周りを回ると月の満ち欠けになるわけです。
さて皆既月食ですが、月の満ち欠けとは全く無関係な事がわかります。
先程の満月の状態(光とボールの間に体を置く)にして自分の頭で光を遮ると頭の影でボール上の光は見えなくなるのです。
これが皆既月食の仕組みで、満月の時しか見えない理由がわかります。
因みに、地球の影は月の約3倍と言われています。(月までの距離に対して)
その陰にすっぽり入る状態を皆既月食、一部が入る場合を部分月食といいます。
地球も月も角度を付けて回っているのでこの小さい影に隠れるのは「多くはない」と言っても考え方によっては少なくもありません。
月食が昼間起こったり、日本で見えない所で起こったりすれば見えないことになりますが、次回の月食は、2015年4月4日(皆既)で、その次は2017年8月8日(部分)、2018年1月31日(皆既)と続きます。

その日、下北沢の宵の口に浮かんだ月が
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少しずつ
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欠け始めていました。
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本多劇場の上の月も欠け始め少し欠けた部分が赤くなり始めていました。(これは地球の大気が太陽の赤い光を通しているためです)
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月に向けてカメラを向けていると立ち止まった自転車の後部座席に乗った5歳くらいの女子が僕に
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「月のうさぎさんいなくなっちゃうの?」
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「いや、月のうさぎさん赤くなっちゃうんだよ」
「・・・・・・・・・」
やや月に対して恐怖を感じたらしく目をそむけてしまいました。
ママに「あれは皆既月食です」と説明しておきました。
下北沢の街が月を見る人でいっぱいになった頃、
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月は時間とともに赤くなり雲に見え隠れする頃、
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カフェ系女子に「今日の月は特別なんですか?雲と月のコラボレーション?」
「いや、地球とのコラボレーションです。月に赤い地球の影が映ってあと少しで赤銅色の丸い月がみえます」
「へーー。天文学者ですか?」
「・・・・・・・・・・」
僕は笑いながら後にしました。
更に欠けて行く月の下を
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歩いていると
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いけてるオジサマに「オレ、酔っ払っているんだけどちょっといい?」
「ええ。」
「みんな月見てんだけど、どこにあるのか教えて」と。
「そこの角から2番目のお店の看板見えますか?」
「ああ、床屋だね」
「いいえ違います。それは5件目です」
「角から2番目の店に赤い看板がありますよね」
「ああ、蕎麦屋だね」
「それ3番目です」
多分この人、全然見えてません。
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「えーと。角わかりますよね。そこからひとつ、ふたつ、そのまま壁を直角に上がって・・・」
「あー!見えた!ありがとう!これで僕は幸せになれる!」と握手。
「よかったですね」
それから月は僅かな白い光を放った後、赤銅色の皆既月食になりました。
僕のカメラでは皆既月食を撮るのはこれが限界。
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この他にも様々な人たちに声をかけられ赤銅色の皆既月食を堪能した後、赤いうさぎに聞いてみました。
「地球は一体今、どんな風に見える?」
「いつも青く綺麗な地球が、今日は赤い炎に丸く包まれてるみたい。それは地球が怒っているから?」
僕は、そのまま近くのワインバーに行き、帰り道見上げた月はもとの満月になり、「うたかたの赤いうさぎ」は10月8日の時空に消えていきました。

(ここで書かせていただいた人間との会話は全て事実ですが、うさぎとの会話は秘密です)
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  1. 2014/10/17(金) 11:45:52|
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