まるで初夏のような陽気が続いています。
先週は、梅田店オープンのサポーターとして参加したため
ブログが書けませんでした。
2日間で店を立ち上げるというまたも超絶過密スケジュールでした。
上司からホテル代をうかせるようにと、
大阪梅田にトラックが9時に着くため、朝4時に起き、
5時に下北沢を出て「のぞみ1号」で無事9時前に着き、
荷卸作業に従事しました。
2日間、結構きつかったのですが
なんとかオープンまでこぎつける事ができました。
さて、話を戻して広州です。
昨晩10時に寝てしまった事もあって、朝5時には目が醒めてしまいました。
眼下には朝もやの中に珠江がありました。

今日のスケジュールは、
昨日見たあの大きな展示会場で開催される展示会に参加し、
そのまま列車で香港に行き香港泊りというものです。
又、例によって1時間かけてストレッチをして体をほぐし、
昼食を抜くため(時間に追われることが予想されるため)しっかり朝食をとり、
8時にホテルをチェックアウトし会場へと向かいました。
まずエントリーをしなければなりません。
外国人専用(Overseas Buyer)のカウンターに向かいます。
招待状を持っていない場合は、チケットを買わなければなりません。
僕は招待状を持っているので直接向かいました。
カウンターは開場前から混雑しています。
そしてやはり「列」はありません。
しかもここは外国人専用で中国の人はいません。
中国人だけなら今までの経験からなんとなくわかるのですが、
インターナショナルに並ばない人達がカウンターに殺到すると
自分の国の常識を押し通そうとするので、ほぼパニック状態になります。
列を作る国の人達は(日本人含む)、
だいたい中国人のアテンダーが付いていて、そこに参加していません。
よってここでは、列を作らない事が常識になってしまいます。
ルールは完全に弱肉強食で「体のでかい奴」に優先権があります。
体の小さいアジア人は不利です。
僕も僕の体の倍はあるようなアフリカの方に「ニコ」っと押しのけられると
つい笑顔で「Please go ahead」と譲ってしまったことがありました。
今は絶対しませんが。
やはり怖いです。
本能的に退いてしまいます。
そしてカウンターの中国人はたいてい英語勉強中の学生のような
若い気の弱そうな人達です。
いくら待っても進みません。
まず、大柄な男がつかみかかっています。
エントリーカードに必ず記入するようにと書かれているにも関わらず、
「書き方がわからないから関係ない。早く入れろ」とどなっています。
受け付けの男の子は、すごまれてエントリーカードを発行していました。
次に中近東の方です。
この方も体を利用して前進したひとりです。
かなり強引でした。
ところが、エントリーカードも記入済でしたが、
チケットを持っていませんでした。
受け付けの子が「買わなければエントリーさせない」と言うと、
苦労して前進してきた男はまくしたて、エントリーカードをまるめ
「オレに買って来いって言うのか。おまえが買って来い。
ここで待ってるからよ。」となげつけました。
怖くなってしまったのか男の子はOKしてしまいました。
これがアジア的なのでしょうか。
うまくまとめたつもりでした。
でもこれは、世界では通用しません。
当然、男は突然女性含む5人のほかの仲間に手招きして呼び、
カウンターの前に並ばせて「OK、OKこれはオレのファミリーだ」と
エントリーカードを無料で発行させてしまいました。
さすが妻を複数持つことが法律で認められている国の常識は違います。
ようやくエントリーできました。
会場はとにかく大きく、前回よりも広がっていました。
大きなパビリオンとパビリオンの間に
100階建てくらいの建設中のビルがそびえたっていました。
朝なのでガランとしていますが、
レストランもけたはずれに大きく昼ともなれば満席になります。
ブースはどこも綺麗です。
世界経済の波は、中国にも波及し始めているのでしょうか。
ケルンのように空いたブースも実は結構ありました。
ちょっとだけ商品紹介。

普通にかわいい16800円くらいで売れるこのソファなのですが、
少し仕掛けをしてみます。
早ければ5月初旬にきます。
人がまばらに見えますが、
この建物からなので本当はかなりの人数です。
そろそろ時間になってしまいました。
広州16時15分発、香港九龍行き特急に乗るために会場を後にして
地下鉄の駅に向かいました。
会場は地下鉄の駅に隣接していますが、駅はその端と端にあります。
(会場は地下鉄一駅ぶんあるということです。)
基本的に写真撮影はだめみたいです。
途中で駅員に「だめ」といわれました。
笑顔でですが。
まず自動販売機で行く先をタッチパネル上で押すと料金が表示されます。
表示された料金に従って料金を入れると
プラスティックのコインのようなものが出てきます。
<自動販売機>
<コイン>
次に自動改札機の表示されたところにコインをタッチさせると
ピッという電子音とともに改札ゲートが開きます。
ホームはだいたい透明なアクリル版が線路とホームを分けて立ててあり
地下鉄が到着して、
地下鉄のドアとアクリルのドアが同時に開くというものです。
東京でも最近少し見かけるようになりました。
車内はとてもきれいでした。
途中で2本地下鉄を乗り換え広州東駅に到着し、
列車のホームに向かいます。

列車はなんと1時間半遅れて
到着しました。
この列車は基本的に国際列車なので、
外国人が多く乗っています。
写っている写真の外人さんは
列車が遅れたうえ、
チケットの座席指定の字が漢字なので
ややパニックになっていました。
僕とはなんら関係ありません。
これも扉に殺到する人のなかと
駅員の目を盗んで撮影したのでわかり難いかもしれませんが、
機関車がディーゼルでした。
座席に座るともう香港です。
僕にとって香港は東京と変わらないので「ほっ」とする瞬間です。
列車がすべり始め中国を後にしてゆきました。
窓の外を平原の地平線が飛んでゆきます。
東莞駅に到着すると街がラヴェンダーの中に包まれていました。
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- 2009/04/16(木) 05:44:58|
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