NOCEの家具バイヤーズブログ 2015年11月27日 天板が美しいダイニングテーブル(輸入秘話)

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2015年11月27日 天板が美しいダイニングテーブル(輸入秘話)


今週、寒い日が続き札幌では大雪により市内で44㎝の積雪になったそうです。
11月の積雪は、62年ぶりとの事でした。
今日も帯広では、冬型気圧配置の影響で大雪となり既に積雪が60㎝以上だそうです。
東京では、晩秋から初冬に入るところで黄色く染め上げられた銀杏の葉が青い空に映えています。
街は、北風が落ち葉を舞い上げ、残った街路樹の葉を揺らしていました。
来週から街が1年中で輝く12月です。
カフェ・ノルマーレの前の庭には来週水曜日からクリスマスツリーが来ます。
窓の外のクリスマスツリー、大切なひとときをお過ごしいただければと思います。
今週末、NOCE(ノーチェ)のある地域のお天気ですが、札幌は土日とも雪、新潟は土日雨、福岡の日曜日が雨となるそうですが、他の地域は恵まれるそうです。
落ち葉舞う晩秋の街歩きは如何でしょうか。
お出掛けの際には是非NOCE(ノーチェ)にお立ち寄りいただければと全国スタッフ一同、お客様の御来店をお待ち申し上げております。

いつものように「今週の新商品・・・・・」と始めたかったのですが、色々あってようやくリリースできた商品なので、その苦労話から始めるかそれとも商品紹介の後でするか・・・・悩むところです。
始めからネガティブだと、折角の商品がダメージを受けそうなのでいつもの展開でいかせて頂きたいと思います。

今週の新商品ご紹介は、北欧ヴィンテージスタイルのダイニングテーブルです。
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バイイングは今年の3月で「一目惚れ」でした。(とりあえず経緯は後で語るとして)
デザイン、質感、価格ともにバランスがよく、直ぐに発注となりました。
デザインは、随所に北欧ヴィンテージの香りを感じさせてくれます。
横方向と
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縦方向に開いた脚が、「全体のヴィンテージ感」に大きく寄与しています。
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特にこのようなスタイルのテーブルの場合、正面から見て脚が横方向には開かず垂直に落とすデザインのものが多いように思います。
垂直に落とすと「硬質」なイメージになりますが、横に開く事により少し甘いイメージを与えているのです。
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又、脚にヌキを入れているところもヴィンテージ感を際立たせています。
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そしてこのテーブルの最大の「売り」は、この天板です。
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「この天板に惚れてバイイングした」と言っても過言ではありません。
まず形状ですが、角が丸く各4辺で少し膨らみがあります。
そして、天板の木目です。
4枚の「斜線になる木目」の板を天板中心に・・・・・・文章で書くと間が抜けてしまいそうなので画像をご覧いただければと思います。
ヴィンテージのテーブルでよく見かける手法ですが、コストがかかるため現行製品では珍しいと思います。
素材は天板がウォルナット天然木突板で
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脚はアッシュ天然木無垢になっています。
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インテリアの観点から、北欧系、カフェ系を中心にナチュラルや少しハードなブルックリン系まで幅広く対応できます。
例えばこれはナチュラル系、
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これは北欧系
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カフェ系
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少し硬派なブルックリン系
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これもブルックリンカフェ系などテーブルに主張があるのでチェアは「なんでもOK」な感じです。
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さて価格ですが、58,000円(税込)と充分なコストパフォーマンスがあるだけではなく、このテーブルに関してなんと全国送料無料、組み立て無料キャンペーンを付けさせていただきました。(WEBは申し訳ございませんが対象外となっております。)

さて、何故「それ程いいテーブル」なのに付加サービスなの?
理由を書かないと「どんなわけあり」なのかわからなくなるので簡単に書かせていただきます。
そもそも、展示会で一目惚れです。
天板に。
いや、天板と脚とのバランス、質感、価格・・・と理由はたくさんあります。
すぐに発注です。
発注するとシッパー(メーカーの事。輸出する、シップするのでシッパーと呼ぶ。)からコンファメーション、プロフォーマインヴォイスと呼ばれる確認書が来ます。
支払いは、大きく銀行が保証するL/C(信用状)と現金があります。
シッパーは、今回現金決済を希望してきました。
現在、注文時にデポジットとして30%、商品出荷後あるいは商品レディ・トゥ・シップで70%支払うと言うのが主流です。
今回もそれでした。
ここで、ひとつ問題が起きてしまいました。
メーカーからのコンファメーション到着後に手違いで30%の支払いをスルーしてしまったのです。
僕は、メーカーに商品の現況を確認すると「まだ支払いがないのでペンディングだ」と。
慌てて経理に確認するとやはり手違いで抜けていました。
そこで、メーカーに手違いを詫び「まだ作ってもらえるか」を確認すると「大丈夫」との事です。
どうしても欲しい商品だったので胸をなでおろしました。
早速、150万程送金されました。
その晩は祝杯です。
「お気に入りの商品ゲット!チンッ」です。
ところが、先のメールで「天板は見た通り?」と聞いたところ「念のため確認したいからサンプルを作ってそこから生産したい」と。
支払った後で。
ガーーン!それってあり?です。
勿論、「あの展示会で確認した筈だから」とメーカーに伝えました。
サンプルと言って「違う物作られたら」たまらないからです。
しかも、お金払ってるし。
バイヤーの責任問題に発展しそうだし。
あの時、商品を確認しているから「サンプルの話をするならキャンセルしてお金も返して欲しい」とメールしました。
支払い終わってからなので完全「後出しじゃんけん」です。
多分、サンプル作って展示して「客付いたら生産」と思います。
しばらくすると「想い出した!これでOK?」と展示会の写真を添付して、「生産に入る」とメールが来ました。
よかった!・・・祝杯です。
「これで本当に来るぞ!チンッ!」と。
それから3カ月が過ぎました。
「もう生産は終わったはず、いつ出荷出来るか」と聞くと「品質に問題があったのでやり直しているので1週間待ってほしい」と。
10日後にメールしました。
返事はありません。
毎日メールをしましたが返事はありませんでした。
電話も通じません。
そこで、現地の船会社を通じて連絡を取ると「前担当者が突然辞めたので混乱していた。荷物は出来ているので来週出荷」との事でした。
よかった!・・・・祝杯です。
「出荷だ!チンッ!」と。
それから1週間・・・。
船会社から「連絡がいっさい取れなくなった」と。
そして1週間、船会社から「私たちに出来る事はなくなった」と。
ガ―――ン!
「もうキャンセルするからお金を返して欲しい。展示会に仲裁してもらってあなたの会社をブラックリストに載せる要請をする」とメールしてもダメでした。
150万位だと国際間の裁判費用と時間の問題でムダです。
泣き寝入りやむなし、いくら僕が負担しなければならないか・・・・。
スル―したところで諦めるべきじゃなかったのか。
惚れた弱みでしょうか。
そんな最悪の思いの中、9月に展示会に行きました。
すると、なんと名前は少し違うものの「同じ系列の会社が出展」してるじゃあーりませんか。
担当者を呼んで聞くと同じ会社との事。
僕は必死でマシンガントークの如く経緯を話しました。
「落ち着け!私が責任もって解決する」と営業部長から。
涙が出ました。
成田に夜おそく帰国して下北沢で祝杯です。
奇跡が起こった!チンッ!と
家に帰って荷物を整理していると名刺ケースがない事に気付きました。
どこを探してもありません。
チーン!合掌。
どこかに落としてしまいました。
当然、その中に大切な営業部長の名刺もありました。
1週間・・・途方に暮れていると・・・なんと営業部長からメールがきたのです。
「2週間後に荷物ができるので残りの70%を支払って欲しい」と
今度は大丈夫と思っても祝杯はやめておきました。
そして、荷物の写真を送ってもらい船会社に確認をとって送金し、無事出荷されました。
やった!・・祝杯です。
コンテナが東京に来た!チンッ!
その3日後倉庫に着いて各店に展示用に出荷されました。
「穴が合わなくて組み立て困難」だそうです。
もういいです。
クレーム付けても多分ムリです。
倉庫で一本一本組み立てて検品し、それをバラして再梱包して出荷です。
「お客様組み立て」は難ありです。
それなら、売り切れ御免リピートなしの商品なので、「組み立て料無料」それに「送料も無料」という事になったのでした。
それでも商品はいい物です。
商品に責任はありません。
全部ぅ・・・ああ僕がああ・・・ああーわるいんですうううううううう・・・(涙)

惚れた弱みですか。
それでも、商品に愛情もってなきゃダメなんですよ!
と、ワインバーのカウンターで慰めてもらいました。
祝杯はなしで。
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  1. 2015/11/27(金) 16:45:17|
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