NOCEの家具バイヤーズブログ 2009年5月22日 ファーストフライト

NOCEのバイヤーズブログ

2009年5月22日 ファーストフライト

まだ5月だというのに暑い日が続いています。
今週末、東京ではすっきりしない天気になるそうですが、
暑さは増すそうです。
じめじめした感じになるのでしょうか。

今週の商品は、久々にダイニング回りです。
発注からリリースするまで半年もかかりました。
とにかくマレーシアのデリバリーはどこに限らず長くてまいります。

組立て式のダイニングチェア、
カウンターテーブルとチェアの3アイテムになります。
デザインは、イタリア北部のペイザンヌチェアが基本になっています。
ダイニングチェアはカラフルな物と
オーソドックスなブラウンやホワイトを使用しています。
CDK0383チェア
¥4,980
カラー:右からグリーン、イエロー、ホワイト、ブラック(◇ウォールナットあり)
幅40×奥行44×高さ85.5(45)cm
※組立式


サイドチェアから本格的なダイニングチェアとしても使えます。
組立て式ですが方法はそれほど難しくありません。
価格は4980円と手ごろなので、
思い切ってカラフルな色をバラバラにそろえてみるのもいいとおもいます。

TCF0718table & CCK0408chair WN.jpg TCF0718カウンターテーブル ウォールナット
¥12,800

幅75×奥行75×高さ91cm
※組立式
◇同型ホワイト、ブラック(TCF0680カルンターテーブル)あり


CCK0408カウンターチェア ウォールナット
¥7,980

幅40×奥行42×高さ96.5(60.5)cm
※組立式
◇他ブラック、ホワイトあり


次にカウンターのセットですが、
テーブル12800円とチェア7890円という価格は
探してもあまり見たことがありません。
朝食用や夕食後のバーカウンターとして最高ですが、
ふつうにダイニングとしても使えます。
最近、家で食事したり飲んだりする人が増えているそうですが、
(僕もそうなのですが)そういった人達にはピッタリです。
なぜならば、前菜のつまみを作って、
次のメインのおかずを作るこの間にタイムラグが出来てしまい、
せっかく作った前菜が楽しめなくなってしまうのです。
普通の高さのダイニングテーブルに前菜のプレートを置き、
次のメインを作る時に飲みながら前菜をやろうとすると
どうも「つまみぐいスタイル」になってしまい落ち着かないのです。
これが、カウンターの高さだと流行の立ち飲みスタイルとなり、
次のつまみを作りながら飲めるのです。
そしてメインはチェアに座ってゆっくりとになります。
ちなみに商品ですがチェア2脚とテーブルで3万をきります。
高さは、このコンセプトに基づいて
通常のバーカウンターよりも低く設定しています。


  今週、どうしても勉強しなければならないところに
「お勉強」にいきました。
スタートは渋谷です。
090522-2.jpg 090522-1.jpg













ファイヤー通りを目指して新緑の宮下公園を右に見て明治通りを渡り、
キャットストリートの入り口に行きます。
<ファイヤー通り>                <宮下公園>
090522-3.jpg 宮下公園.jpg







                                                              <キャットストリート> キャットストリート.jpgのサムネール画像














平日の午後という事もあり人もまばらです。
まばら1.jpg まばら2.jpg














表参道を渡りプロペラ通りに出ます。
表参道.jpg













表参道の丘も静かです。
表参道の丘.jpg










プロペラ通りを左に折れて原宿に向かい
明治通り沿いの目的地に着きました。
プロペラ.jpg















バイヤーとしては、異業種であれ、おさえておきたい所です。
左がスウェーデンのメガ、
右が日本初のアメリカの「メガ チェーン」アパレルです。
左.jpg 右.jpg

どちらも価格の安さとデザイン、いち早いファッションが特長です。
特にアメリカの方はオープンしたばかりで、
初日には入場するために数キロ列ができたそうです。
まぁとにかくビックリしました。
キャットストリート、プロペラ通りの静けさとは大違いで
「一体どこからこんなに人がくるのか」というほど人がいます。
平日の午後だというのに入場するのに並んでいます。
とりあえず比較的空いている(といっても店内まともに歩けません)
スウェーデンアパレルに入りました。
ヨーロッパでは、入ったことがあるのですが、
別段驚くこともなくそれ以降入ったことはありません。
特に安いと思ったこともないというのが感想です。
この店は、大体商店街の真中にあることが多く、
それこそ今年の始めに行ったドイツのケルンから、
パリ、ロンドンはもちろん、昔よく行ったイタリアのUDINE(ウディネ)や
ポーランドのワルシャワまで
ヨーロッパのある程度の都市には必ずといっていいほどあります。
中国にさえ6軒あります。
ただ、僕の主観で言えば
ヨーロッパに来てわざわざ買う必要がないほど普通です。
この店の周りにある個性的なアパレルのほうが僕は好きです。
ヨーロッパにはこのようなメガアパレルで
日本にまだ上陸していないものがまだかなりあります。
ただどこも同じに見えてしまいますが。
さて、何年ぶりか忘れましたが入店するのは2回目です。
とにかく混んでいます。
男性物はB1でちょっとさびしく、海外とは違っていました。
女性のフロアより空いているのですが、
上のフィッティングルームが混んでいるのか
男性フロアのそこだけは女性で異常に混んでいました。
レジもそれほど並んでいなかったので半袖丸首シャツを探してみました。
さすがヨーロッパのアパレルだけに目当てのものはすぐに見つかりました。
一枚1280円です。
「デザインや素材から見れば、日本でこの値段で買えのるのはここだけか」
なんてすっかり黒とパープルを取ってレジに並んでしまいました。
情けない。
ヨーロッパでは入る気もなかったのに。
次にここの袋を持ってアメリカに向かいました。
アメリカの方.jpg


















あまりの混雑で入場制限をしているのですが、
勉強なので並んで入店することにしました。
平日の午後3時半です。
店に入るととんでもない程混んでいます。
渋谷に黄色いディスカウントができたばっかりより混んでいます。
歩けません。
男性物は最上階とこれもなんか虐げられたかんじです。
エスカレーターで上がるのも一苦労です。
階段の踊り場では、とりあえず取ってきた山のような商品を選定している女性が 何人もいます。
こんなに日本はファッションに飢えていたのでしょうか。
テレビの中のバーゲン会場でパロディでおばちゃん同士が
物を取り合っているといった感じです。
もちろんここは若い女性ばかりですが。
なんとか、上の売り場にたどり着きましたが、
僕の欲しいものはなにもありませんでした。
ちょっと男性商品は手を抜いた感じに見えました。
それでも薄手のサマージャケット4000円くらいを手にとって、話のタネと思い
一階の集中レジ(欧米ではこのスタイルが殆ど)に行ったのですが
「レジ最後尾」のプラカードを持った警備員からレジが見えないので
あきらめ店をでました。
景気どこ吹く風、圧倒されました。
しかもこの手の店には普段着でくるのが普通なのですが、
なんかみんなオシャレです。
一昔前の青山と言った感じです。
花柄のシルクに黒のレギンスとか、
最近はやりのフォークロアと一体ここがどこだかわからなくなります。
ただ、気になったのはマスクをしている人、
ほぼ全員はずして店に入るので意味ないです。
結構つかれましたが、いい勉強になりました。
原宿の駅を右に見て左にNHKを見て、
少し考えながら代々木公園を歩いて下北沢に戻る事にしました。
NHK.jpg 原宿.jpg













さっきのお祭りから代々木公園までは5分くらいです。
新緑に少しグレイの空が映えます。
新緑.jpg



















途中、綺麗な花が咲いていました。
花1.jpg 花2.jpg
花3.jpg

この時間なのでほとんど人がいません。
しばらく歩くと日本航空発始之碑がありました。
明治43年にここで初めて日本人が空を飛んだのです。
日本航空.jpg













ところで先のアパレルのカテゴリーをファーストファッションといいます。
代表的なものは、このエリア(表参道)にあるスペインのものと、
日本ではまだ見ないU.K.のものがあります。
欧米ではもう6年前くらいにこのカテゴリーが定着しています。
これはファッションウイークとよばれる年2回行われる
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークのコレクションショー(春と秋)に代表される
ファッションをどれだけ早く(ファースト)安く店頭に並べるかという
コンセプトに基づいています。
ここでは、長くなってしまうので省略させてもらいますが、
バイヤーから工場までかなりシビアに連携しないと実現できません。
この工場をQRMといいます。(Quick Response Manufacture)
どれだけ早くクライアントの要望に答えて製造できるかというわけです。
当然あの安さなわけですから。
ちなみに僕のシャツはバングラディッシュ製でした。
最早、中国でも高いというわけです。
どのくらいメガかというと例えば、
一店舗の面積にもよりますが先程のスペインのもので58カ国、
20000店です。
そして2週間に一回くらいの割で新しいコンセプトが導入され、
毎年、10000点以上のデザインがリリースされるそうです。
この規模ででです。
ただ最近では、アナスイやHARAJUKU LOVERSといったデザイナーに
商標で(パクリ)裁判沙汰に発展することもしばしばだそうです。
なんとも彼らのファーストフライトの地である原宿に起因するとは
皮肉なことです。
それにしても日本のファースト(Fast)ファッションの地である
キャットストリートに、ファーストフライト(First)の飛行機が
爆弾を落とした感じです。
このシステムに対抗できる会社は残念ながら日本にはありません。
それこそ、表参道に軒を連ねる名だたるブランドのデザイナーたちが
バックにいるからです。
そういっても僕はキャットストリートが好きです。
ちょっと元気がなくて残念です。
でも自分もバイヤーの身なのでつらさがわかります。

新緑の代々木公園も出口になりました。
都会の喧騒をはなれると辺りには誰もいませんでした。
いい勉強でしたがおおきな宿題がのこりました。
白い袋のなかの2枚のシャツとともに。
090522-4.jpg 090522-5.jpg











スポンサーサイト
  1. 2009/05/22(金) 05:14:22|
  2. バイヤー&スタッフのブログ